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教員紹介


石川 清子 教授写真

石川 清子

ISHIKAWA Kiyoko
 

教授

文化政策学部 国際文化学科

E-mailアドレス kishikaw@suac.ac.jp

キーワード:フランス語圏文学、シュルレアリスム、北アフリカ、移民、女性
出身地 千葉県
学歴 ニューヨーク市立大学大学院博士課程フランス語フランス文学科
学位 Ph.D(1997年)
経歴
  • 立教大学文学部非常勤講師(1993年から2002年)
  • 立教大学大学院文学研究科非常勤講師(2003年から2005年)
  • 静岡文化芸術大学助教授(2000年)、教授(2005年から)
担当授業分野 フランス語コミュニケーション、フランス文化論 など
研究分野 近現代フランス及びフランス語圏文学、特にシュルレアリスム、マグレブ(北アフリカ)現代小説
研究テーマ
  • 文学をとおして見るフランスのなかのマグレブ
  • 日本におけるシュルレアリスムの影響
  • 文学における都市(特にパリ)の表象
  • 女性による文学・芸術表現
  • 現代フランスの文化事情
研究業績 著書
  • Traduire Assia Djebar  (共著、SEDIA、2018年)
  • 「ノーベル文学賞にもっとも近い作家たち」(共著、青月社、2014年)
  • Lire Assia Djebar!(共著、La Chemimante、2012年)
  • レーモン・クノー『イカロスの飛行』(翻訳、水声社、2012年)
  • アシア・ジェバール『愛、ファンタジア』(翻訳、みすず書房、2011年)
  • 世界の幻想ミステリー3 『ザ・クリーチャー』(翻訳・共訳、くもん出版、2008年)
  • La Modernité française dans I'Asie littéraire(共著、PUF、2004年)
  • タハール・ベン・ジェルーン『不在者の祈り』(翻訳、国書刊行会、1998年)
  • Paris dans quatre textes narratifs du surréalisme: Aragon, Breton, Desnos, Soupault. (単著、L'Harmattan、1998年)

論文・解説
  • “L’exil et l’écriture :  Fatima ou les Algériennes au square  de Leïla
    Sebbar”(『静岡文化芸術大学紀要』Vol. 18、2018年)
  • “Lautréamont et eux : les jeunes surréalistes après la Grande Guerre et la revue Littérature ”, Hiromi Matsui (dir.), Images de guerres au XXe siècle, du cubisme au surréalisme, Les éditions du Net, 2017.
  • 「フランスで「移民」が/について書くということ−−マグレブ移民を巡る文学」(『立命館言語文化研究 』29巻1号、2015年)
  • 「ヤミナ・ベンギギの映像作品とテキスト−−フランスにおけるマグレブ移民の母たちと娘たち」(『静岡文化芸術大学研究紀要 』Vol.16、2015年)
  • 「記憶としてのグッド・ドール、バルベス-戦後マグレブ移民とパリ」(『静岡文化芸術大学研究紀要』Vol.15、2014年)
  • Life et traduire Assia Djebar au Japon(El Khitab,No 16,2014)
  • La Soif d’Assia Djebar : la naissance d’une écrivaine et le jeu romanesque ”, Revue LADICIL, 1, décembre 2014.
  • 「アルジェリア/フランス−−『アルジェの女たち』をめぐる絵画と文学の対話(Ⅱ)」(『静岡文化芸術大学研究紀要』Vol. 13、2013年)
  • 「アルジェリア/フランス−−『アルジェの女たち』をめぐる絵画と文学の対話(Ⅰ)」(『静岡文化芸術大学研究紀要』Vol. 11、2010年)
  • 「マグレブ現代フランス語小説におけるハンマームというトポス」(『地中海学研究』ⅩⅩⅦ、2004年)
  • 「アラゴンを読むベンヤミン-「パリの農夫」から「パサージュ論」へ-」(『静岡文化芸術大学研究紀要』Vol.5、2004年)
  • 「出奔するマグレブ系「移民第二世代」の娘たちのテリトリー~レイラ・セバールの八十年代の小説を中心に~」(『静岡文化芸術大学研究紀要』Vol.1、2000年)
  • "Lautréamont et le théâtre 《angura》(underground)dans les années 60 et 70 au Japon: le cas de Juro Kara." Cahiers Lautréamont, L et LⅢ, 1er semestre, 2000.
  • "Ville, surréalisme, roman : trois mots-clefs pour une lecture du Paysan de Paris d'Aragon." Etudes de langue et littérature françaises, No 74. 1999.
受賞歴 フランス大使館賞(ニューヨーク市立大学大学院フランス文学科最優秀博士論文賞、1997年)
所属学会・団体 日本フランス語フランス文学会、日本フランス語教育学会、地中海学会、日仏女性研究学会、The Modern Language Association of America

 

メッセージ

学生へのメッセージ

今日、国際語としての英語の重要性、利便性は誰もが認識しているとおりです。大学入学時に、英語をしっかり身につけようと決心する人は多く、本大学に入学した新入生に勉学の抱負をたずねると「英語をしっかり勉強したい」という答えが多く返ってきます。敬服すべきその初志を貫き卒業していく学生ももちろんいますが、努力をする前に目標を捨ててしまう学生が多いのも事実です。

昨今の大学生に接していると、英語に限らず外国語は楽しく学ぶというイメージや願望があるようです。また、じっくり時間をかけて取り組むのが苦手な傾向にあるためか、こつこつ積み重ねる努力をする前に、成果が出ないわりには苦労が多いからと、いつのまにか学習を諦めてしまうようです。

英語はもちろん、外国語を学ぶ時に大切なのは辛抱して積み上げてゆく努力です。精神論のようになりますが、外国語を学ぶことは異文化体験の一種で、日本語で築き上げられたこれまでの自分を一度消去して、自分の知らない未知の音声、文字、環境であらたな自分を構築してゆくこと、と言えるでしょう。きびしいけれど、新鮮な発見の作業でもあります。そして、言葉を学びながら、その言葉を使う人々や社会がつくりあげた文化や歴史も同時に身につけているのだということを強く意識してください。外国語習得は単にコミュニケーションのツールを身につけるのではないのです。

はじめに英語の重要性に触れましたが、実は英語以外の外国語を学ぶことこそに外国語習得の意義があると思っています。日本語と比較する際に英語だけでは一つの対象と比べているだけですが、もう一つ、さらには二つと増えることで、より豊かな相対化が可能になります。文化に対する認識の領域拡大であり、結果としてそれは、人間としての視野を広げ柔軟性を獲得することにつながります。大学生活で、是非外国語をものにする努力をしてください。