世界とつながる

United Kingdomイギリス

Abroad
土田 美駒 TSUCHIDA Miku
4年生(在籍時の学年)

留学や海外旅行への強い憧れはあったものの、20歳になるまで海外に出た経験もなく、英語も得意ではありませんでした。しかし、世界の文化や言語に興味があり、留学という形でさまざまな国の文化や言語に触れようと決心しました。渡航するまで、IELTSのスコア6.0やビザの取得に関しては険しい道のりでしたが、大学の先生方の支えもあり、無事ウェールズ大学に行くことができました。

アメリカ、カナダ、フランス、マレーシア、中国からも交流留学生がウェールズ大学に来ており、週末には留学生サポートセンターが主催する旅行に行きました。ウェールズやイングランドの文化や歴史を学びながら海外の学生とコミュニケーションをとりました。異なる文化や宗教を持つ学生が共に学び、旅行し、それぞれの国の伝統的なイベント(感謝祭、Saint David’s Day、旧正月等)を一緒に祝うという経験がいかに特別であるのかを感じることができました。
また、寮では7人の現地の学生と生活を共にしました。初めは共同スペースのルールの理解や会話に苦戦しましたが彼らがいつも丁寧にやさしく対応してくれたので留学生活がより一層楽しくなりました。

イギリスの大学の最終学年にあたる3学年で、「Social Justice」という学科に入り、主に社会学や福祉学を学びました。最終学年ということもあり、内容もより専門的で、自分の意見が通じないだけでなく、内容を理解することに問題を抱えることもありました。日本の講義では内容を理解した段階で満足していましたが、ウェールズ大学ではさらにその内容について話し合い、考えを発展させる必要がありました。日本での授業に比べるとはるかに難しい授業や課題でしたが、教授やクラスメートの支えもあり、良い環境で学ぶことができました。また、留学の集大成として、ウェールズ大学在学中に一万語の卒業論文を書きました。留学を決断した時には卒業論文を書くことなど想像もしていませんでしたが、大きな達成感を得た上に、自分の決断は間違っていなかったと確信しました。
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