教育・研究
2021年07月21日
文化政策学科「マーケティング論」で特別講義が行われました(7月16日開催)

遠鉄百貨店マーケティング戦略課長
三宅隆史氏
三宅隆史氏
文化政策学科専門科目「マーケティング論(担当 森山一郎教授)」では、マーケティング理論の現場での活用方法を知るために、外部講師による特別講義を実施しています。
7月16日(金曜日)は、遠鉄百貨店のマーケティング戦略課長である三宅隆史様をお招きしました。三宅課長からは、コロナ渦での厳しい経営環境の中、自社の存在意義を再確認し、顧客ニーズに基づいた事業展開を推進するためのさまざまな取り組みについてお話し頂きました。
特にLINEオンライン接客の導入や決済をオンライン、商品の受け取りを店舗でという、「BOPIS(Buy Online Pick-up in Store、ボピス)」といわれる百貨店の強みが生かせるネットショッピングを新たに開始するなど、デジタルを活用した試みに、参加した学生たちは強く関心を寄せていました。
三宅課長は「これからの百貨店はただ物を売って終わりではない。我々のミッションはお客様の生活がどのように豊かになるのか想像し、そのお手伝いをすることである。」また「すべての起点は『人』であり、学生の皆さんがマーケティングを学ぶことによって自身の人生に応用することができる。今この瞬間を大事にして未来に繋げてほしい。」と学生たちへの励ましの言葉で講義を締められました。
講義の最後は学生たちからの活発な質問が出され、浜松市民や駅周辺の人たちにとって身近な存在である遠鉄百貨店の、あまり表にでない様々な取り組みを伺うまたとない機会となりました。

発行部署:企画室