静岡文化芸術大学/Shizuoka University of Art and Culture お問い合わせ 交通アクセス
トップページ > 教育(学部・大学院) > 教員紹介 >
ここから本文です

磯村 克郎 ISOMURA Katsuro

准教授

デザイン学部 生産造形学科
大学院 デザイン研究科

E-mailアドレス k-isom@suac.ac.jp

出身地

山口県

学歴

九州芸術工科大学 芸術工学部 工業設計学科卒業(1982)

学位

芸術工学士

経歴

株式会社GKインダストリアルデザイン研究所(1982)
株式会社GK設計(1983)
株式会社デザイン総研広島(1995)
九州芸術工科大学 芸術工学部 工業設計学科 非常勤講師(1999~2001兼任)
富士通コワーコ株式会社(2001)
静岡文化芸術大学 准教授、静岡文化芸術大学大学院 准教授(2009~)

担当授業分野

公共のデザイン、インダストリアルデザイン特論(大学院) など

研究分野

パブリックデザイン

研究テーマ

パブリックデザインのデザイン方法論・造形論・ライフサイクル

研究業績

著書

・『パブリックデザイン事典』(共著、株式会社産業調査会、1991)

論文・解説

・「学生と企業の発想のギャップを活用したデザインプロセス」(『静岡文化芸術大学研究紀要』Vol.11、2010)

・「学生を潜在ユーザーに見立てた銀行店舗のデザインプロセス」(『芸術工学会誌』54、2010)

・「モノのスケールから組み立てられた建築」(『芸術工学会誌』Special、2010)

・「鉄塔と都市環境デザイン」(『日本デザイン学会誌』、2000)

・「横浜鶴見区環境整備計画」(『商店建築』、1988)

・「路上要素のデザイン」(『建築知識』、1989)

・「道具から環境へ GK設計の現在」(PROCESS:Architecture URBAN ENVIRO-MEDIA、1989)

・「浜松市サイン計画」(GOOD DESIGN 1991-1992、1992)

・「サインリング」(『商店建築』、1992)

・「おはらいまち浪漫ステイ整備」(『サインズインジャパン』、1993)

・「伊勢市生なりの風景を形成する」(『STONES』、1994)

・「空間の持つサイン性」(『サインズインジャパン』、1995)

・「サイン計画」(北九州都市モノレール小倉線 延伸のあゆみ、北九州市、1999)

作品・プロジェクト

・ステンレス浴槽開発(ナスステンレス、1982)

・つくば科学技術博覧会 日本アイ・ビー・エム館展示計画(日本アイ・ビー・エム/博報堂、1985)

・鶴見駅東口中央通り等(横浜市、1986~1989)

・浜松市公共サイン計画(浜松市、1990)

・東京都 新都庁舎周辺地区サイン等環境整備計画(東京都、1989)

・東京都 シンボルロード晴海通り(東京都、1993)

・東京都 白髯西地区街路景観設計(東京都、1993)

・伊勢市 街路景観整備基本計画、実施設計等(伊勢市/都市づくりパブリックデザインセンター、1992~1994)

・三田市 ウッディタウン中央駅周辺景観施設整備(住宅・都市整備公団、1994)

・老人保健施設 りは・くにくさ福祉環境デザイン(あと会/新創建築設計事務所、1995)

・小倉駅南北公共連絡通路サイン計画(北九州市/トーニチコンサルタント、1998)

・景観鉄塔の研究(東京電力/日本鉄塔工業、2000)

・UB-Wall<ユビキタス ウォール>(富士通、2005)

・SPANSION JAPAN川崎オフィス(SPANSION JAPAN、2006)

・PENTAX東京オフィス(PENTAX、2007)

・千葉信用金庫 成田支店 建築・インテリア(千葉信用金庫/富士通ビジネスシステム、2008)

・静岡銀行 草薙支店 店舗改革提案(静岡銀行、2009)

受賞歴

つくば科学技術博覧会 日本アイ・ビー・エム館展示計画 ディスプレイデザイン賞 優秀賞(1985)
つくばの里工業団地 ゲートサイン計画 SDA賞 入賞(1987)
東京都 新都庁舎周辺地区サイン等環境整備計画 SDA大賞(1989)
浜松市 サイン計画 グッドデザイン公共空間 部門賞(1992)
伊勢市 おはらいまち浪漫ステイ整備 SDA賞 優秀賞(1993)
東京都シンボルロード晴海通り 都市景観大賞景観形成事例部門(地区レベル)入賞(1993)
横浜市 ポートサイド地区サイン計画 SDA賞 入賞(1993)
東京都 東京国際展示場(東京ビッグサイト)サイン計画 SDA賞 奨励賞(1995)
きらめき通り駐車場サイン計画 SDA賞 奨励賞(1996)
北九州市 小倉駅南北公共連絡通路サイン計画 SDA賞 奨励賞(1998) など

所属学会・団体

芸術工学会、日本デザイン機構

その他の活動

浜松市大規模小売店舗立地法審議会 副委員長

メッセージ

ものから都市へ

私は、2009年4月からこの地でデザインの研究者になりました。専門はパブリックデザインです。
写真は、浜松市内に多数設置されている公共の案内表示(サイン)です。縁があったのか、約20年前に所属していたデザイン事務所で担当者としてデザインしたものです。当時の浜松市・上司・同僚・構造設計者・グラフィックデザイナー・メーカーと一緒になって開発しました。20年間デザインが生き、運用されていることに対し、密かに感動しました。アルミキャストの本体は同じかたちで製造され、情報は街の成長に応じて更新されています。
サインのデザイン一つとっても、そのデザインプロセスは多層にわたっています。この場合は、街の調査→わかりやすい街の骨格設定→情報の整理→配置計画→本体デザイン→構造計算→ディテールデザイン→色彩デザイン→グラフィックデザイン→現場詳細調査→年次計画というプロセスを踏み、製造・設置していきました。
ひとつのサインのデザインには、ものの物性的なあり方から、わかりやすい都市のあり方に至る何段階もの意味や価値が込められています。都市づくりにつながる意志と方法を持って美しいものづくりをすることがデザインにとって大切なことだと思います。
公共の場のデザイン=パブリックデザインとは、以上のような価値観と方法論によって生まれるもので、これを研究・教育・実践していくことが、ライフワークだと考えています。

最後に、浜松市のサインを成立させた最も大きな理由は、落書きや破壊がほとんどみられない市民の皆さんの高いモラルだったと申し添えたいと思います。

様々な人々や知恵がパブリックデザインをうみだします。

(写真) (写真)