舩戸ゼミの学生が「第29回 ヤンマー学生懸賞論文」において 全国2位の「優秀特別賞」を受賞しました(舩戸修一)

農業機械開発・製造などを手掛けるヤンマーアグリ(大阪市)主催の「第29回ヤンマー学生懸賞論文・作文」において、舩戸ゼミの鈴木晴香さん(3年生)、中野七海さん(2年生)が執筆した論文「農の『多面的機能』を内部経済化する価値創造モデルの提示-浜松市北区引佐町『久留女木の棚田』における『引佐耕作隊』の事例から-」が全国2位の「特別優秀賞」を受賞しました。

地域連携実践演習である「引佐耕作隊」では、浜松市北区引佐町の「久留女木の棚田」において、①学生主体による栽培から収穫までの米作り、②デザインによるお米の商品化と販売、③その販売による活動資金の確保、を実践してきました。
この論文では、これら活動内容や棚田の地権者への質問紙調査を踏まえ、①市場で取引されない「棚田の多面的機能(=環境保全的価値や文化的価値の維持機能)」をいかにして商品化するか、②それをいかにして「デザイン」によって商品化するか、を提案としてまとめました。
昨年度のお米「久留女木 棚田の恵」のパッケージは「棚田の多面的機能」の代表例を5つあげ、それぞれデザインで表現するというものでした。今年度は、そのうち4つに絞り、「缶」を使って新たなデザインで表現しました。

毎年、「ヤンマー学生懸賞論文」では、農業大学校や大学の農学部など農業の専門機関に所属する学生が数多く受賞し、受賞者の中には実際就農する学生も多々います。
このような中で農業についての専門的授業を受講していない本学学生が受賞したことを考えると、棚田での米作りを「生産性」や「経済性」ではなく、「デザイン」や「文化」として捉える視点も求められていると思われます。

「第29回 ヤンマー学生懸賞論文」の結果は、以下の通りです。

https://www.yanmar.com/jp/agri/agrilife/prize/winners.html

今後も舩戸ゼミでは、浜松の中山間地域における実践活動を深めながら、それを論文としてまとめ、発表していきたいと考えています。

昨年度のお米「久留女木 棚田の恵」のパッケージ

今年度のお米「久留女木 棚田の恵」のパッケージ

鈴木晴香さん(3年生) 中野七海さん(2年生)が出席した「第29回 ヤンマー学生懸賞論文」入選発表会(2月1日)