教育・研究

2022年05月13日

デザイン学科「領域専門演習(プロダクト)」にて企業と連携した特別講義が行われました

4月18日と26日に、本学デザイン学科専門科目「領域専門演習(プロダクト)」(担当:高山靖子教授)にて株式会社デンソー 宮地良治氏と、トリニティ株式会社 織田浩平氏による特別講義が行われました。

講義は高山教授による「インドネシアの食文化」をテーマに、問題解決のサービスとプロダクトを考える授業の一環として行われたもので、起業家目線を養い、イノベーティブなデザイン提案に結び付けることが狙いです。インドネシアのリサーチ情報と、デンソーとトリニティで開発した「起業視点のサービス発想メソッド」をもとに、 学生らがチームに分かれて課題に取り組みました。
宮地氏と織田氏は「ペルソナ(タ ーゲット)を設定し、シナリオを作り、アイデアの骨格を生み出すことが重要。ペルソナを設定すると、学生は消費者向け(B to C)に偏りがちだが、消費者に届くまでに関わる企業(B to B)もビジネスの対象となることや、実装される環境や社会にまで思考を拡張して考えることが大事」とアドバイスを下さいました。

プロダクトデザインでは、ただモノをデザインすることだけではなく、関連するサービスやシステムなど、コトのデザイン(PSS)を考えることが非常に重要です。今回のように、企業のメソッドを体験することは、学生達にとって実践的な学びの機会となりました。
宮地氏が学生にアドバイスの声をかけている写真
右: 宮地良治氏
講義の様子 学生がチームに分かれて話し合う様子
右: 織田浩平氏
学生がチームに分かれて、フードビジネスのシナリオを話し合っている様子
チームに分かれて課題に取り組む学生達の様子
学生がチームに分かれて、フードビジネスのシナリオを話し合っている様子

発行部署:企画室