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Abroad
太田 沙耶 OHTA Saya
2021年3月卒業

ボローニャ大学への1年間の留学経験(2018-2019)を通して

小学生の頃から、故郷の伊東市とイタリア・リエティ市との姉妹都市交流を通して、イタリアに興味を持つようになりました。そして、リエティの人たちとの交流を続けるうちに、伊東とリエティを繋ぐ存在になりたいという夢を抱きました。

SUACへ入学したのはイタリア語とイタリア文化を深く学びたいと思ったからです。大学2年生のとき、イタリア生活を体験して、もっとイタリアを理解したいと決意し、ボローニャ大学へ1年間留学しました。
ボローニャ大学では、付属の語学学校に通ってイタリア語の力を磨きながら、大学の美術史と建築史の講義を受けました。特に、教会の中で行われる講義科目は大好きで、イタリアだからこそ経験できる貴重な授業でした。イタリア語で進む授業についていくのはとても難しかったですが、イタリア人の友だちがいつも助けてくれて、おかげで楽しく授業を受けることができました。何度も繰り返される専門用語は回数を重ねるうちに覚えられるようになり、だんだん勉強することが楽しくなっていきました。図書館で遅くまで課題に取り組んでいたことも今ではよい思い出です。
大学卒業後は、東京にある、酒類の販売を営む会社に就職しました。ビジネスの上でイタリアとは縁があり、ミラノ支店を通じてイタリアの飲食店に日本酒を販売しています。現在は、東京の店舗で勤務し、お酒に関する知識を増やしています。販売業務に携わりながら、ワインの輸入に関する翻訳業務も定期的に担当しています。また、イタリア人の来客をアテンドする業務依頼もあります。仕事以外では、ボローニャ時代の友だちやリエティの大切な人たちとSNSを通して連絡を取り続けています。遠く離れていても、何かあると励ましのメッセージを送り合っていて、それが心の支えになっています。

​留学する前から、社会に出てからも仕事でイタリア語を使いたいと考えていました。就活中は難しいと思いましたが、考え方や夢を実現しようと取り組む姿勢で、道はいくらでも開けることが分かりました。やりたいことにトライすると、就職だけではなく、自身の成長につながって、価値観が大きく変わり、自分に自信がつきます。留学を考えている方には、恐れずに、ぜひ挑戦してもらいたいです。
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