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文化政策学部 カリキュラム


カリキュラム一覧

人間的素養・
基礎力の養成
専門領域へのアプローチ   専門能力の確立 卒業研究
全学科目
導入教育
教養
必修外国語
実践演習
スポーツ活動
総合
学部科目
文化・芸術領域
政策・マネジメント領域
情報・リテラシー領域
観光
選択外国語
国際文化学科 学科基礎
学科基礎
国際文化入門
専門外国語
専門科目
日本・東アジア
地中海・西欧・北米
多文化共生
演習(ゼミ)・卒業論文 文明観光学コース 演習(ゼミ)・卒業論文
文化政策学科 学科基礎
学科必修
専門科目
政策
経営
情報
演習(ゼミ)・卒業論文
芸術文化学科 学科基礎
学科基礎
専門科目
政策とマネジメント
文化と芸術
芸術運営の実践
演習(ゼミ)・卒業論文

全学科目

学部科目

文化・芸術 政策・マネジメント 情報・リテラシー 観光 選択外国語
フランス語
ポルトガル語
韓国語
インドネシア語
イタリア語
ドイツ語

専門科目

文化芸術体験演習

全ての学生は、入学後最初の必修科目としてこれを履修する。受講は基本的にクラスに分かれて行い、各種の本格的な芸術・文化の体験とゼミナール形式による講座の受講によって、知性とともに感性を磨き、本学での学び全体の基盤となる素養を身につける。講座では、学内外の各種の専門領域にわたる幅広い知見を学ぶとともに、これらを通じて、入学後の早い段階から自身のキャリア形成や社会的自立につながる意識を涵養することも目指す。

学芸の基礎

全ての学生は、入学後最初の必修科目としてこれを履修する。受講はクラスに分かれて行い、大学で学ぶ意味を本学の理念を通じて理解するとともに、高等教育課程での学びの基礎や方法、基本的なリテラシーの素養を身につける。主な内容は文献等の読み方、情報検索や資料収集、報告・討論、レポート・論文作成の基礎知識、口頭発表の技法や討論方法、高度情報社会への対処法など、大学で学ぶ上で、さらに社会で活躍する上で必要とされる基礎的な能力を養う。

文学

日本の古典文学を主たる契機として、記紀神話、王朝物語、軍記文学、縁起などを学ぶ。とくに全学科目としての位置付けを考慮して、文学の“広がり”と“奥行き”を重視した講義内容を目指す。文芸作品をそのまま読んで鑑賞するのではなく、民俗、祭祀、信仰、伝承といった事例との多視的な比較や、海外の文芸との比較を手がかりとして、文学の展開とその奥行きの深さを考える機会とする。

哲学

人間が自然環境や社会をどのように認識し、受容あるいは対置などの思考や行動の原理としてきたかについて、帰納や演繹といった論理的な思考、分析的あるいは包括的・構造的な認識の方法、倫理や道徳の課題など、我々が人間である限り避けて通れない論理、認識、知識等にかかる問題を取り上げ、こうした問題を先人たちはどのように考えたかを解説し、我々自身が今日に生きて出会う様々な問題をどのように考えたらよいかを学ぶ。

心理学

この講義では、「心のはたらきに関する科学」としての心理学が、人の心についてどのように考え、何を問題にし、それらについてどのような手法で研究しているのかについて講義する。人の心に関する多面的、客観的な視点を養うことがこの講義の目標となる。おもに、人の情報処理(認知)、発達、性格、心理臨床などの基礎的なトピックにおける最新の知見について、社会的な事象と関連づけながら概観する。また、簡単な心理実験や質問紙調査の演習をあわせて実施する。

宗教学

人類のあらゆる文化や歴史の広がりの中で、基本的な宗教の概念および定義やその意味、宗教形態に関する概要を概観し、それらを踏まえて宗教がもつ本来の役割とは何かを考察する。合わせて、日本人の物の見方や行動様式について、それがいつ、どのように成立し、また変容していったのかについて、具体的な事例をあげながら考察する。特に日常生活に密着した年中行事や人生儀礼、地域社会と人々の関わりを考える。また、現代社会における宗教紛争やカルト、生命倫理問題などにも言及する。

歴史学

歴史学について、その全般を学ぶ。歴史学の科学的手法を前提に「史料」から、歴史像がいかに導き出されるかを、具体例をもとに講義していく。歴史学の分野について、政治外交史・社会経済史・文化芸術史などがあることを紹介し、時代区分として、古代・中世・近代などがあり、空間的には、地域史・一国史・人類史など、さまざまな歴史叙述の形態が存在することを論じる。文化の多様性と人類の文化芸術活動の背景となった社会の歴史的なあり方に重点をおいて講義する。

文化人類学

諸社会の社会構造、価値観、社会的行為など、文化の諸局面にみられる多様性を示すとともに、文化の差異の根底に横たわる普遍性についても論じる。世界にはいかに多様な「当たり前」があるかを認識し、自文化を絶対視せずに異文化を理解するための基本的な視角が身につくように解説する。文化人類学の学説史上の主な展開についても概説し、同時代を生きる地球上の人々と意思疎通する時に求められる文化的背景の捉え方について考察する。

日本文化論

人々の日々の生活から生み出された事象すべてを文化ととらえ、日常生活に密着した年中行事や人生儀礼、あるいは衣食住の特徴、動植物との関わりなどを文化の事例としてとりあげる。かつ文化は時間的にも空間的にも社会的にも一様ではないという観点に立ち、日本人の物の見方や行動様式が、いつ、どのように成立し、また変容していったのかについて考察する。その際、東アジアをはじめとする諸外国との比較や文化移入のあり方をみることによって、より日本文化の特徴を明らかにしていく。

静岡学

本学が立地する静岡県、並びにその近隣地域について、歴史、地理、文化、社会、政治、経済などの多面的なアプローチで学ぶ。特に、静岡県とその周辺地域の置かれた地理的条件、歴史的発展の経緯や、地域産業の特性、自治体のビジョンなどについて、各々の専門の講師による講義も交えながら、本学と地域との連携による学習や実践にもつながるような知見を身につける。

法と社会

この授業では、「法」について学ぶにあたって必要となる基礎的な知識や、法的思考力・法的判断力を習得することを目的とする。法とは何か、法の適用・解釈、法の分類についての概説を経て、犯罪と法、家族と法、財産と法、労働と法など、法が規律する社会のさまざまな場面ごとに、関連する法制度をより具体的に検討することで、社会において法の果たしている機能を明らかにしていく。

経済学基礎

現代社会で生きていくためには経済現象に関する深い理解が不可欠であり、その経済現象を正確に理解・分析するためには経済理論の知識がどうしても必要である。この授業では、全体として経済理論の前提となる経済に関する知識の習得に主眼を置く。具体的には、文化政策の理解に不可欠な市場メカニズムや市場の失敗を扱うミクロ経済学、景気・失業・物価・金融・為替レートなどを扱うマクロ経済学の基礎を講義し、経済理論や経済政策の学習への橋渡しを行う。

現代の国際社会

「現代の国際社会」の特質を把握するためには、国際社会の歩みについて深く理解することが重要である。この授業では、21世紀の国際社会が直面する諸問題の歴史的理解を深めることを目的に、第2次世界大戦後の国際政治の歩みを概観する。この分野は、関連する一次資料の公開や発見とともに通説が見直され、議論の継続する分野でもある。入門的な知識の習得と同時に、最前線で行われる研究方法の一端に触れることも授業の目標とする。

現代社会と教育

現代社会と教育の関係について、主に教育社会学の研究視角から、問題の所在を明らかにし、これからの社会における教育のあり方を考える。具体的には、「いじめ問題」「不登校問題」「ひきこもり問題」等の教育問題について、「子どもの社会化」という観点を中心にして、家庭教育・学校教育・社会教育等の教育環境の課題と可能性を明らかにする。各種映像資料の提示や受講生による報告・討議等を多く取り入れ、教育に関する受講生自身の考えを拡張させ深化させたいと考えている。

社会学概論

社会を「人間がつくりだす人と人とのつながり(関係)」とするならば、この関係性を維持するためには「規範」がなくてはならない。社会学は、こうした規範が所与のものとしてあるのではなく、社会によってつくり出されたものであり、この規範が当たり前や常識として個人に刷り込まれていくと考える。つまり、社会学では、個人は社会によって決定されるという前提に立つのである。そこで、この授業では、こうした規範を問い直すことによって社会の成り立ちや仕組みを考え、社会学の基本的・基礎的な考え方を習得する。

社会調査論

社会について科学的に情報を得る(知る)方法の基礎を学びます。まず社会調査の意義と主要な方法について学び、次に方法論について理解し、その後、質問紙法、面接法、観察法、内容分析などの具体的方法とその特徴を学ぶ。方法の技能を学ぶだけでなく、調査目的と対象により最も適切な方法が選べるよう、調査の特性と限界についても解説する。最終的には、実際に使われている様々な社会調査の信頼性と長所・短所を評価し、かつ基本的な調査が自ら実施出来るようにする。

情報社会論

現代社会はIT化の進展に伴いそのメディア環境を大きく変容させ、それにより生じた高度情報化社会は私たちの日常生活や文化にも大きな影響を与えている。この授業では、こうした高度情報化がもたらした社会の諸現象に着目し、その特質や問題点を理解することを試みる。さらにその理解にもとづき、情報化が進展していく社会における人々の行為やコミュニケーションのあるべき方向性を考察し、その社会において生活していくことの可能性や倫理を検討する。

人権論

この授業では、現代社会において生じている、あるいは未解決のままに残されているさまざまな問題を、わたしたちの「人権」にかかわる問題として認識し、それらについて理解を深めることを目的とする。そもそも人権とは何かについての総論的な概説を経て、個々の問題・事例について、国内外の状況に目を向けながらより具体的に検討することで、現代社会において目指すべき人権保障のあり方を考察する。

数学概論

本講義では、大学の授業で必要となる数学の基礎を学ぶことを目的とする。高等学校で学んだ内容を発展させて、数学における基本的な概念や原理・法則の理解を深め、数学的・論理学的な見方や考え方のよさを再認識し、事象を数学的に考察し処理する能力を高めることを目標とする。同時に、さまざまな社会問題やデザインにおける課題を解決する際に要求される論理的思考力を身につけていく。

統計学基礎

統計は自然科学ではもちろんのこと、社会科学でも基本となる知識である。さらに、社会制度が複雑化し情報量が急速に増加している現代社会を生きる市民にとって、統計の知識は、企業の広告や宣伝、自治体や国の政策、そして調査研究などの正しさや信頼性を判断するために必須の教養ともいえる。そのために、統計の初心者を対象に、平均やばらつきの意味などから始めて、データの読み方や統計手法についての基礎的な知識を、テレビの視聴率や選挙の出口調査などの具体的な事例を用いながら、わかり易く説明する。

食と健康

わが国は世界トップレベルの長寿国である。この要因として医学の進歩や衛生状態の改善が挙げられるが、日々の食事内容も健康と寿命に密接に関係している。栄養バランスに優れた日本食は米を主食とし、魚介類と野菜を副食とし、大豆や穀類で作った醸造品を調味料とする和食が原点である。しかしながら、洋風化が進んだ現代の食生活の中では、肥満、高血圧、糖尿病、脳・心疾患、アレルギー、ガンといった生活習慣病で苦しむ人が増えて医療費の増加が国家財政を脅かす状況になりつつある。ここでは、食生活と生活習慣病の関係および予防策を学び、健康長寿を達成するための基本を身につけることを目的とする。

科学技術論

現代社会のさまざまなシステムやモノには科学技術が不可欠であることを前提に、科学技術が広範かつ深遠な影響を人間社会に与えていることの認識を深めて、現実の科学技術を正しく理解する力を養うことを目的とする。今日に至る科学技術の発達経緯を概観するなかで、現代の科学技術の特質・潮流を考察するとともに、科学技術と社会との関係のなかで生ずる摩擦や諸問題など、科学技術を取り巻くさまざまな環境変化について検討する。

エコロジカルデザイン

今の地球の現状を知り真実のエコとライフスタイルを見つめ直し、地球の未来の為に各自が今できることを考え、エコロジカルな考え方や物の見方を自分の生活・設計に活かしていく手法を習得する。映画「不都合な真実」や「水の世紀」などの現在、まさに起こりうる地球環境問題、エコハウスやエコキャンパスなどのエコロジカルなデザイン手法、ビフォーアフターやスマートライフなどの現世代に内包された課題の解決、海底都市や空中都市などの近未来的デザインを通したノスタルジーなどについて幅広く学ぶ。

スポーツ科学

スポーツ科学の基礎的な知識である、医学や健康科学、解剖生理学といった幅広いインテリジェンスを習得し、運動をすることの人体のメカニズムと、運動をすることによる人体への影響とについて考察する。具体的には現代の高齢社会に求められているスポーツのあり方や、それぞれの年齢や体力、健康増進や生活習慣病予防などの目的に応じてトレーニングの方法を運動生理学、トレーニング科学の視点から解説する。

音楽と社会

音楽は社会と密接に関わり、新たに生成され、変化していく。こうした音楽と社会のダイナミックな関わりを考察するために、19世紀後半から20世紀にみられた大衆社会の形成、市場経済の成長、マスメディアの発達という視点からアメリカを中心に発展していったポピュラー音楽と日本のポピュラー音楽について概観することが本講義のねらいである。なおこの講義では、ラグタイム、ジャズ、ブルース、リズム&ブルース、ロック、フォークなどの多様なジャンルを取り上げる。

芸術と社会

人間にとって芸術とは特別な意味を持つものである。この科目では人間の行う表現行為がどのように芸術というものに形づくられていくのか、芸術が人間にとってどのような意味を持ち、またどのように展開するのかについて、芸術の多様なジャンルの中から具体的な事例を示しながら考察する。さらに、人間の表現が時代や場所の異なるところでさまざま展開を遂げ、現在のように豊かな様相を見せている状況を、芸術諸分野における最新の情報を交えつつ概観する。

色彩・形態論

デザイン分野に応用される色彩と形態の基礎について、自然、絵画、人工物など多様なデザイン事例を取り上げ、さまざまなデザイン分野における色彩と形態の適用事例に接することで、その機能や役割を理解する。基本的な属性や視覚特性、意味作用に加え、色彩見本を使用し、色相、明度、彩度による色の伝達方法、配色手法、および色彩心理学などを学習する。さらに、近年対応が重視されるカラーユニバーサルデザインについても学ぶことで、実務における実践的な活用方法や構成手法などについて学ぶ。

映像メディア論

TV、PC、タブレット、スマートフォン等を通して日々膨大な量の映像を消費する現代社会。多彩で刺激的な表現を競うように変貌を続ける映像メディアの可能性と問題点を包括的に検証する。映像メディアの変遷とそれに同期して人間自身の内部で進行している変化に着目し、<メディアは身体性の拡張である>という視点から、近未来へ向けた人とメディアの関係性について考察する。視聴覚資料を効果的に使用し、学生自身が感じ、考えながら問題意識を深めてゆくための授業構成を目指す。

空間とデザイン

「空間」とか「デザイン」とかいう言葉を用いる時、その言葉はどのような事を意味しているのか、具体的な事例を提示しながら考えていく。そして、「空間をデザインする」ということは自然や人間社会に対してどのような役割を担っているのか、その楽しさや重要性を学びます。空間デザインを理解することによって、空間は生活の中の様々な時間を創造してくれることに気づき、その要因の歴史的背景や現代における表現手法を読み取る感覚を育てる。

ユニバーサル/インクルーシブデザイン概論

全ての人が住みやすい社会をつくるには、一般には多数派とされている健康な成人だけでなく、子どもや高齢者、そして障害者を含めた多様な人の存在を意識しなければならない。どんなに異質であっても社会的な活動から排除されないようにすること、これは世界的な合意であり、また教育から就労、そしてレジャーなどの活動に至るまで、あらゆる場面で保障されなければならない人間としての権利である。それをできるだけ特殊解でなく一般解として実現すべく、製品から構築環境、そしてサービスなどのソフトな仕組みに至るまで、あらゆるもののあり方を考える。

英語コミュニケーションⅠA・ⅠB

[英語コミュニケーションⅠA]
高校までに習得した英語の語彙、文法、表現を基礎として、「聞く・話す」ための運用能力を高めることを主な目的とする。聞く面では、自然な速さの平易な英語を大量に聞き、その概要および特定の具体的な情報を聞き取れるようになることを目指す。また、話す面では、これまで学習してきた英語の基礎的な言語知識を使って、特に自分の経験や関心のある具体的なトピックについて積極的に話し、会話を続けることができるようになることを目指す。そのため、少人数での授業を行う。

[英語コミュニケーションⅠB]
高校までに習得した英語の語彙、文法、表現を基礎として、「読み・書く」ためのさらなる知識と運用能力を高めることを目的とする。読解能力を高めるために、必要に応じて辞書を利用しながら比較的幅広い分野の英文を大量に読み、その概要と具体的な情報を読み取れるようになることを目指す。また、書く面では、既習の基礎的な英語を広く使ってまとまりのある文章が書けるようになることを目指す。そのため、少人数での授業を行う。

英語コミュニケーションⅡA・ⅡB

[英語コミュニケーションⅡA]
英語ⅠAで身につけた「聞く・話す」ための運用能力をさらに伸ばすことを目的とする。自然な速さの英語で話される内容を聞き取り、同時に、その情報を自分自信の考えと照らし合わせながら内容を理解できるようになることを目指す。また、授業で扱うトピックに関して、英語で自分の考えをまとめ、その内容を話せるように繰り返し練習することで、英語による情報のやり取りが滞りなくできるようになることを目指す。

[英語コミュニケーションⅡB]
英語ⅠBで身につけた「読み・書く」ための運用能力をさらに伸ばすことを目的とする。さまざまなトピックの英文を、文章の構成を意識しながら読み、複数の視点の相違点や共通点を考慮に入れながら、自分自身の解釈ができるようになることを目指す。また、新しく出会う英語の語彙や表現などに気を付けながら、今までに身につけた英語の知識をベースに辞書を適切に使いこなし、自分の考えをできる限り詳しく英語で書くことができるようになることを目指す。

英語コミュニケーションⅢA・ⅢB

[英語コミュニケーションⅢA]
英語を「聞く・話す」面の発展的な力を養うことを目的に、授業はすべて英語で行う。一般的な分野からニュースなど幅広いトピックについて言語的な調整がなされていなくても、話者の意図が理解できるようになることを目指す。また、現代の問題など一般的に関心の高いトピックであれば、自分自身が調べた情報の詳細を提供し、関連する自分の考えをできる限り正確かつ流暢に表現し、議論できるレベルを目指す。

[英語コミュニケーションⅢB]
英語を「読み・書く」面の発展的な力を養うことを目的とする。一般的な内容から、新聞記事やレポートなどの専門的記事までの英文の概要を素早く読み取り、状況に応じて深く読む必要がある場合は読む速さや読み方を変えながら正確に読めるようになることを目指す。また、自分の専門分野であれば、情報の正確さ、感情の度合いなど、ある程度複雑な英語表現を身につけると同時に、それらを用いて適切な英文を書くことができるようになることを目指す。

英語コミュニケーションⅣA・ⅣB

[英語コミュニケーションⅣA]
英語ⅢAで学んだ英語を「聞く・話す」面の流暢さと正確さをさらに高めることを目的に、主として英語によるディスカッションやディベートを通して学ぶ。一般的に関心の高い分野から複雑なトピックまでを扱い、英語を通して自ら情報を収集し、それらを一定の観点で展開し、明瞭な論理的な構成を持って英語で発表するとともに、話し相手の英語を正確に理解しながら、かなり詳しく議論し適切な結論に達することができるようになることを目指す。

[英語コミュニケーションⅣB]
英語ⅢBで学んだ英語の「読み・書く」力を専門的な分野を扱えるレベルまで高めることを目的とする。専門的記事から文学作品や論文まで長く複雑な内容を、文体の違いを認識しながら深く理解し読めるようになることを目指す。そして、複雑な手紙、説明文、レポート、報告記事、批評、論文などを、論理的に明確な構造で、読み手に議論のポイントや重要な点がわかるように、明瞭かつ適切な文体で書けるようになることを目指す。

マルチメディア英語Ⅰ~Ⅲ

[マルチメディア英語Ⅰ]
LL教室で、擬似体験型の英会話トレーニングソフトを使い、スピーキング能力、リスニング能力、コミュニケーション能力の増強をはかる。正しい発音とイントネーション、流ちょうさ、会話によく使われる表現、言い回し等を身につける。内容的には、「海外渡航に使う英会話」を学ぶが、会話表現と同時に英米の文化や生活習慣も学ぶ。学期の最後の授業では、クラスメートとペアになって自由に英語のスキットを作り、英会話を楽しむことでコミュニケーション能力を伸ばす。

[マルチメディア英語II]
LL教室で、擬似体験型の英会話トレーニングソフトを使い、スピーキング能力、リスニング能力、コミュニケーション能力の増強をはかる。正しい発音とイントネーション、流ちょうさ、会話によく使われる表現、イディオムを身につける。内容的には、「日常生活に使う英会話(基礎編)」を学ぶが、会話表現と同時に英米の文化や生活習慣も学ぶ。学期の最後の授業では、クラスメートとペアになって自由に英語のスキットを作り、英会話を楽しむことでコミュニケーション能力を伸ばす。

[マルチメディア英語III]
LL教室で、擬似体験型の英会話トレーニングソフトを使い、スピーキング能力、リスニング能力、コミュニケーション能力の増強をはかって、グローバル人材にふさわしい英会話能力を身につける。正しい発音とイントネーション、流ちょうさを身につけ、自発的な自由会話力を伸ばす。内容的には、「日常生活に使う英会話(応用編)」を学ぶ。学期の最後の授業では、クラスメートとペアになって自由に英語のスキットを作り、大学生として内容のある英会話を楽しむ。

ビジネス英語Ⅰ・Ⅱ

[ビジネス英語Ⅰ]
グローバルなビジネス社会で活用されているビジネス英語と文章作成方法の基礎を身につけ、国際的なビジネスの現場で通用する英語能力を身につける。具体的には、英文レターの形式、ワンレターワンサブジェクトの原則、句読点の慣用、レターの折りたたみ方など商用英文レターの基礎知識を中心に学習する。次に、ビジネス社会でよく使われている英語ビジネス文章の例文の学習と分析、それらを活用して学生が自分で書いた文章の分析、間違った表現の訂正作業などを通じて実践的な英文レターの書き方を習得する。

[ビジネス英語Ⅱ]
ビジネス英語で実務レベルでさらに実践的な文章作成法を学ぶとともに、海外・国内で外国人と交流する際に必要なマナーを見につける。具体的には、いくつかの実務状況を設定して学生に英文レターを作成させ、それらを分析しながら効果的なレターの書き方、論旨の進め方を習得する。さらに、外国人と交流する際の常識的なマナー、文化や習慣の違いからくる注意点、儀礼(プロトコール)、およびそれらの場合の英語表現を、実践的な場で使えるような学習を目指す。

中国語コミュニケーションⅠA・ⅠB

[中国語コミュニケーションⅠA]
中国語の難点とされる発音を十分に練習し、単語の発音をベースに、ローマ字表記(ピンイン)を見て正確に発音できるようにする。漢詩や中国語の歌を適宜取り入れ、中国語の発音とリズムに慣れていく。また、日本語の常用漢字と異なる中国語の簡体字に習熟する。文法については、中国語の基本的構文パターンの習得を中心に、文法の仕組みを学び、簡単な文章を読み、基礎的な文を組み立てる能力を伸ばしていく。文法項目が単なる項目の羅列に終わらないよう、折に触れて復習を行い、体系的に把握できるようにする。

[中国語コミュニケーションⅠB]
平易なテキストを基に、基本文法、よく使う文型、日常生活で使用される頻度の高い中国語の言い回し(センテンス)を中心に学習する。さらに、CD・テープなどの聴取訓練、また教員と学生、学生相互の対話練習を繰り返すことで、基本文法の習得とともに、「聞く、話す」能力をバランスよく身につけ、暗唱テストを適宜取り入れることで運用能力を高める。基礎的な聞く・話す能力を生かし、挨拶から始まって、簡単な自己紹介と日常会話ができることを目標とする。

中国語コミュニケーションⅡA・ⅡB

[中国語コミュニケーションⅡA]
中国語コミュニケーションⅠに引き続いて、文法に重点を置き、テキストに基づき、複合的な中国語文の構造について学んでいく。テキストに出ている中国語文を日本語に翻訳し、そして日本語から再び中国語に翻訳することを重ねて、文法の運用能力を高める。中国語の仕組みの全体を徐々に把握するとともに、平易な雑誌・新聞記事等の読解を試みる。基礎的な文法と雑誌、新聞記事の情報を基にした簡単な作文ができるよう練習を重ねていく。これらの学習を通じて、中国の社会や文化に対する理解も同時に深める。

[中国語コミュニケーションⅡB]
中国語コミュニケーションⅠに引き続いて、語彙力を高めつつ、より複雑な中国語の言い回し(センテンス)を習得する。テレビ・ビデオなどの視聴覚教材を適宜取り入れ、運用能力を高める。テキストの音読練習を十分行ったうえ、テキストと視聴覚教材の内容を踏まえてテーマを設定し、教員と学生、学生相互の対話練習を重ね、より実用的な会話能力・ヒアリング能力の育成を図る。これらの学習を通じて、中国の社会や文化に対する理解も同時に深める。

中国語コミュニケーションⅢA・ⅢB

[中国語コミュニケーションⅢA]
中国語コミュニケーションⅠ、Ⅱで身につけた文法の運用能力を高め、より高度な語彙と複雑な表現で構成される中国語の文章を解読する。文法の解説はテキストに基づいて行うが、文法の理解を深め、運用能力を高めるために、毎回の授業でテキスト以外の文法書から関連する文法の宿題を出す。また、中国の政治・経済・文化・社会に関する中国語の新聞・雑誌記事を適宜授業に取り入れ、辞書を引きながら新聞・雑誌を概ね理解できるレベルを目指す。

[中国語コミュニケーションⅢB]
中国語コミュニケーションⅠ、Ⅱで中国語の正しい発音とリズムを習得した学生に対し、授業では、テープ・CDなどの視聴覚教材を積極的に利用し、ヒアリング能力の更なる向上を図る。また、中国の政治・経済・文化・社会に関する中国語の新聞・雑誌記事の内容からテーマを決め、教員と学生、学生相互の対話練習を重ね、スピーキング能力の向上を図る。与えられたテーマで学生が自分から積極的に発話できるよう練習し、コミュニケーション能力の向上を目指す。

中国語コミュニケーションⅣA・ⅣB

[中国語コミュニケーションⅣA]
中国語コミュニケーションⅢAに引き続いて、高度かつ豊富な語彙と複雑な表現を身に着けながら、さらに高度な中国語の文章を読解していく。語彙や表現を深め、高度な文法を確実にするため、中国語コミュニケーションⅢAと同様に、毎回の授業でテキスト以外の文法書から関連する文法の宿題を出す。中国語ニュースの内容を適宜授業に取り入れ、それを解読すると共に簡単なコメントや感想文を正確に書けるように目指す。単に、知識としての言葉ではなく、現代中国社会を理解するツールとしての中国語の習得に特に重点をおく。

[中国語コミュニケーションⅣB]
中国語コミュニケーションⅢBに引き続いて、授業では視聴覚教材を積極的に利用し、中国語のニュースを適宜取り入れることでより高いレベルのヒアリング能力を育成する。また、中国の政治・経済に関するニュースの内容からテーマを設定し、教員と学生、学生相互の対話練習を重ねていき、特定のテーマをめぐって比較的論理的に会話できるようにする。単に、知識としての言葉ではなく、現代中国社会を理解するツールとしての中国語の習得に特に重点をおく。

マルチメディア中国語

LL教室を活用し、各種視聴覚教材を取り入れながら、まず中国語の正しい発音を徹底する。それから語彙力、ヒアリング能力の向上を図りながら、日常生活の様々な場面に応じた会話表現を学び、自然な生活中国語を習得する。中国語での学生相互の対話練習を極力進める形で、感覚的に中国語を捉えられるようにすることを目標とする。また、関連する視聴覚教材から宿題を出し、学生が授業以外でも発音の練習、語彙力の強化、ヒアリングの訓練をするよう促す。

ビジネス中国語Ⅰ・Ⅱ

[ビジネス中国語Ⅰ]
日中ビジネス習慣の違いを理解しつつ、ビジネス場面で使用する中国語の語彙と言い回しを習得し、一般的なビジネス会話の基礎をしっかり身に着ける。ビジネスシーンのある視聴覚教材を適宜取り入れることで、ヒアリング能力の向上を図りつつ、特定のビジネスシーンをテーマにし、教員と学生、学生相互の対話練習を重ねていく。更に、ビジネス文章を作成する基礎知識を学び、商用メールやレターの書き方を練習し、実用的なビジネス中国語を身に着けるよう目指す。

[ビジネス中国語Ⅱ]
日中ビジネス習慣の違いへの理解を深めつつ、ビジネス場面で使用する中国語の語彙力を更に高め、ビジネス関連の言い回しを正確に言えるようにする。商談の実例をテキストとして使用し、アポイントの取得から、コミッションの相談、事業提案などさまざまなテーマに応じてビジネス中国語を習得する。リアルの商談に基づく授業を通じて、中国ビジネスの現場を体験し、ビジネスで求められる高度なコミュニケーション能力の育成を目指す。

日本語コミュニケーションⅠA・ⅠB

[日本語コミュニケーションⅠA]
社会で役立つ日本語コミュニケーション能力を身につけることを目指す。人との距離や相手の立場に配慮した、円滑なコミュニケーションができるようにする。具体的には、リスニング、作文、ロールプレイなどを通して、社会に出て必要とされる、迅速でかつ正確な会話、そして、論理的なコミュニケーション スキルを身につけていく。また、日本人の常識、マナー、距離の取り方も勉強していくことで、異文化理解も行っていく。

[日本語コミュニケーションⅠB]
日本語による高度な読解力を身につけることを目指す。学術的な書物や論文を読解するために必要な、語彙力の向上、要点把握、正確で詳細な内容把握 のストラテジーやスキルの向上を目指していく。さらには、批判的かつ論理的な表現で発言するために必要なコミュニケーションスキルも身につける。また、日 本文化を中心とした日本事情についても学んでいく。さまざまな日本事情をとりあげることで、日本人と日本社会を理解する契機とする。

日本語コミュニケーションⅡA・ⅡB

[日本語コミュニケーションⅡA]
ビジネス場面に即した日本語コミュニケーション能力を身につけることを目指す。実践的なビジネス会話、ビジネス文書作成、ビジネス知識、ビジネス マナーなどビジネスライフにおけるコミュニケーションスキルとビジネスライフの基礎を総合的に学ぶ。特に、ビジネス場面に応じた敬語使用や語の選択につい て重点的に学習し、ビジネスに対応できる日本語表現力を身につけていく。ロールプレイを取り入れ実践的に学んでいく講義である。

[日本語コミュニケーションⅡB]
優れたレポ-ト作成能力を身につけることを目指す。具体的には、論理的表現、客観的表現、根拠、引用方法、また、レポート構成などといった、より 高度なライティングスキルを身につけていく。講義では、必要な文章表現技法を解説し、その後に、受講生がその演習と反復練習を行い、ライティングスキルを 高めていく。実際に多くのレポートを取りあげ、それらを読み、参考にすることでスキルアップを図っていく。

地域連携演習A・B

地域での実践的な活動を通して地域の特質や地域課題について理解すると共に、地域のネットワークの中に身を置いて現実社会と関わりながら学ぶ意義を理解する。外国人児童・生徒の学習支援、国際理解や芸術活動体験のワークショップ、地元自治体や商工団体との連携イベント等、地域連携型の特色あるメニューを複数用意するが、年間を通じての現場での活動や集中型のイベントなど、週1コマの授業形態にこだわらず柔軟に展開する形態を取る。

自主課題演習A・B

多文化共生やユニバーサルデザイン、文化芸術等の広範な領域において、特定のテーマを定めて大学内外の組織や団体等と連携して行う実践的な活動を通して学ぶ。教員の特別研究費やイベント・シンポジウム開催費でのプロジェクトに組み込まれた学生の活動のみならず、学外でのデザインイベントや文化芸術イベント、海外でのNPO・NGO活動等のように、学生自身による自主的な企画・イベント等についても、一定の条件を満たすものについては単位認定の対象とする。

企画立案演習A・B

政策策定やプロジェクトの企画、立案のプロセス、合意形成や情報発信の手法を学び、卒業後に社会で活躍するためのキャリア形成に資することも含めた実践的な知識とスキルを身につけるための演習である。受講生数人からなる小グループによる作業を基本とし、多文化共生、ユニバーサルデザイン、アートマネジメント、地域の課題解決などの領域を中心に、課題の抽出や設定から、実施の方法、成果の評価、プレゼンテーションなどについて、実社会でのワークショップやタスクフォースといったオン・ザ・ジョブ・トレーニング方式を応用した総合的な演習とする。

スポーツ活動A・B

[スポーツ活動A]
生涯にわたりスポーツを生活の中へ取り入れていくことができるよう、健康・体力問題に関する専門的な知識を習得し健康マネージメントを確立できることを目的とし身体活動の意義について実践を通して理解する。主にラケットを使用した種目、卓球、硬式テニス、バウンドテニスを通してコミニュケーションスキルを学び、自発的に人と関わろうとする機会を提供する。

[スポーツ活動B]
スポーツや健康・体力に関する各人の興味と関心をより深く掘り下げることを目的とし対人交流ならびに円滑なチーム運営方法の学習に基づき集団スポーツの特性を理解する。主にバドミントン、バレーボール、ネットスポーツ、バスケットボール、フットサルを実施することでチームの成員が協力して行動するための、戦略、組織運営を習得する。

音楽文化論

音楽を持たない文化は世界中に存在しない。しかしその文化ごとに、異なる宗教的、政治的、社会的背景のもとに音楽は誕生し、世代間継承され、また新たな文脈の中で新しい音楽が生まれている。本講義では音楽を文化現象として捉え、さまざまな時代、さまざまな国々の音楽を鑑賞しながら、その多様性や多彩さの意味を考える。そうした中で音楽が人間生活とどのような関わりをもっているかを、文化史的社会史的背景とともに考え、さらには現代における多様化した音楽(的)現象も考察する。

演劇文化論

人間の営為の現れとしての文化や芸術の中でも、演劇をはじめとする舞台芸術は特に古い起源と長い歴史を持っていると言える。舞台芸術の尽きない魅力とその本質を解き明かすために、日本および世界各国において現在もなお上演され、人々に親しまれているさまざまな舞台芸術作品を取り上げ、演劇が置かれている社会的環境や演劇が社会において果たしている役割、さらにはそれらの現状と今後の展望を考察する。授業ではできるだけ多くの映像資料を使用し、作品に対する理解を深めるようにする。

視覚芸術論

視覚芸術の意味と可能性を探るために、主として西洋における視覚芸術の発展を振り返り、「見ること」と「表象すること」の関わりを具体的作品を例に挙げながら分析的に考察する。また、視覚表現を成立させている要素に焦点を当て、イメージの持つ機能や力についても考察する。視覚の持つ影響力の大きさが人間の思考と密接に関連しながら社会の中でどのような変化をもたらすのか、またそれぞれの時代にどのような影響を与えたのか、具体的事例に照らしつつ示す。

社会思想史

様々な時代や地域における思想を、時代や地理的背景を踏まえ比較対照しながら論じる。多様な宗教や古代から中世に至る思想・哲学と社会、政治、文化・芸術との関係性を考察する。さらに、宗教革命、ルネサンス、市民革命、植民地主義、社会・資本主義などはもとより、近現代の多様な思想や日本を発祥とする思想についても論じる。単なる過去の思想史学ではなく、未来志向の視点や発想を得ることも目標とする。

市民社会論

市民社会に関する多様な概念や史的展開を概観する。近年の世界各地における「市民革命」の実態や世界的な非政府組織の発展を踏まえて、グローバルな視点から市民社会と市民の権利について考える。さらに、発展する多様なボランティアや公共サービスの一翼を担う非営利組織(=NPO)の活動についても考察し、文化振興や新たな市民文化の担い手としての市民ネットワークのあり方を展望する。

社会心理学

社会心理学は,社会のさまざまな場面で生じる人間関係や人間と社会の関わりにおける心理および行動に焦点をあて、その仕組みについて研究する領域である。この講義では、(1)他者認識、自己認識、対人関係、説得、援助、集団・集合行動、心と文化といった社会心理学の基礎的トピックについて理解すること、(2)社会心理学の研究方法について理解すること、そしてこれらを通じて、(3)現実的な社会的行動について、心理学的な観点から分析する力を養うこと、を目標にする。

多文化共生論

民族的・言語的多様性を擁する社会のあり方を考察する。日本とは異なる伝統的な移民国家や近年移民の増加が認められる国家の事例を概観したのち、日本社会における多文化共生のあり方を論じる。日本における外国人市民の増加の歴史的背景を確認した上で、1990年代から進展しつつある多文化共生の諸施策について、基礎自治体の取り組み事例等を紹介しながらその現状と課題を検討する。

異文化と教育

比較教育学の理論や方法について理解を深めるとともに、諸外国の教育制度や教育内容などについて学ぶ。また、世界の学校の現状を知り、教育に関わる世界の人々の思いや願い、知恵などについて学習する。その上で明治以降の我が国の教育を見つめ、各国との相違点や類似点を踏まえ、我が国の教育が進むべき方向について考察する。さらに文化的背景や言語などの異なる子どもの増加に伴う国内の教育事情や課題(外国出身児童・生徒の教育、民族教育など)について学ぶ。

文化政策概論

芸術文化振興や文化財保護、デザインやコンテンツ産業などの文化産業振興政策、国際文化交流、観光政策などをはじめ、広く市民生活に関わる広義の文化政策について、所管する各省庁や関連組織等の政策を中心に概観する。さらに、学校教育や社会教育の両者を含む教育制度と文化政策関係、医療・福祉と文化政策の関係、国と地方の関係等における制度的な問題も視野にいれながら、地方自治体における文化政策について、まちづくりの問題ともからめて学ぶ。

非営利セクターの経営

これからの市民社会の担い手とされる民間非営利組織についての歴史、制度や理論的知識を身につける。「使命」の重要性やボランティア、ファンドレイジングの問題等、営利企業の経営との違いについてドラッカーをはじめとした近年の非営利経営の理論をふまえつつ体系的に学ぶ。そのうえで、芸術文化やまちづくり等の分野における活動事例、マネジメント上の課題などについて概観し、あわせて、政府や営利企業等との役割分担や連携の在り方についても検討する。

地方行政論

本科目では、地域レベルの行政活動や施策を理解する上で必要となる基礎的な制度・理論や地方行政の現状について、包括的かつ体系的に解説をおこなう。本科目で取りあげる内容としては、地方自治の理念・制度、地方行政のしくみ、国・地方の関係、地方自治体の機能・構造、自治体経営や行政改革等である。また地域が抱える課題への対応や地域政策の実態についても、事例を取り上げて検討をおこなう。なお、「地方行政」という科目名であるが、民間主体(地域住民、NPO、市民団体、企業等)が地域の課題の解決に関わる実態も視野に入れる。

会計学

資金調達、設備投資、商品の仕入れ・販売など、企業が行う様々な経営活動を、定量的な給付と貨幣の対流関係の写像として描き出すこと(測定)と、それを利害関係者に開示する(伝達)ことの2つの会計行為としてとらえ、これらを科学的認識の対象とする会計学の基本的な概念を学ぶ。合わせて、企業の経営成績や財政状態に関する情報提供システムとしての会計の基本的原則や技法を中心に、幅広い会計の領域について体系的に学ぶ。

都市経営論

都市の経営とは何かということについて、人口減少下に入った今日における経営資源の有効活用の視点、個々の都市政策の実現のプロセスを概観する。同時に、都市の経営を、広く、行政、市民、企業等らの協働する都市のマネジメントと捉え、成熟都市社会における展開方向について考察する。都市経営の範囲は、社会経済、社会資本、コミュニティ、観光、文化など多岐にわたり、これらに関する典型的な事例を取り上げて学習する。

アートマネジメント概論

文化施設や実演芸術団体等、公益的な目的を達成するための非営利芸術組織のマネジメントであるアートマネジメントの基礎を修得することを目的とする。非営利組織における「使命」の重要性を理解したうえで、マーケティング、ファンドレイジング、財務・会計、人的資源管理論、組織論などアートマネジメントの諸領域における基礎的な理論について、国内外の美術館、劇場・音楽堂、オーケストラや劇団等における実例をまじえながら概観する。

NPO・NGO論

どのように、市民社会が政府および営利セクターに並んで、社会の動きを変える力を持つに至ったか、その歴史と変遷をヨーロッパ社会から学ぶとともに、その根底にある構造として個人主義とボランタリズムの影響を読み解いていく。こうした市民社会の成長に伴い、活動が組織化され大きな影響を生み出すに従い、それらを規制、管理、支援する様々な社会的制度がどのように作られてきたのか、特に日本のNPO法の変遷を見ながら、考えていくとともに、NPO・NGOが未来社会にどのような役割をもつようになるかを考察していく。

憲法

この授業では、憲法についての基礎知識を習得することを目的とする。憲法の概念や、日本国憲法を支える基本原理、日本国憲法成立の歴史的経緯といった憲法の総論的な概説を経て、憲法によって保障された権利を対象とする基本的人権の分野と、憲法の基本原理を実現するための国家機関の仕組みを対象とする統治機構の分野について、裁判例の検討を交えながら学んでいく。

文化政策と法

文化政策を取り巻く現行諸法の基本的理解を目的とする。文化政策の範囲を広義にとらえたうえで、国及び地方公共団体が行っている現実の文化政策に注目し、関連する法や条例、国際条約について検討する。文化芸術振興基本法や、これをうけた地方公共団体の文化振興基本条例における文化政策の基本的な体系の理解とともに、博物館法や劇場法をはじめとする文化政策に関わる諸法や条例、知的財産権や都市計画、まちづくり等に関する法、文化関連の国際条約等について、諸外国の事例もまじえて考察する。

生涯学習と文化

生涯学習とは何かを明確にしながら、今日の急激に変化する社会のなかでの生涯学習の基本的課題を概説する。特に、生涯学習社会における子ども観・若者文化のあり方に関する検討を通じて、知の循環型社会としての生涯学習社会の構築に向けての課題を探究する。生涯学習社会における学校・家庭・地域の連携のあり方、メディア・リテラシーの問題、キャリア形成の課題、社会教育指導者の役割、学習支援と学習成果の評価と活用等の現代的課題を、映像資料等を活用し、具体的な事例を通じて学習する。

統計学

平均、分散、標準偏差、正規分布、母集団、標本誤差やカイ二乗検定等、統 計を利用したり、社会調査を行ったりする際に必要となる統計学の基礎的な知識をもとに、表計算ソフト等を使って簡単な分析ができる能力を身につける。さらに、国勢調査、社会生活基本調査、経済センサス等、文化、社会、経済やそれに関わる政策の研究に必要な統計の特徴についての理解を深める。

社会科学の方法

社会科学には経済学・社会学・政治学などさまざまな学問が含まれるが、それらには共通して、社会現象を科学的に見ようとする知的営為がある。ここでは、社会現象を科学的に分析する手続を紹介し、概念や論理の構成、統計データ(数字)の使い方、専門書の読み方、テーマ選定や引用手続などの論文作法、図書館の利用方法などについて説明・指導する。また社会科学が歩んできた歴史や主な社会科学者の社会科学に対する考え方を紹介しつつ、現在の社会科学が置かれた現状について理解を深める。

フィールドワークの手法

実地調査を通じて質的(定性的)データを収集するフィールドワークの手法が、社会科学や人文科学など広範な分野の学問において、盛んに導入されるようになった。フィールドワークの実施対象は多岐にわたっており、特定の対象を研究する場合も、テーマや目的など調査者の関心は多様である。こうしたフィールドワークの背景となる考え方や、参与観察・インタビューなど具体的な技法について理解を図る。調査手法を身につけるだけでなく、フィールドワークを行うとはどういうことかをも考える。

プレゼンテーション技法

伝えるべき情報を上手に表現し、相手が納得するような円滑なコミュニケーションを達成するためのプレゼンテーションの技法を学ぶ。具体的には、プレゼンテーションにかかるビジュアル表現を支えるさまざまな技法と、それらを用いた口頭発表の方法などを実践的に展開する。

ディベート技法

多様化し複雑化した現代社会で我々が生きていくためには、多面的な見方が必要とされる。他者とのコミュニケーションを通して、様々な角度から考える態度を常に身につけておく必要がある。問題意識を持ち、その問題に関連する情報を蒐集し、蒐集した情報を分析し、論理的に思考する力を養う必要がある。また、自分の考えを人に発信するために、説得力をもち、論理的な発言ができなければならない。他方、相手の意見を傾聴する態度を備え、正しく理解した上で、論理的な批判力がもてなければならない。こうした一連の能力を実践的に養っていくのがディベート技法である。

ファシリテーション技法

企業や学校、地域コミュニティなど、多様な人々が集まる場や機会において、集団による問題解決、アイディア創造など、グループとしての活動が円滑に行われるように、中立的な立場から支援を行うファシリテーションの手法や技術について学ぶ。場のデザインのスキル、対人関係のスキル、構造化のスキル、合意形成のスキルを身につけ、最終的にはワークショップ等の機会に自らがファシリテーターとしての役割を担うことができるようになることを目的とする。

情報リテラシー基礎

現代の情報社会において必須であるとともに、大学で学ぶ上で必要となる情報の基礎能力を養う。講義項目は、コンピュータの基本原理および操作方法、電子メールの初期設定と利用・セキュリティ、インターネットの原理、WWW(ワールドワイドウエブ)・クラウドコンピューティングの仕組みと利用、ワードプロセッサを用いた文書作成と書式の設定管理、ファイルの操作と管理、メディアリテラシーの基礎、ソーシャルネットワークの活用と情報収集、情報発信などである。

情報リテラシー応用A・B

[情報リテラシー応用A]
コンピュータを実践的に活用できるようになることを目的として、表計算ソフトウエアおよびビジネス文書作成の能力を養う。講義項目は、コンピュータにおける数と文字の扱い、表計算ソフトウエアの基本的な操作方法、相対参照と絶対参照、シート上の書式設定、レポートを仕上げる手法、印刷書式設定、フォーム設定、計算処理、グラフ作成と罫線、データベース的処理、論理演算と検索、アンケート集計などである。これらにより、データを処理・可視化してレポートとして仕上げる能力を学習する。

[情報リテラシー応用B]
画像を含む文書作成能力を養うことを目的として、コンピュータを用いた画像および図形処理について学ぶ。講義項目は、コンピュータにおける画像・図形であるラスター図形およびベクトル図形の扱い、画像を扱う基礎となる画素数、解像度、色の表現などの知識、データの圧縮と情報量、ファイルの形式とその選択、さらにプレゼンテーション・ソフトウエアにおける図形の扱いなどである。講義で基礎的な知識を学ぶだけでなく、PhotoshopおよびIllustratorを用いた実践的な処理についても学習する。

図書館概論

社会的な記憶装置としての図書館は、情報通信技術の進歩に伴い、情報基盤の一つとして、一層の多様化が進展している。こうした背景のもとに、図書館の今日的意義や役割、図書館の歴史的発展経緯や種類、図書館に関する法的基盤と行政施策としての政策、各種図書館の制度と機能、図書館員の役割、著作権や知的自由、現代社会における図書館の新たな機能や課題について、解説する。同時に図書館を使いこなして情報収集できる基本的な技術も身につけさせることも目的とする。

フランス語コミュニケーションⅠA・ⅠB

[フランス語コミュニケーションⅠA]
文法に重点を置いてフランス語の基礎を学ぶ。アルファベから始まって動詞の活用や名詞と形容詞の性数の区別など、フランス語の基本構造を理解する。問題演習を中心に文法をマスターしながら、簡単な文章を読み、自分で文を組み立てられるようにする。綴りを正確に音読して発音にも注意し、動詞活用や名詞等の性数のちがいを中心に辞書の使い方も学ぶ。同時に、フランス及びフランス語圏の社会や文化に触れ、フランス語を学ぶことと現在の世界とのつながりを意識するようにする。

[フランス語コミュニケーションⅠB]
平易なテキストを基に、日常生活で使用される頻度の高いフランス語の言い回しを中心に学習し、CD、DVDを用いた聞き取りと発話練習を繰り返して基本的な「聞く・話す」能力を習得する。挨拶から始まって、自己紹介、好き嫌いを言う、ものや人物について述べるなど簡単な自己表現と意思疎通ができることを目標にする。また、フランス及びフランス語圏の社会や文化に対する理解も深めて、フランス語学習を発端に現代世界を見て行く機会を作る。

フランス語コミュニケーションⅡA・ⅡB

[フランス語コミュニケーションⅡA]
ⅠAに引き続いて、文法に重点を置いてフランス語の基礎をより深化させる。問題演習を中心にフランス語の基本構造を身につけ、簡単な文章を読み、自分で文を組み立てられるようにすると同時に、基本的語彙や表現をさらに身につけていく。複合過去形や半過去、人称代名詞、関係代名詞など複雑な文章構造に慣れていく。綴りの正確な読みをさらに徹底して発音に慣れ、自然な速さでの音読ができるようにする。辞書の使い方もマスターする。

[フランス語コミュニケーションⅡB]
ⅠBに引き続いて、日常生活で使用される頻度の高いフランス語の言い回しを中心に学習し、CD、DVD を用いた聞き取りと発話練習を繰り返してより高度な「聞く・話す」能力を習得する。買い物、レストランでの注文、道をたずねる、自分の生活について語るなど実際のコミュニケーションに役立つ表現を身につける。フランス語の音やリズムに慣れ、自分から積極的に発話できるようにする。また、フランス及びフランス語圏の社会や文化に対する理解もさらに深めていく。

ポルトガル語コミュニケーションⅠA・ⅠB

[ポルトガル語コミュニケーションⅠA]
本授業では、日常会話を中心にポルトガル語の文法と文章の基礎を学ぶ。浜松市にはポルトガル語を母語とするブラジル人が多く在住しており、あらゆる場面でポルトガル語を使う機会に恵まれていることから、学生に学んだポルトガル語が実践できるよう指導する。さらに正しい発音と読解力、作文の方法をマスターするよう地道に指導していく。学外活動では、ブラジル人学校、多文化共生イベントなどでの文化交流を行う。

[ポルトガル語コミュニケーションⅠB]
浜松市にはポルトガル語を母語とするブラジル人が多く在住しており、あらゆる場面でポルトガル語を使う機会に恵まれている。なお、ブラジル人コミュニティ内では、ポルトガル語による新聞やテレビチャンネルも普及している。そのなかで、学生がそれらのメディアに触れられるように、本授業では、ポルトガル語コミュニケーションⅠAに続いて基礎的な文法の学習し、読む力、そして簡単な文章の作成を試みる。ブラジル社会と文化への関心と理解を深め、学習の動機づけを強めるため、ビデオ鑑賞も授業で行う。

ポルトガル語コミュニケーションⅡA・ⅡB

[ポルトガル語コミュニケーションⅡA]
本授業では、ポルトガル語コミュニケーションIA・IBを継続し、日常会話を中心にポルトガル語の文法や文章の基礎を学ぶ。浜松市にはポルトガル語を母語とするブラジル人が多く在住しており、あらゆる場面でポルトガル語を使う機会に恵まれていることから、学生に学んだポルトガル語が実践できるよう指導する。さらに正しい発音と会話力を育成するため、地道に指導していく。クラスをグループ分けして、それぞれのグループで作成したスキットなど発表させる。

[ポルトガル語コミュニケーションⅡB]
浜松市にはポルトガル語を母語とするブラジル人が多く在住しており、あらゆる場面でポルトガル語を使う機会に恵まれている。なお、ブラジル人コミュニティ内では、ポルトガル語による新聞やテレビチャンネルも普及している。そのなかで、学生がそれらのメディアに触れられるように、本授業では、ポルトガル語コミュニケーションIA・IB・IIAで学習した文法や文章表現などの基礎をもとに、読解力、作文作成の方法をマスターできるように指導する。ここでは日記の作成や演劇などの自作も試みる。

韓国語コミュニケーションⅠA・ⅠB

[韓国語コミュニケーションⅠA]
韓国語の「聞く・話す」ということに重点を置き、韓国語の基礎を身につけることを目ざす。ハングル文字の仕組みや発音の仕方から入り、韓国語の構造や原理を理解したうえで、慣用的な挨拶をはじめ、基本的な語彙や日常会話を学習する。また、日本と韓国の面白い習慣の違いや日常生活のちょっとした違いなども取り組んで、日本人が間違いやすい点に留意しながら、面白く・楽しく正確な発音練習と聞く訓練を繰り返して韓国語の聞く・話す能力を習得する。

[韓国語コミュニケーションⅠB]
韓国語の「読む・書く」ということに重点を置き、韓国語の基礎を身につけることを目ざす。ハングル文字の仕組みや発音訓練を重ねるとともに、聴き取り・書き取りを中心に、基本的な単語・語彙や文法について学習する。また、日本と韓国の面白い習慣の違いや日常生活のちょっとした違いなども取り組んで、日本人が間違いやすい点に留意しながら、新聞や雑誌などの記事を用いた読解や書き取り練習を繰り返して、韓国語の読む・書く能力を習得する。

韓国語コミュニケーションⅡA・ⅡB

[韓国語コミュニケーションⅡA]
韓国語コミュニケーションⅠAに引き続き、韓国語の「聞く・話す」ということに重点を置きながら、韓国語の基礎を身につけることを目ざす。韓国語の基本的な構造や原理を理解したうえで、とくに日本人が間違いやすい点などに留意しながら、慣用的な挨拶をはじめ基本的な文法を学習する。また、そのさいに視聴覚教材などを援用しながら、韓国語の聞く・話すという能力のスキルアップをはかるとともに、韓国の社会と文化の理解にも努める。

[韓国語コミュニケーションⅡB]
韓国語コミュニケーションⅠBに引き続き、韓国語の「読む・書く」ということに重点を置きながら、韓国語の基礎を身につけることを目ざす。聴き取りや書き取りを中心にしながら、ハングル文字の仕組みや発音訓練を重ね、基本的な単語・語彙や文法を学習するとともに、辞書を引きながら新聞や雑誌などの記事を用いた読解や書き取り練習を繰り返して、韓国語の読む・書く能力のスキルアップをはかるとともに、韓国の社会と文化の理解にも努める。

インドネシア語コミュニケーションⅠA・ⅠB

[インドネシア語コミュニケーションⅠA]
インドネシア語基本文法の理解および初歩的な文章表現の習得を第一の目標とする。日本語や英語と比較しながら、その全体的特徴を認識した上で語順、人称代名詞、指示代名詞、疑問詞、数字、時刻/時間、年月日/曜日、語根動詞/Ber動詞、接辞Me-、形容詞/副詞、前置詞、助動詞、辞書の使い方などを学習する。授業では、指定テキストと共に配布プリントの練習問題に取り組むことにより、語彙を増やし会話をする際の文法的基礎を築く。

[インドネシア語コミュニケーションⅠB]
日常会話に不可欠な語彙や表現を知ると共に、やや複雑な表現技法を用いた会話習得を目指す。発話練習を繰り返しながら、数字、時間、年月日他の文法授業で学んだ事柄を会話で活かせるように練習する。また会話教材に沿い挨拶や自己紹介、他者への指示や依頼の仕方などの表現を使えるようにする。最終的には受講者が指定共通トピックについて小作文を準備、発表、質疑という授業を行う。なおヒアリング力を強化するために、DVD/CD教材を利用する。

インドネシア語コミュニケーションⅡA・ⅡB

[インドネシア語コミュニケーションⅡA]
インドネシア語IAでの学習を踏まえた上で、さらに高度な文法事項の習得を目指す。具体的にはより複雑な各種接辞(Me-kan/Me-i/Memper-、An/Pe-、Per-an/Pe-an、Ter-、Ke-an、-Nya/Se/Se-nya)に加え、受動態や関係代名詞などテキストに沿って解説する。その後はテキストを離れ、昔話他簡単な読み物の講読を通じ、文法の定着と読解力の強化を図る。読み物の内容を正確に理解するため、並行的に映画、ドラマ、ドキュメンタリーのような関連DVD映像を鑑賞する。

[インドネシア語コミュニケーションⅡB]
基本的にインドネシア語IBの授業内容を拡大発展させる方向で継続する。配布プリントに基づく日常会話の練習に加え、幾つかのトピックについて小作文を準備し発表、受講者間の質疑という形での対話型授業を一層充実させていくことにより、会話能力のさらなる強化を図る。IB授業の時と比較すると、作文量、用いる慣用表現の範囲、質疑の際の質問の種類及び回数、発表時間などが増すことになる。

イタリア語コミュニケーションⅠA・ⅠB

[イタリア語コミュニケーションⅠA]
日常会話を題材にしてイタリア語の基礎を学ぶ。初期の段階では特に聞く・話す力をつけ、その後は読む・書くことに重点を置いて授業を進める。その都度、文法事項の確認をしつつ、反復によって理解の浸透を図る。コンスタントに語彙力を伸ばすよう自発的な学習をうながし、自己の目的意識にもとづく挫折なきプロセスを実現する。こうした徹底的なトレーニングを通して外国語を確実に習得するとともに、異なる言語や文化に対する柔軟な思考力を身につけることを目指す。

[イタリア語コミュニケーションⅠB]
日常会話を題材にしてイタリア語の基礎を学ぶ。初期の段階では特に聞く・話す力をつけ、その後は読む・書くことに重点を置いて授業を進める。その都度、文法事項の確認をしつつ、反復によって理解の浸透を図る。コンスタントに語彙力を伸ばすよう自発的な学習をうながし、自己の目的意識にもとづく挫折なきプロセスを実現する。こうした徹底的なトレーニングを通して外国語を確実に習得するとともに、異なる言語や文化に対する柔軟な思考力を身につけることを目指す。

イタリア語コミュニケーションⅡA・ⅡB

[イタリア語コミュニケーションⅡA]
日常会話を題材にしてイタリア語の基礎を学ぶ。初期の段階では特に聞く・話す力をつけ、その後は読む・書くことに重点を置いて授業を進める。その都度、文法事項の確認をしつつ、反復によって理解の浸透を図る。コンスタントに語彙力を伸ばすよう自発的な学習をうながし、自己の目的意識にもとづく挫折なきプロセスを実現する。こうした徹底的なトレーニングを通して外国語を確実に習得するとともに、異なる言語や文化に対する柔軟な思考力を身につけることを目指す。

[イタリア語コミュニケーションⅡB]
日常会話を題材にしてイタリア語の基礎を学ぶ。初期の段階では特に聞く・話す力をつけ、その後は読む・書くことに重点を置いて授業を進める。その都度、文法事項の確認をしつつ、反復によって理解の浸透を図る。コンスタントに語彙力を伸ばすよう自発的な学習をうながし、自己の目的意識にもとづく挫折なきプロセスを実現する。こうした徹底的なトレーニングを通して外国語を確実に習得するとともに、異なる言語や文化に対する柔軟な思考力を身につけることを目指す。

ドイツ語コミュニケーションⅠA・ⅠB

[ドイツ語コミュニケーションⅠA]
文法に重点をおいてドイツ語の基礎を学ぶ。アルファベット表記、単語の発音の仕方から始まって動詞の活用や、名詞と形容詞の性数の区別と格変化、ドイツ語の構文パターンから、ドイツ語文法の基本構造を理解する。動詞活用や名詞等の性数格のちがいを中心に辞書の使い方も学ぶ。問題演習を中心に文法をマスターしながら、簡単な文章を読み、自分で文を組み立てられるようにする。発音にも注意し、綴りを正確に音読してドイツ語に慣れる。

[ドイツ語コミュニケーションⅠB]
平易なテキストをもとに、日常生活で使用される頻度の高いドイツ語の言い回しを中心に学習し、さらにCD、DVDを用いた聞き取りと発話訓練を繰り返すことで、基本的な「聞く・話す」能力を習得する。場面ごとの挨拶から始まって、自己紹介、ものや人物について述べるなど、簡単な自己表現と意思疎通ができる程度の会話能力を身につけることを目標にする。これらの学習とあわせて、ドイツ及びドイツ語圏の社会や文化に対する理解も深めていく。

ドイツ語コミュニケーションⅡA・ⅡB

[ドイツ語コミュニケーションⅡA]
I Aに引き続いて文法に重点をおいてドイツ語の基礎をより深化させる。時制や特徴的な動詞の活用、複合的な文の構造について学び、ドイツ語の複雑な仕組みをより正確に把握するとともに、基本的語彙や表現をさらに身に付けて、辞書の使い方もマスターしていく。簡単な文章、例えば平易な雑誌・新聞記事などを読み、それらの情報を基にして手紙・作文の学習・訓練を行う。これらの学習を通じて、ドイツ語圏の社会や文化に対する理解も深める。

[ドイツ語コミュニケーションⅡB]
I Bに引き続いて、日常生活で使用される頻度の高いドイツ語の言い回しを中心に学習し、CD、DVDなどを用いた聞き取りと発話訓練を繰り返してより高度な「聞く・話す」能力を獲得する。一定のテーマに基づいた学生相互の対話練習も行い、旅行や買い物、学生間の交流などの場面を想定して、積極的に発話できるような会話能力・ヒアリング力の育成を図る。これらの学習を通じて、ドイツ語圏の社会や文化に対する理解をさらに深めていく。

国際文化概論

国際文化を広く学ぶために、国際文化が一定の安定性を有しながらも、変わりつつある構造物であることを知り、それを関係的、構造的、過程的にとらえる視点をはぐくむことを科目の主要な目的とする。また、この科目の学びを通して、その後の学科での学習への関心と意欲を高めていく。そのために、国際文化学科の教員の研究成果や多様な事例を用い、具体的な事象から国際文化の全体像を考察して、国際文化を理解する上で必要になる多様な視点を学ぶ。

文章表現技法

人文社会科学分野における文章作法の基礎的訓練を行う。例文に取り上げる人文・社会科学者の文章を通じて、伝統的な文章構成の重要性と、日常語とは異なった学術的文章作法について理解を深め、実際の文章作成によって各人の表現能力を高めることを狙う。以上の学術的な文章作成のための技法習得を授業目標の中核に置き、そのための階梯としてのレポート作成、語彙力の強化、さらにはエッセイや実用的文章の読み書きの技法を総合的に学習することにより、目的に応じた文章表現能力育成も視野に収めて授業を行う。

国際文化基礎論

全学科目「学芸の基礎」の後を受け、国際文化理解に必要なリテラシー能力の一層の充実を図る。授業で設定された課題に関する資料や文献を様々な方法で調べ、それらの文献の分析を進めたうえで、課題に対して多様な視点で分析、批判したレポートをまとめ、発表する。またレポート作成に関しては、明確な論点を持つだけでなく、参考文献、引用といった基本的な論文技法についても学ぶ。こうした過程を通じて、国際文化学科で学ぶための基礎力となるリテラシー能力を高める。

ナショナリズム論

近代以降の世界の姿を知る上で、nation(民族/国民)への理解は欠かせない。本科目では手始めに簡単な理論的導入を施した上で、多民族状況と格闘するべく多文化共生的な政策を推し進めながらも結局は幾つもの国民国家に分裂する形で崩壊するに至った複数の多民族国家を事例として取りあげ、行政上の枠組の変遷や言語空間の変容が民族および民族問題の形成に及ぼした影響を論じることを通じて、nationを固定的な所与のものとする見方を再考する。

国際関係論

「国際関係論」とは、国際社会やそこで生起する様々な現象を対象とする学問である。この授業では、学問の成り立ちや性格を紹介した上で、今日まで積み重ねられてきた理論と学説の系譜を概観し、主要な視座と基礎的な概念を習得する。さらに、以上の学問的なツールが国際問題の分析や歴史の理解にどのように適用されるかについて、いくつかの事例を通じて検証し、国際関係への学問的な理解と考察を深めることを授業の目標とする。

比較文化論

文化とは何か、文化の違いをどのように捉え、どのように比較するのか、といった文化の見方について検討する。まず文化に優劣はないという文化相対主義的な基本認識に立ち、時代・地域・集団ごとに異なるものとして文化を捉え、各々の文化の独自性と固有の価値観を考察する。そのうえで、複数の文化が接触しあい相互に影響する、または異文化を鏡として自らの文化を形成する過程に注目し、文化が相互に変容する可能性をも考察する。

グローバル・キャリア・デザイン概論

国際的な舞台で展開される仕事にどうようなものがあり、どういった人材を求めているかを学び、学生が自分の可能性とそのために必要な準備を進めるための学びの場とする。特に機械工業、サービス業、非営利団体、流通業などの国際的な業務を展開している業界の情報提供、求められる人材の具体的なケースを研究するとともに、必要に応じて現場で活躍する専門家を講師として招き、具体的な学びを行う。これらを包括的に学ぶことによって、グローバル人材としてのキャリア・デザインを設計するための学びの場とする。

国際文化入門A~D

[国際文化入門A]
英語を理解するためには、単語や文法の知識だけでなく、その背景文化についての知識が欠かせない。この授業では、英語の成り立ちや、イギリス、アメリカなど英語が話されている地域、また、キリスト教やギリシャ・ローマ神話、ケルト、ゲルマン神話、伝説など、英語や英語文化を学ぶ上で基礎になる背景知識について講義する。学生自身が英語や英語文化に興味・関心を持ち、2年生以上の学科科目においてそれを深めていくための入り口となるように位置づける。

[国際文化入門B]
東アジアにおける日本・中国・韓国の3カ国は古来よりさまざまな側面において、相互に強い影響を与えていた。日本・東アジアの文化と社会について、基礎的な知識を習得し、生活と文化の様々な側面に理解を深める。それに加えて、日本と韓国、日本と中国、中国と韓国といった、東アジアにおける異文化交流のあり方についても考える。以上の基礎的な理解を踏まえ、2年次以降の当該地域の学科科目と、3年次以降の演習(ゼミ)を受講するための予備知識を習得する。

[国際文化入門C]
地中海地域の文化について基礎的な知識を提供し,生活と文化の諸相を概観する。具体的には南ヨーロッパと北アフリカの地中海西域の主要都市の都市空間とその生活文化を題材に,古代から継承された地中海世界の特徴を考え,この地が育んだヒューマンスケールの合理性と共同体の力学とも呼ぶべきものを考察する。異なる文化圏を一つの世界として横断的にとらえ、異文化間に共通した統一性を認識したい。さらには歴史,文学,美術,映画などの理解を深め,2年次以降の学科科目,3年次以降の演習受講のための予備知識を習得する。

[国際文化入門D]
国際社会において異文化間の接触により生起する諸事象や、多文化状況下にある諸地域の社会の特質について、基礎知識を習得し、その歴史的背景を概観する。国際社会に関する考察における文化をめぐる観点や、社会・文化の多様性とその変動について認識を深めつつ、「日本・東アジア」「地中海・西欧・北米」「多文化共生」の各区分をはじめとする2年次以降の学科科目、3年次以降の国際文化演習(ゼミ)を受講するための予備知識を習得する。

英語表現法

英語による効果的な文章作成、論文作成、口頭発表ができるような英語表現技法の基礎力を養うことを目的とする。英語でわかりやすく表現するにはどうすれば良いのか、英語らしい表現、論理的な文章構成、パラグラフの効果的な使い方など、英文を書く上での基礎を身につける。また、多くの英文を書く課題を通じて、自分の言いたいことを自然な英語で表現できるよう訓練し、話す・書くといった産出面での正確さと流暢さの両方の能力を伸ばす。

英語上級 観光英語

国内や海外で活躍できる、旅行者を案内するツアーコンダクターやツアーガイド、その他観光業に必要な英語の基礎から実践的な力までを習得する。日本人が気軽に海外に出かけるようになった昨今、さらに国や県としても観光に力を入れ始めている。そのような時代にあって、旅行中や、観光業において遭遇するであろう様々な場面における対処法や、観光必須用語、および必要な表現を効果的に習得していく。卒業後の進路を見据えた、英語を使う仕事につながるキャリア・パス(career path)科目である。

英語上級 会議英語

会議や集会、国際会議などで議長、司会者、進行係(Master of Ceremonies)として会議をリードできるような英語の理解力と発信力、リーダーシップ力を養う。はじめの言葉、参加者の紹介、聴衆への語りかけ、議題の説明、会議の進行、発言者の意見の要約に加え、時にはジョークを飛ばしたり、会を和ませる。このようなMCに必要な英語表現力を身につけるために、授業のなかで実践演習を行う。さらには、文書で説明したり、質疑応答を通して、相手と交渉できる語学力をも養う。

英語上級 通訳

将来通訳のプロとして、あるいはコミュニティのボランティア通訳として、または国際化社会における多言語企業で働く者として、必要な技能を養成するキャリア・パス(career path)科目である。通訳養成に使われる訓練法、つまり耳から入ってくるセンテンスのリピートと訳、シャドーイング、サイト・トランスレーション、パラグラフごとの要約と訳など、英語から日本語、日本語から英語へとすばやく転換する力を養う。また、日本に暮らす外国人の数が増加していることから、言葉の橋渡しをするコミュニティ通訳者として、司法、医療、学校、行政の通訳業務についても学ぶ。

英語上級 翻訳

将来の翻訳者を育成するための入門的キャリア・パス(career path)科目である。翻訳は現場での経験がものをいう仕事であるが、大学の授業で翻訳の理論と方法を学び、実務翻訳演習をすることで、翻訳の難しさと重要性を学ぶ。翻訳とは辞書と英文法の知識さえあれば誰にもできるという単純な作業ではないのである。内容としては、翻訳の理論を最初に学び、次に実際に解説文、評論文、論文、小説、絵本、マンガ、字幕、歌詞、マニュアル、カタログ、ビジネスレター、契約書、広告文の翻訳演習を行う。

中国語上級Ⅰ・Ⅱ

[中国語上級Ⅰ]
総合的な中国語力の強化を目的とし、これまで学んだ中国語の完成を目指す。3年次生を対象に、書く、話す能力を中心に、上級レベルの言語表現法を学ぶ。実践的な手紙文、挨拶文、通信文、報告書などの形式と、それに合った表現・語彙を身に着け、ともに作文能力も養っていく。また、翻訳練習を通して、日本語と中国語の表現方法の違いをより深く理解する。さらに、中国語使用の実際に即した専門書・参考書の使い方を身に着け、中国語の応用能力を高める。

[中国語上級Ⅱ]
総合的な中国語力の強化を目的とし、これまで学んだ中国語の完成を目指す。3年次生を対象に、話す、聞く能力を中心に、上級レベルのコミュニケーション能力を養う。日常的な会話、討論、スピーチなどの場面に応じて、それに合った表現・語彙を身に着け、実践的な語学力の育成を目的とする。また、通訳練習を通して、口語表現を含めた日本語と中国語の表現方法の違いをより深く理解し、異文化間コミュニケーションの実践的知識、さらに語用論的知識を身に付ける。

フランス語上級ⅠA・ⅠB

[フランス語上級ⅠA]
フランス語の基礎を習得した者を対象に、口語コミュニケーションとしてのフランス語に慣れ、その運用能力を確実にすることを目標にする。授業はCDやDVDを使って、正確に聞き取る、自分で言ってみる、新たなシチュエーションに対処するといった練習を行い、「聞く、話す」に力点を置いた口語コミュニケーション能力を養う。正確に発音して自然なフランス語を発信できるようにする。また、フランス及びフランス語圏の社会や文化に対する理解も深めて、フランス語学習から現代世界を見て行く視点を養う。

[フランス語上級ⅠB]
フランス語コミュニケーションで学ぶフランス語の基礎を習得した者を対象に、文法をさらに確実にしつつ、語彙や表現を深めながらより高度なフランス語の「読む、書く」能力を習得して行く。新聞・雑誌やインターネットのホームページなど、日常生活の周辺にあるさまざまなフランス語に触れて、普段使われるフランス語が理解でき、自ら発信できるようにする。また、今日のフランスとフランス語圏の社会や文化事情の理解にも努める。

フランス語上級ⅡA・ⅡB

[フランス語上級ⅡA]
ⅠAに引き続いて、口語コミュニケーションとしてのフランス語に慣れ、その運用能力を確実にすることを目標にする。授業はCDやDVDを使って、正確に聞き取る、自分で言ってみる、新たなシチュエーションに対処するといった練習を行い、「聞く、話す」に力点を置いた口語コミュニケーション能力を養う。正確に発音して自然なフランス語を発信できるようにする。また、フランス及びフランス語圏の社会や文化に対する理解も深めて、フランス語学習から現代世界を見て行く視点を養う。

[フランス語上級ⅡB]
ⅠBに引き続いて、文法をさらに確実にしつつ、語彙や表現を深めながらより高度なフランス語の「読む、書く」能力を習得して行く。新聞・雑誌やインターネットのホームページなど、日常生活の周辺にあるさまざまなフランス語に触れて、普段使われるフランス語が理解でき、自ら発信できるようにする。また、今日のフランスとフランス語圏の社会や文化事情の理解にも努め、フランス語学習をとおして自分を取り巻く現代社会の多様性を認識していく。

フランス語応用

これまで学んだフランス語の完成を目指し、読む・書く・話す・聞く能力を総合的に養う。授業は演習形式で、テキスト講読と口頭練習を中心に、より高度で正確なコミュニケーション能力をつけることを目標にする。文学作品講読や、フランス語検定、DELF・DALFの世界標準資格試験の問題演習、フランス語でのプレゼンテーションを行う。言語の学習に伴って、その背景となるフランス及びフランス語圏の文化と社会への理解も深め、英語(中国語)に加え、複数言語を学習することの意義と世界の多様性を認識していく。

ポルトガル語上級ⅠA・ⅠB

[ポルトガル語上級ⅠA]
ポルトガル語コミュニケーションIA・IB・IIA・IIBで学んだポルトガル語の基礎をもとに、日常会話の練習を中心に、聞き取りの練習もつみ重ねる。浜松市にはポルトガル語を母語とするブラジル人が多く在住しており、あらゆる場面でポルトガル語を使う機会に恵まれていることから、学生に学んだポルトガル語が実践できるよう指導する。授業の合間には視聴覚資料などを使ってブラジルの歴史・社会・文化・習慣について紹介する。

[ポルトガル語上級ⅠB]
ポルトガル語コミュニケーションIA・IB・IIA・IIBで学んだポルトガル語の基礎をもとに読解と作文を中心に授業を進める。さらに実用的な文章作成の練習をつみ重ねる。ブラジル人コミュニティ内では、ポルトガル語による新聞やテレビチャンネルも普及していることから、学生がそれらのメディアに触れられるように指導する。授業の合間には視聴覚資料などを使ってブラジルの歴史・社会・文化・習慣について紹介する。また、日記の作成や演劇などの自作も試みる。

ポルトガル語上級ⅡA・ⅡB

[ポルトガル語上級ⅡA]
ポルトガル語上級IA、IBで学んだポルトガル語の基礎をもとに、引き続き日常会話の練習を中心に授業を進める。浜松市にはポルトガル語を母語とするブラジル人が多く在住しており、あらゆる場面でポルトガル語を使う機会に恵まれていることから、学生に学んだポルトガル語が実践できるよう指導する。また、ポルトガル語の文法・語彙をレベルアップさせ、さらに会話能力育成を中心に授業を進める。同時に視聴覚資料などを使ってブラジルの文化や社会について理解を深める。

[ポルトガル語上級ⅡB]
ポルトガル語上級IA,IB で学んだ文法・語彙をレベルアップさせ、さらに読解力と実用的な文章の作成を中心に授業を進める。ブラジル人コミュニティ内では、ポルトガル語による新聞やテレビチャンネルも普及していることから、学生がそれらのメディアに触れられるように指導しつづける。同時に視聴覚資料などを使ってブラジルの文化や社会について理解を深め、在浜松市のブラジル人学校やブラジル人コミュニティとの交流を図る。

ポルトガル語応用

ブラジル・ポルトガル語の基本的知識を活かしながら、新聞や雑誌の記事を読む。また、ポルトガル語でTVニュース番組を見て、それぞれの内容ついてポルトガル語で討論をする。なお、浜松市にブラジル人コミュニティがある背景には、ブラジルにある日本国外の最大の日系コミュニティの存在がある。これらの歴史的背景を学生に紹介しながら、ポルトガル語の資料を読んで歴史を学ぶよう指導する。

韓国語上級ⅠA・ⅠB

[韓国語上級ⅠA]
韓国語の基礎を習得した者を対象に、韓国語の「聞く・話す」能力の向上を目ざす。慣用的挨拶や基本的な会話表現の練習を通じて、基本的な単語や語彙と文法を学習しながら、また視聴覚教材を援用して聞く訓練を重ねる。日常会話を題材にして学生同士の対話訓練も実施して、徹底したトレーニングを繰り返し、正確な発音を身につけ、韓国語の聞く・話す力を養う。また単に韓国語を学習するだけでなく、韓国の社会と文化についても理解を深める。

[韓国語上級ⅠB]
韓国語の基礎を習得した者を対象に、韓国語の「読む・書く」能力の向上を目指す。慣用的表現や対義語・類義語の微妙な使い分け、韓国語と日本語の表現の微妙な違いなどに留意しながら、より高度な文法や構文・作文の学習を通して、韓国語の体系的な理解を図る。また辞書を引きながら、新聞や雑誌の記事や論文などを読む訓練を重ね、韓国語の読む・書く力を養う。また単に韓国語を教えるだけでなく、韓国の社会と文化についても理解を深める。

韓国語上級ⅡA・ⅡB

[韓国語上級ⅡA]
韓国語の基礎を習得した者を対象に、韓国語の「聞く・話す」能力の向上を目ざす。韓国語上級ⅠAに引きつづき、慣用的挨拶や基本的な会話表現を通して、単語や語彙と文法を学習しながら、また視聴覚教材を援用して聞く訓練を重ねる。日常会話を題材にして学生同士の対話訓練も実施して、徹底したトレーニングを繰り返し、正確な発音を身につけ、韓国語の聞く・話す力を養う。また単に韓国語を教えるだけでなく、韓国の社会と文化についても理解を深める。

[韓国語上級ⅡB]
韓国語の基礎を習得した者を対象に、韓国語の「読む・書く」能力の向上を目指す。韓国語上級ⅠBに引き続き、慣用的表現や対義語・類義語の微妙な使い分け、韓国語と日本語の表現の違いなどに留意しながら、より高度な文法や構文・作文の学習を通して、韓国語の体系的な理解を図る。また辞書を引きながら、新聞や雑誌の記事や論文などを読む訓練を重ね、韓国語の読む・書く力を養う。また単に韓国語を教えるだけでなく、韓国の社会と文化についても理解を深める。

日本文化史

日本列島上の島々の社会や文化の特徴について、東アジアをはじめとする諸国家・諸民族との交流の歴史を軸にしつつ考察する。例えば、北海道、沖縄諸島、対馬、小笠原諸島などをとりあげ、それぞれに固有な歴史・文化が、いかなる地理的・社会的背景によって生まれたのかを明らかにする。そのことにより、日本が決して単一の社会ではないことを深く理解するとともに、日本文化の多様性を考える。対象とする時期は、古代から現代まで幅広く設定する。

日本文学史

日本の神話・伝説・昔話といった口承文芸(伝承文学)を主軸のテーマとして、そこから展開・派生するかたちで上代から近現代までの日本文学の体系的な歴史を学ぶ。通史的・編年的な文学史ではない。日本文学というジャンルと作品に深く関わって、文学作品とその成立と展開を支えてきた社会、歴史、民俗、風土、信仰、国際性などについての理解を目指す。受講生には、この講義を通して日本文学の「広がり」について考える機会としてほしい。

現代日本語表現

現代日本語表現を、意識的かつ分析的に観察する視点を涵養する。実際のコミュニケーション、フィクション、住生活や食生活といった生活場面、時には、社会変化などから、それらの中で見られる日本語表現を取りあげていく。日本語表現の特質とはどんなものか、その特質がある場面でどのような効果を持ち得るのか等に注目し講義をする。また、取りあげた現代日本語表現が、どのような変化を経て、あるいは、どのような歴史的背景を持ち存在しているのか等の通時的な視点も取り入れていく。

日本文学A・B

[日本文学A]
日本の古典文学作品を対象として、古典文学を理解するために必要な基礎知識を習得する。古典文学は、それが成立した社会、歴史、民俗、風土、信仰、思想などさまざまな視点を踏まえて読み解かれるべきである。作品に込められた作者の、あるいは伝承者たちのメッセージを正確に読み解くことで、古典文学のなかに受け継がれた日本文化の深層への理解を目指す。受講生には、この講義を通して日本文学の「深み」について考える機会としてほしい。

[日本文学B]
日本の近代文学および現代文学を対象として、それらを理解するために必要な知識の習得を目指す。明治以降の文芸は西洋の思想的影響に晒されて浪漫主義や自然主義といった思潮を展開させた。この講義では、とくに自然主義の思潮を近代文芸における基軸の一つとしてとらえ、その展開と葛藤、相克といった視点から個々の作家、作品を検証してゆく。近代日本における文芸の流行とその社会的な背景を学ぶことで、一つには高い教養を身につけ、あるいは「近代」とは何だったのかまでを思考する機会としてほしい。

漢文学Ⅰ・Ⅱ

[漢文学Ⅰ]
『論語』『孫子』『韓非子』等のように、日本の思想や文化に大きな影響を与えた古代中国の思想書をテキストとして、漢文の基本的な読解・訓読の知識と技術を習得する。また、漢文訓読の知識や技術だけではなく、それぞれのテキストやエピソードについて、作者、歴史、社会、文化、思想、そして日本文化への影響(享受)についても学び、高次の知識・教養を養う。高等学校の国語科教員として「漢文」の授業ができるに足るスキルの習得を目指す。

[漢文学Ⅱ]
李白、杜甫、白居易らといった日本の文学に大きな影響を与えた漢詩をテキストとして、漢文の基本的な読解・訓読の知識と技術を習得する。また、漢文訓読の知識や技術だけではなく、それぞれの作者と詩にまつわるエピソード、社会、文化、思想、そして日本文学への影響(享受)についても学び、漢詩の世界観をめぐる高次の知識と教養を養う。「漢文学Ⅰ」に引き続き、高等学校の国語科教員として「漢文」の授業ができるに足るスキルの習得を目指す。

漢文学Ⅱ

李白、杜甫、白居易らといった日本の文学に大きな影響を与えた漢詩をテキストとして、漢文の基本的な読解・訓読の知識と技術を習得する。また、漢文訓読の知識や技術だけではなく、それぞれの作者と詩にまつわるエピソード、社会、文化、思想、そして日本文学への影響(享受)についても学び、漢詩の世界観をめぐる高次の知識と教養を養う。「漢文学Ⅰ」に引き続き、高等学校の国語科教員として「漢文」の授業ができるに足るスキルの習得を目指す。

日本史学A・B

[日本史学A]
日本の中世から近世を対象として、その社会のあり様と人々の存在形態について考察する。特に身分制社会の成立過程と、その中での人々の社会的役割や生活・思想についてみていく。武士・公家・百姓・町人・被差別民というような社会集団からだけではなく、女性や子ども・老人といった年齢や性別、あるいは身分を超えたネットワークのあり様など、多様な視点から分析を試みる。そのことにより、今日の日本社会のあり様についても考える力を養う。

[日本史学B]
前近代から近現代にいたるまでの日本の歴史について具体的史料に基づいて講義する。この授業では、日本列島を超えた国際的な視野で世界史のなかの日本史をとらえる。また、こうした世界史のなかで、静岡県域あるいは三遠南信(三河、遠江、南信濃)、東海地域というこの地に、どのような影響がみられたのかを、地域に根差した歴史から理解させていくものである。世界と地域という二つの視点を重視しながら、人物史、政治史のみならず、社会経済や文化の推移についても、論じていく。

日本史学B

前近代から近現代にいたるまでの日本の歴史について具体的史料に基づいて講義する。この授業では、日本列島を超えた国際的な視野で世界史のなかの日本史をとらえる。また、こうした世界史のなかで、静岡県域あるいは三遠南信(三河、遠江、南信濃)、東海地域というこの地に、どのような影響がみられたのかを、地域に根差した歴史から理解させていくものである。世界と地域という二つの視点を重視しながら、人物史、政治史のみならず、社会経済や文化の推移についても、論じていく。

日本語語彙研究

日本語の語彙の性質について、日本語学的な観点から体系的な語彙論のもとに学んでいく。語彙というのは語の集まりである。本講義で学んでいくのは語(個別的な語)ではなく、語の集合である語彙である。具体的には、語彙には、どのような特徴があり、どのような構成をしているのだろうか、また、日本語を学ぼうとする外国人に、日本語を教えるためには、どのくらいの語彙の知識が必要であろうか、などである。これらを学ぶことで、日本語の語彙に対する客観的・分析的な視点を養ってほしい。

日本語研究

日本語を総体的かつ客観的な視点で分析する方法について学ぶ。用例の収集、データベース作成、そして、作成したデータベースの分析を行う。また、日本語研究や日本語教育で、データベースを通して分析した結果の利用法についても考えていく。高度情報化社会では、コーパスを使った辞書をはじめとし、データ化された資料やデータベース化された資料が多く存在している。今後もますます増え続けていく。本講義で学んだスキルによって、より実証的に、より客観的に情報を操作できるようになり、高度情報化社会で生き抜く力を身につけてほしい。

日本文学作品研究

特定の文学作品の原典を精読する。作品の本文だけでなく、その成立をめぐる歴史的・社会的背景、文化的・思想的環境、諸本(テキスト)の異同・分類、研究史、最新の研究課題、研究手法などを学ぶ。日本文学の本格的な研究成果に触れることにより、課題・論点の見出し方とそれを解決する方法(資料の読み方、調査の手法など)の習得を目指す。受講生には、この講義を通して日本文学について高いレベルでの教養を習得する機会としてほしい。

古文書の調査と読解

日本の歴史や文化を研究するための一番の基礎は、対象となる時代に記された古文書を読むことである。しかもそれは活字史料ではなく、原史料であることが望ましい。そこで古文書の読解力を養うことを目的とし、実践的な授業をおこなう。その際、まずは現代の公文書をはじめ、記録遺産としての資料の価値を知ること、資料全般の収集・整理・保存・活用の意義と課題を学ぶことからはじめる。そのうえで、江戸時代のくずし字を中心に古文書の読解をすすめる。

美術史(日本・東洋)Ⅰ

古代から中世にいたる日本美術の主要な作品をスライド等で見ながら、それぞれの時代にどのようなものが制作されていたのか、またそれぞれの様式的特徴はいかなるものか明らかにする。その時中国・朝鮮半島の美術から日本が何を受け取り、そこからどのようなものを作り出したのかといった視点から、日本美術の特色とは何か検討する。また、そのような作品が制作された社会背景、思想的背景などにも考えを及ぼす。これらによって日本美術史の基本的な研究方法に触れるようにしたい。

東南アジアの文化と社会A・B

[東南アジアの文化と社会A]
東南アジア島嶼部を舞台に、外文明との関わり、人の移動と文化の変容、植民地支配の影響、ひとつの国家としてまとまってゆく過程、独立国家の民族政策・文化政策、言語と教育といった大きな枠組みを念頭に置きながら、文化の重層性や動態について理解を深め、今日の東南アジアを正しく認識するための視座を身につける。その上で、インドネシアにおける地域文化を動態的文化の事例として取り上げ、具体例にもとづいて理解を深める。

[東南アジアの文化と社会B]
近代以前の東南アジア史に関して基礎的な知識を習得した後、近現代の東南アジアにおけるネーションやエスニシティをめぐる諸事象について理解を深める。東南アジア各地の事例を見ながら、この地域の人々の自己認識がどのように変化したかをたどり、政治や文化における統合や多様性について考察する。また、東南アジア出身者やその子孫が東南アジア以外の地域で定住している事例を取り上げ、そうした人々のアイデンティティについて考察する。

中国の文化と社会

本講義では、「文化」と「社会」からアプローチすることで、多角的な視点から重層的に中国を理解することを目標とする。中国に関する様々な最新情報に触れながら、格差と人的移動、政治の民主化と共生社会の実現など、毎回異なるテーマに時間的縦軸と空間的横軸を併用して取り組み、多様な中国の現実を捉える方法を学ぶとともに、具体的なデータや映像を用いて中国の文化と社会を理解する技術や理論を習得する。講義では、多民族多文化社会と国際化社会を生きるための様々な現実的社会問題に目を向けさせることを可能な限り心がける。

中国経済論

改革開放政策実施後における中国の経済政策と経済情勢の変化を辿る。計画経済から市場経済への移転に焦点をあて、それに関わるマクロ経済の諸テーマに基づき中国経済の現状を捉え、「経済」というキーワードを通して中国理解を深める。市場経済の基本的なしくみを理解すること、「中国脅威論」と「中国崩壊論」といった正反対の論調が並行する中国経済のマクロ的背景を理解すること、そして経済成長の意義について考えることを目的とする。

韓国社会文化論

古来より日本と韓国(朝鮮半島)の関係は深く、韓国の文化と社会を知ることは、自文化の新たな面(価値や魅力など)に気付くことができる。そのため、韓国の文化と社会を知ることは、何よりも自分自身(日本)について学ぶことであり、世界を知ることにつながる。韓国の社会的・文化的特質にせまるために、様々な観点から韓国の伝統文化と生活文化を体系的にとらえ、韓国社会の基層構造について学び考察する。そして、韓国社会の文化的特質について理解を深める。

中国古典学

中国古典の教養が東アジアの思想文化の基盤にあり、これに対する教養なくしては東アジア文化の理解はありえない。本講義は、儒学(経学)、歴史、諸子百家(思想)、文学(詩文集)の分類に従い、それぞれに関する人物と書物を紹介しつつ、その特色について考えていく。中国古典を体系的に概説し、その中から教訓を得、教養の幅を広げるとともに、その背景となっている社会の民族文化的基盤をも視野に入れて考察する。中国古典を通して、ものの見方、感じ方、考え方を広くしていくことを目指す。

アジアビジネス論

NIES、ASEAN、移行経済国とインド亜大陸という区分に基づき、アジア諸国の経済発展の軌跡を回顧し、今や世界の経済成長のエンジンとまで称されるアジア経済の全体像を把握する。また、日本などの先進国とアジア新興国の多国籍企業の在り方を通して、アジアで形成された生産ネットワークの実態と拡大するアジア市場の趨勢を明確にする。グローバル化が急速に進む中、日本は今後アジア諸国とどのように経済連携を図っていけるかについて考えることを目的とする。

東南アジアの歴史

東南アジアの歴史について考察し、この地域の社会の特質を理解する。主として18世紀末までの時代を対象とし、東南アジア大陸部諸地域の社会の形成およびそれらの諸地域間の関係や、東南アジアと近隣諸地域(東アジア・南アジアなど)との関係、さらにはヨーロッパとの関係の歴史について理解を深める。その理解に基づいた考察を通じて、19世紀以降の東南アジア史および現在の東南アジア各地の社会に関する理解を深めるための基礎を築く。

近現代の中東A・B

[近現代の中東A]
世界有数の産油国であるのみならず、中東随一の大国にしてそれ自体が一つの中華世界をなす国イラン。カージャール朝からパフラヴィー朝を経てイスラーム共和国に至るまでのその歴史を、イスラーム以前にさかのぼる古代ペルシア以来の文化的変容を踏まえつつ、近代化の過程における世俗主義モデルと十二イマーム派イスラームの政治理論の相剋、多民族国家における国民統合の探求、民主主義体制の模索、英露および米ソの狭間での独立維持などの問題を踏まえて概観する。

[近現代の中東B]
13世紀末から第一次世界大戦期まで東地中海地域に覇を唱えた巨大な多民族・多宗教国家オスマン帝国の解体過程を、ムスリムの政治指導者がイスラーム法に基づく統治を行なう「イスラームの家」が一群の国民国家に分裂していく過程と捉えて振り返り、今日この地域で多発している紛争の淵源をこうした国家理念の相剋に求める。この科目はいわゆる「トルコ史」を主たる叙述の対象とするが、必要に応じてバルカン半島やアラブ地域の状況にも言及する。

イタリア文化史

国家統一に至るまでのイタリア文化、次いで国家統一後からファシズム期までの文化、さらに戦後から現代に至る文化の歴史的発展について概説し、それぞれの特徴を考察する。特に、文学、オペラ、美術、映画などの分野に着目し、イタリア文化が持つ「多様性」と「創造性」の根源を時代の推移に即して探ってゆく。併せて、現代における都市と生活のあり方や衣食住に関わる生活文化も視野に入れ、イタリアの文化と社会について幅広い観点から理解する力を身につける。

フランス文化論

論理性、批評性、社交性、個性尊重という側面に焦点を当て、フランスの文化と社会の成立を歴史的に概観し、その特質について考える。主に扱うテーマとして教会建築(中世)、フランス語の成立、教育制度、十九世紀パリ改造、戦後の経済成長と移民政策、女性の社会進出など。同時にリアルタイムで話題になっている時事トピックにも言及しながら、近年フランスが直面する社会の変容とその課題も考察する。美食やモードといった表層的イメージから一歩踏み込んで、ヨーロッパ、そして世界のなかのフランス文化の独自性を理解する。

ルネサンス文化史

西欧近代文明の源となったルネサンスの文化を幅広い視点から考察し、その芸術的・文化的遺産に対する知識を深めるとともに、それらの根底にある思想と精神を明らかにする。まず、美術、建築、音楽、文学の領域について、文化的社会的背景とともに特徴を概説し、さらに、祝祭、衣装、食事など生活文化に対する理解も深める。「人文主義」「芸術家」「個人」をキーワードに、ヨーロッパ文化におけるイタリア文化の位置と、現代まで続くその影響について論じていく。

古代ギリシア・ローマ文化と社会

古代ギリシア・ローマの文化は,数世紀にわたって古代地中海世界の中心的な位置を占め、その後に成立した「ヨーロッパ」の社会や経済、文化にも大きな影響を与えた。本講義では、文献等の資料を用いて古代ギリシア・ローマの社会、文化、そして経済活動を概観する。たとえば、都市ローマに対する食糧供給とそれが社会に与えた影響などについて論じながら、現代における社会や経済、文化に関する諸問題を考える手掛かりを探求する。

中東現代史

主としてオスマン帝国解体後の時代に比重を置いて、世俗主義的ナショナリズムを建国の理念とする共和制の非産油国トルコと真正のイスラーム国家を標榜する君主制の産油国サウディアラビアという対照的な性格の両国およびそれらの中間的存在ともいうべきエジプトのスンナ派ムスリムの3つの国の歴史を比較検討する。中東地域では、20世紀中葉までに反帝国主義を掲げ「上からの近代化」を図る多分に強権的な民族主義政権が相次いで成立した。これら政権の行き詰まりはオルタナティヴとしてのイスラーム主義の復興をもたらすことになった。

英米文学史

大学生が身につけるべき教養として、代表的なイギリス文学およびアメリカ文学の作家と作品について取り上げる。作家の伝記的事項、および作品の内容、あらすじ、登場人物、文体、テーマや特徴について学ぶ。講義形式ではあるが、原典の一部を味読する。作品そのものに加えて、作品の背景となる時代性や社会問題、とりわけ「文化」について大きく取り上げる。英米大学の講義ビデオ(英語)や、映像作品などの視聴覚教材も随時用いながら講義していく。

西欧・北米文化論

「西欧・北米」として括られる地域は、近代市民社会を胚胎し発展させ、近代文明における先進性を自認していただけでなく、他地域からも近代化の目標と見なされていた。だが西欧・北米において近代文明は、それまでの社会や文化を変える市民革命や産業革命などを経ながら発展し、またポストモダン思想のような近代への疑念や否定的な見方にもさらされてきた。そうした過程を視野に入れながら、西欧・北米に固有の文化について考察する。

英語文学概論A・B

[英語文学概論A]
英文学史において歴史的に評価の高い重要な作品を概観しつつ、それぞれの作品の時代的背景、作品の表現技法、その背後にある思想、その時代の文化、プロット、作品内部に内在するテーマなどの特徴について考察し、論じる。特に作品が生まれたそれぞれの時代や社会の中で「文学」がどう定義され、存在してきたかを具体的事例とともに考察し、文学作品とその作品が生まれた時代との相互関連を深く理解できるように授業を進めていく。

[英語文学概論B]
アメリカの時代背景を重視しつつ、とりわけアメリカ文化・社会地域問題・移民・異文化等の重要な学問的トピックとも関連させながら、第二次世界大戦後の主要なアメリカ文学作品(映像作品を含む)を読み解いていく。原作、映像作品、文献資料を調べて、グループでプレゼンテーションをして、クラス貢献をする学生参加型の授業である。口頭発表をすると共に、クラス全員で質問やコメント、補足や各自の意見を提出して、作品に対する印象や感想を交換する。

イギリス文化論

イギリスは正式にはグレートブリテンおよび北アイルランド連合王国と呼ばれるように、イングランド、ウェールズ、スコットランド、アイルランドの各地域がそれぞれ独自の文化を持っている。また、現在は表面的にはキリスト教文化であるが、その深層を見ると、古くからのケルトやゲルマンなど異教の文化の影響を無視することができない。この授業では、そうした各地域や古くからの伝統に目を配りつつ、現代文化に生きる伝承文化について講義する。

西欧近現代史

ルネサンス以降の西ヨーロッパの歴史について、日常生活に直結する物質的な条件や経済状況と、それをとりまく経済思想・世界観から検討し、近代文明を成立させた西ヨーロッパの特殊性について考察する。その際に歴史学研究としては、研究対象となる時代に書かれた文献を原文または翻訳で読み、それを手がかりに過去についての情報を獲得し、もう一方では既存の研究成果を参照しながら、それが書かれた時代背景を再構築する方法を試みる。

英語学概論Ⅰ・Ⅱ

[英語学概論Ⅰ]
英語の音声、形態、統語、意味、語用、英語の歴史的変遷の側面を扱う英語学について、言語事象例を見ながら理解を深めていく。具体的には、英語の意味解釈・産出はどのように行われるのか、英語はどのように使われるのか、英語のメカニズムを考えながら紐解いていく。それらを通して、英語という個別言語だけではなく人間言語そのものを理解する。また、同時に、言語の様々な側面が第一言語としておよび第二言語としてどのように習得されるのかも概観する。

[英語学概論Ⅱ]
英語学に関する知識を一層深化させ、ことばの仕組みを考える上での科学的アプローチの方法を学び、英語という言語をさらに深く理解する。具体的には、複数の分野の言語に関する先行研究を通して、できる限りそれぞれに即した考え方、および研究手法を身に付けてもらう。それらをもとに、第一言語として英語を習得する場合と、第二言語として英語を習得する場合の類似点と相違点を明確にしながら、英語およびその習得のメカニズムを探る。それらの結果から、英語学に対して何が提案できるのかも考察する。

西欧・北米の歴史

近代市民社会を胚胎し発展させた西欧・北米の歴史について、法制・政治体制と、それをとりまく文化・思想・価値観に重点を置きながら検討する。その際に歴史学研究としては、研究対象となる時代に書かれた文献を原文または翻訳で読み、それを手がかりに過去についての情報を獲得し、もう一方では既存の研究成果を参照しながら、研究する者が自らの視点や問題関心から出発して過去を再構築する方法に学び、歴史についての見方を養う。

音楽史Ⅰ

主としてヨーロッパの音楽史を扱う。古代ギリシャやローマの音楽理論からはじめ、グレゴリオ聖歌から初期ポリフォニーの時代、ルネサンス期を概観したのち、バロックからハイドン、モーツァルトの時代、ベートーヴェンからシェーンベルクの時代までを中心に扱い、それぞれの時代様式(響きや構造の特徴)を把握するだけでなく、作曲家の個人様式を代表するような作品を聴きながら、その特性について学習する。また西洋世界における各時代が音楽に何を求め、それが具体的にどのような場で演奏されたのかについても講義する。

EU論

1992年のマーストリヒト条約締結をへて成立したヨーロッパ連合(EU)は、共通の外交・安全保障政策や社会政策を進め、さらに通貨統合によって、新たなヨーロッパを建設し、世界情勢を変えようとしている。これは国民国家、国民経済という17世紀以来の西欧秩序に根底的変更をもたらす一方、EU加盟国の拡大をめぐっても、新たな矛盾、域内紛争を起こしかねない。本講義は、EUの発展がもたらす様々な経済的、政治的問題を考察する。

ドイツの思想と社会

ドイツ語が主に用いられ、ドイツ人が支配的である地域としての「ドイツ」においては、国民国家形成という点では独自の歴史を経ながら、西ヨーロッパを代表する哲学・思想、また芸術や文学があらわれてきた。本講義では、そうした意味での「ドイツ」および、近代以降のドイツとオーストリアの社会と思想について講義する。特に、なぜワイマール体制がもろくも崩壊して、ナチスを生み出したかを、近代ドイツ思想史の中から考察する。

美術史(西洋)Ⅰ・Ⅱ

[美術史(西洋)Ⅰ]
先史時代から近世ヨーロッパの美術の歴史を学ぶ。また美術作品が誕生した社会背景もあわせて考える。前半は西洋美術の基礎ともいえる古代ギリシア・ローマ時代からキリスト教美術の誕生と発展を経て、ルネサンスに至る軌跡を、後半ではバロック、ロココという近世近代におけるヨーロッパ圏の文化交流を、さまざまな作品を紹介しながらたどり、それらの作品に固有の様式的特性を見極め、さらに様式分類や図像分析といった美術史研究の基礎的な方法論も探求する。

[美術史(西洋)Ⅱ]
美術史(西洋)Ⅰで学んだ知識を基礎として、フランス革命以降の近代ヨーロッパから20世紀前半の美術の歴史を学ぶ。また、美術作品が誕生した社会背景もあわせて考える。ルネサンス時代に起こった社会の大きな変化に伴う芸術上の大変革からバロック、ロココ時代を経て、19世紀近代、さらには20世紀にいたるまでの社会の変遷と美術史の流れを、各時代、地域、作家等による様式の違いや影響関係を確認しながら歴史を俯瞰する。

多文化とエスニシティ

浜松市では、学校や地域社会で日本人と共に様々な国籍の外国人が共生している。この多文化の現状を踏まえ、外国人と日本人の「当事者の視点」からの問題提起を受け、互いの理解を図る。また、浜松市在住の外国籍者の中で最も多いブラジル人(日系ブラジル人)の歴史的背景に焦点を当て、国際移動にともなう社会的適応とエスニシティの形成過程について、諸外国の事例を紹介しながら学ぶ。さらに、外国人第二世代の教育と受け入れ社会への適応の実態とその問題点について考察する。

イスラーム概論

今や全世界の4分の1近くの人びとに信仰されるに至った世界宗教イスラームは、その居住地域をも日増しに拡大している。グローバル化の進展により、もはやムスリム(イスラーム教徒)と没交渉ではいられなくなった。ここでは、日々の暮らしから国際関係に至るまで人間の行為が関わるすべての領域において信徒たちを律する規範となっているシャリーア(イスラーム法)への理解を深めることを中心に、この宗教独自の世界観・思考様式について初歩から順に学ぶ。また、宗派の違いをはじめとする、この宗教内部の思想的多様性を概観する。

日英語比較研究

日本語と英語を比較することを通して、音韻論、意味論、統語論、認知言語学、語用論、談話分析、英語史などの視点から、その相違点と類似点を考察する。具体的には、これまでの研究を概観しながら、相違点と類似点の具体的事例に基づき、言語の個別性と普遍性への理解を深め、できる限りそれぞれに即した言語事象の発見を目指してもらう。また、同時に、日本語および英語を外国語として習得する際のそれぞれの問題点とその対処法についても考察する。

文化交流論

日本列島における他地域との文化交流について主に歴史的視点から講義する。近代の国民国家の国境線や枠組みができる以前の列島における文化の練り上げられかたを、形質人類学、文化人類学、考古学、言語学、歴史学、古文書学など諸科学の成果から、論じていく。本授業は国内の文化交流にも目をむける。のちに「日本人」とよばれる列島人のなか、つまり近代国民国家日本のなかにも、さまざまな文化が内在し、国内で交流しあっていることについても理解を深める。

国際労働力移動論

国際労働力移動は、国際化する労働市場と多文化化する社会を理解するために重要な視点となる。本講義では、国際移動に関連する概念、移動の背景、歴史などを踏まえ、日本を含む諸外国の事例や動向を紹介する。国際労働力移動が受け入れ国と送り出し国にどのような影響を与え、相互にどのように関連しあうかを考えるきっかけになることを目標とする。さらに、国際移動から形成される多文化社会のなかで生きる人々の生活状況と挑戦を考察する。

日本語音声学

音声・音韻について基本的な知識を体系的に学んでいく。日本語の音とは、どのような特徴があり、どのようなシステムに基づいているのか。また、日本語の音韻は歴史的にどのように変化してきたのか。日本語の音声・音韻全体を概観する。また、非母国語話者に対して指導することを念頭に置き、日本語の母語話者の発音に近づけるためには、どのような点に気をつけていくのか、また、学習者の発音をどのように修正するのかを考える。この視点を通して、日本語音声を客観的に観察していく。

日本語文法Ⅰ・Ⅱ

[日本語文法Ⅰ]
日本語文法を新たな視点から捉え直すことが狙いである。日本語を外国語の一つとして捉え、日本語を内省する力を身につけながら、日本語文法の仕組みと体系を学んでいく。また、日本語の母語話者だけでなく、非母国語話者に対しても、日本語の規則を説明する力を養っていく。非母国語話者の立場に立ち、想像力を働かせることで、どんな状況にも対応できるような実践的な文法指導力を獲得することが可能となる。教科書に載っていることをそのまま暗記するのではなく、自ら考えたり、グループディスカッションを行ったりして、体験的に学んでいく。

[日本語文法Ⅱ]
本講義は「日本語文法Ⅰ」の応用編である。理論的・体系的な文法論を展開することで、現代日本語文法の体系的なありようを掌握する。これによって、現代日本語の文法システムを理論的・体系的に捉える視点を身につけ、現代日本語を文法的に分析できる力へとつなげていく。また、「日本語文法Ⅰ」同様、実践的な文法指導力の獲得を目指す。特に、定住外国人の多い地区で、多文化共生社会実現に寄与するために必要な日本語教育を意識し、学習の目的や学習者の年齢など、学習者のニーズに合わせた文法指導力を身につけていく。

日本語教授法Ⅰ・Ⅱ

[日本語教授法Ⅰ]
日本語教育は、日本語の授業を通じて、日本と日本文化を発信し、多文化共生社会の実現に寄与する。日本人や日本社会に対する理解者を増やすことにもつながる。これらを実現するためには、どうすればよいのか、そして、どのような工夫が必要か等を考えていく。本講義では、「聞く」「話す」「読む」「書く」という4技能の習得、教材検討、コースデザイン、カリキュラム、学習リソースなど、実践的な事柄を取りあげながら、日本語教授法について検討していく。

[日本語教授法Ⅱ]
定住外国人の多い地区で、多文化共生社会実現に寄与するために必要な日本語教育について考える。特に、多文化共生社会実現のために必要な教室活動の方法を、具体的に学んでいく。模擬授業を行うことを中心に据え、教材分析、教案作成などの授業準備から授業を行うまでに必要な手順、準備、理論等を学んでいく。学習環境、学習の目的、学習者の年齢、学習形態など「日本語教授法Ⅰ」で学んだことを、より実践的に学び、日本語を教える技術を身につけていくことが目的である。

国際協力論

第二次世界大戦後から始まった国際協力の前提となった国際社会の状況をよく理解し、国際協力がどのようにスタートし、各国がそれに参加するようになったかを学ぶ。また、多様な国際協力のプレーヤー、様々な概念や方針の変遷、各機関のリーダーシップの特質を学び、その中で国際協力の将来の方向性を考察していく。特に、国際政治の影響を受けやすい国際協力の一部の構造を理解し、これらを如何に修正し、より社会正義の上に成り立つ、グローバル社会における相互扶助システムとしての国際協力の将来のあり方を構築するかを考察していく。

国際紛争論

戦争はなぜ起こるのか、人類の歴史においてこれほど反復的に発生する現象には、何らかの一般的な構造因が内在するのではないか。このような問題意識から、戦争の構造や力学については様々な研究が重ねられてきた。この授業では、戦争原因に関する理論を概観し、あわせて、第2次世界大戦後の国際紛争の歴史をたどり、理論と実証の相互作用を通じて、国際紛争の理論と歴史について理解と考察を深めることを授業の目標とする。

スポーツ文化論

スポーツおよび身体に関わる文化史研究から、グローバル化する現代のスポーツ社会学の問題点を扱う。とくに扱うテーマは2点。ひとつは日本における武道、近代スポーツの受容過程、世界各地へのスポーツ伝播のプロセスなど、文化史研究を取り扱う。もうひとつはオリンピック史を通して、近代スポーツの誕生から、商業主義への移行、文化変容、ナショナリズム、民族主義、オリンピズムを取り扱う。これらのテーマを通して人間にとってのスポーツとは何かをロジカルに考えていく。

企業と言語教育

日本語教育を「企業との関わり」という観点から捉える。労働時間と家庭で過ごす時間が1日の大半を占める学習者に対して、どのように、そして、どういった方法で効果的な日本語教育を行っていけばよいのかを考える。企業の要望、学習者の要望、学習者の環境、学習者の心理的な負担、子供の日本語教育の問題点などを知り、それを理解することで、企業及び学習者の立場に立った上で、より実践的で効果的な日本語教育方法を考案する視点を養う。

日本語教育の実践と応用

日本語教員養成課程に必要な科目を修得した上で受講することとなる同課程の総括的な講義である。日本語教育の実習を通して、日本語を教えるということの意義、教授方法、そして、その効果について再度捉え直す。多文化共生社会の中では、日本語学習者の特徴が多様化しつつある。異なる国の出身者達、異なる言語を母語に持つ人々、更に、年齢的にも幅広く多様な人々が日本語を学んでいる。このような多種多様な学習者を相手にどのような教室活動や学習活動ができるのかについても考えていく。

Global Studies:Culture and Society A・B

[Global Studies:Culture and Society A]
地球上に存在する多くの国々の基盤となっている社会と文化がどのように成立し、複数の社会や文化が相互関係の中でどういった影響を与えながら変遷してきたのかを具体的な事例を通して学ぶ。その途上で発生してきた歴史認識の変化や生活空間変化等をその運動と連動した現象として派生してきたものとして学んでいく。授業は英語ネイティブスピーカーによる英語のみを使った授業とし、英語で専門的な授業を聞く能力を養うだけでなく、英語で質問、議論することを通して、英語授業に慣れ親しむ場とする。

[Global Studies:Culture and Society B]
地球上に存在する多様な文化の中で、特に音楽、演劇、美術、空間造形など、芸術分野の活動がどのような変化を続け、各地の文化と社会にどういった影響を与えてきたかを具体的な事例を通して学び、芸術活動が社会と文化に与える内在的な力とその可能性を知る場とする。授業は英語ネイティブスピーカーによる英語のみを使った授業とし、英語で専門的な授業を聞く能力を養うだけでなく、英語で質問、議論することを通して、英語授業に慣れ親しむ場とする。

Global Studies:Global Issues

今日の地球社会が直面する諸問題、いわゆる地球規模問題群(global issues)について、英語で講義し、討論を行う科目である。それぞれの問題の概要と地球社会の取り組みについて英語文献を読み解き、自らの考えを英語で表現し、討論する能力の涵養を授業の目的とする。取り上げる問題群としては、地球規模の経済格差、紛争、地球環境問題、人の移動、技術革新、地球市民意識の台頭などが事例として挙げられる。学生が英語圏の大学に留学した際、学部の講義を受ける訓練としての機能も担うものとする。

リサーチ&プランニング基礎

本科目は、基本的なリサーチ(調査・研究)とプランニング(企画・計画立案)を実践するための理論・手法・スキルを体系的に習得するリサーチ&プランニング(R&P)科目の「基礎編」であり、最終的にはR&Pの成果を具体的なプレゼンテーションにつなげることをめざす。本科目では、基本的な統計資料の利用方法(見方、使い方)やデータ分析の基礎(記述統計の方法、図表の作り方等)を解説するほか、テーマ探索の方法論も紹介する。

リサーチ&プランニング応用

本科目は、基本的なリサーチ(調査・研究)とプランニング(企画・計画立案)を実践するための理論・手法・スキルを体系的に習得するリサーチ&プランニング(R&P)科目の「応用編」であり、最終的にはR&Pの成果を具体的なプレゼンテーションにつなげることをめざす。本科目では、実際に自分で資料やデータを収集し、分析しうる形まで整理していく社会調査手法の具体的な方法と手順(調査設計、サンプリング、調査票の設計、実査、集計等)を体系的かつ詳細に解説する。

リサーチ&プランニング実習

本科目は、基本的なリサーチ(調査・研究)とプランニング(企画・計画立案)を実践するための理論・手法・スキルを体系的に習得するリサーチ&プランニング(R&P)科目の「実習編」であり、最終的にはR&Pの成果を具体的なプレゼンテーションにつなげることをめざす。本科目では、調査の企画から報告書(提案書、行動計画書等)の作成にいたるR&Pの全過程を体験的に実践する。また、斬新な発想を得たり共同作業のスキルを向上させたりするためにテーマ発想方法(ブレイン・ストーミング)やグループ・ワークの方法を体験する。

社会学

社会学の広範囲な領域を、ミクロ・マクロ、構造・プロセス、主観・客観などの異なる視点から解説します。また、社会学が、ジェンダー、世代、地域などの社会構造や、多様化、格差化、グローバル化などの社会変動について、どのように調査し研究するかを、具体的な事例をもとに解説し、他の社会科学と比較対照しながら、学問としての特色や基礎的な概念を学びます。さらに、文化政策学科の1年次前期の必修科目として、文化と、政策、経営、情報の各区分領域との関係をどのように捉えるかについても、整理しつつ説明し、学科の教育体系を俯瞰的に理解します。

経済学

この授業では経済学的なものの見方や考え方を会得するための頭の体操を行う。ミクロの観点では、需要・供給の関係や合理的行動の理論に基づき、身の回りで起きている現象を主に消費者の立場から考察する。マクロの観点では、GDP統計のデータに基づく所得形成についての考察や、財政・金融政策の仕組みについての考察を行う。物事の仕組みを「考える」ことに重点を置き、経済事象を理解するのに必要なミクロ経済学・マクロ経済学のコンセプトやロジックを解説する。

政治学

政治学は、権力、国家、リーダーシップといった政治現象の本質にかかわる「基礎理論」、政党、利益集団といった政治活動の主体ならびに選挙、議会など政治の動態を分析する「政治過程論」、そして、あるべき政治の姿を考究する「政治思想」などの分野に分かれる。本講義では、「基礎理論」を中心に、「国際政治」分野も視野に収めつつ、政治学の理論と学説を概観し、政治の本質を理解し、分析するための基礎的な概念の習得を目標とする。

法律学

この授業では、法律学の主要分野の基礎知識を習得し、さまざまな法的論点について論理的で説得力のある思考・判断を実践することを目的とする。法律学を学ぶにあたって必要となる概念や制度についての概説を経て、公法・民事法・刑事法といった法律学の主要な各分野の基本的な理論を、社会における具体的な問題に照らすとともに、裁判例の検討を交えながら学んでいく。

行政学

官僚制や行政機関をめぐる概念や理論の歴史的経緯を踏まえた上で、現代日本の行政における制度・仕組み、役割・機能、特徴・課題の現状と変容を理論面と実証面から体系的に整理する。内容は標準的な行政学のテキストに準ずるが、国と地方の関係や地方行政の実態を詳しくとりあげるほか、通常のテキストではカバーされにくい最新のトピックを積極的に取り上げていく。

行政法

この授業では、行政法の基本的な仕組みやその背景にある考え方、主要な争点など、行政法についての基礎知識を習得することを目的とする。行政法の基本原理の概説につづいて、行政活動の多様な行為形式や、行政活動に不服を有する私人の権利利益の救済制度について、憲法をはじめとする諸法律との関連性をふまえつつ、具体的な裁判例を素材としながら学んでいく。

地域計画論

日本の国土・地域・都市の行政施策としての「計画」の系譜をたどり、環境、自然、歴史・文化などの今日的課題に対応した計画論の方向性についても概説する。計画の圏域とジャンルは多種多様であり、様々な計画の考え方を理解する。特に、都市規模や農山村など地理的な立地条件の違いや、歴史的経緯などを踏まえた計画を概説し、そこで果たしてきた計画の意味合い、主体のあり方、可能性と解決すべき事項などについて、具体的な事例を取り上げながら考える。

地域情報サービス論

図書館サービスの基本(概要や構造、歴史など)を踏まえ現在行われている各種サービス(課題解決型サービス、障害者・高齢者・多文化サービスなど)やについて事例に則して解説する。る。さらに、著作権や公共貸与権、コミュニケーションの基本などについても解説する。その上で、公共図書館が地域に果たす役割や今後の可能性について考える。

地域社会論

今日の地域社会は、人口の減少高齢化、経済のグローバル化、地方分権化、公共部門の財政悪化等の影響を受け、対応や変貌を余儀なくされている。本科目では、こうした社会的趨勢を踏まえた上で、地域社会(都市、農村、中山間地、限界集落、特定のコミュニティ等)に焦点を当て、地域社会の現状に関して生活・文化面を中心に理解を深めるとともに、地域社会が抱える固有の問題について、その成立背景を含めて考察し、その問題に対する行政・住民の対応の実態や解決のあり方を検討する。

地方財政論

経済の長期低迷、産業のグローバル化、人口の減少高齢化等が進む中で地域社会が抱える課題は多様化・複雑化している。こうした中で、地方自治体の果たすべき役割はますます重要になっている。自治体がその役割を果たし、地域の福祉と発展を実現するためには、健全な財政を基盤として、必要とされる施策や活動を実施することが必要である。そこで本科目では、自治体の財政面に焦点を当てて、その制度・仕組みと現状を体系的に学習することを主眼とする。

創造都市論

創造都市論について、代表的な提唱者の著書などを参考にその誕生から今日までの系譜をたどるとともに、それ以前からあった文化・芸術との連携による都市・地域発展の思想や方法論に遡って歴史的視点からも考察する。また、都市の文化的資源の産業面への活用に着目して、都市や地域の経済発展や市民生活の豊かさのあり方について考察する。創造都市の取組の背景や内容は国内外諸都市において様々である点について、事例を通じて学習する。

経済政策論

経済政策論は、ある目的を達成するために、いかなる手段が有効であるかを理論に照らして判断することを目的としている。この授業では、経済学の考え方をもとに、市場メカニズムの有効性、市場の失敗に対する政府の市場介入の必要性について考察する。さらに、経済政策を支える様々な理論を踏まえつつ、個人の効用最大化行動が経済政策の効果に及ぼす影響や、それに伴う政府の失敗などにまで視野を広げ、経済政策の意義および効果を客観的に考える力を養う。

環境政策論

現在地球規模に広がりつつある環境問題の克服には産業技術、生活様式、国土構造さらには社会経済システムの根本的な転換が必要とされることを踏まえて、環境汚染・廃棄物処理など、直面する問題に対して有効であり、かつ上記の変革も推進しうるような環境政策のあり方を考察する。さらに、都市や地域の生活環境の観点(アメニティや安全性など)から、都市環境施策のあり方についても検討する。

地域福祉論

福祉には児童家庭福祉、高齢者福祉、障害者福祉等の領域があるが、いずれも地域社会や地域住民との関係性が強く、福祉施策・サービスの実施主体も、自治体や社会福祉協議会等の地域の主体が中心になっている。本科目では、地域社会とその住民が直面する現状を踏まえた上で、地域福祉の理論・制度や行政施策の推移、さらには、地域福祉に関わる機関・団体、人材、ボランティア・NPO等の活動の実態を概観する。その上で、地域福祉が抱える課題や解決のあり方を検討する。

地域観光論

観光は地域の社会・経済・日常生活等と密接に関連している。今日観光には、地域活性化の手段として、あるいは新しいビジネスチャンスとして大きな期待が寄せられている。一方で、観光が直面する条件にも変化が生じている。本科目では、現代の地域社会において重要度を高めている地域観光の現状について理解を深めることをめざす。具体的には、地域観光が様々な主体(国・自治体、観光関連事業者、住民、観光者等)によって支えられていることを踏まえ、多面的な視点で地域観光を検討する。

経営学

「経営」区分における導入科目としての位置づけから、企業経営に関する基本的な概念を総合的に講義する。企業経営の要諦は、ヒト、モノ、カネ、情報という経営資源を活用し、社会にとって価値ある製品やサービスを提供することにある。その過程で企業は、戦略形成の問題、経営資源の管理問題、市場適応問題、社会貢献の問題など多くの課題に直面するが、それらに関する主要理論の生成・展開について基本的な理解を得ることが目的である。

経営戦略論

経営戦略論は、経営学の主要領域のひとつで、経営活動に中長期的な基本枠組みと方向性を与え、企業の業績や存続を大きく左右するものである。経営戦略は、一般に事業領域の選択や事業ごとの経営資源配分といった全社を対象とする企業戦略と個々の事業レベルでいかに競争優位を構築するかという事業戦略に大別することができる。本講義では、これら経営戦略に関する基本的理論や実践例を学び,戦略面から企業経営を分析する力を養成する。

マーケティング論

経営環境が大きく変化する中で、企業が市場創造や市場適応を図るうえでの基本的手段としてマーケティングは重要である。この講義では、マーケティングの目的、基本体系等についての理解を得ることを目的とする。具体的には、マーケティング・コンセプト、市場標的の設定から製品政策、価格政策、プロモーション政策、流通チャネル政策などの統合的管理等がテーマとなる。また、マーケティング領域の広がりという観点から、新たなマーケティング動向についても議論する。

地域ビジネス論

中小企業は、その経営規模のために、大企業とは異なる独自の経営課題と経営機会を持っている。具体的には、大企業に比べて資金調達が不利となる一方で、機敏性・専門性を発揮して新たな市場機会が獲得できること等が指摘されている。この講義では、このような中小企業独自の経営課題と経営機会について、さまざまな観点から理解を深めることを目的とする。さらに、新分野進出や新製品開発などの点で存在感を示す中小企業の事例を紹介し、将来の展望などについても論じる。

経営科学

企業の経営管理に分析・実験・設計などの一連の工学的・科学的手法を用いるのが経営工学である。経営工学の対象は多岐にわたるが、本科目では、効率的な生産システムを実現するためのQC(品質管理)・IE(生産工学)・OR(オペレーションズリサーチ)等を中心としながらも、情報システム、ロジスティクス(物流)、人間工学、経営科学など、経営工学と関係する幅広い領域を視野に入れ、経営工学の基礎的な理論と企業経営の現場における応用の実態を概観する。

社会起業論

近年、社会起業家(ソーシャル・アントレプレナー)やソーシャル・ビジネスが次々に登場し、社会の変革において一定の役割を果たすようになっている。本科目ではこの現象に注目し、社会起業の歴史的経緯や現状等を整理するほか、NPO等の市民活動との関係についても考察する。さらに、国内外の具体的事例を数多く取りあげ、それぞれの意義や課題を検討した上で、社会起業の実践方法のあり方について受講者と議論をおこなう。

経営財務論

企業経営における資金管理や投資に関する意思決定を行うためには、財務管理(企業を主体とした資金活動の管理)の基本的知識が必要となる。この講義では、過去の財務管理活動の結果である財務諸表の分析やキャッシュフロー管理の基本を理解したうえで、長期事業計画の策定という観点から、資金の時間価値、企業価値、資本コスト、リスク等に関する基本的概念や分析手法について学び、財務的な視点から企業を視る力、財務的な意思決定を行う力を養成する。

産業組織論

この授業では、産業のパフォーマンスを供給サイドから明らかにすることを目的として、具体的な市場構造とそこにおける企業行動についての分析を行う。ナッシュ均衡や後方帰納などのゲーム理論の考え方を用いて均衡状態を導出し、そこでの企業間による競争のメカニズムや相互依存関係、さらには競争回避策としての結託行動の可能性について考察する。それらをもとに市場成果を評価し、市場メカニズムをより有効に機能させる為の取引ルールや競争促進政策のあり方を検討する。

日本経済論

日本経済は戦後、発展を遂げたものの、現在さまざまな問題を抱えている。この現状を理解する上でも戦後経済史の理解は不可欠である。この講義では、主として第二次世界大戦後の日本経済の歩みについて概観し、バブル崩壊後の日本経済の課題を、歴史の文脈において位置づけて理解する。特に日本の経済発展パターンについて、先進国や途上国との比較なども念頭に理解を深め、「日本的経営」などの日本特有の経済制度の生成・発展・変容のプロセスから、その意義と限界について講義を行う。

グローバルビジネス論

科学技術の発展等により経済のグローバル化が急速に進んでいる。もはや経済のグローバル化を無視して企業経営の実践は困難になっている。また経済のグローバル化は国や地域の経済に対しても大きな影響を与えるようになっている。本科目では、主に企業経営の観点から、グローバル・ビジネスの現状と企業戦略のあり方(海外市場への参入、戦略的提携、生産管理、人的資源管理、マーケティング戦略等)について多面的に考察する。さらに、経済のグローバル化が地域経済に与える影響と地場産業や中小企業の対応のあり方についても検討する。

金融経済論

規制緩和、バブル崩壊、情報技術の発達、新しい金融商品・手法の開発等によって日本の金融経済は大きく変貌している。またグローバル化の進展によって、国内外の金融市場は分かちがたく結びついている。このように激しく変貌・複雑化する金融市場についての正確な知識と理解がますます重要になっている。そこで本科目では、金融の理論的・制度的な基礎を学んだ上で、日本の金融市場の現状とそこで活動する金融機関の種類や役割について理解を深めることを主眼とする。

地域産業論

地域産業は、雇用の場の提供や域外からの所得獲得など、地域経済に対して大きく貢献している。また歴史・伝統に根づいた地場産業は、地域の生活・文化の重要な構成要素となっている。一方で、グローバル化や人口減少等の社会変化により、困難を抱える地域産業も少なくない。本科目では、地域社会において重要な役割を果たす地域産業に焦点を当て、その成立・発展の経緯、地域の生活・文化との関係、販売・流通・消費等の最新の動向、直面する課題等を多角的に検討し、地域産業と地域の関係について理解を深める。

産業遺産と産業史

この講義の主な対象は産業遺産・近代化遺産であり、その調査・研究・保存・利活用の実態について講義する。まず、産業遺産の重要性を理解するためには、それらが保存されてきた背景としていかなる産業史の実態があったのか、講義する。また、産業遺産の保存と関連して、日本・世界の文化財政策の流れの中にそれを位置づけ、それらの利活用に関しては、都市計画や再開発、まちづくり、産業観光などの流れからとらえることを講義の目的の一つとする。

広報・広告論

産業のグローバル化や社会の高度情報化の進展により、企業や行政における広報・広告の位置づけは大きく変容しつつある。この授業では、現代社会における広報と広告のそれぞれの役割と機能、そしてその両者の関係性について考察する。更にその考察をもとに広報・広告の送り手としての役割を担える能力と方法を身につけるとともに、広報・広告の受け手として消費社会に対応できるリテラシー能力を高める。それにより広報・広告を活用するとともに、より深く理解できる人物を育成する。

マスコミュニケーション論

マスコミュニケーションとは、ローカルな時間と空間に限定されていた人々の情報伝達や相互作用のあり方を量的および質的に拡大することで、近代社会に大きな影響を与えてきた。この授業ではこうしたマスコミュニケーションの成立過程を歴史的、社会的、技術的な条件から考察し、マスコミュニケーションが担う役割や機能の理解を深めることを目的とする。またインターネットの成立が既存のマスコミュニケーションに与える影響や、その相互作用についても検討する。

臨床社会心理学

この講義は、現代社会におけるさまざまな問題に心理学の視点からアプローチし、人間が幸せを感じながら生活するためには何が必要なのかについて考えていく。現代社会が抱えている心理学的な問題には、たとえば、人の成長・発達および心身の健康へのサポート、福祉サービス、家族やコミュニティの問題、犯罪や事故、抗争などがある。これらの諸問題に関する具体的な事象を取り上げ、それらに対する社会心理学の原理や知見の応用を図る。

メディア文化論

この授業では、メディアが人々や社会に与える影響や、メディアが生み出す文化について考察する。現在、ITや映像を活用した多様なメディア実践が出現し、私たちの日常世界に浸透している。こうした現在の状況を俯瞰しつつ、その環境を理解するために、新聞や書籍等の印刷メディア、あるいは映画やテレビといった既存の映像メディア等、従来からのメディアが担ってきた役割や意味を考察する。その上で、多様化する現代メディア社会における人々の情報選択やコミュニケーションの実践についての理解を深める。

組織心理学

この講義では、組織の中で働くときの人間の行動の特徴や心理について理解することを目標にしている。たとえば、人間の働く意欲を強化し,組織の効率性や生産性を向上させるためには何をどのようにすればよいのか、働く人の心身の健康にはどのような問題が存在するのか、などの心理学的な問題について講義する。代表的な理論や研究事例の紹介に加えて、現在の職場で起こっている問題にも触れながら講義を進行する。また、本講義では、消費者の心理や行動の特性についても扱う。

情報システム論

インターネットの普及とWeb2.0を経て、クラウドコンピューティングが普及してきたことにより、情報システムのあり方も大きく変化した。現代の情報システムの仕組みと、これらが形成された発展の歴史について学ぶ。また、クラウドコンピューティングを用いることによって、パーソナルコンピューターだけでなく、最も身近な情報機器であるスマートフォンやタブレットを組み合わせて活用することによる、情報の検索、フィルタリング・収集・整理・発信の手法について実践的に学ぶ。

社会統計分析

現代社会では、社会の実状や人の行動・意識に関する社会調査が数多く行われ、それらのデータや分析結果がさまざまなメディアを通して提示されている。この講義では、このようなデータや分析結果を読みとるために必要となる統計学の基礎的な知識について理解することを目指す。さらに、表計算ソフトを使った実習を通じて、データの基礎集計、2変数間の関連分析、そして重回帰分析を中心とした多変量解析の一部について実践的に学んでいく。

質的調査法

昨今、社会科学の有効な調査法として「質的調査法」が注目されている。そこで、授業では、この調査法をめぐる状況を解説したうえで、インタビュー調査や参与観察など「質的データ」の収集方法に必要な技法を説明する。次に、「グラウンデッド・セオリー」や「KJ法」ならびに「言説分析」など他の分析手法を解説することを通して、「質的データ」分析法の多様性を理解する。さらに、ゼミ論文や卒業論文作成のための調査を念頭に置き、被調査者との関係など「倫理的な問題」についての理解も深める。

学術情報論

図書館情報資源のうち学術情報に限定し、学術コミュニケーション、情報利用者と情報探索、計量情報学の基本、学術情報流通のための取り組みについて解説する。さらに大学図書館と日本の学術情報流通基盤の現状と課題についても解説する。同時に、大学図書館などを活用して、学術情報を効率的に収集するための知識と技術を道決させることも目的とする。

人文地理学

地域にみられる人文現象を地域的視点から明らかにするのが人文地理学である。この科目では、主として地理学説史・人口地理学・都市地理学・集落地理学的な観点から地域を明らかにすることを目的としている。なお、人文地理学的な地域分析法についても扱う。

地誌学

地誌学とは地理学の2大分野のひとつであり、自然地理学、人文地理学などの系統地理学と相対し、地理学を総合的に究明することを目的とする学問である。地誌学においては、地球上の諸地域の自然・社会・文化などの特性を研究・記述することを重視する。本科目では、日本のほかに海外の特定地域を対象に選び、それぞれの地域的性格や地域的問題を総合的に検討する。

社会理論

社会科学の基礎的な概念と理論を習得することにより、身近な日常世界から日本社会、国際関係、歴史的変化などの大小さまざまな事象の背景にある「しくみ」をより総合的に把握する能力を伸ばす。社会学の古典や近現代の理論を中心に、それぞれの類似点・相違点など相互の関係を明らかにしながら解説します。様々な理論を社会における身近な問題や事例を理解する際に、知的な道具として積極的に活用できるようになることを目標とす。

情報法学

この授業では、まず「情報」の意味について考える。次に、知る権利と情報公開制度、プライバシーの保護、名誉毀損、わいせつ規制など、情報の流通過程における個人の権利について詳しく述べる。さらに、コンピュータとインターネットで結ばれた情報化社会に特有な犯罪、セキュリティの確保、情報倫理なども検討する。

食文化論

食の身体機能としては栄養(1次機能)、嗜好(2次機能)、生体調節(3次機能)の3つに分けられるが、それ以外の社会生活での役割もある。冠婚葬祭をはじめ人と人、集団と集団を結びつけるためのさまざまな場面において食べるという行為が行なわれている。食文化は、モノをつくることに加え、食にかかわる科学だけでなく文化の視点からも総合的に考察するものである。ここでは、日本人の食の変遷・年中行事食・郷土食に加え、世界の食・酒・飲み物・麺・発酵食品・調味料・食禁忌等につぃて解説し、食文化の将来につぃても考える。

自然地理学

自然地理学は、気候・地形・水文・植生・土壌等の観点から、地域の自然環境を総合的に探究する学問である。本科目では、地理学や気候学を中心にして、地形的形成や地域的な環境特性を体系的に整理する。さらに、自然環境と人間社会の関わりにも目を向け、地球規模では地球温暖化や酸性雨、地域規模では自然災害などさまざまな自然環境の人間生活への影響や、逆に人間生活が気候をはじめとする自然環境に与える影響について考察する。

外国語文献研究

英文をはじめとして外国語の文献を読むことは、大学における学習や研究において不可欠な行為である。しかもグローバル化やインターネットの普及により、外国語のリテラシー(特に読むこと)の重要性はますます高まっている。本科目では、複数の担当教員の中から自分の関心がある専門分野の教員を選び、その教員のもとで外国語文献(書籍、論文、その他の文書)を講読し、外国語文献の読解能力を向上させるとともに、関心領域について知見や理解を深め、自身の学習・研究に役立てることをめざす。

文化政策演習Ⅰ

2年次までに身につけた教養・知識・技能等を基礎として、指導教員による綿密な指導の下で、専門性を高めるとともに、調査・研究や企画立案の手法を習得する。また自らの関心領域やテーマを具体的に定めていく。なお文化政策演習Ⅰと文化政策演習Ⅱは、原則として、同一の指導教員の下で連続的に受講する。

文化政策演習Ⅱ

文化政策演習Ⅰの成果を引き継ぎ、原則として同一の指導教員による指導の下で、専門性や調査・研究・企画立案の技能をさらに高める。また関心領域における調査・研究や企画立案を実施するほか、卒業論文・プロジェクトのテーマ探索等にも取り組む。

文化政策演習Ⅲ

文化政策演習Ⅰ・Ⅱの成果を踏まえ、指導教員による綿密な指導の下で、自らが取り組むテーマを選定し、そのテーマに関する専門性をさらに高めた上で、学術的な研究や課題解決型の企画立案プロジェクトを進めていく。なお文化政策演習Ⅲと文化政策演習Ⅳは、原則として、同一の指導教員の下で連続的に受講する。

文化政策演習Ⅳ

文化政策演習Ⅲの成果を引き継ぎ、原則として同一の指導教員による指導の下で、学術的な研究や課題解決型の企画立案プロジェクトをさらに進めていく。

卒業論文・プロジェクト

大学における学習・研究の総仕上げとして、自らが設定したテーマに関する調査・研究活動をおこない、その成果を卒業論文またはプロジェクトとして具体化する。卒業論文とは、学術的な論考をまとめたもので、新たな知識・知見を生産するものである。一方、プロジェクトとは、学術的な調査・研究活動の成果を社会に対して具体的な提案や行動として還元するものであり、知識・知見を社会に応用するものである。卒業論文やプロジェクトが具体的にどのような条件を満たすべきかは別途定める。

芸術文化入門

芸術文化学科の学生として必要な学びの基本を示すための科目である。文化、芸術を専攻研究する学生として、また将来の事業企画者・支援者・政策立案者として、文化、芸術に能動的にかかわっていくうえでの基盤となる理解と責任感を醸成することを狙いとする。学科専任教員複数名によるオムニバス形式で講義を行い、文化、芸術に多様なジャンルがあることを確認するだけではなく、それらを大学での学びの中で扱う方法も多様であることを認識する。

芸術表現A・B

実際に第一線で活躍する芸術家のもとで、その訓練や制作の場に立ち会い、芸術従事者の姿勢、心構えに触れるとともに芸術の深淵さとそれに携わることの厳しさを体感することが狙い。将来事業企画者、支援者、政策立案者として文化、芸術にかかわる者になることを想定し、そのような者として不可欠な、高度に専門的な芸術表現の現場を体験することによって、芸術の本質について考える。芸術表現Bとあわせ複数の領域を用意し、うち1枠を必修とする。

芸術文化基礎A~D

ゼミに所属する前の学科学生を対象とし、大学生としての読み・書く能力を前提として、学科専任教員にそれぞれ所属し、文化、芸術に関するさまざまな専門領域での研究手法の基礎を学ぶ。専門領域での基礎的文献を読解し、検討することによって専門領域についての知識を得るとともに、それを整理し、まとめるなどの作業をすることによって、読み書く能力をさらに高め、考察力と分析力を養うことを目指す。基礎AB、CDあわせて10クラス程度を設定し、うち2クラスの受講を義務づける。

芸術文化特講

一つのテーマを設定し、多様な専門性を持つ学科専任教員が、各自の専門領域に関連する様々な視点から当該テーマをめぐって行うオムニバス方式の連続講義とする。学科で一定の学習を積み重ねたうえで、ゼミ選択を控えた学生を対象とする。受講者は、同一テーマへの多角的なアプローチの可能性を体得すると同時に、それらの異なったアプローチが互いにつながりを持つということを理解することが狙いである。学生は、この授業で示される多様な専門領域から、自分が関心のある領域への理解を深め、次の段階に進む助けとする。

芸術文化政策の理論

法学、政治学、経済学、社会学等、社会科学の主要な領域の中から1つあるいは複数の分野をとりあげ、それぞれの学問分野における芸術文化政策についての研究の系譜を概観するとともに、それぞれの理論体系の特徴を学ぶ。さらに、これらの理論を実際に我が国及び諸外国において行われている国や地方公共団体の芸術文化政策の事例にあてはめて分析を行う。これらを通じて、現実の芸術文化政策を理論的に分析するための基礎を身につける。

アートマネジメントA・B

[アートマネジメントA]
公共性を持つ非営利芸術組織のマネジメントであるアートマネジメントの各論として、非営利芸術組織の特徴、及び日本のそれらが持つ課題を踏まえて、課題解決のために必要となる、より専門的な領域についての理論的、実践的な知識を身につける。とくに、公演、展覧会、教育プログラムをはじめとしたアウトプットを鑑賞者等に届けるためのマーケティングや、非営利組織が持続的に活動を続けるために不可欠な資源を獲得するためのファンドレイジングなどを中心に学ぶ。

[アートマネジメントB]
公共性を持つ非営利芸術組織のマネジメントであるアートマネジメントの各論として、非営利芸術組織の特徴、及び日本のそれらが持つ課題を踏まえて、課題解決のために必要となる、より専門的な領域についての理論的、実践的な知識を身につける。とくに、非営利組織が営利組織とは異なり、賃金等を中心とした金銭的インセンティブが働きにくい組織であるという特徴を踏まえたうえで、組織や組織間関係、人的資源管理、戦略計画などを中心に学ぶ。

芸術文化政策の国際比較

芸術支援に関わる政策分野を中心に、日米あるいは日欧等の文化政策について時代背景等の歴史的視点を踏まえて比較検討することにより、政策目的の変遷や、政策手段の多様なあり方についての理解を深める。特に、政策分析に不可欠な、市場と政府、そして非営利経済の関係についての視点を養うとともに、各種の補助金制度、租税優遇措置、顕彰制度や官民協働等、具体的な政策手段の特徴や、法や計画策定等の意義や限界等について検討する。

文化施設の管理と運営

劇場・音楽堂等をはじめとした文化施設が、市民や地域社会に対して果たすべき使命についての認識を深めるとともに、こうした施設の管理と運営のあり方について実践的に学ぶ。特に自治体が設立した公立施設においては、2003年に導入された指定管理者制度の特徴や課題等について、事例研究をとりいれながら検討を行うとともに、2012年に制定された劇場・音楽堂等の活性化に関する法律の意義や特徴をふまえつつ、今後の我が国おける文化施設運営のあり方についての考察を深める。

文化財保護政策

我が国の文化財保護の法的・制度的な枠組みについて基礎的な知識を身につけたうえで、有形及び無形の文化財保護に関する様々な事例研究を通して政策の背景や課題について分析する。特に1950年に制定された文化財保護法の意義や特徴と、その実施体制が我が国の文化財保護政策及び文化政策の他領域に与えた影響などについての理解を深める。さらに、近年の注目すべき動きとして、文化財と地域社会・まちづくりとの関連について検討する。

地域社会と芸術文化

まちづくり、観光振興、産業振興、住民間コミュニケーション促進。地域アイデンティティの形成など、芸術文化は地域社会の発展と密接な関わりを持っている。我が国あるいは諸外国における具体的な事例を参照しつつ、地域社会における芸術文化の役割については幅広く学ぶ。これらを通じ、地域社会における文化施設や実演芸術団体等のアートマネジメントのあり方や、地方公共団体等における芸術文化政策のあり方を考えるための視野を広げる。

現代社会と芸術文化

医療や福祉、更生や教育の手段としての活用や、様々なマイノリティに関する社会包摂の手段として注目されるなど、芸術文化は現代社会における様々な問題と密接に関わるようになってきている。情報化、少子高齢化、国際化をはじめとした現代社会における様々な環境変化と芸術文化の関係について、国内外の様々な事例を通じて多面的な視点から学ぶことにより、現代社会におけるアートマネジメントや文化政策のあり方を考えるための視野を広げる。

文化と芸術A~D

この科目群では、文化、芸術の多様な展開について、それぞれの領域において提示される諸現象の現状や特色などを理解するとともに、それらを学問的に取り扱う方法や、それによって明らかになる事がらについて考える。文化、芸術についての学問的理解の上で欠かせない学問領域について、歴史的展開や最新の状況を鑑みつつこの科目群で取り扱うこととする。それぞれのジャンルによってA~Dで展開する。美術、音楽、演劇等のジャンルとともに、社会や時代の要請に応じたジャンルも扱う。

現代芸術論A~D

文化・芸術を考える上で無視することができない、とりわけ現代に特徴的な事柄、現象を取り上げ、その性質や課題について考察することを狙いとする。また、このような現代的課題に対する対処法とはどのようなものかについて考える。これらの現代文化、現代芸術諸領域の研究方法についても最新の情報を交えながら概観する。それぞれのジャンルによってA~Dで展開する。美術、音楽、演劇等のジャンルとともに、社会や時代の要請に応じたジャンルも扱う。

芸術特論A~D

文化、芸術の各領域においてとくに際立った現象、出来事などについてテーマ別に取り上げる。それぞれのテーマに即したより深い考察を扱う。とくに、複数の専門領域にまたがるような学際的領域にある事象、これまで学問的にあまり扱われることがなかったような最新の事象や理論、研究領域などについても扱い、文化、芸術を新しい視点で切り取る方法を知る。それぞれのジャンル、テーマによってA~Dで展開する。美術、音楽、演劇等のジャンルとともに、社会や時代の要請に応じたジャンルも扱う。

音楽史Ⅰ・Ⅱ

[音楽史Ⅰ]
主としてヨーロッパの音楽史を扱う。古代ギリシャやローマの音楽理論からはじめ、グレゴリオ聖歌から初期ポリフォニーの時代、ルネサンス期を概観したのち、バロックからハイドン、モーツァルトの時代、ベートーヴェンからシェーンベルクの時代までを中心に扱い、それぞれの時代様式(響きや構造の特徴)を把握するだけでなく、作曲家の個人様式を代表するような作品を聴きながら、その特性について学習する。また西洋世界における各時代が音楽に何を求め、それが具体的にどのような場で演奏されたのかについても講義する。

[音楽史Ⅱ]
主として日本・東洋の音楽史を扱う。中国大陸との交流によって伝えられた雅楽や聲明にはじまり、中世の能楽、平家(平曲)など、近世邦楽の浄瑠璃、長唄、地歌、箏曲を経て(歌舞伎・文楽等の劇音楽にも言及)、明治以降の西洋音楽導入にともなう新日本音楽や現代邦楽の成立に至るまでを概観する。また、それぞれのジャンルの理論や用いられる楽器について、記譜法や伝承の問題、それぞれの音楽・芸能が成立した社会的背景にも触れ、その特徴を深く理解する。また日本と深く関わる東洋(アジア)の音楽史についても概観する。

演劇史Ⅰ・Ⅱ

[演劇史Ⅰ]
主としてヨーロッパ演劇の歴史を学ぶ。まず、西洋の演劇が本格的に開花した古代ギリシャ・ローマ時代から中世・ルネサンス、さらにはシェイクスピア、モリエールらが活躍した黄金時代、そして18世紀啓蒙主義時代に至る演劇の流れを、具体的な作品を見ながら概観する。次いで、欧米を中心に、19世紀から現代に至る演劇の基本的な潮流をたどる。ロマン主義の演劇、近代のリアリズム演劇、そして20世紀の前衛演劇から最先端の演劇までの展開を、映像資料を用いた作品観賞を通して理解する。

[演劇史Ⅱ]
主として日本の芸能と演劇の歴史を学ぶ。芸能という言葉の原義を探りつつ、伎楽、舞楽、田楽、猿楽など日本の初期の芸能の諸相を概観した後、観阿弥・世阿弥が大成した能について基本的な知識を習得する。特に世阿弥の芸術論について演技論的あるいは身体論的な視点から考察し、それが現代の西洋前衛演劇に与えた影響を明らかにする。また、能とともに成立した狂言や江戸時代に大きく発展した歌舞伎・人形浄瑠璃などの伝統芸能、明治維新後に誕生し日本の現代演劇へと通じる新派・新劇についても基礎的な知識を身につける。

美術史(西洋)Ⅰ・Ⅱ

[美術史(西洋)Ⅰ]
先史時代から近世ヨーロッパの美術の歴史を学ぶ。また美術作品が誕生した社会背景もあわせて考える。前半は西洋美術の基礎ともいえる古代ギリシア・ローマ時代からキリスト教美術の誕生と発展を経て、ルネサンスに至る軌跡を、後半ではバロック、ロココという近世近代におけるヨーロッパ圏の文化交流を、さまざまな作品を紹介しながらたどり、それらの作品に固有の様式的特性を見極め、さらに様式分類や図像分析といった美術史研究の基礎的な方法論も探求する。

[美術史(西洋)Ⅱ]
美術史(西洋)Ⅰで学んだ知識を基礎として、フランス革命以降の近代ヨーロッパから20世紀前半の美術の歴史を学ぶ。また、美術作品が誕生した社会背景もあわせて考える。ルネサンス時代に起こった社会の大きな変化に伴う芸術上の大変革からバロック、ロココ時代を経て、19世紀近代、さらには20世紀にいたるまでの社会の変遷と美術史の流れを、各時代、地域、作家等による様式の違いや影響関係を確認しながら歴史を俯瞰する。

美術史(日本・東洋)Ⅰ・Ⅱ

[美術史(日本・東洋)Ⅰ]
古代から中世にいたる日本美術の主要な作品をスライド等で見ながら、それぞれの時代にどのようなものが制作されていたのか、またそれぞれの様式的特徴はいかなるものか明らかにする。その時中国・朝鮮半島の美術から日本が何を受け取り、そこからどのようなものを作り出したのかといった視点から、日本美術の特色とは何か検討する。また、そのような作品が制作された社会背景、思想的背景などにも考えを及ぼす。これらによって日本美術史の基本的な研究方法に触れるようにしたい。

[美術史(日本・東洋)Ⅱ]
Ⅰに引き続き、中世から近世にいたる日本美術の主要な作品をスライド等で見ながら、それぞれの時代にどのようなものが制作されていたのか、またそれぞれの様式的特徴はいかなるものか明らかにする。その時中国・ヨーロッパの美術から日本が何を受け取り、そこからどのようなものを作り出したのかといった視点から、日本美術の特色とは何か検討する。また、そのような作品が制作された社会背景、思想的背景などにも考えを及ぼす。これらによって日本美術史の基本的な研究方法に触れるようにしたい。

鑑賞と批評Ⅰ・Ⅱ

[鑑賞と批評Ⅰ]
美術について学ぶには、まず実際の作品を多く見て、それをじっくり観察し、作品について熟考することが不可欠である。本授業では実際に展覧会等で作品を観察することで、さまざまな美術作品の美術史的な見かた、分析方法を身につける。加えて、それを効果的に記述し、伝える力を、レポートを作成することにより習得する。美術のジャンルを限定するのではなく、多くの作品に触れることで、幅広く作品を見る力を身につけるとともに、美術史の全般的な知識を広げ、展覧会の傾向や特徴を体験し知ることを目指す。

[鑑賞と批評Ⅱ]
鑑賞と批評Ⅰと同様に、実際に展覧会等で作品を観察することで、美術作品の美術史的な見かた、分析方法を身につける。加えて、それを効果的に記述し、伝える力をレポートを作成することにより習得する。Ⅰで習得した方法論をさらに展開させることを目指す。作品について正確に記述できる力を獲得するだけでなく、文献等で得た情報と作品を照応させたり、他の作品と比較することによって、より立体的に美術作品を捉える能力を得ることを目指す。

展示プロデュース論

美術館、博物館のみならずさまざまな展覧会における管理・運営上の問題点をふまえながら、展示物そのものの視点から観賞者にとって望ましい展示とはいかなるものかについて考える。コレクション等の常設展、特別な企画展等の様々な展覧会における展示の特性について、あるいは展示空間の問題について、さまざまな実例を見ながら考える。さらに、近年重要になってきている新しいメディアとの関連性やそれらを使用したより効果的な展示についても考える。

保存と修復

文化財についての基礎知識の学習と、文化財の保存環境や保存方法について多角的に学ぶ。また、対象とする文化財の修復に欠かせない漆工、表装、彩色等の基本的技術について学ぶと同時に日本の伝統技法についての知識も深める。また、歴史的建造物の修復の実態なども紹介する。近年とくに重要になっている保存や修復の根本的問題についても、これらに関する概念と社会との関係について考察することによってより望ましい保存のかたちを考える。

舞台運営論

舞台上演の企画立案や文化施設の運営に携わるには、劇場や舞台空間について十分に理解しておく必要がある。そのための基礎的な知識を習得するとともに、実際に劇場という機構を体験的に学習し、作品を舞台で上演するうえで必要となる美術、衣裳、照明、音響といった基礎的な技術を総合的に学ぶ。さらに、近年増加しつつある野外劇場や円形劇場など、従来の劇場とは異なるさまざまな演劇空間で用いられる特殊な技術についても一定の知識を得ることで、今日行われている多様な形態の舞台上演について理解を深める。

劇場プロデュース論

音楽や演劇、バレエ、ダンス、オペラ、ミュージカルなど、パフォーミングアーツの領域は多岐に渡るが、そのアートマネジメントの根幹をなすホールプロデュースの役割について考察する。特定の文化施設において、どの時期にどのような公演を行うかを決定する企画立案、その前提となる事前の市場調査、ホール運営の経済的条件と地域の観客・聴衆のニーズとの調整など、舞台公演を実施するにはさまざまな課題を解決しなければならない。これらの諸問題について、できるだけ具体的な事例に即しながら考察を進めてゆく。

国際文化演習Ⅰ

研究内容に関心ある担当教員のもとに学生が集まり、担当教員の指導のもと文献の調査、自分の研究の発表、学生の研究内容に関する議論を通じて担当教員の研究領域の基本的な知識や価値観を学ぶ。また、担当教員が必要と考えるその他の諸活動を通じて、卒業論文を作成するために必要なリテラシー能力や資料探索能力の向上、関心領域の学びを適切に深める場とする。これらの研究活動を通して、これまで学んだ多くの科目の多様な価値の統合化と深化を的確に図る。

国際文化演習Ⅱ

研究内容に関心ある担当教員のもとに学生が集まり、担当教員の指導のもと文献の調査、研究の発表、研究内容に関する議論を通じて担当教員の研究領域の基本的な知識や価値観をさらに深めるとともに、さらに学生が関心のある研究領域を特定し、その研究をさらに深めるための指導を行う。また、担当教員が必要と考えるその他の諸活動を通じて、卒業論文を作成するために必要なリテラシー能力や資料探索能力の向上、関心領域の学びを深める場とする。これらの研究活動を通して、これまで学んだ多くの科目の多様な価値の統合化と深化を的確に図る。

国際文化演習Ⅲ

学生が関心のある研究領域を特定し、その領域にまたがる包括的な学び深めるための指導を行う。具体的には、その研究領域に関する研究発表、参考文献や研究資料の特定、多様な見解が存在する場合の分析方法、独自の研究領域の設計、必要な調査方法や分析方法を学び、学生独自の研究が円滑に進むようする。また、担当教員が必要と考えるその他の諸活動を通じて、卒業論文を作成するために必要なリテラシー能力や資料探索能力の向上、関心領域の学びを深める場とする。

国際文化演習Ⅳ

学生が関心のある研究領域を特定し、その領域にまたがる包括的な学び深めることで、卒業論文研究に資する学習指導を行う。具体的には、その研究領域に関する研究発表、参考文献や研究資料の特定、先行研究の分析、多様な見解が存在する場合の分析方法、必要な調査方法や分析方法を学び、独自性の高い研究のあり方など、学生独自の研究が円滑に進むように指導する。また、参考文献や引用、図や表の使い方といった論文作成時の注意点などについても引き続き指導を行う。

卒業論文

これまで科目から学んだ多様な事実と価値観、国際文化基礎論や国際文化演習から学んだリテラシー能力や専門的研究の成果を包括的、統合的に集約させ、卒業論文に反映させる指導を行う。具体的には、先行研究の分析、学生の関心をもつ研究領域の特定、研究に必要な文献・資料の特定と探索、必要な調査・フィールドワークの技術と実行するための計画づくり、論文の理論的な構成方法、参考文献や引用などの表記方法など、論文作成に必要な事項を担当教員が指導する。

芸術文化演習ⅠA

学生は教員ごとに設定するゼミに所属し、各担当教員の提示する専門的テーマによる研究を演習形式で行う。学生はそれぞれに関心のある専門領域を扱うゼミにおいて、文献講読、発表、報告をくりかえし行う。また、同一のゼミに所属する学生同士で議論を重ねることによって、各自の研鑽の助けとする。これまでの学びの中で養った能力を各自のテーマにおいて十分に活用しつつ、ゼミで所定のテーマにおける研究の検討を重ねながら、各自の卒業研究テーマを探っていく。

芸術文化演習ⅠB

学生は教員ごとに設定するゼミに所属し、各担当教員の提示する専門的テーマによる研究を演習形式で行う。学生はそれぞれに関心のある専門領域を扱うゼミにおいて、文献講読、発表、報告をくりかえし行う。また、同一のゼミに所属する学生同士で議論を重ねることによって、各自の研鑽の助けとする。これまでの学びの中で養った能力を各自のテーマにおいて十分に活用しつつ、ゼミで所定のテーマにおける研究の検討を重ねながら、各自の卒業研究テーマを探っていく。

芸術文化演習ⅡA

学生は教員ごとに設定するゼミに所属し、各担当教員の提示する専門的テーマによる研究を演習形式で行う。学生はそれぞれに関心のある専門領域を扱うゼミにおいて、文献講読、発表、報告をくりかえし行う。また、同一のゼミに所属する学生同士で議論を重ねることによって、各自の研鑽の助けとする。これまでの学びの中で養った能力を各自のテーマにおいて十分に活用しつつ、ゼミで所定のテーマにおける研究の検討を重ねながら、各自の卒業研究テーマを探っていく。

芸術文化演習ⅡB

学生は教員ごとに設定するゼミに所属し、各担当教員の提示する専門的テーマによる研究を演習形式で行う。学生はそれぞれに関心のある専門領域を扱うゼミにおいて、文献講読、発表、報告をくりかえし行う。また、同一のゼミに所属する学生同士で議論を重ねることによって、各自の研鑽の助けとする。これまでの学びの中で養った能力を各自のテーマにおいて十分に活用しつつ、ゼミで所定のテーマにおける研究の検討を重ねながら、各自の卒業研究テーマを探っていく。

芸術文化演習Ⅲ

各ゼミ担当教員の指導のもと、卒業論文執筆と関連させながら、学生各自が設定した個別のテーマに従って、それぞれの研究をすすめる。ここでは、演習Ⅰにおいて養われた文章を書く力と、同じゼミに所属する学生との発表と議論によって培われた構想力、分析力をさらに確かなものにするために、研究と議論を重ねる。また、これらの発表や報告によって、お互いのテーマについて検討を重ねたものを各自の論文執筆に結びつけることを目指す。

芸術文化演習Ⅳ

各ゼミ担当教員の指導のもと、卒業論文執筆と関連させながら、学生各自が設定した個別のテーマに従って、それぞれの研究をすすめる。ここでは、演習Ⅰにおいて養われた文章を書く力と、同じゼミに所属する学生との発表と議論によって培われた構想力、分析力をさらに確かなものにするために、研究と議論を重ねる。また、これらの発表や報告によって、お互いのテーマについて検討を重ねたものを各自の論文執筆に結びつけることを目指す。

卒業論文

各ゼミの担当教員(指導教員)の指導に基づいて、卒業論文を作成する。卒業論文では、これまでに演習によって獲得した様々な知識、情報の活用の方法、それらを自らの思考と照らし合わせながらその思考をさらに新たなものとして構築する方法などを駆使し、自らの考えを論理的な文章へとまとめていく。文献資料を収集し、それらを読解、分析し、これに基づいて理論をたてる作業を担当教員の指導とともに繰り返しつつ、論文の完成を目指す。

文明と観光

訪日外国人観光客の関心​は、​その人の生活域やいわゆる文明圏によって異なる。例えば、東アジア​から訪れる人の多く​は、アジアの中でいち早く近代化した日本像を求める​と言われる。​他方​、ヨーロッパ​からの人なら、​情報化時代にもかかわらず、エキゾチックな​世界​を期待して訪れる​ことも少なくない​。この講義では、​まず​「文明」と「観光」の概念​が多様であることを概観し、​その上で現代の日本や地域に望ましい​「​文明​」​を考えつつ、「​観光​」​を論じる。

ユーラシア文明論

ユーラシア大陸で興亡した西アジア文明、南アジア文明、ヨーロッパ文明、東アジア文明といった諸文明を、地域的・時間的に広く展望しながら、日本語で「文明」と言い表わされている現象を理念的に捉え直す。特に、時間的に先行し、地域的にも中心の位置を占める西アジア文明に焦点を当て、古代オリエント文明を取り上げ、それがイスラーム文明やヨーロッパ文明に継承されていく過程を論じる。

特別共同授業A・B・C

ふじのくに地域・大学コンソーシアムの「西部地区共同授業」、「短期集中単位互換授業」等の単位認定科目とする。「西部地区共同授業」は、静岡県西部地域の7大学協力のもと、各大学の教員によりオムニバス形式の共同授業を行う。「短期集中単位互換授業」は、静岡県内の地域資源等に関するテーマで短期集中授業(フィールドワークを含む)を行う。実施単位認定校から授与された単位を本授業の単位として認定する。

観光学概論

日本において「観光」は注目を集める成長産業である。特に2013年以降、インバウンド観光客の増加は驚異的とも言える。本講義では、観光学の基礎を築くため、世界と日本における観光業の起こりから、マスツーリズムへの発展と直面した課題、そしてそこから発生したオルタナティブ・ツーリズムやサステイナブル・ツーリズムとその発展など、観光の歴史的潮流を学ぶ。

観光社会学

観光は21世紀以降の世界において、急激にニーズが高まってきた産業であると同時に看過できない社会現象である。また、世界経済を牽引する原動力の一つとして学問的にも今後さらに注目されるであろう。この講義では、観光が社会に及ぼす効果を多角的に検討し、今後の観光のあり方を探る。

グローバル観光論

日本において「観光」は注目を集める成長産業である。特に2013年以降、インバウンド観光客の増加は驚異的とも言える。本授業は、アウトバウンドとインバウンドの国際観光の概念を把握し、特に、今後日本経済の牽引役への成長期待も大きいインバウンド観光による地域創造ついて学修する。そして、外国人観光客を魅了する観光まちづくりの理論と手法も概観する。

観光地理学

自然環境と経済・社会・文化等との関係を対象とする地理学の見地から、観光について論じる。特に、文化の懸け橋としての街道に注目し、観光資源としての魅力を探る。具体的事例として、古代から多くの人々が行き交った東海道、東西文明を結んだシルクロード、ドイツのロマンティック街道等を取り上げる。

観光ビジネス論

観光をめぐる理論と観光の現場を結ぶ知識として、この講義では観光業における実務的な内容について学ぶ。まず、背景として国や地方自治体の観光政策の概要を把握した上で、旅行代理店・運輸業・宿泊業・広告業等の企業における観光経営を取り上げる。観光業界の実態や観光業務の実務面についても知識を深める。

テキスタイル概論

人類は太古の誕生間もないころから自然界にある繊維をまとい、やがて自ら織り、染めてきた。衣服としてだけでなく居住環境にも応用することで、生活を豊かに、快適に、美しいものにしてきた。そのような人と繊維の関係に関する歴史、文化、技術、産業の変遷を通してテキスタイルに対する理解を深めるとともに、新たなテキスタイルの可能性について学ぶ。

日本伝統建築

日本の伝統建築は、古代、中世、近世、近代とその時代の歴史や文化を背景に様式を確立し、継承してきた。その建築様式と技術の歴史、さらに建築を構成する木材や石材、漆、鉄、紙等の材料や、建築を造り上げてきた鑿、鉋、鋸等の道具について幅広く学ぶ。また文化財政策の歴史と現状、伝統建築の保存・修理・活用に関しても理解を深め、静岡県の文化資産ともいえる伝統建築の在り方も考える。

公共デザイン戦略

公的組織(政府・自治体とその関連組織やNPO等)や民間企業は、社会的課題の解決や組織目的の達成のために、広く公共社会(とその構成要素である団体・個人)を対象として施策や活動を実施している。公的組織や民間企業がこうした施策・活動を企画立案し、実施することを本科目では「公共デザイン」と呼ぶことにする。本科目では、公共デザインのさまざまな態様に応じて、それらを有効に実施するための戦略のあり方を論じることを中心的課題に据え、そのために必要な理論や方法論、さらには公共デザイン戦略の具体的な実践方法を解説する。

デザイン史

デザインの歴史を俯瞰することで、近代デザインの成立から現在に至るまでの主要な出来事や知識、社会における役割を学ぶ講義である。受講者は、科学技術、産業、政治経済、芸術など先端的または広範な人間の営みと文化が、様々な時代でどのようにデザインと結びつき、どのようなものが作られたか、それらにどのような意味があるのかを探究し、デザインの世界に私たちの生活から切り離せない幅広さと社会的意義があることを考察する。

持続可能な社会

2015年にSDG(Sustinable Development Goals)の17の目標が国連で可決されてから、「社会の持続可能性」には、環境にとどまらず、貧困問題の是正、健全な経済発展、平等で公正な社会、生産者と消費者の関係づくり、まちづくりといった多様な価値観が組み込まれるようになった。こうした価値観が生まれた歴史的経緯と変遷を学ぶとともに、持続可能な社会を地域社会や自らの生活から見直し、持続可能なグローバル社会をつくるためにどのように行動・判断していくべきか学ぶ。

フェアトレード論

世界でフェアトレード運動の生れた歴史的背景とその発展経過を知るとともに、日本のフェアトレード運動の展開と特徴を学ぶ。またフェアトレードラベル制度の確立によって、どのように企業がフェアトレードに参入しようとしているかなど、具体的な事例や実践者の活動を通じて実践的な学びを提供する。この授業を通して、グローバル社会を意識した包括的な倫理的消費行動の意義を理解し、それに基づいた判断のしかた、行動方針、および具体的な行動について学ぶ。