舩戸ゼミが「第12回社会調査インターカレッジ発表会」に参加しました(舩戸修一)

東海地方の社会学研究者で構成される「東海社会学会」では、毎年「社会調査インターカレッジ発表会」を開催しています。この発表会は、大学の授業やゼミで社会調査を実施した学生による調査発表会です。

今回の「第12回社会調査インターカレッジ発表会」は、10月20日(土)に愛知県立大学長久手キャンパスで開催され、本学のほか、名古屋大学・名古屋市立大学・愛知大学など、8つの大学が参加しました。

 この発表会に舩戸ゼミが参加し、2年生の中野七海さんと3年生の鈴木晴香さんが「中山間地域における「他出子」本人の意識:浜松市天竜区佐久間町の調査から」というタイトルで、現在、舩戸ゼミで取り組んでいる浜松の中山間地域である佐久間町のある集落についての調査結果を発表しました。

発表では、集落の年齢構成だけで集落の存続性を考える「限界集落」論を批判したうえで、この集落から転出した子ども――「他出子」――の数・居住場所・実家への帰省頻度・帰省目的などを示し、将来的に集落に帰郷する他出子の存在を指摘することによって、集落の人間関係からその存続可能性を考える必要性を主張しました。

一方で、将来的な実家への居住意志(帰郷意志)の有無にかかわらず、他出子が集落に居住する親たちに、その意思を直接伝えることが難しい事情があることも示し、このような帰郷をめぐる親と他出子とのコミュニケーションのあり方が課題であることも主張しました。

 舩戸ゼミでは、今後も浜松の中山間地域についての調査や地域づくりの実践を重ね、来年度の発表会においても報告したいと考えています。