島田市文化芸術推進計画シンポジウム「文化を活かした〈まち〉のつくり方」チラシ[PDF:762.1KB]
島田市文化芸術推進計画シンポジウム
文化を活かした〈まち〉のつくり方
各地を知り尽くした専門家が大井川を舞台に語る
【日時】2019年11月9日(土曜日)午後2時から午後5時
【会場】島田市市民総合施設「プラザおおるり」 3階大会議室
【参加料】無料(事前申込不要)
【登壇者】中川幾郎、藤野一夫(パネリスト)、松本茂章(コーディネーター)
【主催】島田市
【共催】島田市教育委員会、島田市文化協会、日本アートマネジメント学会
【交通アクセス】「プラザおおるり」、島田市役所、または有料駐車場「ぴ~ファイブ」をご利用ください。「ぴ~ファイブ」をご利用の方にはシンポジウム会場で駐車券をお渡しします。
専門家による説明を聞きながら、文化資源への理解を深めるツアーです。
【日時】2019年11月9日(土曜日) 午前10時から午後1時
注:雨天決行、荒天中止です。
【見学先】蓬莱橋、川越遺跡
注1:見学先への移動は島田市が手配するバスを利用します。
注2:バスは午前10時に島田市役所を出発し、JR島田駅南口を回ります。
【参加料】無料(要事前申込)
下記の事項を記入の上、送信して下さい。
(1)氏名(ふりがな)、(2)住所、(3)当日連絡先電話番号、(4)性別、(5)年齢、
(6)弁当購入の有無、(7)備考
中川 幾郎
博士(国際公共政策)。帝塚山大学名誉教授。日本文化政策学会初代会長、自治体学会代表委員を歴任。現在は滋賀県文化審議会会長、大阪府・大阪市文化振興会副座長を務めている。著書に共著『アーツ・マネジメント概論』(水曜社、2001年)、単著『分権時代の自治体文化政策』(勁草書房、2001年)、共著『岐路に立つ指定管理者制度』(水曜社、2019年)ほか。
藤野 一夫
神戸大学大学院国際文化学研究科教授。ベルリン自由大学等のフェローや客員教授を務める。日本文化政策学会副会長、神戸市民文化振興財団理事、びわ湖芸術文化財団理事など。編著『公共文化施設の公共性 運営・連携・哲学』(水曜社、2011年)、編著『地域主権の国 ドイツの文化政策』(美学出版、2017年)ほか。
2017年に施行された文化芸術基本法では、自治体に文化芸術推進計画の策定を求められ、各地で準備が進められています。島田市でも現在、同計画の策定作業に入っています。
そこで、全国各地の自治体条例策定や文化振興計画づくり等に関わってこられ、実情に詳しい専門家2人をお招きして、自治体文化政策の意味、同計画づくりで留意するべき点、各地の状況報告、などをお聞きすることになりました。この顔触れで行う機会はなかなかありませんが、日本アートマネジメント学会の後援を得て、駆け付けてくださいます。
パネリストが檀上から語る「一方通行」を避けるため、地元の実情を知ってからお話を 聞くことができるよう、体験型現地見学ツアーを実施します。いわゆる「エクスカーション」で、こちらも無料です。バスで市内の名所(文化資源)を巡ります。
1つには、大井川にかかる「蓬莱橋」。「世界一の長さを誇る木造歩道橋」として「ギネスブック」に認定されました。長さ897メートル。幅2.4メートル。橋の真ん中 から富士山が見通せます。映画・ドラマのロケ地として映像によく登場するものの、「あの橋が島田市にある」とは知られていません。実際に歩いていただきます。川の風に吹かれて爽快な気持ちになれます。
2つには、国の史跡「島田宿大井川川越(かわごし)遺跡」。江戸時代の大井川は架橋・通船が認められず、東海道最大の「難所」でした。江戸と京都・大坂を行きかう旅人は、人足たちに肩車してもらうなどして川を渡っていきました。興味深いのは、渡しの「料金」が水の量で定められていたこと。川岸に幕府の「川会所(かわかいしょ)」があり、川の深さを測って日々の料金を決めていた訳です。「川会所」の建物も保存されています。大雨が降れば「川止め」になり、宿場には旅人があふれて大にぎわいだったそうです。人足たちが待機していた建物「番宿」も復元され、今回ここでお弁当をいただきます。東海道にタイムスリップしたような空間を、同市博物館学芸員の解説で歩きます。