教育・研究
2022年03月22日
「劇場プロデュース論」履修生と永井ゼミ生20名が、静岡市清水文化会館マリナートにて実践授業を行いました
芸術文化学科専門科目「劇場プロデュース論」(担当:永井聡子教授)では、コロナ禍が続く昨今、開催が難しいとされる舞台芸術や劇場文化の現在・未来を考える機会として、昨年末より4つの実践授業を実施しました。
学生は事前に「劇場運営と舞台作品制作」をテーマにした講義を受けたのち、コロナ感染症対策を講じて劇場に出向き、「制作・プログラムデザイン・フロント業務・場内アナウンス」に挑戦して舞台芸術の現場を学びました。
学生は事前に「劇場運営と舞台作品制作」をテーマにした講義を受けたのち、コロナ感染症対策を講じて劇場に出向き、「制作・プログラムデザイン・フロント業務・場内アナウンス」に挑戦して舞台芸術の現場を学びました。
「スペシャル講義ライブ」を劇場版に企画プロデュース(11月6日開催)
「演劇文化論」や「劇場プロデュース論」のゲスト講師としてお馴染みのバリトン・吉武大地さん、テノール・宇都宮直高さん、ピアノ・飯田俊明さんによる「秋のドラマチックコンサート」を、静岡市清水文化会館マリナート(小ホール)にて開催しました。
劇団四季『ライオン・キング』主役のシンバを務めてきた宇都宮さんは、ブロードウェイ版と劇団四季版を披露。メジャーデビューを経て数々のオペラやミュージカルの舞台で実力をつけた吉武さんとの共演では、ふたりの圧巻のハーモニーにお客様も沸き、学生もその様子を目の当たりにしました。オリジナル曲やミュージカル曲、新作弥次喜多オペレッタの曲を初披露して会場を沸かせたこの企画に、学生はパンフレットのデザインやフロントスタッフ、場内アナウンスを担当して劇場運営を学びました。
「スペシャル講義ライブ」を制作(文化・芸術研究センター内「瞑想空間」)(12月24日)

リオデジャネイロ(ブラジル)や東京パラリンピックの開・閉会式のパフォーマンスで世界を釘付けにした、義足のダンサー・大前光市さんを今年もゲスト講師にお迎えして、パラリンピック開閉会式の様子や日本の舞踊界、義足のダンサーとしての過去・現在・未来を聞く機会をいただきました。
豊富な舞台キャリアに対して学生との多くの質疑応答に加えて、大前さんの新作も鑑賞できた授業となりました。大前さんの作品に音響・照明、制作を担当する貴重な機会では、時間制限内でプロの舞台創造に立ち合うことの意味を実践的に考察しました。
豊富な舞台キャリアに対して学生との多くの質疑応答に加えて、大前さんの新作も鑑賞できた授業となりました。大前さんの作品に音響・照明、制作を担当する貴重な機会では、時間制限内でプロの舞台創造に立ち合うことの意味を実践的に考察しました。
名作『マイ・フェア・レディ』のフロントスタッフとして即戦力に(2022年1月1日から3日)

年始早々、静岡市清水文化会館マリナート(大ホール)にてミュージカル界の最前線で活躍のキャストによる名作『マイ・フェア・レディ』が開催され、学生はフロントスタッフとして参加しました。
東宝ミュージカルの大型カンパニーにコロナ禍では予想以上の多くのお客様が来場したこともあり、緊張感漂う中でフロント業務から舞台運営、劇場運営を学ぶ機会となりました。
東宝ミュージカルの大型カンパニーにコロナ禍では予想以上の多くのお客様が来場したこともあり、緊張感漂う中でフロント業務から舞台運営、劇場運営を学ぶ機会となりました。
新作舞台『東海道中膝栗毛より 弥次喜多オペレッタ 江尻の宿 旅路の正夢』製作現場を事前見学(1月)、フロントスタッフとして参加(2月23日)
永井聡子教授が企画・プロデューサーを務めた新作舞台『弥次喜多オペレッタ 江尻の宿 旅路の正夢』が、静岡市清水文化会館マリナート(大ホール)にて上演されました。今回は芝居と歌唱、三味線やフルート、ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロ、パーカッション、ピアノの生演奏が入るオペレッタ作品の製作現場で、学生たちは脚本を片手に演出・照明・音響のリハーサルの様子を事前に見学し、本番当日にはフロントスタッフとして参加しました。
劇場運営、舞台運営、ドラマ作品を考察しながら、地域の劇場から発信するオリジナル作品の初演に即戦力として参加することで、舞台の本番の中で新作という特別な緊張感を伴いながらも、多くのお客様へのおもてなしを学びました。
劇場運営、舞台運営、ドラマ作品を考察しながら、地域の劇場から発信するオリジナル作品の初演に即戦力として参加することで、舞台の本番の中で新作という特別な緊張感を伴いながらも、多くのお客様へのおもてなしを学びました。


発行部署:企画室