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木下 千花 KINOSHITA Chika

准教授

文化政策学部 芸術文化学科

E-mailアドレス c-kino@suac.ac.jp

出身地

東京都

学歴

東京大学大学院総合文化研究科(表象文化論)修士課程修了(1996)

シカゴ大学大学院映画メディア学科・東アジア言語文明学科博士課程卒業(2007)

学位

Ph.D.

経歴

ウェスタン・オンタリオ大学映画学科助教授(テニア・トラック)(2006~2010)
ミシガン大学スクリーン芸術文化学科・アジア言語文化学科客員助教授(2009)
アイオワ大学映画比較文学学科講師(2006)

担当授業分野

現代芸術論(映像)、大衆文化論

研究分野

映画史、映像文化

研究テーマ

溝口健二作品、日本映画産業、映像アーカイヴ、ジェンダーとセクシュアリティ

研究業績

著書

・『国際シンポジウム溝口健二ーー没後五〇年「MIZOGUCHI 2006」の記録』(共著、蓮實重彦、山根貞男編 朝日選書、2007、「世界の中のミゾグチ、溝口の中の世界」担当)

Horror to the Extreme: Changing Boundaries in Asian Cinema (共著、Mitsuyo Wada-Marciano, Jinhee Choi編、 Hong Kong University Press、2009、”The Mummy Complex: Kurosawa Kiyoshi’s Loft and J-Horror,” 担当、英語)

・『日本映画は生きている5 観客と俳優の美学』(共著、四方田犬彦編、 岩波書店、2010年、「堕胎の追憶−−溝口健二の「好色一代女」とGHQの検閲」)

論文・解説

・「占有者たちの空間」(『ユリイカ』7月号、青土社、2003、日本語)

・“In the Twilight of Modernity and the Silent Film: Irie Takako in The Water Magician, "(Camera Obscura, no. 60, Duke University Press、2005、英語)

・“The Benshi Track: Mizoguchi Kenji's The Downfall of Osen (1935) and the Sound Transition," (Cinema Journal (forthcoming, vol. 50 no. 3)、英語)

受賞歴

フルブライト奨学金(1997~1998)

所属学会・団体

日本映像学会、表象文化論学会、Society for Cinema and Media Studies、Association for Asian Studies

社会的活動

Doc Films at the University of Chicago, "Masaki Tamura, Cinematographer: Japanese Cinema after the Economic Miracle” の企画・運営(1999)
University of Western Ontario Student Film Festival審査員(2007)
浜松市文化振興財団 木下惠介記念館への協力(2010~ )

メッセージ

スクリーンを見つめて

私たちの日常生活は「スクリーン」に満ちています。携帯、ゲーム機、玄関のインターフォン、コンピュータ、液晶テレビ、映画館、街頭の巨大広告に至るまで、様々な大きさのスクリーンが多種多様な映像を映し出しています。このようにスクリーンが氾濫し増殖する現代だからこそ、「スクリーン文化」の過去を学び、未来の可能性について考え、かつ、目の前のスクリーンをじっと見つめることが大切なのだと思います。例えば、現在、「映画」は芸術としても娯楽としてもすっかり地位が定まっているように見えますが、歴史を振り返ってみると、「映画」自体、幻燈、写真、生理学、光学など雑多な科学・芸能・ビジネスが出会って誕生し、つねにメディアミックスを実践してきた大衆文化だったことがわかります。映画であれ、アニメーションであれ、CMであれ、ビデオゲームであれ、監視モニタの録画であれ、映像は、政治、経済、社会との密接なつながりを経てはじめて、私たちのもとに届くのです。映像が誰かによって作られ、私たちの目前(手許)のスクリーンに投影(配信)されるプロセスに対する探求心・批判力を育みましょう。そのためには、ジャンル・時代・文化による食わず嫌いをせずに、なるべく多様な映像作品にチャレンジすることが欠かせません。いろいろな形態のスクリーンやDVD、インターネットのようなメディアは、好奇心と雑食性の味方です。一方で、大画面に映し出される映像に目を凝らし、キラキラした輝きにうっとりする経験もして下さい。現段階ではまだ、映画館の「銀幕」以上に解像度の高いスクリーンはありません。クールな分析力と熱いパッションは共存します。