ゼミ紹介

PICK UP SEMINAR 04

日本語、日本語教育について考える

佐野 由紀子 教授  研究分野:日本語学、日本語教育
上田 眞由 UEDA Mayu
3年生
このゼミには、主に日本語教員養成課程を履修している学生が多く在籍しています。日本語そのものや、日本語教育、外国にルーツを持つ日本語学習者についてなどを研究しています。授業では入門的な勉強をし、自分が興味を持った分野について研究していきます。ゼミ活動の一環としてグループに分かれて、半年に1度ほど実際に日本語教育に関わる近隣施設に行って、現場を調査したり、インタビューを行ったりします。アポイントを取るところから自分たちで行うため、主体的に行動することや協調性が求められます。

私は日本語教員養成課程を履修しながら、中学・高校の国語の教職課程、司書教諭課程を履修しています。さらにバレーボール部の副部長に就き、ホテルの受付とライブやイベントの運営のアルバイトも行っています。そのため非常に忙しい大学生活を送っていますが、多くのことをしている分、様々な人と出会い関われています。大学では自分から動くことが大切です。「自分が興味を持ったことは一度挑戦してみる」という考えで動くと自分が知らない世界、自分が知らない自分に出会うことができます。さらに、時間がある人は自分が興味を持っていないことも一度やってみるといいと思います。最初の一歩が重いかもしれませんが、新たな発見ができるはずです。新しい発見ができるかは自身の行動にかかっています。主体的に動くことが大学生活のカギになります。
佐野 由紀子 SANO Yukiko
佐野ゼミには、日本語教育に関心を持つ学生、日本語に関心を持つ学生が所属しており、ゼミでは主に、
  1.  日本語の分析
  2.  日本語教育に関する調査
  3.  卒業論文執筆に向けた研究発表
を行っています。

1については、様々な言語データから用例を検索することによって、自身が設定したテーマにもとづき日本語を分析します。参加者の興味によって、今後、方言調査なども行いたいと考えています。
2については、日本語教育に関わるNPO法人、外国人学校、企業、日本語学校などを訪問し、インタビュー調査を行います。地域の日本語教育の現状や課題を考えると共に、調査の手法を学びます。

卒業論文については、各自、日本語、日本語教育に関わるテーマを設定します。 参考までに、これまで私が指導した卒論論文の例は以下の通りです。
「方言に対する意識」「外来語の現状と未来」「日韓大学生の対人距離関する比較研究」「日本語と性差」「日中韓の謝罪表現」「多文化共生のための地域社会の取り組み」「若者言葉に見られる意味の拡張についての考察」「日本人移民のアイデンティティの変遷」「インドネシア人技能実習生の実態調査」など
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