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学生からのメッセージ

加賀 茅捺 さん写真

地方都市の文化芸術活動とそのプロセスについて、実践を通じて学びたい

加賀茅捺 さん芸術文化学科1年
青森県立八戸東高等学校 表現科出身
薪能 出会いの広場に舞台を設営している様子

前期の授業で良かったものとその理由を教えてください。

前期の授業は興味が引かれるものが多かったのですが、中でも面白かったのは、瀬戸知也先生の「生涯学習と文化」です。生涯学習について学ぶ中で、映像資料を用いることが多く、落語やジブリなど親しみやすいものも題材にすることもありました。一度見たことのある作品でも「生涯学習」に焦点を当てると全く別の見方ができ、興味深かったです。また、後半には学生による発表の場があります。私も友人と共に発表しましたが、中身を考え準備をし発表するというプロセスを経験できたことで勉強になりましたし、同じ年代の人の考えを聞くことで良い刺激を受けました。講義を終えた今、自分の視野が一気に広がったと感じる授業でした。他にも演劇史Ⅰや文化政策概論など、自分の興味のある分野を学ぶことが出来る授業も数多くあり、前期はとても充実したキャンパスライフを送ることが出来ました。
十数名の学生がダンスをしている画像

授業以外で取り組んでいることを教えてください。

サークル活動等としては、毎年出会いの広場で行われる「薪能」のプロジェクトと、本校学生を中心に活動する劇団「座☆がくらく」に所属しています。また、自分の興味を広げたいと思い、ボランティアにも積極的に参加しています。私はイベントの企画や制作に興味があるので、永井先生にボランティアを紹介していただいています。これまでに、袋井市月見の里学遊館主催の遠州三山コンサートのスタッフや、清水文化会館で公演された「レ・ミゼラブル」のスタッフなどに参加し、実際の現場に立つという貴重な経験をさせていただきました。これからも機会を見つけて、様々な活動・ボランティアに参加したいと考えています。
灯篭と小さな池、日本家屋と緑が美しい庭園の写真

これから取り組んでいきたいことを教えてください。

出身が文化振興に力を入れていた都市ということもあり、地方都市の文化芸術活動とそのプロセスに興味があるため、もっと色々な都市に行ってその活動に触れてみたいです。観る側としては勿論ですが、更に欲を出して、自分もスタッフ側として参加したいと考えています。ボランティアを募集している所も多いので、長期休暇などを利用してその都市に赴き、活動しようと計画を立てています。また、将来的に地元の文化施設で働きたいと考えているので、そのためにも在学中に学芸員の資格を取ろうと思っています。後期から資格関係の授業が始まりましたが、卒業までに資格を取れるよう、気を引き締めて勉学に励んでいこうと思います。
二十数名の学生達と海辺の砂浜で明るい陽射しの元集合写真

その他、入学してから感じたことなどを教えてください。(SUACの印象の変化など)

先生方や事務員の方々との距離感が想像以上に近く、協力的に接してくださるように感じます。入学前と直後は、勝手に先生方を「怖そう」と思い込んでいましたし、事務員の方も「きっと一言も話さずに四年間を終えるんだろう」と思っていました。ですが、いざ話してみると気さくで個性的な方が多く、授業外での相談にも協力的にアドバイスや提案をくださいます。事務員の方とも、薪能の活動を通して一気に接点が増え、様々な実践的なアドバイスを頂きました。まだまだ中身が成熟しきっていない私にとって、このような環境にあることは本当に恵まれていることだと思います。
注)学生の学年表記は取材時(2015年度)のものです。