Statistical Data統計データ

2012年度データ・研修
[分析]

全財団、カテゴリーごとの研修(OFF-JT/OJT)の
実施率はどうなっているのか?

ここでは職員を対象とした研修実施率の状況を概観する。職務を離れての研修(OFF-JT)と職務においての体系的な教育訓練(OJT)の2項目の実施率について、施設の指定管理の状況によるカテゴリー区分ごとの傾向を比較し、区分せずに集計した財団全体(全財団)の特徴を把握する。
全財団(n=96)
カテゴリー①:1施設管理財団(n=26) カテゴリー②:複数施設管理財団(文化系)(n=13)
カテゴリー③:複数施設管理財団(文化以外)(n=57)
Point1

カテゴリーごとに研修の実施率が異なる

全財団の研修実施率に注目すると、約80%の財団が何らかの研修を行っていることが分かる。しかしながらカテゴリーごとにみると、研修実施率はカテゴリー①が73.1%、カテゴリー②が92.3%、カテゴリー③が78.9%と差がある。研修実施率が最も高いのがカテゴリー②で、反対に最も低いのがカテゴリー①となっている。
研修実施率
研修実施率のグラフ
Point2

研修実施率はカテゴリー②がトップ

研修実施率の最も高いカテゴリーである②について、その内容に注目すると、特にOJTの実施率がトータルで70%ほどを占めており、OFF-JT、OJT両方の実施率も40%弱と他と比較して高くなっている。
カテゴリー②の研修実施率
カテゴリー②の研修実施率のグラフ
Point3

カテゴリー①では研修の実施率がやや低く、
OFF-JT中心の傾向

反対に、カテゴリー①ではどちらの研修も実施していない財団が26.9%と、他のカテゴリーと比較してその実施率が低い。その内容に注目するとOFF-JTの実施率が38.5%と他と比較して高く、OFF-JTを中心とした研修が行われている傾向にある。
カテゴリー①の研修実施率
カテゴリー①の研修実施率のグラフ
[まとめ]
全財団、すなわち施設の指定管理をしている財団全体でみると、約80%が何らかの研修を実施しているが、カテゴリーごとにその実施率や内容に違いがみられる。研修の実施率が最も高いのがカテゴリー②で、カテゴリー①では研修の実施率がやや低く、OFF-JT中心に研修が行われる傾向にある。