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教員紹介


河村先生写真

河村 洋子

KAWAMURA Yoko
 

准教授

文化政策学部 文化政策学科

E-mailアドレス y-kawam@suac.ac.jp

キーワード:
ヘルスコミュニケーション、行動科学、地域課題解決、地域包括ケア、社会調査
出身地 山口県周南市(旧徳山市)
学歴 中央大学法律学部法律学科卒業
アラバマ大学バーミンガム校公衆衛生大学院にて、Master of Public Health in Behavioral Science PhD in Health Education and Promotion 取得
学位 PhD in Health Education and Promotion
経歴 山口県徳山市(現周南市)出身、1998年中央大学法学部法律学科卒業後、銀行系クレジット会社に総合職として勤務、2001年からアラバマ大学バーミングハム校公衆衛生大学院(行動科学専攻)に留学。2003年に公衆衛生学修士(Master of Public Health)、2006年にPhD(in Health Education and Promotion)を取得。
帰国後、2007年2月からベネッセ研究教育開発センターに研究員として勤務。その後、2008年4月から2009年7月まで国立がんセンター(現国立がん研究センター)がん対策情報センターでのリサーチレジデントを経て、2009年8月から2017年3月まで熊本大学政策創造研究教育センター准教授を務める。2017年4月より現職。
熊本では健康・保健・福祉政策関連他、地域づくり・まちづくり、学校・社会教育、男女共同参画推進など多面的に地域社会との関わりを持ちながら研究や実践に取り組んできました。
資格等 専門社会調査士、国連英検A級
担当授業分野 地域福祉論、社会調査法、社会調査分析、英語文献購読など
研究分野 ヘルスコミュニケーション
研究テーマ 個人の健康と社会・コミュニティの福祉向上のためのコミュニケーション戦略や方法論に関する研究(エンターテイメント・エデュケーション、ポジティブ・ディビアンスなど)
研究業績

著書

  • Kawamura, Y. Matsumoto, S, Seki, J, and Nagao, M.(in press). Learning Positive Deviance by Doing: Improving Cancer Screenings Attendance in Arakawa Ward, Japan in The Positive Deviance Approach to Solving Complex Problems, Singhal, A. (Ed). Sage; Beverly Hills, USA
  • 河村洋子.(2013). 健康教育. 『国際保健医療学第3版』 国際保健医療学会(編)
  • 河村洋子.(2013). 第4章地域における人と人との関係性.上野眞也・田中尚人・河村洋子(編著)『地域マネジメントのすすめ』, pp126-162, 成文堂
  • Ivankova, N., & Kawamura, Y. (2010).  Chapter 23 Emerging Trends in the Utilization of Integrated Designs in the Social and Health Sciences. Tashakkori, A., & Teddlie, C. (Eds). Handbook of Mixed Methods(2nd Ed.) , pp581-612, Sage Publication, Thousand Oaks, CA, USA.
  • 河村洋子.(2010). 第8章コミュニティベース参加型研究―Community-based participatory research―. 山中進・上野眞也(編). 『山間地政策を学ぶ』, pp267-304, 成文堂
 

論文・解説

[査読有]
  • 河村洋子.(2018). ヘルスコミュニケーション古今東西:日本での発展の方向性の提案. 日本健康教育学会誌, 26(1), pp76-85.
  • Kawamura, Y, & Kohler, C. (2015). Applying Sabido’s entertainment-education serial drama strategy in the U.S. and Japan, Critical Arts, 27(1), pp93-113.
  • 河村洋子,Singhal, A.(2013). エンターテイメント・エデュケーションの過去とこれから:我が国の公衆衛生分野における活用可能性, 日本健康教育学会誌,21(1), pp1-9
  • Kawamura, Y. (2012). Sex-related perceptions associated with sexual activity status among Japanese adolescents who heavily use text messaging, Int J Adolesc Med Health, 24(4), pp343-348.
  • 湯浅資之,河村洋子,助友裕子,Arvind Singhal. (2012).  Positive Deviance(片隅の成功者)アプローチ:解決が困難な公衆衛生課題に対処する革新的手法, 公衆衛生, 76(9), pp742-745.
  • 助友裕子,河村洋子,久保田美穂. (2012). 小学校高学年を対象としたがん教育の実施可能性-教科等との関連および教師の考え方を中心とした検討-, 学校保健研究,54,pp250-259
  • 岡崎 勘造, 柴田 愛, 石井 香織, 助友 裕子, 河村 洋子, 今井 (武田) 富士美, 守屋 希伊子, 岡 浩一朗. (2011). ウォーキングの推進を目指した都市環境モデルづくり―埼玉県三郷市「ICウオーク®事業」の事例―, スポーツ産業学研究,21(2),pp235-244.
  • 助友裕子,河村洋子,柴田愛,石井香織,今井(武田)富士美,岡浩一朗. (2011).自治体の健康づくり事業における会員制ウォーキングシステム事業化のパートナーシップ形成プロセスの検討ーM 市健康推進課のIC ウオーク事業ー,保健医療科学,60(4),pp.339-346.
  • Kawamura, Y., Ivankova, N., Kohler, C., & Chaney, S. (2009). Utilizing Mixed Methods to Assess Parasocial Interaction of One Entertainment–Education Program Audience., International Journal of Multiple Research Approaches, Vol.3(1), 88-104.

[査読無]
  • 河村洋子.(2017). 社会に活きる研究活動を展開する-エンターテインメント・エデュケーションの挑戦, 看護研究, 50,1, pp1-7.
  • 前田ひとみ・河村洋子・上野洋子・南家貴美代.(2017). ポジデビを探せ!・3
  • ケース2:院内感染コントロール-小さな波から始まるポジデビ-, 公衆衛生, 18(1), pp85-90.
  • 河村洋子.(2016). 保健行動と関連認知の関係, 熊本大学政策研究,7,pp53-63.
  • 河村洋子.(2015). 若年就労者の主観的健康感に関する分析, 熊本大学政策研究,6,pp45-54.
  • 河村洋子.(2015). ロボリーマン、君に任せた!〜若い世代の健康作りの新境地を目指して〜, 産業保健と看護,7(2), pp76-77.
  • 河村洋子.(2014). 熊本県の後期高齢者医療費の探索的分析,熊本大学政策研究,5,pp53−62 .
  • 河村洋子.(2012).がん予防のための運動普及に向けて―エンターテイメント・エデュケーションの活用の可能性―,体育の科学,62(2),pp103-108.
  • 河村洋子.(2013). コミュニケーションと地域づくり:熊本市都市型地域の事例からの考察, 熊本大学政策研究,4,pp37-47.
  • 河村洋子, Arvind Singha. (2012). 社会の中の「良い逸脱」:Positive Deviance,熊本大学政策研究,3,pp35‐45.
  • 河村洋子.(2012).青少年における性に関する情報源と性に対するイメージの関連性, 熊本大学政策研究,2,pp55-66.
  • 河村洋子,助友裕子,片野田耕太.(2010).学童向けがん教育教材の開発と評価:がん教育のあり方への示唆, 熊本大学政策研究,1,pp.69-84.
 

作品・プロジェクト

  • ロボリーマンプロジェクト(roboryman.com), SKK20Act(子宮頸がん検診は二十歳から)
社会的活動
  • 省庁委員

文部科学省 地(知)の拠点事業 ペーパーレフリー(FY2013, 2014)

  • 自治体(県、市町村)委員等
熊本市西区健康まちづくりアドバイザー(FY2013-2016); 熊本市区役所等のあり方に関する検討会委員(2014.4-12); 御船町地域包括ケア推進会議メンバー(FY2014, 2015); 熊本市放課後子ども総合プラン運営推進員委員会(議長)(2015.8-FY2016); 熊本市中央区地域コミュニティづくり支援補助金審査員(FY2013-2014,FY2015-2016); 熊本市南区地域コミュニティづくり支援補助金審査員(FY2013-2014,FY2015-2016); 熊本市西区地域コミュニティづくり支援審査員(FY2013-2014,FY2015-2016); 熊本市公民館運営協議会(議長)(FY2013-2014,FY2015-2016); 熊本県社会教育委員会委員(FY20112-2013); 熊本市西区まちづくり懇話会委員(FY2013-2014,FY2015-2016); 熊本市学校規模適正化検討委員会委員(FY2012); 熊本市西区振興ヴィジョン策定懇話会委員(FY2012); 熊本県保健医療推進協議会計画検討専門員会委員(FY2011-2012); 熊本市事務事業外部評価会議委員(FY2011-2012) など
 
  • 学内委員等
熊本大学男女共同参画推進室室員(2010.4-FY2016); 熊本大学男女共同参画推進コーディネーター(2010.7-FY2016); 『熊大歌留多』読み札制作検討委員会(FY2013);高等教育コンソーシアム熊本 熊本大学地域連携推進部会委員(2010.10-FY2012);一般社団法人大学コンソーシアム熊本 熊本大学地域創造部会委員(FY2013-FY2016)
受賞歴
  • 2015年ロボリーマン『見直すキカイ』日本CM大賞地方賞ファイナリスト
  • 2016年10月 熊本大学研究活動(企画)表彰
  • 2015年10月 熊本大学研究活動(企画)表彰
  • 2014年10月 熊本大学教育活動表彰 一般表彰準グランプリ
  • 2006年5月 UAB International Student Academic Excellence Award
  • 2004年5月 Delta Omega Honory Society Upsilon Chapter Adoptee
  • 2004年5月 Outstanding Master’s Student of School of Public Health
  • 2003年11月 Retirement Research Foundation Student Research Award
  • 2002年5月 The Honor Society of Phi Kappa Phi, UAB Chapter Adoptee
所属学会・団体 American Public Health Association、American Evaluation Association、International Communication Association、日本混合研究法学会(2017年から2019度理事)日本公衆衛生学会、日本健康教育学会、日本ヘルスプロモーション学会、日本学校保健学会、健康社会学研究会、International Mixed Methods Research Association

 

メッセージ

 私たちはとても便利な環境の中で生活しています。いつでも、どこでも世界中の人とつながることができます。クリントン元米国大統領が、世界はinterconnected であると表現したそうですが、国際化や情報化が急速に進んだ現代社会では、遠い国で起こっている、例えば環境や政治、経済に関する問題が、私たちの日常生活にも影響を及ぼします。
 さらに、私たちが発展させてきた技術は私たちの生活を便利で豊かにしますが、一方で、互いに協力し合わなくても生きていける環境を提供するため、他者と関係性をつくることを面倒臭い、非効率的なものというような考え方を蔓延させてしまい、私たちの動物(人間も動物の一種です)としての備えるべき感覚や力を奪ってしまう。このような状況は、日本の超少子高齢化の社会におけるあらゆる問題を増長し、ややこしくしているということがあります。私たちが経験している社会変化は、問題や課題を複雑で、解決困難なものにする(あるいは、解決困難だと感じさせてしまう)というネガティブな側面があるのは否定できない事実でしょう。
 しかし、見方を変えると、物理的な距離感が縮まりどこにいる誰とでもつながり、力を合わせることができる社会でもあります。人類の歴史が進化であり続けてきたように、これからも私たちは進化していくことができるし、そのためには、皆で力を出し合い、その中で互いに、そして社会全体として強くなっていくような学び合いが必要だと私は思います。
 私の専門は、ヘルスコミュニケーションです。「ヘルス」は身体的、精神的な健康を超えたものであり、個人と社会の幸福やそれを実現する力の総和であり、福祉と言い換えることができるかもしれません。社会の中のより多くの人の福祉が実現できるようにしていくことを「コミュニケーション」という切り口で皆さんと一緒に考え、取り組んでいきたいと思います。
河村准教授とロボリーマン
協会けんぽウォーク(右はロボリーマン)