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オペラ「夕鶴」出演者紹介~光岡暁恵さん

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2013.2.18

オペラ「夕鶴」出演者紹介、いよいよ最後は光岡暁恵さんです。

つう (ソプラノ): 光岡 暁恵さん

埼玉県出身。昭和音楽大学卒業、同大学大学院修了。

2002年文化庁新進芸術家国内研修員、2004年から2006年文化庁新進芸術家海外留学制度研修員としてイタリア、ミラノに留学。Bunkamura/産経新聞社主催「第2回オペラティックバトル」女声部門第1位。第39回日伊声楽コンコルソ第3位。第5回静岡国際オペラコンクールで第1位(日本人初)・三浦環賞・オーディエンス賞の3冠を受賞。

昭和音楽大学オペラ公演にて「愛の妙薬」のアディーナ、「ドン・パスクアーレ」のノリーナ、「夢遊病の娘」のアミーナ、「ルチア」のタイトルロールなどに出演。2006年に帰国後、藤原歌劇団公演「ランスへの旅」のフォルヴィル伯爵夫人で本格デビュー。2007年より2年間チューリッヒ歌劇場にて研修生として在籍。2008年同歌劇場「こどものためのオペラ~魔笛~」に夜の女王で好評を博す。2011年藤原歌劇団公演及び5月川崎・しんゆり芸術祭2011藤原歌劇団公演「ルチア」にタイトルロールで出演し、新聞や雑誌など各方面より大絶賛された。2012年9月には同団公演「夢遊病の女」のアミーナで出演。

その他、昭和音楽大学「メサイア」公演のソロ、第27回名古屋国際音楽祭フェスティバルガラコンサート、NHK・FM名曲リサイタル等のコンサートに出演。2009年には「新星ベルカント・ソプラノ 光岡暁恵リサイタル」を開催し、好評を得た。海外でもクロアチア・ザグレブ国立歌劇場、イタリアヴィチェンツァオリンピコ劇場にてコンサートに出演するなど活躍の幅を広げている。今後の活躍が大変期待される新進ソプラノ。藤原歌劇団団員。

オペラ「夕鶴」公演に向けてのコメント:

(9月18日、静岡県庁にて行われた制作発表記者会見時のコメントより)

4年前に静岡国際オペラコンクールで思いもよらなかった栄えある賞をいただきまして、それから4年、私にとって静岡県は忘れらない場所、第2の故郷と言ってもおかしくないくらい思い入れのある場所となりました。

その時に入賞した曲はほとんどがヨーロッパの曲だったのですが、留学先の人たちには、「日本のオペラはなにかないのか」「何か披露してほしいんだけど、日本のものはないのか」と言われておりました。その頃はまだ日本のオペラについてなにも勉強しておらず、すこし恥ずかしい思いをしたことがありました。

今回、お話をいただいた際は正直迷いましたが、伊藤京子先生より、「あなたの声で歌えば大丈夫」とおっしゃっていただき、やってみたい!という気持ちも強かったので引き受けさせていただきました。レッスンを受け、やればやるほど新しい発見も多く、勉強させていただいております。日本人として日本語を大切に、皆様にお届けできるよう精いっぱい努めてまいりたいと思います。
第4回県民オペラ「夕鶴」公演についての情報はこちらをご覧ください。