静岡文化芸術大学/Shizuoka University of Art and Culture お問い合わせ 交通アクセス
トップページ > 教育(学部・大学院) > 教員紹介 >
ここから本文です

宮内 博実 MIYAUCHI Hiromi

デザイン学部長、教授

デザイン学部 メディア造形学科
大学院 デザイン研究科

E-mailアドレス h-miya@suac.ac.jp

出身地

札幌市

学歴

武蔵野美術大学造形学部基礎デザイン学科卒業(1972)

学位

芸術学士

経歴

(株)日本カラーデザイン研究所(1972)、札幌市立高等専門学校(1994)

担当授業分野

グラフィックデザイン演習、デジタルプレゼンテーション、メディア産業論、色彩計画論、色彩デザイン特論(大学院) など

研究分野

視覚デザイン学(色彩を中心とした基礎造形理論とデザインアプリケーション開発)、
色彩学、色彩心理学、色彩計画論、カラー・マーケティング論、
デザイン・マーケティング論、デザイン・マネージメント論、
感性マーケティングによるイメージ調査手法及びアプリケーション開発研究

研究テーマ

日米中韓における感性評価システム開発、画像色彩イメージ分析手法、デザインマネージメント手法開発及び実践的な研究

研究業績

著書

・『毎日が楽しくなる色の取り扱い説明書』(かんき出版、2006)

論文・解説

・「札幌の景観色70色の策定1」(日本色彩学会、2005)

・「117言語によるイメージ分析手法のシステム開発-感性評価手法の理論とプロセス-」(感性工学会、2005)

作品・プロジェクト

・札幌市景観色彩ガイドライン策定のための調査研究開発(2000~2003)

・北海道シーニックバイエウー「景観色ガイドライン策定プロジェクト」

・韓国新都心開発「ソンドシティ都市計画色彩ガイドラインプロジェクト」

その他の活動

・日本テレビ「世界一受けたい授業」に出演(2006)

所属学会・団体

日本色彩学会、感性工学会、基礎デザイン学会

社会的活動

仙台市景観審議会委員、札幌市景観アドバイザー

メッセージ

感性マーケティングにおけるデザインの役割

 日本の経済も文化もかなりの成熟段階に達している状況で、具体的なデザイン行為を通じて単なる数量の拡大ではなく、本来の「質」の向上を目指し、豊かなセンスを習得するための手法を開発することを大きな研究テーマとしている。 これまでの個性尊重や特異性の発揮を優先させるのでなく、一般性と普遍性の両方の観点からバランスを測る事が求められている。

 デザイナーとして、どのような観点から自分の「感性」を高めるのか。 これまでは感性やセンス、発想やアイデア展開は、あくまでも個人の能力に頼る部分が大きく、そのために一般的なベーシック教育に限定されてきた。 しかし、これからは多くのデザイン行為自体が、全く初めて登場するのは稀で、ほとんどのアイテムが「リニューアル」や「リモデル」が中心となると予想される。 すでに出回ってしまったアイテムに、どのようなデザイン訴求が必要なのか、冷静な判断が必要になってきた。

 しかし、先を見据えた「洞察力」や市場の動向からその変化を読み取る「観察力」は、各自が経験を通じて自分なりに習得されてきたように思われる。 変化を読み取り、いくつかのアイデアを出して、具体的なデザイン表現につなげるプロセスで、これまでとは違った段階での論理的で科学的な「感性マーケティング」や「デザインマネージメント」が求められている。

 そこで発想段階でお互いに使用される言語(イメージ表現)を研究の対象としている。 感性のもっとも重要なコミュニケーション手段である言語(形容詞)を正確に相手に伝える。 自分が伝えたい内容、受け取った印象(イメージ)での「ギャップ」や「ロス」が少ない事が、デザイナーとしての能力評価につながっている。

 これまでの経験と色彩心理実験の結果を踏まえて研究した成果を、パソコンソフトとして「イメージ9分類手法」を開発した。 実践的な活用を色々なジャンル、アイテムで開発研究を進めている。

(写真)