教育・研究

2022年03月01日

国際文化学科・鈴木元子教授の編著書『ソール・ベロー 都市空間と文学』が出版されました

日本ソール・ベロー協会会長を務める、本学文化政策学部国際文化学科の鈴木元子教授が編著した書籍『ソール・ベロー 都市空間と文学』(彩流社)が、2月15日に出版されました。

元子教授出版の3冊
『ソール・ベロー 都市空間と文学』は、『彷徨える魂たちの行方』(2017年)及び『ソール・ベローともう一人の作家』(2019年)につづく、鈴木元子教授が編集を担当した3冊目の研究書です。12名の研究者が執筆しました。表紙デザインには、本学デザイン学部・かわこうせい教授のイラストレーションが採用されています。
『ソール・ベロー都市空間と文学』書影

出版書籍

『ソール・ベロー 都市空間と文学』
日本ソール・ベロー協会 著
彩流社
2022年2月15日
全324ページ

本書は、本学図書館・情報センターに配架されるほか、全国の書店での取扱い、ウェブのブックショップからも購入できます。

第3章では、「『盗み』にみるニューヨーク セグリゲーションと女性の社会進出の観点から」と題し、本学非常勤講師の上田雅美さんが執筆しています。上田さんは本学の卒業生で(2006年入学)、卒業後、予備校に勤務しながら留学資金を準備した後、本学交流協定校であるアメリカ・フィンドレ―大学の大学院に留学して、修士号を取得しました。

第11章では、「ソール・ベローが見たパレスチナと六日戦争 アメリカ人として、ユダヤ人として」と題し、おなじく本学卒業生である堤亮輔さん(2010年入学)が執筆しています。堤さんは商社で働いた後、ロンドン大学バークベックカレッジ大学院美術史研究科に留学して、修士号を取得しました。現在はCCC株式会社(Culture Convenience Club Co., Ltd.)に勤務し、同社が経営する銀座蔦屋書店の写真集の担当として、書籍の仕入れや、アーティストや学芸員、評論家の方々との企画運営、写真作品の販売にあたっています。

鈴木元子教授は、第9章「スペインを舞台にした「ゴンザーガの原稿」にみる〝核への警鐘〟 ワシントン・アーヴィング、ヘミングウェイ、ダン・ブラウンとの比較から」を執筆したほか、「解説・あとがき」も書かれています。

「解説・あとがき」より

表紙カバーのイラストレーションは、静岡文化芸術大学デザイン学部のかわこうせい教授の作品である。先生はこれまで海外のユダヤ系出版社から絵本を出版されており、近刊としては、アメリカの出版社から旧約聖書に登場する女性指導者(士師)デボラについての絵本を予定されているそうである。カバーには、赤い服を着た女の子が、家々、つまり町・都市を胸に抱いているイラストが入っているが、そこには緑色のオリーヴの葉が何枚もあしらわれていて、まさに《希望》が表象されている。

発行部署:企画室