Statistical Data統計データ

2012年度データ・職員
[分析]

施設の指定管理の状況に着目すると、
雇用形態/性別からみた総職員数の構成は、
どのような特徴があるのか?

ここでは2012年度の職員のデータについて、雇用形態と性別からみた総職員数の構成比率を概観する。施設の指定管理の状況により分類したカテゴリー①、②、③ごとの傾向と、分類せずに集計した、施設の指定管理をしている財団全体(全財団)の特徴をみていく。
全財団(n=92)
カテゴリー①:1施設管理財団(n=25) カテゴリー②:複数施設管理財団(文化系)(n=12)
カテゴリー③:複数施設管理財団(文化以外)(n=55)
Point1

常勤職員に占める任期付き職員の比率が41.8%と高くなっている

全財団でみると常勤職員は70%近くで、パート・アルバイトが25%ほどを占め、その他非常勤職員は5.6%、派遣職員は1.1%とわずかとなっている。常勤職員のうち、他機関からの出向者は6.2%だが、任期付き職員が41.8%と高い。
全財団の雇用形態からみた
総職員数の構成比率
全財団の雇用形態からみた総職員数の構成比率のグラフ
Point2

カテゴリー②は他機関からの出向者の比率が高く、カテゴリー③はパート・アルバイトの比率に特徴がみられる

カテゴリーの特徴をみると、カテゴリー②は常勤職員のうち、他機関からの出向者の比率が約11%と他よりも高くなっている。またカテゴリー③はパート・アルバイトの比率が27.2%とほかより高い。
雇用形態からみた総職員数の構成比率
雇用形態からみた総職員数の構成比率のグラフ
Point3

女性職員の比率は約50%で、カテゴリー②においては58.7%と一番高くなっている

全財団では、女性職員が総職員の48.8%と約半数を占める。カテゴリーでみると、女性職員の比率が一番高い区分はカテゴリー②で、58.7%である
女性職員の比率
女性職員の比率のグラフ
[まとめ]
全財団、すなわち施設の指定管理をしている財団全体でみると、常勤職員のうちの任期付き職員が41.8%を占めているのが実態である。カテゴリーの特徴として、文化施設のみを複数管理するカテゴリー②に、他機関からの出向者の比率が高く、女性職員の比率が高い傾向がみられる。