ユニバーサルデザイン

すべての人にやさしい、アクセシブルな自由空間。

ユニバーサルデザインとは、年齢や性別、能力の如何にかかわらず、全ての人が利用できるようにモノや空間をデザインするという考え方です。これまでの多くの道具や建築物は、平均的な人が使いやすいようにデザインされており、そうでない人には利用できなかったり、過度の負担を強いたりしていました。これからの道具や建築物には、あらかじめ多様な人々の利用を想定し、アクセスを可能にしておく配慮が必要とされています。
古くから「用と美」という言葉があるように、本学では、機能性と審美性を備えた、さりげなく、美しく、できる限り多くの人のアクセスを可能にするユニバーサルデザインを目指しています。
南中央エントランスに設置された案内サインの画像

音声でも誘導する案内サイン

案内サインは、大学カラーのブルーを基調に、日本語と英語で表示しています。点字案内板も学内11カ所に設置され、音による誘導も行っています。
文化・芸術研究センター内のスロープの画像

段差を解消するスロープ

施設内の段差は、スロープ化することで解消。弾力のある滑りにくい素材を使用し、高さ75cmごとに踊り場を設けるなど、安全性にも配慮しています。
3種類のトイレサイン画像。青の三角が男性用トイレ、赤の丸が女性用トイレ、黄色の四角が多目的トイレを表現

多機能型トイレとサイン

トイレの種類は、男性・女性・多目的の3種類。各々の違いを点字でも識別できるよう、入口には手をついた時に触れる高さに表示サインを設置しています。
出入り口の二重自動ドアの画像

スムーズに通過できる広い出入り口

出入り口には、120cm以上の自動ドアを採用し、大ガラス面には衝突防止シールが貼られています。床には段差がなく、スムーズに出入りできます。
手すりがつかみやすく段差がゆるやかに設計された階段の画像

ゆったりとした廊下や階段

廊下も階段も幅が広く、ゆったりとすれ違えるよう設計されています。廊下は無駄な凹凸がなく、階段は踏み面を広くとり、勾配も緩やかです。

本学の施設

施設 内容 方法 設置場所及び箇所数
主な出入口
及び通路
建具 自動ドア 主要導線出入口 21ヶ所
レバーハンドル 建具全て
通路・床 幅員の確保、段差はスロープ化  
目の細かい溝蓋  
滑りにくい材料 全ての床面
警告・誘導ブロック、異なる素材 階段、主要出入口等
講議室等 主出入口建具 引き戸(取っ手-棒) 講議室・演習室 170ヶ所
主出入口 段差なし、開口幅の確保  
車椅子対応 車椅子対応スペースの確保 大講議室・講堂 各2席
昇降機 操作盤 高さ、形状、点字  
視覚障害者対応 音声 8機の内7機
車椅子対応 大きめの鏡  
トイレ 照明関係 スイッチレス(人感知センサー) 屋外から利用できる 14ヶ所
洗面器 自動水栓 全て 39ヶ所
トイレ 便器数-男女比1:2  
大きめの鏡 全ての洗面 39ヶ所
ベビーシート 身障者向 6ヶ所
フィッティングフロアー 北3棟女子トイレ 5ヶ所
手すりの設置 全て 39ヶ所
身障者対応トイレ 16ヶ所
サイン 総合案内板及び触知板 誘導音による誘導 3ヶ所
各室サイン、ピクトサイン 見やすい、分かりやすい大きさと色彩  
電光表示板 大勢の人が利用する場所 学生ホール等 3ヶ所
家具関係 受付カウンター 上下二段 事務局、図書館 2ヶ所
机、椅子等 キャスター付、一部高さ調整可能 教員研究室
自動販売機 自動販売機 車椅子の方でも使いやすい高さ。コイン投入口の形状など様々な工夫 学内6ヶ所