教育・研究
2022年01月27日
本学教員と学生による「カスから生まれるプロジェクト」がコーヒーの果皮を活用した「カスカラティー」を商品開発しました

本学は、日本初の「フェアトレード大学」としてフェアトレード推進活動に取り組んでいます。2020年に発足した、教員と学生によるプロジェクトチーム「カスから生まれるプロジェクト」は、中米コスタリカで生産されるコーヒーの果皮を活用した「カスカラティー」を商品開発し、1月25日に本学にてお披露目会を行いました。
カスカラティーとは

おなじみのコーヒー豆は、コーヒーの実(コーヒーチェリー)の種子にあたります。コーヒー豆を取り出す時に種子の周りにある果皮「カスカラ」は破棄され、市場に出回ることなく大量の生ゴミとなり、その処理が課題となっています。この「カスカラ」を乾燥させてお茶として開発したのが「カスカラティー」です。コーヒーのような苦みがなく、甘みと果実の香りを楽しめます。
商品の特徴
「カスカラティー」の特徴は二つあります。一つ目は、おそらく日本初のフェアトレードカスカラティーであることです。中南米コスタリカのフェアトレードコーヒー生産組合とオンラインでやりとりをし、「フェアトレード・カスカラ」の輸入が実現しました。すべてオーガニックで作られており、安心して飲んでいただけます。二つ目は、ほうじ茶風のカスカラティーであることです。従来の「カスカラティー」は、乾燥したコーヒーチェリーの果皮をそのまま茶葉として使うため、酸味が強く、非常にクセの強い味になってしまいます。そこで浜松商工会議所に紹介していただいた薗田製茶様(浜松市東区)の協力により、「ほうじ茶」の焙煎方法をまねて「カスカラ」に焙煎を加えるというアイデアにたどりつきました。「カスカラティー」はラテンアメリカと日本文化が融合したお茶といえます。


国際文化学科2年の三ツ矢ゆりえさんと大城梨紗子さんからは「コロナ禍で現地での商品の検討は断念し、日本でつくれるものを考えた。焙煎の深さや「カスカラ」の粉砕の細かさによって味が変わり、何パターンかを試して丁度良い味を探した。」と説明がありました。
パッケージは日比谷憲彦教授の指導のもと、デザイン学科4年の森万里瑛さんと戸谷うららさんが担当し、2つのデザインが完成しました。どちらも購買層の女性を意識した、可愛らしさとカジュアルなデザインとなっています。特に中身がどんなお茶なのか、分かりさすさと親しみやすさを意識したそうです。商品は2月1日から本学生協及び、静岡県内3店舗のフェアトレードショップで販売予定です。
パッケージは日比谷憲彦教授の指導のもと、デザイン学科4年の森万里瑛さんと戸谷うららさんが担当し、2つのデザインが完成しました。どちらも購買層の女性を意識した、可愛らしさとカジュアルなデザインとなっています。特に中身がどんなお茶なのか、分かりさすさと親しみやすさを意識したそうです。商品は2月1日から本学生協及び、静岡県内3店舗のフェアトレードショップで販売予定です。

商品の概要
商品名:カスカラティー
価格:650円(税込)
内容量:32グラム(4グラム、8包)
販売開始:令和4年2月1日
販売店:
価格:650円(税込)
内容量:32グラム(4グラム、8包)
販売開始:令和4年2月1日
販売店:
- ア・テ・ステ!
(藤枝市若王子1丁目481-4 ASUHA 1F) - フェアトレードショップ Teebom
(静岡市葵区駿府町1-50) - zakka+fairtrade 晴天
(浜松市東区有玉南町2350-4) - 静岡文化芸術大学生協
販売イベント:
- プラスエシカルショップ
2月1日(火曜日)から2月14日(月曜日)
(新静岡セノバ1F 西エスカレーター横) - アクト通りふれあいデイ
3月20日(日曜日)
(アクト通りロータリー南側) - プレシャスデイズ
3月26日(土曜日)、27日(日曜日)
(サーラプラザ佐鳴台)
発行部署:企画室