このプロジェクトは、静岡文化芸術大学と静岡大学が浜松商工会議所等と連携し、ホームページを持っていない、あるいは持っていても活用が十分でない中小企業に対し、学生がホームページの作成を支援する事業として、平成20年度から始められたものです。
平成21年度は、浜松市内の3企業を選定し、1チーム5名で1つの企業のホームページ制作を担当しました。このプロジェクトの魅力はなんといっても、学生のうちに企業の看板として実際に機能するホームページの制作を体験できることです。しかしながら制作に対する「責任」も発生します。この「責任」というプレッシャーを乗り越えるには、皆で打ち合わせを重ね、力を合わせていくしかありません。そして実質約3ヶ月の作業の中で、一番大変なことが「コミュニケーション」だったと思います。
クライアントによっては、イメージがすでに決まっていて、そのまま制作するよう要望される場合もありますが、それをそのまま受け入れて制作しているのでは「提案」になりません。提案するには、デザインして「これがいいんだ」というだけでなく、クライアントを説得できる材料を用意し、提案を納得して受け入れてもらえるための戦略、会話術を身につけていくことが必要です。イメージではこうなるはずと思っても、やってみたらうまくいかないこともあります。しかし、困難が多ければ多いほど、それを乗り越えた時の感慨はひとしおです。
最終日には、各チームの学生がクライアントの企業特性を解説し、最適なウェブサイトの構造解説、そして出来上がったホームページを発表し、質疑応答を受けました。プレゼンテーションは皆、堂々たるもので、発表されたデザインもハイレベルなものでした。学生たちは終了後に「関東経済産業局IT経営応援隊事業」の認定証を受け取りました。
講評:指導教員 メディア造形学科 和田和美准教授
今回、学生が制作した3つの企業のホームページは、浜松商工会議所のWebサイトでご覧いただくことができます。
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