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教員からのメッセージ

亀井暁子 准教授写真

これからの社会に求められる、しなやかな
設計者が育ってくれればと考えています。

亀井暁子 准教授 デザイン学部 デザイン学科
建築・環境領域

研究・取り組みの内容について教えてください。

建築設計を「その場所の新たな環境をつくる」ことと捉え、広域スケールの周辺環境調査や、周辺エリア全体への提案、既存環境のリノベーションによる改善提案などを通して、周辺環境と持続的に発展し得る環境の創出を目指します。
具体的には、公共施設の、周辺エリアとの関係性を考慮し地域性を表出したデザイン提案及び設計、地域活性化のためのデザイン提案などを行っています。また、豊富な教育施設設計実績を元に、地域に開かれた教育施設のありかたの検討、小・中・高校生が校舎を教材に建築環境への理解を深めるための教育プログラムの提案についても取り組んでいます。

研究・取り組みについてのモットーを教えてください。

こんにち、建築設計者が持つ技術力・空間構築力や問題解決の手法を活かして取り組むべき課題の対象は拡がりつつあり、また、その内容も多様化していると感じています。
指導においては、建築設計に関する技術的側面を大切にしながら、空間的な創造力や内なる美を見つめるまなざしを養い、さらに、実際の社会に触れ、社会の中へ飛び込み、その中で提案を模索する機会を提供することを心掛けています。実践的体験を通じて、これからの社会に求められる、時代と共に変化するニーズや状況に柔軟に対応することのできる、しなやかな設計者が育ってくれればと考えています。
注)このインタビューは2014年度に行なったものです。
設計デザイン提案例(周辺環境の歴史と呼応するオフィス・地域活性化のためのデザイン提案)画像
設計デザイン提案例(周辺環境の歴史と呼応するオフィス・地域活性化のためのデザイン提案)
教育施設実作例(日本設計所属時)画像
教育施設実作例(日本設計所属時)
亀井暁子 准教授
●担当学科・授業
建築デザイン論、都市デザイン論、建築図学・製図、基礎演習DⅡ、建築設計総合演習
●研究分野
建築設計、建築とサスティナブルデザイン、地域デザイン
●作品
上智福岡中学高等学校中央棟 設計・監理(2012年)
北九州市立黒崎文化ホール 設計・監理(2012年)
長崎日本大学中学高等学校武道場 設計・監理(2007年)
南山高等学校中学校女子部新校舎 設計・監理(2006年)
跡見学園女子大学新学部棟 設計・監理(2002年)(以上日本設計所属時作品)
●受賞歴
日本建築家協会優秀建築選選定(2014年)
中部建築賞入賞(2007年)
名古屋市都市景観賞受賞(2007年)
優秀照明施設九州支部長賞受賞(2013年)
優秀照明施設東海支部長賞受賞(2006年)