舩戸ゼミが「愛知大学三遠南信地域連携研究センター」主催の 「越境地域政策研究フォーラム」で発表しました(舩戸修一)

 「三遠南信地域(愛知県東三河・静岡県遠州・長野県南信州)」についての研究拠点である「愛知大学三遠南信地域連携研究センター」では、毎年、越境地域政策研究フォーラムを開催しています。

今年のフォーラムは、2月10日(土)、愛知大学豊橋校舎で開催されました。

 今年のフォーラムでは、5つの分科会が開かれ、その1つの分科会「越境地域と人材育成」において、舩戸ゼミの学生(鈴木晴香さん、中野七海さん)が「中山間地域の集落を出た子どもたちの意識:舩戸ゼミによる浜松市天竜区佐久間町の調査から」というタイトルで発表しました。

 発表内容は、昨年から舩戸ゼミで取り組んでいる天竜区佐久間町のある集落の調査結果です。実家に居住している親世代は、自分の子どもたちは将来的に帰郷しないと考えている一方で、その帰郷意志の有無については確認していません。そこで親世代の方々の協力のもと、集落から転出した子どもたちへアンケート調査を行うと、実家あるいは佐久間町にいずれ帰郷することを考えている子どもたちが少なからずいることが分かりました。

 このような実家を離れて住んでいる子ども――「他出子」と呼びます――が、実家に通いつつ生活支援を行っているならば、人口が減少してもそう簡単に集落は消滅しません。今回のフォーラムでは、このような他出子と実家の関係を活かすことによって中山間地域の集落を残していくための方策についても発表しました。

 今後も、このような形で、ゼミ活動で得られた知見を公表し、浜松の中山間地域づくりに貢献していきたいと考えています。

今回のフォーラムについては、以下のページを参照してください。

http://www.aichi-u.ac.jp/san-en/info/593

佐久間町佐久間地区の2集落で2回目の調査報告会を開催しました(舩戸修一)

 舩戸ゼミでは、昨年5月から7月にかけて、浜松市天竜区佐久間町の「下平集落(18世帯)」と「羽ケ庄集落(9世帯)」において、集落から転出した子ども・孫の実態について調査し、その結果を7月23日(日)、それぞれの集落の集会所において地域住民の方々の前で報告しました。
 その際、地域住民の方々から許可をもらい、8月から9月にかけて、集落から転出した子ども・孫を対象としたアンケート調査を実施しました。
 このアンケート調査の結果を、それぞれの集落の集会所で12月3日(日)、2回目の調査報告会を開催し、地域住民の方々の前で報告しました。
 今回の調査では、集落から転出した子ども・孫(中学生以上)を対象にして、いずれ親の実家に戻って来て居住する意志――「帰郷意志」――の有無を尋ねました。ほとんどの実家の親は「子どもは将来的に実家には戻ってこない」と話しているにもかかわらず、実家の親は、子どもにその意志を確認すべく、直接尋ねることをしていません。そこで、このようなアンケートを実施し、子ども本人の意志を探ろうとするのが、この調査の狙いです。
 今回の調査によって、2つの集落とも、実家への帰郷意思を有している子どもたちが少なからずおり、実家でなくても、佐久間町への将来的な居住を考えている子どもも存在することも分かりました。また、このような帰郷意志を実家の親には全く伝えていないと回答する子どもたちも多数存在することも分かりました。以上のように、帰郷をめぐって親世代と子ども世代には意思疎通がうまくいっていないと思われます。
 さらに、帰郷意思の有無にかかわらず、実家への帰省頻度を増やすことができると回答する子どもが半分以上いました。ただ、転出した子どもたちは、実家とのつながりが強いものの、隣近所も含めた集落の人たちとの接点を持っておらず、その人間関係は薄いと思われます。このような子どもたちが、集落の人たちとの関わりをさらに持つようになれば、佐久間町への帰郷意志を有する子どもが増えるかもしれません。
 次年度の舩戸ゼミでは、転出していった子どもや孫が佐久間町への帰郷意志を醸成させていくためにも、集落の共同作業(草刈りや防災訓練など)や祭りの際に、このような子どもや孫を集落に呼び寄せる仕掛けづくりに取り組みたいと考えています。
なお、今回の調査報告会の前には、下平集落ならびに羽ケ庄集落の防災訓練に参加しました。舩戸ゼミでは、一緒に汗を流すことは、地域住民の方々との信頼関係を構築し、ともに地域づくりを進めていくうえで必要だと考えています。

2回目の調査報告会の前に参加した「羽ケ庄集落」での「防災訓練」(12月3日)


「羽ケ庄集落」での2回目の調査報告会(12月3日) 「下平集落」での2回目の調査報告会(12月3日)

ゼミ活動報告(森山ゼミ)

後期の森山ゼミでは、身近な企業の研究をしようということで話し合った結果、浜松市民に愛されるドラックストアである杏林堂薬局の研究を行いました。

はじめに、杏林堂人事部人財採用教育課長の木下様にお話を伺ったところ、杏林堂がより成長するためには私たち大学生世代に向けた施策を強化する必要があると考えたため、「学生にとって理想的なドラッグストアとはどのようかものか」について調査を行いました。

調査内容は、下記の通りです。

◆店舗見学(ファミリー向けの郊外型店舗である新津店と通勤通学者向けの都市型店舗であるエキマチ店に行き、店舗の違いや特徴を調査しました)

◆文化政策学科男女学生数名に理想のドラッグストアについて聞き取り調査(アンケート調査の評価項目選定のため、大学生のドラッグストアの利用実態や期待を把握)

◆アンケート調査(男女大学生約100名のドラッグストアに対する満足度を調査、学生にとって効果的なプロモーション方法等も探る)

これらの調査分析を行い、1月24日(水)に木下様へプレゼンテーションを行いました。
鋭い質問や、私たちでは気付かなかった視点でのご意見を頂き、大変有意義な時間となりました。

私たちのプレゼンテーション資料は杏林堂さんの社内で回覧されると仰っていたので、私たちの研究が、大学生にとってより理想的な店舗づくりへの助けになると良いなと考えています。
まだまだ力不足な点も実感できたので今後の研究に生かして行きたいと思っています。

(文章:3年 佐野杏佳)

舩戸ゼミが「日本村落研究学会」の大会で発表しました。

農山漁村についての研究者で構成される「日本村落研究学会」では、毎年、地方で大会を開催しています。

この大会では、学会員による研究発表やシンポジウムなどが行われます。
 今年の大会は、11月12・13日(土・日)、浜松市天竜区春野町で開催されました。
この大会のシンポジウムにおいて、舩戸ゼミの学生2名が発表しました。

 1年生の中野七海さんが「『他出子』による中山間地域における集落の維持可能性:浜松市天竜区佐久間町の事例から」というタイトルで、今年度、舩戸ゼミで取り組んできた聞き取りならびに質問紙調査とその結果を発表しました。発表では、集落の年齢構成だけで集落の存続性を考える「限界集落」論を批判したうえで、集落を越えた家族関係を示し、かつ将来的に集落に戻ってくる子どもの存在だけでなく、将来的に実家に戻ってくるという帰郷意志を示す子どもたちの意識を明らかにすることによって、人間関係(家族関係)から集落の存続可能性が高いことを述べました。

 2年生の鈴木晴香さんが「中山間地域における耕作放棄地についてのアクション・リサーチとそれに伴う実践:浜松市引佐町久留女木の棚田の事例から」というタイトルで、浜松市北区引佐町の久留女木の棚田耕作放棄地再生プロジェクト「引佐耕作隊」の活動内容を踏まえて、地元で実施した調査活動とその結果を発表しました。発表では、大学生が米作りを行うことへの棚田の地権者からの評価や考えを明らかにするとともに、その地権者たちの間では「耕作放棄地の増加は問題である」とする意見が多い一方で「耕作放棄地のままで良い」という意見も多いという興味深い結果が出たことも報告しました。

このシンポジウムでは、村落研究者から質問をいただき、活発な議論ができました。
次年度の学会大会においても、今後のゼミ活動で得られた知見を発表していきたいと考えています。

発表する1年生の様子

 

 

発表する2年生の様子

 

 

舩戸ゼミが「三遠南信サミット」で発表しました(舩戸修一)

 今年で25回目を迎える「三遠南信サミット」が10月30日(月)にアクトシティ浜松で開催されました。
このサミットは、三遠南信地域(愛知県の東三河地域、静岡県の遠州地域、長野県の南信州地域)を一体的に振興するための会議です。

 今年の「三遠南信サミット2017遠州」の分科会(「山・住」分科会)において、舩戸ゼミが参加し、1年生の中野七海さんが「浜松の中山間地域における集落を維持するために:舩戸ゼミの調査活動から」というタイトルで発表しました。

 発表では、集落の年齢構成だけで集落の存続性を考える「限界集落」論を批判したうえで、具体的にゼミで調査した佐久間町のある集落のデータ、すなわち集落を越えて足繁く実家に通う子どもたちの総数・居住場所・帰省頻度を示すことによって、集落における人間関係(家族関係)からその存続可能性を判断すべきであると主張しました。

 会場には、長野県の中山間地域を有する自治体の首長も参加しており、これらの方々からも感想をいただきました。
また、会場では、これまでのゼミ活動をまとめたパネルを設置し、来場者に見ていただきました。

 今回のサミットのような一般市民が公聴できるような場において、今後も大学のゼミ活動で得られた知見を発表し、中山間地域づくりに貢献できるよう努力していきたいと考えています。

発表会場・発表の様子

 

発表・パネル展示の様子

 

舩戸ゼミが「第11回社会調査インターカレッジ発表会」に参加しました(舩戸修一)

東海地方の社会学研究者で構成される「東海社会学会」では、毎年「社会調査インターカレッジ発表会」を開催しています。この発表会は、大学の授業やゼミで社会調査を実施した学生による調査発表会です。

今回の「第11回社会調査インターカレッジ発表会」は、10月21日(土)に愛知大学豊橋キャンパスで開催され、本学のほか、名古屋大学、愛知県立大学、名古屋市立大学、愛知大学など、9つの大学が参加しました。

この発表会に舩戸ゼミが参加し、1年生の中野七海さんが「『他出子』による中山間地域における集落の維持可能性:浜松市天竜区佐久間町の事例から」というタイトルで、今年度、舩戸ゼミで取り組んできた調査活動とその結果を発表しました。発表では、集落の年齢構成だけで集落の存続性を考える「限界集落」論を批判したうえで、集落を越えた家族関係を示し、かつ将来的に集落に戻ってくる子どもの存在を指摘することによって、集落の人間関係からその存続可能性を考える必要性を主張しました。

さらに、2年生の鈴木晴香さんが「中山間地域における耕作放棄地についてのアクション・リサーチとそれに伴う実践:浜松市引佐町久留女木の棚田の事例から」というタイトルで、浜松市北区引佐町の久留女木の棚田耕作放棄地再生プロジェクト「引佐耕作隊」の活動内容を踏まえて、地元で実施した調査活動とその結果を発表しました。発表では、大学生が米作りを行うことへの棚田の地権者からの評価や考えを明らかにするとともに、その地権者たちの間では「耕作放棄地の増加は問題である」とする意見が多い一方で「耕作放棄地のままで良い」という意見も多いという興味深い結果が出たことも報告しました。今後は、聞き取り調査も実施して、この点を明らかにしていきたいと考えています。

舩戸ゼミでは、今後も浜松の中山間地域についての調査や地域づくりの実践を重ね、来年度の発表会においても報告したいと考えています。

発表する1年生

発表する2年生

舩戸ゼミを中心に「浜松・中山間地域づくり学生インターン」に取り組んでいます(舩戸修一)

 今年も、9月5日(火)から9月18日(月)にかけて、浜松市天竜区佐久間町において「浜松・中山間地域づくり学生インターン」を私と文化政策学科の学生2人(2年生の鈴木晴香さん、1年生の中野七海さん、成田恭輔君)、そして国際文化学科の2年生1人の計5人で取り組みました。
この活動は、浜松市が本学に委託した事業「地域づくりインターンモデル事業」の一環として行われています。

 9月5日から18日まで、文化政策学科の舩戸ゼミを中心に学生5名で、浜松の中山間地域である天竜区佐久間町浦川地区でインターン活動を行いました。
この活動では、佐久間町浦川地区に住む方々の生活や暮らし、農林業の現状、各家の家族構成などについて調査し、その結果をもとに中山間地域の集落存続のための方策を現地で開催する調査報告会において発表します。

 この活動については、9月6日(水)の『静岡新聞』の朝刊で紹介されました。
今年の活動では、浦川地区の上市場(かみいちば)集落の集会所に約2週間泊まり込み、上市場、小田敷(こだしき)、出馬(いずんま)、地八(じはち)、神妻(かずま)、沢上(さわがみ)の6つの集落で調査を行い、それぞれの集落で調査報告会を開催する予定です。

 今回の調査では、世帯毎に、集落を出た子ども・孫について調べたところ、上市場集落(現在126名)の子ども・孫・ひ孫は216名、小田敷集落(現在15名)では45名おり、前者の集落では子どもの約半分が、後者の集落では子どもの約8割が、静岡県西部地域や愛知県東三河地域など車で片道2時間以内のところに住んでいることが分かりました。

 また、上市場集落では子どもの約7割は、年に最低1回は実家に通い、小田敷集落では実家に通わない子どもはおらず、月1回以上実家に通っている子どもは5割弱いることも分かりました。

 今後は、集落維持のために、このような集落を出た子どもや孫が実家に頻繁に通い、また集落の共同作業や行事に積極的に参加することが求められます。

 9月18日までに、上市場、小田敷の2集落において調査報告会を行い、地元の方々の前で結果ならびに今後の地域づくりについて発表しました。
残りの4集落については、10月以降、現地で調査報告会を開催する予定です。
 今回の活動では、ソバの種蒔きなどの農作業に取り組み、また地域住民との交流会なども開催し、中山間地域と交流を深めました。

ゼミ旅行(四方田ゼミ)

四方田ゼミでは、あえて福井に行ってきました。

観光地として印象的だったのは東尋坊でした!のぞきこんだときの断崖絶壁の恐怖感。初めて日本海を見た学生も多かったです。意外に若い人が多かったです。「インスタ映え」をねらった若者がたくさんいたようです。

食事は、おろしそばが有名だと聞いていたので、そばをたくさん食べました。バスの中からもそばの白い花が見えました。あとお魚もおいしかったです!

あと永平寺にも行きました。曹洞宗の大本山です。東尋坊とはうってかわって年長の方が多かったです。その人たちからみれば「聖地」なのだと思いました。建物が廊下でつながっている個性的な構造になっていました。

ごはんもおいしく、温泉も快適で、交通の便も意外によく、福井はすてきな場所だと一同感じ入りました。

ゼミ旅行で金沢に行きました(森山ゼミ3年)

森山ゼミの3年生は、9月28、29日に金沢にゼミ旅行に行きました。

1日目は、近江町市場を訪問した後、ひがし茶屋街を散策しました。この日は気温が低く寒かったのですが、金沢に来たということで金箔ソフトクリームを食べました。(1個891円)。
金箔が1枚貼り付けられている、豪華なソフトクリームでした。
夜には、のどぐろなど、金沢のおいしい食事を楽しみました。
のどぐろは初めて食べるという人がほとんどで、脂が乗っていて、とてもおいしかったです。


2日目には、金沢21世紀美術館と兼六園に行きました。
金沢21世紀美術館ではずっと憧れだったレアンドロのスイミング・プールに行くことができました。このプールは、透明のガラスの上に水が張ってあり、ガラスの下は空間になっています。
上から見ても下から見ても不思議な光景で、プールの中に行くとまるで水の中にいるような気持ちになりました。
とても楽しくて、わくわくする時間でした。


金沢では充実した楽しい時間を過ごすことができました。
今回はメンバーの1人が体調不良で欠席してしまったので、今度は全員で出かけたいと思います。

(文章:3年大島瑠莉)

舩戸ゼミが浜松の中山間地域体感イベント「ザ・山フェス」で ゼミの活動成果を展示します(舩戸修一)

浜松市内の中山間地域体感イベント「ザ・山フェス」が、10月14-15日(14日は10時30分~16時、15日は10時~16時)、浜松市ギャラリーモール「ソラモ」で開催されます。

このイベントでは、天竜区水窪町で行われている「峠の国盗り綱引き合戦」の紹介、遠州天竜太鼓の演舞、引佐町で行われている「寺野のひよんどり」の公演など、浜松の中山間地域を体験できる様々な催しが予定されています。

中山間地域体感イベント「ザ・山フェス」紹介

17年「ザ・山フェス」のポスター

このイベントに、浜松の中山間地域を調査・研究してきた舩戸ゼミも参加し、これまでのゼミの活動成果をパネルにして展示します。すでにパネル展示は、今年のオープンキャンパス(8月5-6日)で実施しました。「ザ・山フェス」でも、このようなパネル展示を行い、来場者に説明をする予定です。

今年のオープンキャンパスでの舩戸ゼミの活動成果の展示

(有)カネタ太田園を訪問し、調査、インタビューしました(曽根ゼミ3年)

9月2日、曽根ゼミ(3年)は有限会社 カネタ太田園を訪問しました。代表の太田昌孝さんにお話を伺いました。
カネタ太田園は、昭和50(1975)年設立の天竜茶を生産・製造・卸・一般販売をしている企業です。静岡県浜松市天竜区に位置し、数多くの品評会で受賞されている高品質の天竜茶を栽培しています。茶畑は裏切らない、手をかけた分だけ恩返しをしてくれると、太田さんの農業への熱意をお聞きしました。

【インタビューの様子】

続きまして、茶畑の見学。品評会茶の「自然仕立て」の茶木は、年に一度だけ一芯二葉で丁寧に手摘みされます。また、ふかふかとやわらかい枯木の土壌を踏ませていただいたり、さわやかな空気の中で天竜の山奥からの美しい景色を一望したりと、生育環境の良さを体感しました。

【茶畑の様子】

今回伺った貴重なお話をもとに、11月12日に開催される日本学生経済ゼミナール大会での発表に向け、静岡県の茶業の研究を進めていきます。インタビューのご協力に感謝を申し上げます。ありがとうございました。

(文責:足立采希)

うなぎパイファクトリーに行ってきました (曽根ゼミ3年生)

東海地方も梅雨明けして本格的な夏が到来しつつあった7月下旬、曽根秀一ゼミは調査研究の一環として春華堂のうなぎパイファクトリーを訪問しました。静岡県浜松市西区大久保町、浜松駅から車で約25分のところにうなぎパイファクトリーはあります。
春華堂は創業130年を誇る企業、そして春華堂のうなぎパイは発売から50年以上のロングセラー商品であり、浜松を代表するお土産です。今回はファクトリーツアーに参加してコンシェルジュの方からうなぎパイの製造工程を分かりやすく説明していただきながら、工場を案内していただきました。仕込・仕上、焼き上げ、検品、梱包・箱詰めといった製造工程を見ていく中でうなぎパイのおいしさの秘訣やうなぎパイが職人の手によって1つ1つ丁寧に製造されていることが分かりました。
現在のうなぎパイの形状にたどり着くまでには数々の試作品とそれを生み出した人々の試行錯誤があることを知り、1つの製品を誕生させるには多くの失敗と努力が必要だと学びました。またうなぎパイファクトリー内はうなぎパイ、うなぎや生地をこねる棒などといったうなぎパイにまつわるものを使った見せ方が見られ、随所にうなぎパイが感じられる工夫がなされていました。
工場見学の終盤では、実際に職人の方にお話を伺う機会がありました。うなぎパイの売り上げや値上がりについてなどにお答えいただき、より経営の学びを深めることが出来ました。また工場見学終了後にはお土産を購入する機会があり、皆思い思いのお土産を手にしていました。
今回は3年生のゼミで初めて学外に出て調査研究を行いました。初めて故に多少の緊張などあったと思いますが、終わってみると非常に楽しく、かつ内容の濃いものになったのではないかと思います。ご協力いただいた春華堂の皆様、誠にありがとうございました。

(文責:杉山賢人)

佐久間町佐久間地区の2集落で調査報告会を開催しました(舩戸修一)

 舩戸ゼミでは、5月から7月にかけて、浜松市天竜区佐久間町の「下平集落(18世帯)」と「羽ケ庄集落(9世帯)」の調査を実施し、その結果を7月23日(日)、それぞれの集落の集会所において地域住民の方々の前で報告しました。
 今回の調査では、世帯毎に、集落を出た子ども・孫について調べたところ、子ども・孫は、下平集落(現在41名)では59名、羽ケ庄集落(現在17名)では32名も存在し、両集落とも、子どもの約3分の2は、静岡県西部地域や愛知県東三河地域など、車で片道2時間以内のところに住んでいることが分かりました。また、下平集落では子どもの約8割は、年に最低1回は実家に通い、羽ケ庄集落では子どもの約6割が月1回以上来ていることも分かりました。
 今後は、集落維持のために、このような集落を出た子どもや孫が実家に頻繁に通い、また集落の共同作業や行事に積極的に参加することが求められます。

【調査報告会の前に参加した「羽ケ庄集落」での共同作業である「盆道つくり」(7月23日)】

 このような集落を出た子どもや孫の故郷への考えや意識を調べるために、実家の親世代のご協力のもと、9月にアンケート調査を実施します。その結果についても、それぞれ集落において報告会を開催し、地域住民の方々の前で発表し、今後の地域づくりの方向性を考えていきます。下平集落での調査報告会については、7月25日(火)の『中日新聞』の朝刊で紹介されました。
なお、7月23日の調査報告会の前には、羽ケ庄集落の共同作業である「盆道つくり」(集落総出による草刈り作業)に参加しました(8月6日(日)の下平集落の「盆道つくり」にも参加しました)。舩戸ゼミでは、一緒に汗を流すことは、地域住民の方々との信頼関係を構築し、ともに地域づくりを進めていくうえで必要だと考えています。

「下平集落」での調査報告会・「羽ケ庄集落」での調査報告会(共に7月23日)

7月25日(火)中日新聞朝刊記事

今年度の佐久間調査が始まりました(舩戸修一)

 今年度の舩戸ゼミでは、浜松市天竜区佐久間町の調査をします。具体的な場所は、佐久間町の佐久間地区にある「下平集落(18世帯)」と「羽ケ庄集落(9世帯)」です。
 今回の調査では、世帯毎に、現在の家族構成について聞き取りすることによって、集落を出た子ども・孫・ひ孫がどれくらい存在し、どこに住み、どれくらい実家に通い、どのような支援を行っているかを明らかにします。このデータから今後の集落維持のための方策を考えます。
 まず、「下平集落」については、5月28日(日)、6月4日(日)、6月10日(土)の3日間をかけて現地の集会所で聞き取り調査を実施しました。
浜松市佐久間協働センターの職員の方々にも手伝っていただきながら、私とゼミ学生2人で、18世帯すべての聞き取りを行いました。

【「下平集落」での聞き取り調査の前(5月28日)】

 次に、「羽ケ庄集落」については、7月9日(日)に聞き取り調査を実施しました。この日は、羽ケ庄集落の集会所に全世帯集まっていただき、4つのグループに分けたうえで、それぞれグループ毎に質問し、9世帯すべての聞き取りを行いました。この調査では、一度に9世帯の聞き取りを行うため、ゼミ生だけでなく、他の学生や浜松市職員の方々にも手伝っていただきました。
 今回の調査によって、集落を出た子ども・孫・ひ孫の数、これらの人たちの居住場所や実家に通う頻度などが分かりました。
「羽ケ庄集落」での聞き取り調査については、7月11日(火)の『中日新聞』の朝刊で紹介されました。
 この調査結果については、7月23日(日)13時から下平集落の集会所で、同日16時から羽ケ庄集落の集会所で、地域住民の方々の前で発表する予定です。

(舩戸 修一)

【「下平集落」での聞き取り調査の後(5月28日)】

今年も佐久間地域でフィールドワークをします(舩戸修一)

 今年度の舩戸ゼミは、一昨年度・昨年度と引き続き、浜松市の中山間地域である天竜区佐久間町でフィールドワークをします。
そもそも静岡県西北に位置する、佐久間町は、1956(昭和31)年、磐田郡浦川町・佐久間村・山香村・城西村の合併(昭和の大合併)によって誕生しました。

 この年に、現在も水力発電を行っている「佐久間ダム」が建設されました。168.53km²の広大な面積をもつ佐久町の大部分は山地が占め、住居のほとんどは川沿いの山間部にあります。この地域では、近年、急激な人口減少によって存続が危ぶまれている集落が点在します。

 このような佐久間町において、一昨年度は、同町の山香地区と城西地区、昨年度は、同町の佐久間地区を調査しましたが、今年度から3年かけて浦川地区(「昭和の大合併」の前は磐田郡浦川町でした)を調査します。 

 また、今年度は、昨年度調査した佐久間地区にある「下平集落(18世帯)」と「羽ケ庄集落(9世帯)」について、さらに詳しい調査を行う予定です。具体的には、世帯毎に、現在の家族構成について聞き取りすることによって、集落を出た子ども・孫・ひ孫がどれくらい存在し、どこに住み、どれくらい実家に通い、どのような支援を行っているかを把握することによって、集落維持のための方策を考えます。この調査結果は、それぞれの集落の集会所で現地報告会を開催し、住民の方々の前で発表する予定です。

 今年度の調査を開始するにあたり、4月14日(金)の午後、佐久間歴史と民話の郷会館において開催された、佐久間地区自治会連合会の総会において、自治会長の皆さんに調査についての概要を説明し、調査へのご協力をお願いしました。調査は、5月28日(日)から始まります。

(舩戸 修一)

【佐久間地区自治会連合会の総会における今年度の佐久間調査についての説明】