イベントレポート

2022年09月06日

「ブラインドサッカー体験会」が本学体育館で開催されました

ブラインドサッカー体験会が、浜松市と日本ブラインドサッカー協会の主催により、本学体育館で開催されました。ブラインドサッカーチーム「乃木坂ナイツ」の代表を務める本学非常勤講師の葭原滋男氏の指導のもと、午前と午後の部に分かれて、市内の小中学生43人が参加しました。
参加者は、拍手の音や具体的な言葉を使いながら自分の存在位置を知らせることで、アイマスクをしたパートナーが安心できることを体感している様子でした。葭原氏は、体験会を通じて、「日常生活でも目の見えない人や、困っている人を見かけたら声を掛けることの大切さを知ってほしい」と呼びかけ、相手の立場を考えながらコミュニケーションをとることの重要性を伝えました。
葭原氏によるキックのデモンストレーションの画像
葭原氏によるキックのデモンストレーション
左右の2つの赤いコートを叩いて音で知らせて
キッカーの葭原氏はゴールまでの距離感を認識する。
ブラインドウォークの実践の画像
ブラインドウォークの実践
アイマスクをしたパートナーを
拍手や声で自分の元まで導く。
鈴の音を鳴らしながら近づいてくるボールを ​アイマスクをした状態でキャッチする画像
キャッチアンドキック①
鈴の音を鳴らしながら近づいてくるボールを
アイマスクをした状態でキャッチする。
アイマスクを付けたキッカーに対して、 ​拍手や声でゴール地点を示している画像
キャッチアンドキック②
アイマスクを付けたキッカーに対して、
拍手や声でゴール地点を示してあげる。
実技指導のサポート協力をいただいた ​地元チームのFCコレチーボの方々の画像
実技指導のサポート協力をいただいた
地元チームの「FCコレチーボ静岡」の方々。
マスコットたちも応援に駆け付け、 ​全体での記念撮影の画像
マスコットたちも応援に駆け付け、
全体での記念撮影。

ブラインドサッカーとは?

いわゆる「見えないサッカー」。ゴールキーパー以外の4人のフィールドプレーヤ―はアイマスクを装着し、音の出るボールを用いてプレーします。パラリンピックの種目名は「5人制サッカー」。ゴール裏に立つガイド(コーラー)が選手たちにゴールの位置や距離を声や音で伝えます。暗闇の中、選手たちは視覚以外の感覚を研ぎ澄ませ、仲間の声や音を頼りにピッチを駆け巡ります。大会によってはアイマスク着用で晴眼者も参加でき、障がいのある人もない人も混ざり合って楽しめるスポーツです。
(日本ブラインドサッカー協会ホームページより一部引用)

発行部署:地域連携室