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舩戸ゼミが「第13回社会調査インターカレッジ発表会」において発表しました(舩戸修一)

東海地方の社会学研究者で主に構成される「東海社会学会」では、毎年、「社会調査インターカレッジ発表会」を開催しています。
これは、大学の授業やゼミで社会調査を実施した学生による調査発表会です。

今回の「第13回社会調査インターカレッジ発表会」は、10月26日(土)に金城学院大学で開催され、本学をはじめ名古屋大学・名古屋市立大学・中京大学・愛知大学・岐阜大学など8大学が参加しました。

この発表会に舩戸ゼミが参加し、現在、ゼミで取り組んでいる浜松の中山間地域の集落調査の結果について発表しました。

まず1年生の金田鈴音さん、小竹桃佳さん、鈴木義人君が「中山間地域における『他出子』本人の意識:浜松市天竜区佐久間町の調査から(1)」というタイトルで、浜松市佐久間町のある山村集落から転出した子ども――「他出子」と言います――の帰省頻度・目的や帰郷意志など故郷との関わりやその実態を説明しました。

この発表では、集落の年齢構成だけで集落の存続性を考える「限界集落」論を批判したうえで、この集落から転出した子ども――「他出子」――の数・居住場所・実家への帰省頻度・帰省目的などを示し、将来的に集落に帰郷する他出子の存在を指摘することによって、集落の人間関係からその存続可能性を考える必要性を主張しました。

次に3年生の中野七海さんと4年生の鈴木晴香さんが「中山間地域における「他出子」本人の意識:浜松市天竜区佐久間町の調査から(2)」というタイトルで、佐久間町のある集落の「他出子」本人への聞き取り調査から他出子の故郷に対する思いや考えを説明しました。

この発表では、長男は実家への帰省に対して責任感・義務感をもつ一方、長男以外の兄弟は、実家に対する責任感が長男よりも軽く、他家に嫁いだ女性は実家より嫁ぎ先を優先する傾向にあることを示し、他出子間で長男とそれ以外の続柄では実家に対する姿勢が異なることを説明しました。

舩戸ゼミでは、今後も浜松の中山間地域についての調査や地域づくりの実践を重ね、来年度の発表会においても報告したいと考えています。

次回の「社会調査インターカレッジ発表会」は、来年10月に本学で開催される予定です。

      

舩戸ゼミが「第13回社会調査インターカレッジ発表会」において発表します(舩戸修一)

東海地方の社会学研究者で主に構成される「東海社会学会」では、毎年、「社会調査インターカレッジ発表会」を開催しています。これは、大学の授業やゼミで社会調査を実施した学生による調査発表会です。

今回の「第13回社会調査インターカレッジ発表会」は、10月26日(土)に金城学院大学で開催され、本学をはじめ名古屋大学・名古屋市立大学・中京大学・愛知大学・岐阜大学など8大学が参加します。

今年も、舩戸ゼミが参加し、「浜松市の中山間地域(天竜区佐久間町)における〈他出子〉をめぐる意識調査」というタイトルで、現在、ゼミで取り組んでいる浜松の中山間地域の集落調査の結果について発表します。

発表日時:10月26日(土)14時15分~16時20分
発表場所:金城学院大学 W2 号館 1F 106号室

上記の発表では、浜松市佐久間町のある山村集落から転出した子ども――「他出子」と言います――の帰省頻度・目的や帰郷意志など故郷との関わりやその実態を説明します。また「他出子」本人への聞き取り調査から他出子の故郷に対する思いや考えを説明します。このような調査結果を踏まえ、「他出子」による中山間地域における集落維持の可能性と課題について発表します。

昨年の「第12回社会調査インターカレッジ発表会」での発表の様子

    

今年度も佐久間町で「参与観察型フィールドワーク」をします(舩戸修一)

今年度も舩戸ゼミは、浜松市の中山間地域である天竜区佐久間町でフィールドワークをします。静岡県西北に位置する、佐久間町は、1956(昭和31)年、磐田郡浦川町・佐久間村・山香村・城西村の合併(昭和の大合併)によって誕生しました。168.53km²の広大な面積をもつ佐久間町の大部分は山地が占め、近年、急激な人口減少によって存続が危ぶまれている集落が点在します。

このような佐久間町において、舩戸ゼミでは、2015年度は同町の山香地区と城西地区、2016年度は同町の佐久間地区を調査しましたが、一昨年度からは浦川地区(「昭和の大合併」の前は磐田郡浦川町でした)の調査に取り組んでいます。

舩戸ゼミでは、集落維持のための調査だけではなく、集落の共同作業にも参加することを通じて参与観察にも取り組んでいます。

今年度も、佐久間町の2集落(それぞれ9世帯のX集落と5世帯のY集落)」において、毎年7月に実施される集落の共同作業である「盆道つくり」に参加します。

この「盆道つくり」とは、お盆を迎えるにあたって集落を通る道端に繁茂する雑草を集落住民で刈り取る作業です。

舩戸ゼミでは、作業に参加するだけでなく、集落から離れたところに居住している子どもや孫にも参加してもらい、賑やかな共同作業にしようと考え、参加を呼びかけるチラシを作成しました。

地域住民の方々と一緒に汗を流すことは、信頼関係を構築し、ともに地域づくりを進めていくうえで必要だと考えています。

X集落の「盆道つくり」への参加を呼びかけるチラシ


Y集落の「盆道つくり」への参加を呼びかけるチラシ

舩戸ゼミの学生が「第29回 ヤンマー学生懸賞論文」において 全国2位の「優秀特別賞」を受賞しました(舩戸修一)

農業機械開発・製造などを手掛けるヤンマーアグリ(大阪市)主催の「第29回ヤンマー学生懸賞論文・作文」において、舩戸ゼミの鈴木晴香さん(3年生)、中野七海さん(2年生)が執筆した論文「農の『多面的機能』を内部経済化する価値創造モデルの提示-浜松市北区引佐町『久留女木の棚田』における『引佐耕作隊』の事例から-」が全国2位の「特別優秀賞」を受賞しました。

地域連携実践演習である「引佐耕作隊」では、浜松市北区引佐町の「久留女木の棚田」において、①学生主体による栽培から収穫までの米作り、②デザインによるお米の商品化と販売、③その販売による活動資金の確保、を実践してきました。
この論文では、これら活動内容や棚田の地権者への質問紙調査を踏まえ、①市場で取引されない「棚田の多面的機能(=環境保全的価値や文化的価値の維持機能)」をいかにして商品化するか、②それをいかにして「デザイン」によって商品化するか、を提案としてまとめました。
昨年度のお米「久留女木 棚田の恵」のパッケージは「棚田の多面的機能」の代表例を5つあげ、それぞれデザインで表現するというものでした。今年度は、そのうち4つに絞り、「缶」を使って新たなデザインで表現しました。

毎年、「ヤンマー学生懸賞論文」では、農業大学校や大学の農学部など農業の専門機関に所属する学生が数多く受賞し、受賞者の中には実際就農する学生も多々います。
このような中で農業についての専門的授業を受講していない本学学生が受賞したことを考えると、棚田での米作りを「生産性」や「経済性」ではなく、「デザイン」や「文化」として捉える視点も求められていると思われます。

「第29回 ヤンマー学生懸賞論文」の結果は、以下の通りです。

https://www.yanmar.com/jp/agri/agrilife/prize/winners.html

今後も舩戸ゼミでは、浜松の中山間地域における実践活動を深めながら、それを論文としてまとめ、発表していきたいと考えています。

昨年度のお米「久留女木 棚田の恵」のパッケージ

今年度のお米「久留女木 棚田の恵」のパッケージ

鈴木晴香さん(3年生) 中野七海さん(2年生)が出席した「第29回 ヤンマー学生懸賞論文」入選発表会(2月1日)

舩戸ゼミが佐久間町浦川地区の集落でアンケート調査の報告会を開催しました(舩戸修一)

舩戸ゼミでは、昨年6月3日(日)、浜松市天竜区佐久間町浦川地区の「地八集落(5世帯)」において「集落から転出した子ども(=他出子)」やその子ども(実家の親から見ると孫)の実態について調査し、その結果をもとに8月下旬から9月中旬にかけて他出子や孫を対象としたアンケート調査を実施しました。
 このアンケート調査の結果を2月11日(月・祝)、地元集落において地域住民の方々の前で報告しました。
今回の調査では、この他出子や孫に対していずれ親の実家や祖父母の家に戻って来て居住する意志――「帰郷意志」――の有無を尋ねました。ほとんどの実家の親は「子どもは将来的に実家には戻ってこない」と話しているにもかかわらず、実家の親は、子どもにその意志を確認すべく、直接尋ねることをしていません。そこで、このようなアンケート調査を実施し、子ども本人の意志を探ろうとするのが、この調査の狙いです。
今回の調査によって、地八集落において実家への帰郷意思を有している他出子や孫がおり、実家でなくても、佐久間町への将来的な居住を考えている他出子や孫も存在することも分かりました。また、このような帰郷意志を実家の親には全く伝えていないと回答する他出子も多数存在することも分かりました。以上のように親世代と子ども世代には帰郷をめぐる意思疎通がうまくいっていないと思われます。
さらに帰郷意思の有無にかかわらず、実家への帰省頻度を増やすことができると回答する他出子や孫が半分以上いました。ただ他出子は、実家の親とのつながりが強いものの、隣近所も含めた集落の人たちとの接点をあまり持っておらず、その人間関係は薄い可能性があります。このような他出子や孫が、集落の人たちとの関わりをさらに持つようになれば、佐久間町への帰郷意志を有する他出子や孫が増えるかもしれません。
すでに今年度の舩戸ゼミでは、佐久間町の羽ヶ庄集落において「盆道つくり」――集落の共同作業としての草刈り――の開催チラシを他出子や孫に配布し、他出子や孫が佐久間町への帰郷意志を醸成させていく仕掛けづくりに取り組んでいます。実際、今年度の羽ヶ庄集落の「盆道つくり」には、他出子2名が参加してくれました。次年度は、このような仕掛けづくりを地八集落でも実施していきたいと考えています。
今回の調査報告会の後には、地八集落の祭礼に参加しました。舩戸ゼミでは、このような集落行事にも参加していくことは、地域住民の方々との信頼関係を構築し、ともに地域づくりを進めていくうえで必要だと考えています。

「地八集落」での2回目の調査報告会ならびに祭礼への参加(2月11日)

舩戸ゼミが「浜松・中山間地域づくり学生インターン」の調査報告会を開催しました(舩戸修一)

昨年8月28日(火)から9月10日(月)にかけて、浜松市天竜区佐久間町浦川地区において舩戸ゼミ生を中心に「浜松・中山間地域づくり学生インターン」に取り組みました。

この活動では、浦川地区の上市場(かみいちば)集落の集会所に約2週間泊まりながら、河内(こうち)、島中(しまなか)、柏古瀬(かしわごせ)の3つの山村集落で調査を行いました。

その調査結果を12月15日(土)から16日(日)にかけて各集落の集会場において3年生の鈴木晴香さん、2年生の中野七海さんが発表しました。

調査報告会では、集落から転出した子どもを含めた集落の年齢別人口構成、その子どもたちの居住場所や実家への年間帰省回数などを発表し、集落や佐久間町外に居住する子どもたちとの関係性を活かした集落維持の必要性を説明しました。

次年度も「浜松・中山間地域づくり学生インターン」に取り組み、まだ調査していない佐久間町浦川地区の集落を訪ね歩きたいと考えています。

「河内集落」での調査報告会(12月15日)

「島中集落」での調査報告会(12月15日)

 

「柏古瀬集落」での調査報告会(12月16日)

舩戸ゼミが佐久間町佐久間地区の防災訓練に参加しました(舩戸修一)

舩戸ゼミでは、一昨年から浜松市天竜区佐久間町の「下平集落(18世帯)」と「羽ケ庄集落(9世帯)」において集落から転出した子どもや孫の実態について調査し、その結果を踏まえた集落維持の方策について現地で開催した調査報告会で発表してきました。

調査するということは、その実態把握をするだけでなく、問題解決策も求められます。さらに、その解決策を提案するだけでなく、それを地域住民の人たちと一緒に進めていくことも調査する側に課せられた「責任」だと考えています。

今年度も昨年度に引き続き、下平集落ならびに羽ケ庄集落の防災訓練に参加しました。舩戸ゼミでは、一緒に汗を流すことは、地域住民の方々との信頼関係を構築し、ともに地域づくりを進めていくうえで必要だと考えています。

また、羽ヶ庄集落では、10月1日の台風24号による停電の際の暮らしぶりについて聞き取りをし、山間地集落の災害への対応実態も把握しました。後日、この内容を舩戸ゼミでまとめ、この集落外に居住する子どもや孫にも伝えるために『羽ヶ庄通信』と題するチラシを作成し、全戸に年末配布しました。このようなチラシを年末年始に帰省した子どもや孫が読むことによって少しでも山間地の故郷に思いを馳せてもらえればと考えています。

「羽ケ庄集落」での防災訓練(12月2日)

「羽ケ庄集落」全戸に配布した「羽ヶ庄通信」の表紙

舩戸ゼミが「日本村落研究学会」の大会で学会発表しました(舩戸修一)

農山漁村についての研究者で構成される「日本村落研究学会」では、毎年、地方で大会を開催しています。この大会では、学会員による研究発表やシンポジウムなどが行われます。

今年の第66回大会は、昨年10月27~28日(土~日)、宮崎県西臼杵郡高千穂町で開催されました。

舩戸ゼミでは、昨年に引き続き大会に参加し、2年生の中野七海さんと3年生の鈴木晴香さんが「『他出子』本人の帰郷意識の揺らぎ―浜松市天竜区佐久間町を事例として―」というタイトルで、天竜区佐久間町の集落調査の結果について学会発表しました。

発表内容は、現在、ゼミで取り組んでいる浜松市天竜区佐久間町のある集落から転出した子ども――これを「他出子」と言います――の帰郷意志をめぐる調査結果です。昨年度の調査では、集落に居住する親たちは「他出子」に帰郷意志の有無については尋ねることはほとんどなく、他出子も帰郷については親たちに伝えていないことも分かりました。今年度の調査では、他出子が帰郷意志の有無にかかわらず、親たちにその意志を伝えにくい理由があることを他出子本人への聞き取り調査から分かってきました。

今回の学会大会では、村落研究者から質問をいただき、活発な議論ができました。

今後も、このような学会大会においてゼミ活動で得られた知見を発表していきたいと考えています。

舩戸ゼミが「第12回社会調査インターカレッジ発表会」に参加しました(舩戸修一)

東海地方の社会学研究者で構成される「東海社会学会」では、毎年「社会調査インターカレッジ発表会」を開催しています。この発表会は、大学の授業やゼミで社会調査を実施した学生による調査発表会です。

今回の「第12回社会調査インターカレッジ発表会」は、10月20日(土)に愛知県立大学長久手キャンパスで開催され、本学のほか、名古屋大学・名古屋市立大学・愛知大学など、8つの大学が参加しました。

 この発表会に舩戸ゼミが参加し、2年生の中野七海さんと3年生の鈴木晴香さんが「中山間地域における「他出子」本人の意識:浜松市天竜区佐久間町の調査から」というタイトルで、現在、舩戸ゼミで取り組んでいる浜松の中山間地域である佐久間町のある集落についての調査結果を発表しました。

発表では、集落の年齢構成だけで集落の存続性を考える「限界集落」論を批判したうえで、この集落から転出した子ども――「他出子」――の数・居住場所・実家への帰省頻度・帰省目的などを示し、将来的に集落に帰郷する他出子の存在を指摘することによって、集落の人間関係からその存続可能性を考える必要性を主張しました。

一方で、将来的な実家への居住意志(帰郷意志)の有無にかかわらず、他出子が集落に居住する親たちに、その意思を直接伝えることが難しい事情があることも示し、このような帰郷をめぐる親と他出子とのコミュニケーションのあり方が課題であることも主張しました。

 舩戸ゼミでは、今後も浜松の中山間地域についての調査や地域づくりの実践を重ね、来年度の発表会においても報告したいと考えています。

 

 

舩戸ゼミが「第12回社会調査インターカレッジ発表会」 ならびに「第66回日本村落研究学会大会」において発表します(舩戸修一)

東海地方の社会学研究者で構成される「東海社会学会」では、毎年、「社会調査インターカレッジ発表会」を開催しています。
これは、大学の授業やゼミで社会調査を実施した学生による調査発表会です。

今回の「第12回社会調査インターカレッジ発表会」は、10月20日(土)に愛知県立大学長久手キャンパスで開催され、本学も含め名古屋大学・名古屋市立大学・中京大学など8大学が参加します。

この発表会に昨年度に引き続き、舩戸ゼミが参加し、「中山間地域における『他出子』本人の意識:浜松市天竜区佐久間町の調査から」というタイトルで、現在、ゼミで取り組んでいる浜松の中山間地域の集落調査の結果について発表します。

発表日時:10月20日(土)14時30分~16時35分
発表場所:愛知県立大学長久手キャンパス 学術文化交流センター 多目的ホール

また、農山漁村についての研究者で構成される「日本村落研究学会」では、毎年、地方で大会を開催し、学会員による研究発表やシンポジウムなどを行っています。

今年の「第66回日本村落研究学会大会」は、10月27~28日(土~日)、宮崎県西臼杵郡高千穂町で開催されます。

この大会に昨年度に引き続き、舩戸ゼミが参加し、「『他出子』本人の帰郷意識の揺らぎ:浜松市天竜区佐久間町を事例として」というタイトルで、現在、ゼミで取り組んでいる浜松の中山間地域の集落調査の結果について学会発表します。

発表日時:10月27日(土)9時~12時
発表場所:宮崎県高千穂町役場

上記の2つの発表では、浜松市佐久間町のある山村集落から転出した子ども――「他出子」と言います――の帰省頻度・目的や帰郷意志など故郷との関わりやその実態を説明します。
さらに、このような調査結果を踏まえ、「他出子」による中山間地域における集落維持の可能性と課題について説明します。

昨年度の「社会調査インターカレッジ発表会」での発表の様子

昨年度の「日本村落研究学会」での学会発表の様子

舩戸ゼミを中心に「浜松・中山間地域づくり学生インターン」に取り組んでいます(舩戸修一)

 8月28日(火)から9月10日(月)にかけて、浜松市天竜区佐久間町浦川地区において「浜松・中山間地域づくり学生インターン」を私と文化政策学科の学生4人(3年生の鈴木晴香さん、2年生の中野七海さん、1年生の西田あいらさん、平野瞳さん)、の計5人で取り組んでいます。

 今年の活動は、浦川地区の上市場(かみいちば)集落の集会所に約2週間泊まりながら、柏古瀬(かしわごせ)、島中(しまなか)、河内(こうち)の3つの山村集落で調査を行いました。
2015年の「国勢調査」によると、柏古瀬は人口総数194 人・世帯総数98 世帯、島中は人口総数75 人・世帯総数34 世帯、河内は人口総数65 人・世帯総数26 世帯の山村集落です。

 調査内容は、中山間地域での生活や暮らし、農林業の現状、各家の家族構成などです。
後日現地で開催する調査報告会において、その調査結果をもとに中山間地域の集落存続のための方策を発表する予定です。

 今回の活動では、佐久間町のNPO「がんばらまいか佐久間」とともにソバの種蒔きなどの農作業も行い、また地域住民との交流会なども開催し、中山間地域の方々と交流を深めました。

今回の活動については、8月29日(水)の『静岡新聞』の朝刊で紹介されました。

佐久間町浦川地区の2集落で聞き取り調査をしました(舩戸修一)

 舩戸ゼミでは、6月、浜松市天竜区佐久間町浦川地区の「地八集落(5世帯)」と「和山間集落(2世帯)」の聞き取り調査をしました。
この2集落は、標高450m前後に位置する山間集落で、佐久間町の自治会の中で最も世帯数が少ない集落です。

 今回の調査では、地八集落の全世帯の方々、和山間集落では自治会長さんからお話をお聞きしました。
具体的には、中山間地域での生活や暮らしについて伺った後、世帯毎に、現在集落から離れて居住されている子ども・孫・ひ孫についてお聞きしました。
このような地縁者・血縁者の人数・居住場所・実家への支援内容・帰省頻度などは、今後、実家だけでなく、集落を維持していくためにも必要なデータです。

 今回の調査は、実家の方々への聞き取りでしたが、今後、集落から離れて居住されている子ども・孫の意識や考えを把握するためにも、これらの方々へのアンケート調査を実施したいと考えています。

 今後は、この結果を現地で開催する調査報告会で発表し、集落住民の方々と一緒に、将来的に集落を残していくための実践活動をしていきたいと考えています。

 今回の地八集落での聞き取り調査については、6月5日(火)の『静岡新聞』の朝刊で紹介されました。

「地八集落」での聞き取り調査(6月3日)

「和山間集落」での聞き取り調査(6月10日)

今年度の「浜松・中山間地域づくり学生インターン」への参加者を募集します

現在、浜松市の中山間地域では、人口流出、農林業の担い手不足、耕作放棄地の増加など、様々な問題を抱えています。このような地域に、大学生が長期間滞在し、聞き取りやアンケートなどの調査を通して、地域の人たちの声に耳を傾け、そのデータをもとに中山間地域の課題解決策を考えるインターン活動を行います。

【時期】
2018年8月27日(月)~9月10日(月)

【場所】
浜松市天竜区佐久間町浦川地区

【内容】
佐久間町浦川地区の幾つかの集落への聞き取り調査やアンケート調査を行い、集落の現状や課題などを把握したうえで、実家に通う子どもや孫などの集落出身者の実態を明らかにすることによって、将来的に集落を維持していくための地域づくりを構想します。
調査結果については、インターン活動の最終日に現地で開催する現地報告会において発表し、地域の人たちとともに今後の中山間地域づくりの方向性を考えます。また、後日、インターン活動についての報告書(400字×40枚以上)を提出してもらいます。

【参加条件と人数】
全日程参加できる本学の学生6名(応募者多数の場合、後日提出するエントリーシートの内容を見て参加者を選定します)

【参加費】
1万円(食事代など)

【参加申込みについて】
このインターンについての説明会を以下の日時と場所で開催します。なお、この会に出席しないと、このインターンには、参加できません。

日時:6月29日(金)12時15分~12時55分 場所:舩戸研究室(北棟8階の804)

昨年の活動については、以下の大学HPや文化政策学科のブログを参考にしてください。

2017年大学HP「文化政策学科の学生が『浜松・中山間地域づくり学生インターン』に取り組んでいます」
https://www.suac.ac.jp/news/topics/2017/01370/

お問い合わせは、静岡文化芸術大学・地域連携室ならびに文化政策学科教員・舩戸まで。

昨年の「浜松・中山間地域づくり学生インターン」の様子

今年も佐久間地域でフィールドワークをします(舩戸修一)

今年度も舩戸ゼミは、浜松市の中山間地域である天竜区佐久間町でフィールドワークをします。
静岡県西北に位置する、佐久間町は、1956(昭和31)年、磐田郡浦川町・佐久間村・山香村・城西村の合併(昭和の大合併)によって誕生しました。
168.53km²の広大な面積をもつ佐久間町の大部分は山地が占め、近年、急激な人口減少によって存続が危ぶまれている集落が点在します。

このような佐久間町において、2015年度は、同町の山香地区と城西地区、2016年度は、同町の佐久間地区を調査しましたが、昨年度から3年かけて浦川地区(「昭和の大合併」の前は磐田郡浦川町でした)の調査に取り組んでいます。
また、今年度は、昨年度調査した佐久間地区の集落だけでなく、浦川地地区の2集落について調査も行う予定です。

この調査では、世帯毎に、現在の家族構成について聞き取りすることによって、集落を出た子ども・孫・ひ孫がどれくらい存在し、どこに住み、どれくらい実家に通い、どのような支援を行っているかを明らかにし、集落維持のための方策を考えます。
この調査結果は、それぞれの現地で調査報告会を開催し、その結果を住民の方々の前で発表し、地域住民の方々と今後の地域づくりを考えたいと思います。

今年度の調査を開始するにあたり、4月13日(金)の午後、佐久間歴史と民話の郷会館において開催された、佐久間地区自治会連合会の総会において、自治会長の皆さんに調査についての概要を説明し、調査へのご協力をお願いしました。
調査は、6月3日(日)から始まります。

佐久間町自治会連合会の総会における今年度の佐久間調査についての説明

舩戸ゼミの学生が2つの「ビジネスプランコンテスト」で受賞しました(舩戸修一)

 学生の活動を支援する、一般社団法人学生サポートセンターでは、毎年、「学生ビジネスコンテスト」を開催しています。

その団体が主催する「平成29年度学生ビジネスコンテスト」において、120件を超えるビジネスプランの応募の中から、地域連携実践演習である「引佐耕作隊」が「努力賞」を受賞しました。

受賞プラン名は「耕作放棄地再生プロジェクト-『引佐耕作隊』による浜松久留女木・棚田米の商品化-」です。

 今回の「学生ビジネスコンテスト」の結果は、以下の通りです。

http://www.gakusei-sc.or.jp/pdf/29bis.pdf

さらに、静岡市の公的ビジネス支援機関である「SOHOしずおか」と「B-nest 静岡市産学交流センター」が主催する「第16回SOHOしずおかビジネスプランコンテスト」の最終審査会においては、「静岡新聞社賞」を受賞しました。

受賞プラン名は、「棚田米の販売による環境保全ビジネスの確立-浜松 久留女木の棚田を事例に-」です。

http://shizuoka-bizcon.com/archives/2017_student.html#TAB

 この発表プレゼンテーションの様子は、以下の動画から閲覧することができます。

 そもそも棚田は、傾斜がきつく、また面積も小さい水田のため、耕作が放棄されがちです。耕作が放棄されると、美しい景観の維持や生物多様性の保全が難しくなります。

 浜松市北区引佐町には「日本の棚田百選」に選ばれ、昨年のNHK大河ドラマ『おんな城主 直虎』のロケ地にもなった「久留女木の棚田」があります。しかし、昨今、耕作放棄地が増えています。

そこで、今回の2つのビジネスプランコンテストでは、この「久留女木の棚田」においてお米を栽培・収穫するだけでなく、それを「久留女木 棚田の恵」として商品化し、その販売を通じて棚田米のビジネスモデルを構築するプランを発表しました。

 今回、2つのビジネスプランの発表は、「引佐耕作隊」を代表して舩戸ゼミの鈴木晴香さんが行いました。

 今後も、舩戸ゼミでは、浜松の中山間地域についての調査を深めながら、地域づくりの実践活動も行っていきたいと考えています。

一般財団法人学生サポートセンター主催の「平成29年度 学生ビジネスプランコンテスト」の表彰式

「SOHOしずおか」「B-nest 静岡市産学交流センター」主催の「第16回SOHOしずおかビジネスプランコンテスト」最終審査会