諸社会の社会構造、価値観、社会的行為など、文化の諸局面にみられる多様性を示すとともに、差異の根底に横たわる普遍性についても概説する。世界にはいかに多様な「当たり前」があるかを認識した上で、自文化を絶対視せずに異文化を理解するための基本的な視角を身につける。
「国際関係論」とは、国際社会やそこで生起する様々な現象を対象とする学際的な学問である。この授業では、この学問の基本的な性格を紹介したうえで、伝統的な現実主義の立場から、17世紀以降の国際政治の流れを歴史的に概観する。
日本列島への人類の渡来から始めて、縄文・弥生時代を通じて形成されてきた多様な社会と文化について講義する。列島内部における文化の多様性と相互対立・交流の歴史や、地域社会の編成についても通時代的に考察する。
近代以降の世界を知る上で、nation(民族/国民)への理解は欠かせない。ここでは簡単な理論的導入を施した上で、多民族状況と格闘し続けた近代ハプスブルク帝国とソ連等を例に、行政上の枠組の変遷や言語空間の変容が民族および民族問題の形成に及ぼした影響を論じ、広くnationを固定的な所与のものとする見方を考えなおす。
国際文化学科だけの30名程度のクラス編成で、文章の読解や要約、発表の技法、ディスカッション、関連資料の検索、レポート作成など、専門的な勉強に必要とされる学習能力の基礎を習得する。希望者には、日本語文献に加え、英語文献を徹底的に読む訓練を課すクラスを1つ設ける。
「国際文化基礎論Ⅰ」で身につけたリテラシー能力の定着と伸長をはかることを目的とする。特に、自ら設定したテーマを深め、レポートとしてまとめていく能力の一層の拡充を目指し、資料の調査法や発表技法、レポート作成技法を習得するための基礎訓練を行う。
入学後、半年を経た学生を対象とし、専門教育への橋渡しとして設けられた一連の科目群の総称である。学科基礎の諸科目や1年次後期に開講されている展開科目とともに、本格的な専門教育を見据えて視野を拡大し、同時に基礎を固める科目である。
各担当教員が提示した国際文化に関する幾つかのテーマについて、少人数のクラス編成で共同研究を開始するとともに、報告・討論の過程のなかで学生が各自の研究テーマを探る作業にも着手する。
各担当教員による専門性を一層進めた立場からの指導の下で、3年次の「国際文化演習Ⅰ」を通して習得した知識や研究方法をもとに、学生が共通テーマや各自で設定したテーマについてより段階的、計画的な研究を進める。
4年間の学業生活の総括として、担当教員の指導の下で、各自の研究テーマを深く掘り下げ、その成果を論文の形にまとめる。