世界とつながる

Bangladeshバングラデシュ

Volunteer
稲川 望 INAGAWA Nozomi
4年生(在籍時の学年)
アッサラームアライクム!(こんにちは!)私は2018年3月から1年間バングラデシュに滞在し、NGO「エクマットラ」のインターンとして様々な活動に従事していました。

バングラデシュの首都ダッカにはストリートチルドレンと呼ばれる路上で暮らしている子供達がおり、その数は推定30万人程と言われています。そんな子供たちの救出保護・社会復帰を担うのがエクマットラでした。
当初は言語や慣習など、さまざまな壁にぶつかり、何度も体調を壊しました。しかしその中で現地の人々とのつながりができ始め、少しずつですが馴染んでいくことができました。

たくさんの方々から学びを得ましたが、私にとって最も大事なことを教えてくれた先生は、まぎれもなく元ストリードチルドレンの子供たちでした。子どもたちにとっては少しのメリットもない中、ベンガル語やバングラデシュのこと、そして彼らのことを真剣に教えてくれました。そんな彼らと接しているうちに、知識も経験もない私でも彼らに何か伝えられることはないか、と必死に考えるようになりました。目に見えた成果を残せたとはお世辞にも言えませんでしたが、そんな日々を過ごす中で、私なりに学んだことがありました。
それは「国際協力」とは真剣に人と向き合っていくことに尽きるのではないか、と考えるようになったことです。渡航前は国際協力という言葉に魅せられ壮大なイメージを抱いていましたが、実際に現場で行うことのほとんどは泥臭く、小さなことの積み重ねです。しかし、そんな世界だからこそ人と人との繋がりの尊さを肌で感じることができました。

現在は再び大学生活が始まり、SUACは学びとチャンスに溢れているとこれまで以上に感じている日々です。英語をはじめとする外国語教育、さらには教授の方々とのフレンドリーな関わり・学びに関しては随一の大学と感じています。そんなSUACが私は大好きです。それでは、アバールデカホベ!(また会いましょう!)
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