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第5回県民オペラ「イリス」ストーリー紹介

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2016.1.21

マスカーニ作曲、国内公演の少ない隠れた名作オペラ「イリス」のあらすじをご紹介します。

あらすじ

(画像クリックでチラシのダウンロードができます)
恐らくは江戸時代の日本。純真無垢な少女イリスと盲目の父は、慎ましく暮らしていた。ある日、好色な金持ちオーサカと吉原の女衒(ぜげん)キョートはイリスの美しさに目をつけ、彼女を連れ去ってしまう。

一方、キョートが書いた偽の手紙を、娘の置き手紙と信じたイリスの父は、自分が捨てられたと思い込んで錯乱し、怒りのあまり、やっと見つけ出したイリスに泥を投げつける。

吉原の遊廓で自分が芸者として男たちの好奇の目に晒されていることを知り、悲嘆にくれていたイリスは、父親にも誤解され絶望の果てに、深い穴へ身を投げてしまう。

真夜中、富士山の麓、屑拾いたちはごみに紛れてきらびやかな着物を見つけ、はぎ取ろうとするが、イリスが動いたので驚き逃げてしまう。

やがて夜が明け、唯一、イリスを見捨てなかった太陽の光が、彼女を包み込こむ。陽光を浴びてイリスは、新しい世界によみがえる。

(イリス=イタリア語でギリシャ神話の虹の女神、あやめの意)
 
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第5回県民オペラ「イリス」公演情報