教育・研究

2022年05月24日

本学学生が手掛けた絵本が市販のカレンダーになりました

昨年度、学外機関からの委託を受けて制作、調査等の業務を行う産学連携事業の一環として、委託者である日興美術株式会社様が販売する2023年版カレンダーに掲載する絵本を本学学生が制作しました。この度、そのカレンダーが完成し、委託者様より制作した学生へ完成品が渡されました。(本学指導教員:かわこうせい教授)
カレンダーを受け取る学生
委託者様からは、「カレンダーは月日を知るためだけではなく癒しや刺激を与える媒体へと変化している。カレンダーの新たな活用方法と、日常からSDGsを意識できるような環境へ配慮したものを作りたい。」とお話があり、その制作を本学学生が担いました。 制作を担当したのはデザイン学部の学生6名。デザイン監修者のかわ教授の呼びかけで集められました。
依頼されたのは、カレンダーの表紙と6か月分に掲載する絵本。月が替わりカレンダーをめくった際の紙を捨てず、折ると小さな絵本となる「折本」仕様。 制作した学生の皆さんからは「決められたページ数の中でストーリー、キャラクターや配色など、何度も試行錯誤しながら作成しました。こうして完成したものを見ると感激しました。絵本の制作を通じて私たち自身も成長ができ、大変貴重な機会となりました。ありがとうございました。」など、感想がありました。「さすてなぶっく かれんだー」という名称の示すとおり、SDGs(持続可能な開発目標)をテーマに各月の絵本が制作され、FSC認証(森林の生物多様性を守り、地域社会や先住民族、労働者の権利を守りながら適切に生産された製品の証)を受けた紙に印刷されるなど、随所に地球環境への配慮を意識しつつ、カレンダー制作が進められました。 今後は、企業販促向け、一般向けとして販売されるということです。
カレンダー
制作を担当した学生の皆さん
制作を担当した学生の皆さん
左から 相馬果枝さん(3年)、石垣美楠さん(2年)、太田彩翔さん(2年)、肥田実祝さん(2年)
宇藤紀花さん(4年)、 伊藤大希さん(3年)は欠席
※学年は制作当時

発行部署:地域連携室