学校推薦型選抜 英語重点型公募制

英語公募制入学試験の魅力

SUACでは英語推薦入試という入学試験方式があります。英語のペーパーテストと、日本語と英語インタビューによって評価されます。この試験で入学した学生は英語と日本語のバイリンガルにとどまらず、韓国語、中国語、フランス語、イタリア語などといった言語を身につけ、マルチリンガルを目指します。学問について言えば、言語、文化、歴史などさまざまな観点から国際文化学を学んでいきます。

⻄家 由真 3年生

高校2年生の時のオーストラリア留学をきっかけに、多文化共生や環境問題にかかわる国際問題に関心を持つようになりました。帰国後、SDGsについて深く学べる大学はないかと調べていた際に、静岡文化芸術大学と英語推薦入試の存在を知りました。留学経験を生かして志望校に入ることができるなら良いなと思い、一般入試ではなく、英語推薦入試を受験することにしました。

英語推薦入試の受験生は、海外にバックグラウンドを持つ生徒や、英語が得意な生徒がほとんどですから、英語力のブラッシュアップを行う必要がありました。大変なことはもちろんありましたが、入学前に英語力を伸ばして、自分の「学びたいこと」を明確にできたことは、本当によかったと思います。

SUACは入学前に想像していた以上に素敵な大学で、多様な価値観を持つ学生や先生たちがたくさんいます。みんな個性豊かですが、尊重し合っていて、まさに多様性を感じることができるキャンパスです。

私が思うこの大学の魅力は、自分の興味や関心のあることを実践的に追求できるところです。パーマカルチャーについて勉強していた1年生の時には、友達と屋上菜園を作りました。また、2年次後期には、フランスの蚤の市文化について学んで、「循環するためにつながる」ことをコンセプトにした、オンラインフリーマーケットを設立しました。始まってまだ半年ほどですが、約200人の学生が利用してくれています。こうしたプロジェクトで、SDGsについての学びを深められたのはもちろん、自分の興味の範囲をさらに広げることができました。

プロジェクトでは広報活動が常に求められたので、情報社会学にも興味を持つようになり、現在は、中日新聞社さん、静岡新聞社さんと次世代の新聞を作る協働プロジェクトに参加しています。他学科、他学部の学生も携わるこのプロジェクトからは、新しいことを学ぶことができ、いつも刺激をもらえます。

この大学は、自分の持つ可能性を広げるチャンスがたくさんあります。好奇心旺盛で充実した4年間を過ごしたい人に、SUACは開かれています。

李 珠里 4年生

父が韓国人、母が日系ブラジル人なので、私は幼いころから多種多様な言語や文化と触れ合ってきました。ブラジル・韓国・日本の3カ国で現地の教育を経験して、言語だけでなく、他国の生活様式や文化にも興味を持つようになりました。

理系の科目が不得意な私は、英語に力を入れて勉強していたので、英語公募制推薦入試は自分にとても合っていました。高校のALTの先生と英作文やスピーキングの練習を毎日続けて英語力をつけ、その力は推薦入試だけでなく、大学に入ってからも数々の場面で役に立ちました。

SUACの良いところは、学校全体の規模がちょうど良い大きさであることです。規模が大き過ぎないからこそ、同じ学科や他学科・他学部の学生と先生方との距離が近くて、それがSUACの魅力です。大学には全国各地から学生が集まって、さまざまな国のバックグラウンドを持った学生たちが交流しています。自分と同じ考え方や価値観を持つ人もいれば、180度異なる人もいて、自分の視野や可能性を広げることができます。同じ学科でも、興味を持っている言語や文化が違う学生が多くいますが、誰も互いの興味や好きなことに対して否定的な考え方を持っていません。

大学生活において私の最大の目標は留学することです。大学では特に英語に力を入れて、ネイティブスピーカーの先生の授業を中心に履修しました。さらに、毎年TOEICなどの検定試験に挑戦して、自分自身の英語の力を高める努力をしています。大学3年次の後期に留学を予定していましたが、COVID-19の影響で留学できませんでした。しかし、留学への夢は諦めきれず、4年次の後期に休学して留学することを決意しました。就活の年と重なっていますが、自分が本当にやりたいことをやって後悔しない選択をします。留学の経験を通して、語学力をのばして、今持っている価値観にとらわれることなく、新鮮な眼差しで物事をフレキシブルに見ていけるようになりたいです。

鈴木 愛里 4年生

私自身が日系ブラジル人であるため、かねてから外国の文化や言語に強い興味を持ってきました。特に、英語に関しては小学生のころから塾に通い、中学生で学習する内容を先取りしながら学んでいたため、人一倍英語に触れてきたという自負があります。

小学生のころより英語への情熱は絶えることなく続いたため、大学で英語などの言語や外国の文化をもっと勉強したいという思いが強くなりました。外国の文化や言語を学べる大学は他にもありましたが、地域に根差しながら外国とのつながりを大切にする静岡文化芸術大学の姿勢は他にはない魅力だと思い、本学を志望しました。

大学入試では英語推薦入試を選択しました。選択した理由は、試験内容が英語の筆記テストと英語と日本語での面接だったため、私が今まで力を入れてきた英語力を十分に発揮できると考えたからです。試験対策としては、英語の小論文と面接の対策を重点的に行い、何回も練習を重ねました。高校や学習熟の先生、一緒に英語推薦入試でのSUAC入学を目指していた友だちの支えがあったおかげで、無事入学することができました。

国際文化学科には多くの外国人も所属しており多様な文化や価値観を知ることができたり、また、興味のある国や文化がそれぞれに違っていて、自分が知らなかったことを教えてもらったりする機会が多かったです。講義のテーマも幅広く、自分が興味のある分野はもちろん、もともと興味のない分野でもその講義を受けることで新たな視点を得ることができました。そのおかげで自分自身の視野が広がり、とても楽しく勉学に励むことができました。

これらの交流や講義を通して、実際に外国に行って日本にはない文化を肌で感じたいと強く思うようになりました。残念ながら、新型コロナウイルスの影響で在学中での留学はかないませんでしたが、来年カナダに留学する予定です。現在、ゼミでは英語での卒業論文執筆に力を入れていて、英語力の向上のため日々邁進しています。そして、将来的には、今まで培ってきた語学力や異なる文化的な視点を生かせるグローバルな人材になりたいと考えています。
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