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内尾 太一
津波の人類学―海を越えた東日本大震災

内尾 太一 [著]
東京大学出版会 2026年2月ISBN 978-4-13-056129-7
著者からのメッセージ
東日本大震災が発生してから15年が経ちました。当時、私は大学院博士課程1年目でした。被災地の光景を目にし、誰もが一度は自分に何ができるのかを問うたのではないでしょうか。私もその一人でした。支援者として被災地に入り、やがて調査者となって東北の復興過程の5年間をたどり(前著『復興と尊厳』)、そこから津波の影響を追って太平洋の対岸へと至りました。
本書では、日本から遠く離れた南米チリの沿岸部、ポリネシアの絶海の孤島、北米西海岸といった各地を行き来しながら、3.11の経験が海を越えていく様子を描いています。その広がりを捉える枠組みとして、本書では被災地を補完する「被災圏」という概念を提示しています。
南海トラフ地震の想定被災地であり、多文化共生を推進するここ浜松から、国際的な視点で大規模自然災害を考える一助となれば幸いです。
本書では、日本から遠く離れた南米チリの沿岸部、ポリネシアの絶海の孤島、北米西海岸といった各地を行き来しながら、3.11の経験が海を越えていく様子を描いています。その広がりを捉える枠組みとして、本書では被災地を補完する「被災圏」という概念を提示しています。
南海トラフ地震の想定被災地であり、多文化共生を推進するここ浜松から、国際的な視点で大規模自然災害を考える一助となれば幸いです。
