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China中華人民共和国

Abroad
板倉 花奈 ITAKURA Hanna
4年生(在籍時の学年)
2019年の夏休みの間に3週間ほど台湾語学研修に行き、その年の12月には4日間の「日中友好大学生訪中団」に参加しました。新型コロナウイルスが蔓延する直前だったのでどちらも対面で行くことができたのは幸運でした。在学中に多くの国に行きたいという希望から参加した語学研修でした。初めて習った中国語を使っての会話は緊張しましたが、言語以外にも現地の人々の生活や文化などを肌で感じることができ、良い経験となりました。

私が中国語に興味を持ったのは、今まで習ってきた英語とは異なる言語に挑戦してみたいという気持ちに加え、近年成長している印象のあった中国に対する興味から中国語を学ぶことにしました。

私は、ルビありで中国語が読めるようになった5ヶ月目に、国立台湾師範大学に中国語学研修に行きました。台北の桃園国際空港に降りた時、気温と湿度に日本との違いを感じました。語学研修は3週間という短い期間でしたが、毎日ネイティブな中国語に触れ、台湾方言と共通語の違いを知りながら過ごしました。授業は午前だけで、午後は日本語を学んでいる大学生との交流や文化体験の授業など、語学以外にも多くの方と交流する機会がありました。台湾で流行りの日本のものや美味しいかき氷屋さんなどを現地の学生と紹介しあう中で、自分の国を知っていることがコミュニケーションツールになるということを学びました。台湾の学生は、自国の歴史や現在の政治などに深い関心を持っていました。私もそれらを聞いて興味深く感じ、また私が日本について伝えられることが多いほど有意義な時間になっただろうと少し悔しく感じました。
12月に参加した訪中団では、首都北京のみの訪問でしたが、故宮博物院、人民大会堂、北京城市大学などを訪れました。特に北京城市大学では、台湾での反省を踏まえ、日本の若者に流行っている音楽などを調べておくことで、交流した北京の学生との会話がより盛り上がりました。また同行した他大学の日本人学生とは、住んでいる地域や専攻する分野によって様々な話ができ、現地の文化と加えてさらに広い視野を得ることができました。

この2つの海外経験を通して、現地に行かなければ感じたり、体験できないことが多くあり、実際に行くこと、挑戦する大切さを学びました。それ以降大学でも地域連携演習などにチャレンジし、挑戦したことで得た仲間との信頼は人生においても生かされるのではないかと思います。
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