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外国人中学生学習支援

外国人中学生学習支援をしている様子
学習支援
2011年度、磐田市の多文化交流センターにて、外国人中学生を中心とする地域の中学生への放課後学習支援プロジェクトが始まりました。同センターではすでに前年度より、地域に住む退職教諭等が磐田市から受託を受け、高校進学を目指す外国人中学生の学習支援を展開していました。磐田市及び磐田市多文化共生社会推進協議会の要請を受け、2011年度からはNPOの活動を本学学生がお手伝いする形で、大学生による支援活動が行われています。学生たちは学習支援だけではなく、サマーイベント、生徒と学生たちの交流レクリエーション、クリスマス会や進路相談などを自分たちで企画し、実施しています。
 
2012年度からは浜松市立南部中学校でも同様の学習支援活動が始まりました。同年度から本学のブラジル人学生も支援活動に加わり、活動がより一層充実しています。ブラジル人学生たちは単に学習を支援するだけではなく、学ぶことの大切さを下の世代に伝えるような「意欲の支援」につながる企画も実施しました。日本人学生による外国人生徒支援という固定的な枠組みだけでなく、外国人学生が日本人生徒を教えるような機会にもなっており、多文化共生時代の学習支援の新しいあり方を考える機会にもなっています。
 
2014年度は静岡県立浜名高校を会場とする教室での学習支援も開始しました。これは浜松市教育委員会から受託を受けたNPOの学習支援事業「ステップアップ教室」を学生たちがサポートする形をとっています。2015年度は磐田市多文化交流センター、浜名高校での「ステップアップ教室」の支援活動に加え、JR浜松駅に近い浜松市南部協働センターでの「ステップアップ教室」と湖西国際交流協会での学習支援にも活動を広げています。2015年度からは「地域連携実践演習」のプログラムのひとつに組み込まれました。
 
1990年の改定入管法施行から20年以上が経過し、日本で育った世代が増えるなか、移民第二世代の若者たち、移民コミュニティ全体にとっても高校進学、さらに大学進学への関心が高まっています。このような状況下で、静岡県西部地域の大学として外国人中学生の学習支援活動を展開することは、未来の地域社会の安定と活力を生み出すための重要な社会的関与のひとつだと言えます。学年を超えた学生たちの支援チームが結成され、学習支援を通じて課題を抽出し、さらなる改善に向けた支援案を提言して地域貢献を図っています。

多文化共生ワークショップ

多文化共生ワークショップの様子
多文化共生ワークショップ
多文化共生ワークショップは、本学の学生たちが浜松市内の小学校に出向いて、クイズや紙芝居、ロールプレイ等を通して子どもたちに世界の様々な文化を紹介する活動です。この活動は「世界のあいさつ」、「世界の給食」などのテーマで異文化に触れることにより、知らない世界への関心を高めると共に、身近な地域で暮らす外国人の異文化にも目を向け、多文化共生について考えるきっかけを作ることを目的としています。
 
このワークショップは2011年度の4年生の学生のアイディアからはじまり、2014年度までは毎年、学生有志の活動として実施されてきました。2015年度からは「地域連携実践演習」のプログラムのひとつとして実施されています。学生参加者は週1回ミーティングを実施、ワークショップやファシリテ―ターについて学びながら、自らワークショップを体験し、その後、班ごとに分かれてワークショップの案を考え、リハーサルをします。今まで実施されたテーマは上記の「世界のあいさつ」、「世界の給食」のほかにも、「世界の音楽」や「世界の踊り」、「世界の制服」、「世界の授業」などがあります。

多文化共生ワークショップ学習のねらい

多文化共生ワークショップ学習のねらいの図解
この活動を通して、小学生からは「楽しかった」、「おもしろかった」という感想が寄せられ、小学校側からは次年度も実施してほしいという要望が届きます。また、学生たちにとっては、教える側の立場から学校現場を見る貴重な機会となります。
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