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阿蘇 裕矢 ASO Yuya

教授

文化政策学部 文化政策学科

E-mailアドレス aso@suac.ac.jp

出身地

山形県

学歴

千葉大学園芸学部園芸学研究科造園学専攻修士課程修了(1975)

学位

農学修士

経歴

千葉大学園芸学部造園学科(1976)
財団法人日本システム開発研究所(財務省専管)(1984)

資格

技術士(都市及び地方計画)

担当授業分野

地域計画論、観光論、都市環境論、地域と文化 など

研究分野

地域の風土と文化、人と自然の共生、地域づくり論

研究テーマ

環境共生、地域連携、都市文化の形成過程について

研究業績

著書

・『環境と開発のデザイン―自然特性に着目した開発保全手法』(共著、(株)大成出版社、1997)

・『文化政策を学ぶ人のために』(共著、世界思想社、2002) など

論文・解説

・「地域における参加と連携、自立へ」(『地域開発』98.4号、(財)日本地域開発センター)

・「森の中の都市づくりは幻想か」(『アーバン・アドバンス』No.29、(財)名古屋都市センター、2003.3)

・「国土形成計画における地方拠点都市地域の役割について」(『地方拠点都市地域』N.L.No.45、国土交通省、2007.4)

・「国土形成計画 広域地方計画におけるランドスケープからの提言(中部圏からの提言)」(『ランドスケープ研究』Vol.71 No.3、2007.11)

・「「文化」は、地域再生の力となるか―地域自立への可能性を考える」(『地域政策』2008、春季号No.2、三重県職員研修センター) など

その他の活動

国県市町村などの地域計画、都市計画、環境保全、観光振興等に関する審議会、委員会委員

所属学会・団体

日本都市計画学会、日本造園学会、環境情報科学センター など

社会的活動

国土交通省地域振興アドバイザー、日本造園学会評議員、環境情報科学センター評議員、浜松まちづくりセンター運営会議委員長、(財)浜松市公園緑地協会理事

メッセージ

社会を診る目を養い、課題を発見し、解決に結びつく新たな構想を導き出す力を蓄えたいものです

 近年、「文化政策」は、個々人の生き方や生活の質に関わる範疇、あるいは、個人の生活の質を高める方策の流れにおいて都市や産業の発展へと関連づけて論じられるようになりました。さらに、公共政策や経済政策などを遂行していくなかで「文化政策」は、重要で戦略的な意味で重視されるようになってきました。
 「文化」は、人間的な感性を共通基盤として作り出されるものであり、地域の成り立ちや気候風土によって多様な文化が存在します。実行手段としての「政策」は、社会経済情勢の変化に伴って変わりうるものです。
 であれば、「文化政策」学とは、時々の社会の現象を的確に捉え、客観的に分析し、かつそこに住む人々を安全で、快適で、幸せに満ちた暮らしが導き出せるように、政策的、戦略的に提案できることをめざすものだと考えます。さらには、より安全で快適な生活空間の創造や、豊かで美しい暮らしができるような地域社会を創造していくことも使命です。おのずから、様々な学問の融合ないしは総合化が求められます。
 私は「文化政策」という新しい学問分野の研究・教育の中で、“歴史というものに十分な理解と関心”を持ち、さらには、“自然に関するエキスパート”であることを教育・研究の信条としています。この二つは、アメリカ、ニューヨーク市のセントラルパークを創ったF.L.Olmsted(1822~1903)の言葉です。彼は、また、都市の環境改善を通して、単なる技術屋ではなくSocial Plannerであるべきと指摘しています。これこそ「文化政策」の側面であると考えます。
 かつて、都市計画における“都市”と“自然”は対立概念で説明され、そうした都市空間を創り出すことが大きな目標でした。循環型社会にあって、それは通用しません。都市は自然の一部であり、決して対立させて考えるものではありません。
 先行きが見えない時代にあって、時代の行く末を考える理念や哲学が求められています。「形のつくり方」よりも、「形の考え方」をより重視することが大切です。既成の概念にこだわらない発想や知恵が重要になってきました。人、土地、自然、暮らしの中から課題を発見し、それを解決する術を学び、新しい時代のまちづくり、地域づくりに、若い感性と構想力を期待しています。