舩戸ゼミが「第13回社会調査インターカレッジ発表会」において発表しました(舩戸修一)

東海地方の社会学研究者で主に構成される「東海社会学会」では、毎年、「社会調査インターカレッジ発表会」を開催しています。
これは、大学の授業やゼミで社会調査を実施した学生による調査発表会です。

今回の「第13回社会調査インターカレッジ発表会」は、10月26日(土)に金城学院大学で開催され、本学をはじめ名古屋大学・名古屋市立大学・中京大学・愛知大学・岐阜大学など8大学が参加しました。

この発表会に舩戸ゼミが参加し、現在、ゼミで取り組んでいる浜松の中山間地域の集落調査の結果について発表しました。

まず1年生の金田鈴音さん、小竹桃佳さん、鈴木義人君が「中山間地域における『他出子』本人の意識:浜松市天竜区佐久間町の調査から(1)」というタイトルで、浜松市佐久間町のある山村集落から転出した子ども――「他出子」と言います――の帰省頻度・目的や帰郷意志など故郷との関わりやその実態を説明しました。

この発表では、集落の年齢構成だけで集落の存続性を考える「限界集落」論を批判したうえで、この集落から転出した子ども――「他出子」――の数・居住場所・実家への帰省頻度・帰省目的などを示し、将来的に集落に帰郷する他出子の存在を指摘することによって、集落の人間関係からその存続可能性を考える必要性を主張しました。

次に3年生の中野七海さんと4年生の鈴木晴香さんが「中山間地域における「他出子」本人の意識:浜松市天竜区佐久間町の調査から(2)」というタイトルで、佐久間町のある集落の「他出子」本人への聞き取り調査から他出子の故郷に対する思いや考えを説明しました。

この発表では、長男は実家への帰省に対して責任感・義務感をもつ一方、長男以外の兄弟は、実家に対する責任感が長男よりも軽く、他家に嫁いだ女性は実家より嫁ぎ先を優先する傾向にあることを示し、他出子間で長男とそれ以外の続柄では実家に対する姿勢が異なることを説明しました。

舩戸ゼミでは、今後も浜松の中山間地域についての調査や地域づくりの実践を重ね、来年度の発表会においても報告したいと考えています。

次回の「社会調査インターカレッジ発表会」は、来年10月に本学で開催される予定です。

      

舩戸ゼミが「第13回社会調査インターカレッジ発表会」において発表します(舩戸修一)

東海地方の社会学研究者で主に構成される「東海社会学会」では、毎年、「社会調査インターカレッジ発表会」を開催しています。これは、大学の授業やゼミで社会調査を実施した学生による調査発表会です。

今回の「第13回社会調査インターカレッジ発表会」は、10月26日(土)に金城学院大学で開催され、本学をはじめ名古屋大学・名古屋市立大学・中京大学・愛知大学・岐阜大学など8大学が参加します。

今年も、舩戸ゼミが参加し、「浜松市の中山間地域(天竜区佐久間町)における〈他出子〉をめぐる意識調査」というタイトルで、現在、ゼミで取り組んでいる浜松の中山間地域の集落調査の結果について発表します。

発表日時:10月26日(土)14時15分~16時20分
発表場所:金城学院大学 W2 号館 1F 106号室

上記の発表では、浜松市佐久間町のある山村集落から転出した子ども――「他出子」と言います――の帰省頻度・目的や帰郷意志など故郷との関わりやその実態を説明します。また「他出子」本人への聞き取り調査から他出子の故郷に対する思いや考えを説明します。このような調査結果を踏まえ、「他出子」による中山間地域における集落維持の可能性と課題について発表します。

昨年の「第12回社会調査インターカレッジ発表会」での発表の様子

    

碌々産業へ訪問させていただきました!(曽根ゼミ4年生)

8月8日に焼津市にある碌々産業株式会社の工場を見学させていただきました。
碌々産業株式会社は微細加工の機械を製造、販売している会社です。微細加工機とは碌々産業によると加工精度5μm以下の精度をもつ機械のことを指すそうです。碌々産業の名前を聞いたことがあるという人はあまりいないかもしれません。私も先生から聞くまでは碌々産業の名前を知りませんでした。また、微細加工についても細かい柄が彫れるのかな…程度の知識でした。事前に調べていくと、スマートフォン用のレンズを制作する金型など私たちの生活に欠かせないものを作る機械を提供している会社だと知りとても興味がわきました。
実際に訪れると、代表取締役社長の海藤満さん、執行役員の河村長治さんに迎えていただき、工場見学と社長の海藤さんとお話をさせていただきました。工場では碌々産業の主力商品である微細加工機を間近で見ることができ、さらにその加工機をつかい加工されたものを見せていただきました。その中でも特に印象に残っているのは、500円玉です。現在の500円玉には透かしが入っているのをご存知ですか?その透かしの大本となる金型を作っている機械が碌々産業のCEGAという機械だそうです。日本人が一度は使ったことがあるであろう500円玉に関わっている機械をこの目で見られたことにとても感動しました。また、2020年東京オリンピックのメダルの加工にも関わっており世間の注目度が益々上がると思います。

社長さんのお話もとても刺激的でした。私たちが質問する内容にも丁寧に答えていただきました。お話の中でもブランディングについて触れる機会がありました。私たちは曲がりなりにも経営を専攻とする学生ですので少しばかり知識があります。社長さんはブランディングをとても意識した改革をしており、色にこだわっているという話を聞くことができました。制服やショールームなどの色を統一していました。社長さんの考えが行き届いていると感じることができました。
今回碌々産業に訪問することで、微細加工という普段目にしているけれどなかなか着目する分野について知見を広められたこと、企業経営におけるブランディングについてなど様々なことを学ぶことができました。お忙しい中このような機会を作っていただきありがとうございました。今回学んだことを今後の人生に生かせたらと思います。
最後になりますが、碌々産業の皆様大変ありがとうございました!

(文責:白河夏実)

国産プーアール茶で有名な荒畑園様にインタビューに伺いました!(文化政策学科・曽根秀一ゼミ3年生)

ゼミの学外学習のため、国産プーアール茶の通信販売を通じて、茶業界で独自の強みを得られている荒畑園様にお伺いしました。

~株式会社荒畑園~


株式会社荒畑園は静岡県牧之原に位置する、茶業事業を行っている会社です。栽培、製造、受注、発送を自社で行う6次産業を取り入れているのが特徴的です。歴史も長い会社で、荒畑園は元々養豚場として名が通っていた会社でしたが、1983年に茶業へと進展していきました。そして近年、茶葉のタイプのお茶の支出が減っている中、新たな事業として発展し、近年は「国産ダイエットプーアール茶 茶流痩々」を展開し人気を得ました。
そんな荒畑園様に機会を作っていただき、5月29日に代表取締役の荒畑賀範さん、課長の鈴木良隆さんに直接インタビューを行わせていただきました。
私たちが用意した質問に答えていただくという形式で、荒畑園の歴史、プーアール茶という事業に踏み込んだ経緯と経営戦略、また今後の展望などを聴かせていただきました。それぞれの項目についてとても丁寧に回答していただき、非常に参考になりました。また、荒畑園で作られているお茶をご馳走になりました。とても香りがよく、美味しかったです!
荒畑園のメインの産業は緑茶なのですが、「第二の柱」として、プーアール茶を開拓していったそうです。そして今後の展望として、「第三の柱」となりうる商品の付加価値の創造を目指しているという話を伺いました。誰も踏み込んだことのない領域だからこそ、新たな価値を生み出すことができるという、遠州の「やらまいか」の精神にも似た社風を感じることができました。

質問会の後、荒畑園の直売所へ伺わせていただきました。緑あふれる茶畑の壮観が非常に美しい、とても素敵な場所でした!茶菓子をいただき、お土産を購入しました。是非また伺いたいです!


お忙しい中、このような機会を設けてくださり丁寧に対応して下さった荒畑園様、本当に有難うございました!この度学んだことを活かしてゼミナール大会に挑戦したいと思います!

(文責:3年 山本直樹)

今年度も佐久間町で「参与観察型フィールドワーク」をします(舩戸修一)

今年度も舩戸ゼミは、浜松市の中山間地域である天竜区佐久間町でフィールドワークをします。静岡県西北に位置する、佐久間町は、1956(昭和31)年、磐田郡浦川町・佐久間村・山香村・城西村の合併(昭和の大合併)によって誕生しました。168.53km²の広大な面積をもつ佐久間町の大部分は山地が占め、近年、急激な人口減少によって存続が危ぶまれている集落が点在します。

このような佐久間町において、舩戸ゼミでは、2015年度は同町の山香地区と城西地区、2016年度は同町の佐久間地区を調査しましたが、一昨年度からは浦川地区(「昭和の大合併」の前は磐田郡浦川町でした)の調査に取り組んでいます。

舩戸ゼミでは、集落維持のための調査だけではなく、集落の共同作業にも参加することを通じて参与観察にも取り組んでいます。

今年度も、佐久間町の2集落(それぞれ9世帯のX集落と5世帯のY集落)」において、毎年7月に実施される集落の共同作業である「盆道つくり」に参加します。

この「盆道つくり」とは、お盆を迎えるにあたって集落を通る道端に繁茂する雑草を集落住民で刈り取る作業です。

舩戸ゼミでは、作業に参加するだけでなく、集落から離れたところに居住している子どもや孫にも参加してもらい、賑やかな共同作業にしようと考え、参加を呼びかけるチラシを作成しました。

地域住民の方々と一緒に汗を流すことは、信頼関係を構築し、ともに地域づくりを進めていくうえで必要だと考えています。

X集落の「盆道つくり」への参加を呼びかけるチラシ


Y集落の「盆道つくり」への参加を呼びかけるチラシ

K-MIX見学をしました!(加藤ゼミ)

5月29日、加藤ゼミの3年生はFMラジオ放送局「K-mix」(静岡エフエム放送株式会社)を訪問しました。
K-mixは今年で開局して36年。長年地域に根差したメディアとして活動するK-mixの方針や会社の概要、現在の自社制作プログラムについてお伺いし、ラジオ局の見学をさせて頂きました。
K-mixは局のロイヤリティが高く、そのシェア・聴取率は、他の放送局を抜いてダントツでトップです。特にメインターゲットである12歳~39歳は、38期連続でシェア・聴取率1位を獲得しています。それだけ多くの人々に、静岡ラジオの「定番」として受け容れられているんですね。
そんな見事な聴取率を得る秘訣としては、その放送スタイルを”変えない”ことによります。何時ラジオをつけても同じ人の声がする。いつものスタイルで、変わらずそこに在りつづけるラジオ空間が、高い聴取率のカギになっています。

そんな定番スタイルを貫くK-mixですが、この春から新番組「Double Eyes」が、2013年より放送していた人気番組「おひるま協同組合」に代わってスタートしました。ちょうど私たちが見学させて頂いた日には、水・木担当の新井翔さんがパーソナリティを務め、絶賛生放送中でした。ラジオ収録の現場を初めて見ましたが、収録室にはパーソナリティがおひとりなのに、防音ガラスの向こう側から和気あいあいとした雰囲気が伝わるようでした。

その傍らではコンピューター上で最新ニュース、気象情報、地震速報が逐一管理されていて、緊急のニュースや速報にもすぐ対応できるようにされていました。私自身ラジオを聴いているときに気象情報や交通情報を耳にはさんだりすることはありましたが、その情報がどのようにまとめられているのか、実際どのように台本がつくられているのか、というラジオ放送の裏側に立ち会うということはゼミ生の殆どが始めての事でした。

担当の日吉さんを始め、K-mixの皆様、貴重な体験をさせていただきありがとうございました!この機会に、私自身も生活にラジオを取り入れてみようと思います。
(文章:瀬戸芽以)

舩戸ゼミの学生が「第29回 ヤンマー学生懸賞論文」において 全国2位の「優秀特別賞」を受賞しました(舩戸修一)

農業機械開発・製造などを手掛けるヤンマーアグリ(大阪市)主催の「第29回ヤンマー学生懸賞論文・作文」において、舩戸ゼミの鈴木晴香さん(3年生)、中野七海さん(2年生)が執筆した論文「農の『多面的機能』を内部経済化する価値創造モデルの提示-浜松市北区引佐町『久留女木の棚田』における『引佐耕作隊』の事例から-」が全国2位の「特別優秀賞」を受賞しました。

地域連携実践演習である「引佐耕作隊」では、浜松市北区引佐町の「久留女木の棚田」において、①学生主体による栽培から収穫までの米作り、②デザインによるお米の商品化と販売、③その販売による活動資金の確保、を実践してきました。
この論文では、これら活動内容や棚田の地権者への質問紙調査を踏まえ、①市場で取引されない「棚田の多面的機能(=環境保全的価値や文化的価値の維持機能)」をいかにして商品化するか、②それをいかにして「デザイン」によって商品化するか、を提案としてまとめました。
昨年度のお米「久留女木 棚田の恵」のパッケージは「棚田の多面的機能」の代表例を5つあげ、それぞれデザインで表現するというものでした。今年度は、そのうち4つに絞り、「缶」を使って新たなデザインで表現しました。

毎年、「ヤンマー学生懸賞論文」では、農業大学校や大学の農学部など農業の専門機関に所属する学生が数多く受賞し、受賞者の中には実際就農する学生も多々います。
このような中で農業についての専門的授業を受講していない本学学生が受賞したことを考えると、棚田での米作りを「生産性」や「経済性」ではなく、「デザイン」や「文化」として捉える視点も求められていると思われます。

「第29回 ヤンマー学生懸賞論文」の結果は、以下の通りです。

https://www.yanmar.com/jp/agri/agrilife/prize/winners.html

今後も舩戸ゼミでは、浜松の中山間地域における実践活動を深めながら、それを論文としてまとめ、発表していきたいと考えています。

昨年度のお米「久留女木 棚田の恵」のパッケージ

今年度のお米「久留女木 棚田の恵」のパッケージ

鈴木晴香さん(3年生) 中野七海さん(2年生)が出席した「第29回 ヤンマー学生懸賞論文」入選発表会(2月1日)

舩戸ゼミが佐久間町浦川地区の集落でアンケート調査の報告会を開催しました(舩戸修一)

舩戸ゼミでは、昨年6月3日(日)、浜松市天竜区佐久間町浦川地区の「地八集落(5世帯)」において「集落から転出した子ども(=他出子)」やその子ども(実家の親から見ると孫)の実態について調査し、その結果をもとに8月下旬から9月中旬にかけて他出子や孫を対象としたアンケート調査を実施しました。
 このアンケート調査の結果を2月11日(月・祝)、地元集落において地域住民の方々の前で報告しました。
今回の調査では、この他出子や孫に対していずれ親の実家や祖父母の家に戻って来て居住する意志――「帰郷意志」――の有無を尋ねました。ほとんどの実家の親は「子どもは将来的に実家には戻ってこない」と話しているにもかかわらず、実家の親は、子どもにその意志を確認すべく、直接尋ねることをしていません。そこで、このようなアンケート調査を実施し、子ども本人の意志を探ろうとするのが、この調査の狙いです。
今回の調査によって、地八集落において実家への帰郷意思を有している他出子や孫がおり、実家でなくても、佐久間町への将来的な居住を考えている他出子や孫も存在することも分かりました。また、このような帰郷意志を実家の親には全く伝えていないと回答する他出子も多数存在することも分かりました。以上のように親世代と子ども世代には帰郷をめぐる意思疎通がうまくいっていないと思われます。
さらに帰郷意思の有無にかかわらず、実家への帰省頻度を増やすことができると回答する他出子や孫が半分以上いました。ただ他出子は、実家の親とのつながりが強いものの、隣近所も含めた集落の人たちとの接点をあまり持っておらず、その人間関係は薄い可能性があります。このような他出子や孫が、集落の人たちとの関わりをさらに持つようになれば、佐久間町への帰郷意志を有する他出子や孫が増えるかもしれません。
すでに今年度の舩戸ゼミでは、佐久間町の羽ヶ庄集落において「盆道つくり」――集落の共同作業としての草刈り――の開催チラシを他出子や孫に配布し、他出子や孫が佐久間町への帰郷意志を醸成させていく仕掛けづくりに取り組んでいます。実際、今年度の羽ヶ庄集落の「盆道つくり」には、他出子2名が参加してくれました。次年度は、このような仕掛けづくりを地八集落でも実施していきたいと考えています。
今回の調査報告会の後には、地八集落の祭礼に参加しました。舩戸ゼミでは、このような集落行事にも参加していくことは、地域住民の方々との信頼関係を構築し、ともに地域づくりを進めていくうえで必要だと考えています。

「地八集落」での2回目の調査報告会ならびに祭礼への参加(2月11日)

曽根ゼミが「第65回日本学生経済ゼミナール大会」予選会で、3チームが準優勝(優秀賞)しました(曽根秀一)

本学文化政策学科の曽根秀一ゼミの学生3チームが、2018(平成30)年10月28日(日)に日本大学商学部において開催された「第65回日本学生経済ゼミナール大会(通称:インター大会)」のプレゼンテーション部門予選会に出場しました。その結果、経営分野第1ブロック、経営分野第2ブロック、社会問題第1ブロックにおいて、3チームすべてが準優勝(優秀賞)を獲得しました。

全国の経済・経営・商学部などの学生を対象とした国内最大規模の学術大会である「日本学生経済ゼミナール大会」の予選会に、本学の曽根ゼミから3チームが出場し、「中小企業による地域資源活用の発展戦略」(大島和樹、大平輝、杉山賢人、村上黎弥、足立采希)、「OEMを通じた成長戦略」(木村健人、白河夏実、鈴木花奈子)、「企業における天災リスクへの対策と課題ー静岡県企業を中心にー」(金子菜々美、小林大輝、戸田崇弘)をテーマに、プレゼンテーションを行いました。

中小企業の地域資源活用戦略に着目した4年生のチームは、2年連続優勝を狙ったものの惜しくも準優勝となりましたが、3年生も他大学との交流に緊張しつつもいずれも大健闘しました。結果だけでなく、発表に至るまでの理論研究、フィールド調査、資料作成、プレゼンテーションとこれまでの努力と貴重な経験を今後にいかしてほしいと思います。

※日本学生経済ゼミナール大会は、60年以上の歴史と伝統を誇り、「研究活動の促進」と「他大学の学生との交流」を理念に掲げて、学生に日頃の研究成果を発表する場を提供しており、毎回大会参加学生が1,500人を越える大規模な大会として知られています。

  

     

舩戸ゼミが「浜松・中山間地域づくり学生インターン」の調査報告会を開催しました(舩戸修一)

昨年8月28日(火)から9月10日(月)にかけて、浜松市天竜区佐久間町浦川地区において舩戸ゼミ生を中心に「浜松・中山間地域づくり学生インターン」に取り組みました。

この活動では、浦川地区の上市場(かみいちば)集落の集会所に約2週間泊まりながら、河内(こうち)、島中(しまなか)、柏古瀬(かしわごせ)の3つの山村集落で調査を行いました。

その調査結果を12月15日(土)から16日(日)にかけて各集落の集会場において3年生の鈴木晴香さん、2年生の中野七海さんが発表しました。

調査報告会では、集落から転出した子どもを含めた集落の年齢別人口構成、その子どもたちの居住場所や実家への年間帰省回数などを発表し、集落や佐久間町外に居住する子どもたちとの関係性を活かした集落維持の必要性を説明しました。

次年度も「浜松・中山間地域づくり学生インターン」に取り組み、まだ調査していない佐久間町浦川地区の集落を訪ね歩きたいと考えています。

「河内集落」での調査報告会(12月15日)

「島中集落」での調査報告会(12月15日)

 

「柏古瀬集落」での調査報告会(12月16日)

舩戸ゼミが佐久間町佐久間地区の防災訓練に参加しました(舩戸修一)

舩戸ゼミでは、一昨年から浜松市天竜区佐久間町の「下平集落(18世帯)」と「羽ケ庄集落(9世帯)」において集落から転出した子どもや孫の実態について調査し、その結果を踏まえた集落維持の方策について現地で開催した調査報告会で発表してきました。

調査するということは、その実態把握をするだけでなく、問題解決策も求められます。さらに、その解決策を提案するだけでなく、それを地域住民の人たちと一緒に進めていくことも調査する側に課せられた「責任」だと考えています。

今年度も昨年度に引き続き、下平集落ならびに羽ケ庄集落の防災訓練に参加しました。舩戸ゼミでは、一緒に汗を流すことは、地域住民の方々との信頼関係を構築し、ともに地域づくりを進めていくうえで必要だと考えています。

また、羽ヶ庄集落では、10月1日の台風24号による停電の際の暮らしぶりについて聞き取りをし、山間地集落の災害への対応実態も把握しました。後日、この内容を舩戸ゼミでまとめ、この集落外に居住する子どもや孫にも伝えるために『羽ヶ庄通信』と題するチラシを作成し、全戸に年末配布しました。このようなチラシを年末年始に帰省した子どもや孫が読むことによって少しでも山間地の故郷に思いを馳せてもらえればと考えています。

「羽ケ庄集落」での防災訓練(12月2日)

「羽ケ庄集落」全戸に配布した「羽ヶ庄通信」の表紙

舩戸ゼミが「日本村落研究学会」の大会で学会発表しました(舩戸修一)

農山漁村についての研究者で構成される「日本村落研究学会」では、毎年、地方で大会を開催しています。この大会では、学会員による研究発表やシンポジウムなどが行われます。

今年の第66回大会は、昨年10月27~28日(土~日)、宮崎県西臼杵郡高千穂町で開催されました。

舩戸ゼミでは、昨年に引き続き大会に参加し、2年生の中野七海さんと3年生の鈴木晴香さんが「『他出子』本人の帰郷意識の揺らぎ―浜松市天竜区佐久間町を事例として―」というタイトルで、天竜区佐久間町の集落調査の結果について学会発表しました。

発表内容は、現在、ゼミで取り組んでいる浜松市天竜区佐久間町のある集落から転出した子ども――これを「他出子」と言います――の帰郷意志をめぐる調査結果です。昨年度の調査では、集落に居住する親たちは「他出子」に帰郷意志の有無については尋ねることはほとんどなく、他出子も帰郷については親たちに伝えていないことも分かりました。今年度の調査では、他出子が帰郷意志の有無にかかわらず、親たちにその意志を伝えにくい理由があることを他出子本人への聞き取り調査から分かってきました。

今回の学会大会では、村落研究者から質問をいただき、活発な議論ができました。

今後も、このような学会大会においてゼミ活動で得られた知見を発表していきたいと考えています。

舩戸ゼミが「第12回社会調査インターカレッジ発表会」に参加しました(舩戸修一)

東海地方の社会学研究者で構成される「東海社会学会」では、毎年「社会調査インターカレッジ発表会」を開催しています。この発表会は、大学の授業やゼミで社会調査を実施した学生による調査発表会です。

今回の「第12回社会調査インターカレッジ発表会」は、10月20日(土)に愛知県立大学長久手キャンパスで開催され、本学のほか、名古屋大学・名古屋市立大学・愛知大学など、8つの大学が参加しました。

 この発表会に舩戸ゼミが参加し、2年生の中野七海さんと3年生の鈴木晴香さんが「中山間地域における「他出子」本人の意識:浜松市天竜区佐久間町の調査から」というタイトルで、現在、舩戸ゼミで取り組んでいる浜松の中山間地域である佐久間町のある集落についての調査結果を発表しました。

発表では、集落の年齢構成だけで集落の存続性を考える「限界集落」論を批判したうえで、この集落から転出した子ども――「他出子」――の数・居住場所・実家への帰省頻度・帰省目的などを示し、将来的に集落に帰郷する他出子の存在を指摘することによって、集落の人間関係からその存続可能性を考える必要性を主張しました。

一方で、将来的な実家への居住意志(帰郷意志)の有無にかかわらず、他出子が集落に居住する親たちに、その意思を直接伝えることが難しい事情があることも示し、このような帰郷をめぐる親と他出子とのコミュニケーションのあり方が課題であることも主張しました。

 舩戸ゼミでは、今後も浜松の中山間地域についての調査や地域づくりの実践を重ね、来年度の発表会においても報告したいと考えています。

 

 

ゼミ旅行の報告(曽根秀一ゼミ3年生)

今夏、曽根ゼミでは4泊5日でフィリピンのセブ島へ旅行に行きました。

フィリピンといえばマンゴーということで、2日目に世界最大のマンゴー工場であるプロフード社に工場見学へ伺いました。プロフード社は私たちが日本で1度は見たことがあるドライフルーツを製造している食品会社です。
今回の工場見学では、敷地があまりに広大なため主な3つの工場をゴルフカートで見てまわり、マンゴーの検査とパッキング作業、ジュース缶づくり、そしてココナッツやマンゴーのドライフルーツを作るまでの過程を見学しました。

プロフード社は1980年に創業し、現在2代目の家族経営を行っています。約5000人の従業員を抱えるプロフード社の商品の80%が海外へと輸出されておりアメリカ、ヨーロッパ、日本に多く製品が販売されています。

夏のフィリピンは雨期のため、マンゴーシーズンではなく見ることはできませんでしたが、シーズンでは大勢のマンゴー職人が3秒に1個マンゴーをむいていく職人技が見られます!1人前になるまでには5年ほどかかるそうです。

今回の見学を通して中小農家の生産者からマンゴーを購入する、現地の学生支援や環境への配慮など様々な取り組みを知り、海外に発展しながらも地元の産業を牽引し、支えてきたことがよく分かりました。

3日目、4日目は海でシュノーケリングを楽しみ、ショッピングをするなどフィリピンでの観光、文化も体験しました。さらにサンカルロス大学を訪問し、Bersales教授などと交流、情報交換し、また附属博物館の見学もしました。サンペドロ要塞を訪れ、フィリピンの歴史や日本とフィリピンの関係についても学ぶことができ、有意義な時間が過ごせました。

日本との違いも大きく、どの学生も初めて経験したり、見たりするものが多く刺激を受けました。行き当たりばったりの旅にはなりましたがたくさんの刺激を受け、たくさんの吸収もできた内容の濃いゼミ旅行になりました。   (文章:金子菜々美)ゼミ旅行の報告 (曽根秀一ゼミ3年生)

ヤマハ発動機にインタビューさせて頂きました! (曽根ゼミ3年生一部)

 10月末に開催される全国学生経済ゼミナール大会におけるプレゼンのため、企業における天災リスク対策について調査している曽根秀一ゼミ3年生の一部で、8月10日にヤマハ発動機にインタビューをさせて頂きました。

~ヤマハ発動機~

 ヤマハ発動機株式会社は静岡県磐田市に位置する、おもにオートバイを製造する輸送機器メーカーです。
世界的な二輪車メーカーなので、ヤマハ発動機のバイクやスクーター等を日頃から使っている人もいるのではないでしょうか。
スポーツにおいても、サッカーJリーグのジュビロ磐田やラグビーのヤマハ発動機を所持しており、テレビなどを通してヤマハ発動機を知っている人も多いと思います。
そんなヤマハ発動機に今回機会を作っていただき、総務部部長上田弘之さん、総務部防災管理担当主事高木重保さん、総務部グループリーダー前田隆さん、顧問墨岡良一さんに直接質問させて頂きました。
まず上田さんからヤマハ発動機の概要について教えていただきました。
これまでヤマハ発動機がどのような事業を行ってきたのか、またこれからの構想についても伺いました。
次に高木さんから天災への対策についてお話していただき、施設の補強に加え、防災への教育の取り組みなどを徹底しているということが分かりました。
前田さんからは事前に送付した10項目の質問に対し丁寧にご回答いただきました。
また、今後の課題などのお話も聞くことが出来ました。
緊張している私たちを気遣ってくださり、優しく丁寧にご教示くださいました。とても有意義な時間となりました。

 最後に写真も撮っていただけました。
上田さんと高木さんはラグビーをやっていたということでとても体が大きかったです。
高木さんはなんと過去にラグビー日本代表にも選ばれた選手です!私も高校時代にラグビーをやっていたので、お話出来たことに感動してしまいました!

 質問会が終わった後、墨岡さんのご厚意でコミュニケーションプラザを案内してもらいました。
そこには多くの二輪車、四輪車、ボートなどがあり、見ているだけで二輪車の免許が欲しくなってしまいました。
また、2階にはとても綺麗なカフェがあり、美味しいご飯を食べることができとても幸せでした!
お昼のなかではマーケティングに関するお話も伺いました。
バイクひとつひとつ見ても大きさや形、デザインが異なりどの国にどんな需要があるのかが見えてきます。
日本で売れたものが海外でも売れるという訳ではなく、その国のニーズを見極める必要があると教えていただきました。
ただこの作業はとても大変で、顧客が思いつかない良いものを開発するご苦労をうかがいました。
改めて企業経営の難しさを実感することができました。

 今回の話し合いで多くのことが分かりました。天災への対策だけでなく、企業経営に関しても多くのことを学ぶことが出来ました。
お忙しい中このような機会を作ってくださり、さらに案内までしてくださったヤマハ発動機さんの対応に感激しました!
今回学んだことをゼミナール大会に活かし、良い報告ができるように頑張りたいです!
ヤマハ発動機の皆さま大変ありがとうございました!(文責:小林大輝)