審査委員

伊原 直子

伊原 直子

日本/アルト

東京芸術大学卒業。同大学院修了。1970年芸術選奨文部大臣新人賞受賞。第8回ウィンナーワルド・オペラ賞の大賞受賞。1971年西独政府給費留学生としてミュンヘン国立音楽大学に留学し、E.ヘフリガーに師事。1969年「ラインの黄金」のエルダでオペラデビュー。1975年フランスのラインオペラと専属契約を結び、「カルメン」「オルフェウス」「ジークフリート」等に出演。1981年に帰国後は「アイーダ」「ペレアスとメリザンド」「ワルキューレ」「蝶々夫人」等に出演。1991年「神々の黄昏」への出演で、22年の年月をもって完結した二期会の〈リング〉四部作全てに出演した唯一の歌い手となり、名実共に日本を代表するプリマドンナとしての地位はより一層揺るぎないものとなる。東京芸術大学名誉教授。日本演奏連盟常任理事。