Statistical Data統計データ

2012年度データ・職員
[分析]

常勤職員に占める任期付き職員の比率により抽出した、
「最大値データ」「最小値データ」の
職員数の構成はどうなっているのか?

職員の雇用を考える上で大きな課題である任期付き職員に着目し、常勤職員に占める比率が最も高いデータと最も低いデータを、施設の指定管理の状況によるカテゴリー区分それぞれで抽出し、該当する個別データの職員数の構成を把握する。
最大値データ/最小値データ
全財団(n=92)
カテゴリー①:1施設管理財団(n=25) カテゴリー②:複数施設管理財団(文化系)(n=12)
カテゴリー③:複数施設管理財団(文化以外)(n=55)
Point1

任期付き職員が0%の「最大値データ」が、カテゴリー①②③のすべてから抽出

「最大値」は、常勤職員に占める任期付き職員の比率が0%、かつ他機関からの出向者が0%であるデータが、カテゴリー①②③すべてから抽出された。これらのデータは、常勤職員が100%となっており、非常勤もパート・アルバイトも派遣職員もすべて0%となっている。
最大値データ
Point2

「最小値データ」は、任期付き職員が100%のデータがカテゴリー①から抽出

「最小値」は、常勤職員に占める任期付き職員比率が100%のデータが、カテゴリー①から抽出された。カテゴリー②と③からも、任期付き職員比率は100%に近いデータが抽出されている。
最小値データ
Point3

「最大値データ」より「最小値データ」の方が、女性職員の比率が高くなっている

カテゴリーの各区分で抽出された「最大値データ」と「最小値データ」の女性職員の比率を比較すると、いずれの区分においても「最小値データ」の方にその比率が高くなっている。
「最大値データ」と「最小値データ」の女性職員の比率のグラフ
[まとめ]
常勤職員に占める任期付き職員の比率により抽出した「最大値データ」「最小値データ」を比較すると、任期付き職員比率は「最大値データ」が0%で、「最小値データ」が100%と、両極のものが抽出されることが分かる。全財団、すなわち施設の指定管理をしている財団全体では、任期付き職員比率が約40%を占めつつも(P74参照)、個々のデータの幅は広く、一様にならない傾向がうかがえる。