広瀬 英史 HIROSE Eishi
学歴名古屋大学大学院博士課程国文学専攻修了(1999) 学位博士(文学) 経歴名古屋大学大学院国際開発研究科国内研究員(2002) 担当授業分野日本語研究、現代日本語表現 など 研究分野日本語学(語彙論、表現研究、語彙習得論) 研究テーマ語彙史的研究、語彙習得、基本語彙の研究、CM・広告研究 研究業績著書・『国際シンポジウム比較語彙研究 ・『国際シンポジウム比較語彙研究 論文・解説・「比較語彙論的方法による語彙研究の可能性とその方法」(『比較語彙研究の試み』4、名古屋大学大学院国際開発研究科、2000) ・「語彙史研究の一方法を提案する」(『日本語論究』7、名古屋・ことばのつどい編集委員会、和泉書院、2003) ・「身体慣用句語彙の研究」(アグス スヘルマン スルヤディムリアとの共同研究、『国際シンポジウム比較語彙研究』、名古屋大学大学院文学研究科、2004) ・「『竹取物語』における「用の類」から「体の類」への変化」(『田島毓堂先生退官記念論集』、和泉書院、2004) ・「教育基本語彙にない意味領域の語―『日本語教育のための基本語彙調査』を使って―」(『国際シンポジウム ・「東京ディズニーランドHP上の広告表現」(『語彙研究』4号、語彙研究会、2006) ・「検索」(『講座 ITと日本語研究 第2巻 アプリケーションソフトの基礎』明治書院、 2011) 所属学会・団体語彙研究会、日本語学会、名古屋言語研究会、語彙史研究会 社会的活動語彙研究会理事、公益信託田島毓堂語彙研究基金運営委員 メッセージ日本語から見た文化・社会・人間 言語は文化である。
文化は言語を育み、そして、言語はその文化に育まれた跡形が色濃く刻印される。
だからこそ、言語はその文化を維持する機能も果たす。 1)比較語彙研究(特に、語彙史研究)古典作品とその翻訳を対象にすることで、そこで使われる語彙の異同を洗い出し、その原因を探る。 ある意味分野の語彙が中古語と現代語では著しく異ったとする。 その語彙を分析することで、歴史的変化や、その変化によって何が可能になったのかを考えることができる。 他にも、日本語と他言語(例えばインドネシア語)を比較することで、「ちんどんや」「sarung」(腰に巻く物)[soto](スープ状の食べ物)など翻訳するのが難しい、その文化の特徴を捉えた語彙が客観的に抽出される。 また、ある言語作品を対象にすることで、ある言語作品を形づくった語彙の意味分野別構造、語彙の傾向(偏り)を探ることもできる。 この研究は個々の語を恣意的に取り上げるのではなく、語彙全体から見てとれる変化を対象にし、対象とした語彙間の異同などを探る。言語に反映された思想・文化などを語彙という観点から浮き彫りにしようとするものである。 2)語誌研究大きな辞書の詳細な記述には語の意味・用法が書かれている。 それが語誌である。 ただし、「中古に見られる」「『源氏物語』から見た」というように具体的に対象を絞って、語を扱う。これによって、その時代やある作品で語をどのような意味・用法で使っていたのかを明確にし、そこに反映された時代観や筆者の思いやこだわりを探る。 3)広告・CMの表現研究例えば、DisneylandのHome Pageや、美の表現として資生堂の広告などを対象にし、「夢と魔法の王国」や「美しさ」を演出するにはどのような表現特徴が見られるか、また、逆に、それらの表現を取り上げることによって見えてくる世界観とはどのようなものかを考える。 これらの日本語表現を対象にすることで見えてくる社会や人間、社会や人間の意図をどのように日本語表現に反映しているのかを探る。 4)語彙習得日本語教育や国語教育において、どのような語を覚えるか、その語が使われる文脈、頻度、特徴、また、どのような環境で語彙を習得し、それがどう影響しているのかなどを探る。 |