ゼミ紹介

PICK UP SEMINAR 08
イタリア文化を知り、世界の文化を考える
武田 好 教授 研究分野:イタリア語、イタリア文化井上 一愛 INOUE Hime
4年生
4年生
イタリアゼミでは、それぞれが研究テーマに関連する文献を講読し、3、4年生合同の報告会を行って各自の研究を深めていきます。発表後は質疑応答の時間を持つので課題点が把握でき、研究テーマに対する新たな視点が得られます。イタリアのお菓子、年金改革、アグリツーリズム、都市計画をテーマとして取り上げています。これらのテーマは一見すると無関係にも思えますが、意外な共通点もあり、互いに良い刺激を与え合っています。
ゼミの学外活動としては、絵画や映画、オペラの鑑賞、食事会のほかに、イタリアに関するイベントのサポートやイタリア人のアテンドも行います。最近では、プッチーニ作曲のオペラ《トスカ》を鑑賞しました。鑑賞後は必ずレポートをまとめて意見を交わします。特にラストシーンのセリフ「スカルピアよ、神の御前で」の解釈について議論し、このオペラが持つ奥深さと面白さをより理解することができたように思います。
私はファシズム期イタリアにおける合理主義建築の変容について、建築家ジュゼッペ・テラーニの作品に着目して研究しています。建築家グループやテラーニの作品歴を年代を追って政治的背景とともに比較すると、建築と政治との関係に新たな発見があり、より興味深い論点となりました。 イタリアゼミではイタリアについての個人の感性を尊重し、それをもとにゼミ生で協働して学内、学外で多様な活動を行っています。

武田 好 TAKEDA Yoshimi
古代ローマの時代から16世紀中葉までヨーロッパ文化の中心的存在であったイタリアは、実に多様です。EUの主要国、観光立国、NATO加盟国であり、現在に至るまでその文化的影響力は計り知れません。また、過去一世紀にわたる移民送出国の経験を持つ移民受け入れ国でもあります。世界最多の世界遺産を有し、EFPによって日本との貿易量は増加傾向にあります。
ゼミでは基礎文献を深く読み込み、自分の意見を述べ、イタリア語文献を講読し、論文を書く力をつけていきます。オペラ観劇、イタリア映画鑑賞は恒例行事で、イタリア関連のイベントへ積極的に参加するほか、ゼミ合宿も企画されます。
本学との交換留学提携校であるボローニャ大学への留学や語学研修など、各自の研究計画に沿って「イタリア文化」との接触を図ってください。イタリアと日本の2つの視点からグローバリズムを問いつつ、「よく生きる」意味を考え、教養を身につける2年間をともに過ごしましょう。
ゼミでは基礎文献を深く読み込み、自分の意見を述べ、イタリア語文献を講読し、論文を書く力をつけていきます。オペラ観劇、イタリア映画鑑賞は恒例行事で、イタリア関連のイベントへ積極的に参加するほか、ゼミ合宿も企画されます。
本学との交換留学提携校であるボローニャ大学への留学や語学研修など、各自の研究計画に沿って「イタリア文化」との接触を図ってください。イタリアと日本の2つの視点からグローバリズムを問いつつ、「よく生きる」意味を考え、教養を身につける2年間をともに過ごしましょう。

