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教員からのメッセージ

迫 秀樹 教授写真

測定したデータが新製品の
開発に活かされることもあります。

迫 秀樹 教授 デザイン学部 デザイン学科
デザインフィロソフィー領域
椅子に座った姿勢や動きの測定のためにセンサーをつけている被験者の画像

研究・取り組みの内容について教えてください。

人間の生理反応や心理反応を捉える計測技術を用いた製品評価手法について研究をしています。「使いやすい」や「楽に使える」などのキーワードをもとにその良さを人間の反応として捉え、視覚化していくというものです。企業と共同で研究することも多く、測定したデータが新製品の開発に活かされることもあります。
また、性差や年齢差などからくるユーザの差についても着目しています。例えば、椅子に座った姿勢や動きに関して男女の違いから検討する研究や、荷物を背負った状態の体動について背負い慣れているかどうかの違いから検討する研究をしています。

研究・取り組みについてのモットーを教えてください。

私の研究は、ほとんどが誰かに被験者(測定される人)をお願いします。被験者には電極を貼らせてもらったり、指示通りに動いてもらったりしなければいけません。そのとき、被験者が気持ちよく実験に参加してもらえるよう、実験の雰囲気作りを大事にしています。また、自分一人では測定することが難しいことも多いため、学生に助手をお願いすることもあります。研究は自分一人でできるものではなく、被験者や助手をしてくれる周囲の人たちの協力があってこそ成り立つのだということを常に肝に銘じるようにしています。
注)このインタビューは2014年度に行なったものです。
迫 秀樹 教授
●担当学科・授業
デザイン学科・生体機能論,人間工学など
●研究分野
人間工学
●主な経歴
九州芸術工科大学芸術工学研究科修了
倉敷市立短期大学助手
●著書
人間を科学する事典(共著)ほか
●論文・解説
The Effects of the load mass and load position on body sway in supporting a load on the back(共著)ほか