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教育・研究

2021年08月04日

「ユニバーサル/インクルーシブデザイン概論」で松本印刷株式会社と学生による商品開発連携授業が行われました(7月26日開催)

全学科目「ユニバーサル・インクルーシブデザイン概論」(担当:デザイン学部 小浜朋子教授)は、全ての人に分かりやすく利用しやすいデザインについて理解を深める授業を行っています。デザイン学部だけでなく文化政策学部もデザインについて学ぶことができ、本学ならではの学部や学科の枠を超えたカリキュラムの一つとなっています。
マルチケース(試作品)の画像
マルチケース(試作品)

今年度は、松本印刷株式会社(本社:静岡県榛原郡吉田町)が「第14回メディア・ユニバーサルデザインコンペティション」企画部門で経済産業大臣賞を受賞した作品を教材に、産学連携授業を行いました。作品は、抗菌加工が施された紙のマルチケースに、災害時に活用する健康ガイドなどがセットになったもので、1つずつ手渡された学生たちはそれぞれにUDポイントと改善提案をレポートしました。

7月26日の最終講義では、この作品をデザインした松本印刷株式会社の奥山ひとみさんと高山七海さんが、約240人の学生のレポートの中から実際に反映したいと感じたポイントについて発表し、学生たちは自分の意見やアイデアが企業の商品に具現化されるプロセスを実践的に学びました。今後は、この作品に改良を加え、商品として今年の10月に自治体や学校などで販売を予定しています。さらに、今回の学生のアイデアを参考に、災害時だけでなく日常使えるデザイン、地域にあわせたデザインなど、臨機応変に幅広く展開していくことを考えているそうです。

小浜教授は「学生の皆さんの様々な目線から、日常生活の中にたくさんの気づきや発見が得られて新鮮でした。お互いが同じ目線に立って理解しあい、共感することがこれからのデザインには大切です。」と語り、講義を締めました。
本学講堂にて「ユニバーサル・インクルーシブデザイン概論」前期最後の講義の様子
本学の講堂にて今年度の最終講義が行われました
松本印刷株式会社デザイナー、奥山ひとみさんと高山七海さん登壇の様子
松本印刷株式会社による連携授業
松本印刷株式会社デザイナー、奥山ひとみさんと高山七海さんの画像
左から松本印刷株式会社デザイナー、
奥山ひとみさんと高山七海さん

発行部署:企画室