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文化政策研究科 文化政策専攻 修士課程(2年) 定員10名

新時代の価値を創出する文化と芸術の政策とマネジメント

経済的危機の時代であればこそ、文化と芸術は人々の幸福を支え、勇気を与える大きな力となっています。 変容著しい現代社会において次々に顕在化する多様な社会的問題を、文化と芸術の視点から見つめなおし、芸術創造や組織運営の仕組やあり方を探求したり、理想的な地域社会実現のための文化政策研究を推進するプロフェッショナルな人材を育成します。

研究科長

(写真)鈴木 滉二郎 文化政策研究科長近影

文化政策・アーツマネジメント・多文化共生
平野 昭 HIRANO Akira


武蔵野音楽大学大学院修了。西洋音楽史学・美学専攻。東京藝術大学、国立音楽大学講師、沖縄県立芸術大学教授を歴任。 日刊紙や音楽専門誌で評論活動を展開。NHKクラシック音楽部門のTV番組、FM放送の出演解説者。 ベートーヴェンを中心とする西洋音楽史関連の編著書・論文・訳書多数。




特色と専門分野

国際化、情報化さらには分権化など変容著しい現代社会において、文化の視点から社会の諸問題の分析を行い、芸術文化の振興や文化政策の推進を担う高度な専門家 (プロフェッショナル)を育成するために2つの柱(系)を設けています。

アートマネジメント系

文化・芸術についての基礎的な知識を身につけた上で、その社会的意義の理論化とその応用、及びマネジメントや政策について理論的、実践的に学びます。具体的には、文化・芸術及びアートマネジメントの研究拠点としての本学の資源を活かし、現代社会における文化・芸術及びそれらに関連する組織運営や公共政策、社会システムなどについて研究します。

政策マネジメント系

21世紀の新しい市民社会で、政策形成や組織運営においてリーダーシップを発揮することを目指し、広範な文化事象に関する包括的な知識と実践力を身につけます。 具体的には、多文化共生の問題を含め、人と社会の潤いあるよりよい関係を構築するための基盤となる理論研究を通して、政策科学、組織論、情報理論及び マネジメントの理論・実践能力、さらには政策立案能力、企画力を養います。

カリキュラム構成の特色

文化政策研究科におけるカリキュラムは、大別して3つの段階で構成されています。

1.研究基礎科目

専門領域の基礎的教養を高めるための、アートマネジメントの対象となる文化・芸術に関する「芸術・文化基礎科目」と、 文化政策の対象となる地域社会に関する「地域・政策基礎科目」、及び具体的なマネジメントの手法を習得する基礎となる「マネジメント基礎科目」で構成されています。

  • 芸術・文化基礎科目・・・伝統文化論、現代芸術論、現代演劇論、音楽文化特講など
  • 地域・政策基礎科目・・・行政法特講、公共政策論、情報文化論、文化資源論、まちづくり論など
  • マネジメント基礎科目・・・文化政策特講、経営学特講、非営利組織論、博物館運営論など

2.研究専門科目

専門知識をさらに深め、より高度な研究課題に向かうための科目で構成されています。また、研究指導を行う教員による専門研究分野に沿った科目配置がされており、 修士論文をまとめる上での導入科目となります。

専門科目例:

  • アートマネジメント系・・・アートマネジメント、現代美術、現代演劇、音楽文化
  • 政策マネジメント系・・・地域計画、情報文化、ヘリテジマネジメント、多文化共生など

3.研究演習科目

学外演習(インターンシップ、リサーチプロジェクト)と研究演習(専門演習)によって構成され、前者は社会的な実務体験による実践力を、 後者は修士論文に向けての「アートマネジメント」と「政策マネジメント」に関する本格的な専門演習(ゼミナール)を行います。

(図)カリキュラム構成

※科目名称等は2008年度実績に基づきます。

修士論文テーマ例

  • 浜松地域における地域金融機関の生成・発展と今後の役割
  • 景観形成に関するソーシャルガバナンスの有効性について -静岡県袋井市における取り組みに向けて
  • 記号的価値からみる広告表現の分析 -新聞媒体における企業広告をてがかりに-
  • 中心市街地活性化の課題分析と地域通貨の可能性
  • 「異化」概念を中心としたパロディについての考察と、その現行著作権法上の諸課題について
  • NPO中間支援組織における実態とコミュニティ問題解決への取り組み
  • 芸術文化としてのアニメーションの発展に向けての課題 -芸術文化と産業の両面性の視点から-