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学生からのメッセージ

高橋 茜 さん

語学力を高め、教育分野で国際協力。
それが私の目標です。

高橋 茜 さん国際文化学科 4年
長野県飯山北高等学校出身
模擬国連 会議室の一角でチームの皆さんとの画像

あなたの取り組みについて教えてください。

私が大学時代に一番力を入れたことは、「語学の勉強」です。その中でも模擬国連大会へ参加したことは、語学力向上の大きな機会となりました。
模擬国連大会には、外国人留学生と日本の大学生が参加し、教育・環境・食料の問題などの国際問題について英語で討論します。日本人大学生は、京都外国語大学や神戸市立外国語大学、筑波大学など、日本各地から100名以上が参加します。
私は大学時代に、「英語を使う場を多くする」ことを意識し、英語の勉強には特に力を入れていました。その努力が認められ、2年生では教授に推薦され模擬国連大会へ参加することができました。
この大会では、大学生一人が国連加盟国の1国代表者となり、地域・国際課題別のグループに分かれて議論をします。私は2年生ではアフリカにあるジブチ、3年生ではスーダンの代表として参加しました。

苦労した点について教えてください。

「国際問題について議論できる語学力の習得」です。この大会では、皆ネイティブのように英語を話す学生がほとんどでした。初めて参加した際、ほかの学生の英語力についていくことができず、納得のいく議論を交わすことができませんでした。この悔しさをばねに、次の大会に向けて英語の勉強に力を入れました。毎日海外ニュースを聞いてリスニング対策をしたり、TOEICや実用英語検定など資格の勉強をして筆記の練習をしたりしました。基礎的な英語の力をつけてからは、大会に向けてネイティブの教授と国際問題について英語で議論する練習を重ねました。その結果、3年生の時の大会では代表となったスーダンについての情報を英語でスムーズに伝え討論することができ、教育・環境問題について、多くの学生と積極的に意見を交わすことができました。プットは経験を積み重ねる事でうまくなっていくのでこれからも続けていきたいです。
模擬国連 屋外で旗を囲んで参加者全員の集合写真

取り組みを通じて得たものを教えてください。

「積極性」です。
初めて参加した時は、自ら議論に参加する姿勢が弱かったと感じます。それは英語力がまだ乏しかったことも理由の一つですが、私は自分の意見に自信がなく発言ができなかったのです。初めて参加した際、外国人留学生同士で開発途上国の教育問題について熱く討論している姿を見たとき、「私ももっと英語を話せるようになって、積極的に色々な人と議論するようになりたい」と強く思いました。それからは前述したように英語の勉強に力を入れたり、外国人と交流する場に積極的に参加するよう努力しました。
英語力をつけ自信をつけて臨んだ3年生の時の大会では、積極的に多くの人に話しかけ、納得のいく議論をすることができました。
インド・元ストリートチルドレンのための小学校にて笑顔の子ども達との写真
インド・元ストリートチルドレンのための小学校にて

将来の目標を教えてください。

英語力を活かし、国際協力に携わることが目標です。
国際協力の仕事をすることは高校生の時からの夢で、開発途上国の教育に関わりたいと思っています。そのため大学時代は、英語の学習とともに、開発途上国の現状や教育問題についても学習していました。また、教科書や文献からの情報だけでなく自分で途上国を訪れたいと思い、実際にインドとバングラデシュに滞在し学校を視察しました。
将来の夢のためにいくつか目標があります。一つ目は、英語の勉強をさらに続け英検1級を取得することです。2つ目は、外国人と話す場に積極的に参加し、話す力を付けることです。そして最後に国際協力に関する目標ですが、青年海外協力隊に挑戦したいと思います。
語学力をさらに高め、教育分野で国際協力に関わることが私の目標です。
注)学生の学年表記は取材時(2014年度)のものです。