教員紹介

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山口 貴一YAMAGUCHI Takakazu

特任助手

  • デザイン学部 デザイン学科
E-mailアドレス t-yama@suac.ac.jp
キーワード:
彫刻、素材、モニュメント、立体、造形
出身地 佐賀県
学歴 九州産業大学 大学院博士前期課程 芸術研究科 美術専攻(2010年)
学位 修士(芸術)(九州産業大学、2010年)
経歴 魚蓮坊窯 陶工(2010年から2014年)
九州産業大学 非常勤講師(2011年から2022年)
静岡文化芸術大学特任助手(2022年から)
資格 ガス溶接技能講習修了証
アーク溶接技能講習修了証
研究分野 現代美術、現代彫刻、芸術一般
研究テーマ 現代彫刻、人と環境の芸術的関係性、表現素材の探求
研究業績 作品・プロジェクト
  • 国の特別史跡「水城跡」の間伐材を素材とした15基灯籠設置(太宰府市政庁まつり、九州国立博物館、太宰府政庁跡、福岡、2012年から2019年)
  • 太宰府市文化協会看板制作、設置(プラムカルコア、福岡、2016年)
  • 「噛み合わないカタチ」「崩れるカタチ」(釜山文化財団園内常設展示、韓国、2019年)
  • 「甍の座」「甍の塼」(つくし青年会議所設立50周年記念事業 だざいふ史跡観世音寺、福岡 2021年)
  • 「門を 木で 大地に」(石橋文化センターアートフェスティバル2021、欅の倒木を素材とした市民とのW.Sによる共同制作、福岡、2021年)
  • 「龍山アートイベント ぽちゃん」監修・作品展示(旧龍山北小学校、静岡、2023年)
企画展
  • 「야마구치 타카카즈 입체조형展」/Hong-ti−Art−Center 釡山、韓国(2019年)
  • 「ART&PERFORMANCE 彫刻家山口貴一展」/九州芸文館主催、福岡(2019年)
  • 九州芸文館 AIRサテライト展「筑後∧山口貴一」/GARRERY BEM、福岡(2021年)
  • 「芸術実験」/芸術実験準備室+gallery cobaco 主催、福岡(2022年、2023年、2024年)
  • 「響あうアート宗像」/響あうアート宗像実行委員会主催、福岡(2024年)
  •  「浜松ゆかりの洋画展」/浜松市美術館、浜松市・中日新聞東海本社・テレビ静岡主催(2024年)
アーティスト・イン・レジデンス
  • 九州芸文館 アーティスト・イン・レジデンス/九州芸文館、福岡(2021年)
  • 九州芸文館、釡山文化財団国際交換レジデンスプログラム/Hong-ti−Art−Center 釡山、韓国(2019年)
受賞歴
  • 第4回天神アートビエンナーレ 第3回新世代アートフロンティア展 大賞(2018年)
  • 九州芸文館 船小屋トリエンナーレ2018 アーティストインレジデンス賞(2019年)
  • ふじの国芸術祭2022 準奨励賞(2022年)
  • 第70回浜松市美術展 奨励賞(2023年)
  • 学習デジタル教材コンクール 佳作(2023年)
  • 第71回浜松市美術展 市長大賞(2024年)
所属学会・団体 アジア美術家連盟
社会的活動
  • 国の特別史跡水城跡の間伐材を使った小学生・幼児向けワークショップイベント(水城プロジェクト)/福岡(2012年から2019年)
  • 私設美術館 富松孝侑彫刻展示館 運営委員(2018年から)
  • 小学生、幼児向けイベント「木工おえかきART」主催/ToMs富松孝侑彫刻展示館、福岡(2019年)
  • 幼児向けイベント「積み木で大きなお城をつくろう!!」監修(とびうめマルシェ)/とびうめアリーナ、福岡(2020年)
  • 「富松孝侑と現代アート作家展」企画,ディレクション/ToMs富松孝侑彫刻展示館、福岡(2020年)
  • 「芸文アート『学生展』」協力/九州芸文館、福岡(2020年)
  • 船小屋トリエンナーレ 審査委員/九州芸文館(2022年)
  • 「地元木材でつくるキネティックアートワークショップ」教材共同研究/イオンモール浜松市野主催SDGsフェス(2022年)
  • 「第17回浜名湖アート・クラフトフェア」ワークショップ教材アイデア提供・アドバイス/浜名湖ガーデンパーク(2023年)

メッセージ

私は普段、木材を中心に様々な素材を組み合わせた作品を制作しています。 ものづくりをする上で、素材の選択は一つの重要な要素であり、それを加工する道具や機材もなくてはならないものです。
木材を加工するだけでも様々な道具や機材があります。それらは便利なものですが、使い方を誤ると不便ですし、何より危険なものになります。鑿ひとつにしても、仕込みや研ぎが適切にされていないと全く機能しません。それらの道具や機材を適材適所で使うことで、安心安全な制作ができるよう努めています。

また、私が制作する作品には、自然災害の被災木を素材にしたものや、地域性が色濃いものなどがあり、それらは作品自体に込められたコンセプトの大半を占める事もあります。
考えてみると、木、石、粘土、金属などの素材を選択する上で、全く意味のないものは無く、それぞれ存在理由があり物語があるものです。
中には、人々が目を背けたくなるようなものもあるかもしれません。しかし、そのような素材も作家が違う視点や見え方、意味合いを与え芸術作品として生まれ変わらせることによって、全く違う存在意義を与えることができると考えており、それが現代社会において、芸術が果たすべき一つの役割になるよう活動、研究しています。
山口先生作品写真
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「鍵盤からの試み」山口貴一作