応募要項
応募要項
1 名称
第10回 静岡国際オペラコンクール2 趣旨
「静岡国際オペラコンクール」は、静岡県ゆかりのプリマドンナ三浦環*をたたえ、没後50年にあたる1996年から3年ごとに開催しています。
このコンクールは、次代を担う声楽界の人材を発掘・育成し、また、国際交流を通じ内外との連携を深め、世界に広がる“しずおか文化”を創造することを目的としています。
*三浦 環(みうら たまき)
世界に認められた最初の日本人オペラ歌手と呼ばれている。世界各地でオペラ「蝶々夫人」の主役として2,000回以上舞台に立ち、作曲者プッチーニから「マダム・バタフライは、彼女のために書かれたようなもの」と絶賛された。両親と夫が静岡県出身。環本人も一時期静岡県で暮らした。
3 審査委員(姓名ABC順 敬称略)
委員長 | 浜田 理恵 (日本) |
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委員 | チェ・サンホ (韓国) 市原 多朗 (日本) 加納 悦子 (日本) ヴェッセリーナ・カサロヴァ (ブルガリア) エヴァ・メイ (イタリア) 森 雅史 (日本) エイタン・ペッセン (イスラエル) カルメン・サントーロ (イタリア) ライナー・トロースト (ドイツ) ユアン・チェンイェ (中国) |
4 開催期日
第1次予選 | 2026年11月14日(土曜日)、11月15日(日曜日)、11月16日(月曜日) |
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第2次予選 | 2026年11月18日(水曜日)、11月19日(木曜日) |
本選 | 2026年11月22日(日曜日) |
表彰式 | 2026年11月22日(日曜日) |
5 会場
アクトシティ浜松 大ホール(静岡県浜松市中央区板屋町111-1)6 賞
入賞者は、第1位、第2位、第3位までとし、それ以外の本選出場者を入選とする。
(1)賞及び賞金
第1位 | 賞金 300万円 トロフィー 賞状 |
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第2位 | 賞金 150万円 トロフィー 賞状 |
第3位 | 賞金 75万円 トロフィー 賞状 |
入選 | 賞金 40万円 賞状 |
オーディエンス賞 | 賞状 副賞 |
※賞金には日本の税法に基づく税金が含まれる。
※同位入賞者が複数の場合等に、賞金を按分することがある。
(2)三浦環特別賞
日本国籍者で将来性のある出場者に、技術力向上に必要な経費に対する助成金の授与及び、日本国内での出演機会を与える。
(3)副賞
コンクールの趣旨に賛同する団体や個人から提供された副賞を入賞者等に授与することがある。
7 入賞者記念動画出演
第1位、第2位、第3位及び三浦環特別賞受賞者には、動画出演を義務付けることがある。収録日は2026年11月23日(月曜日)とする。
8 応募資格
年齢33歳まで(1992年11月14日以降に出生した者)9 申込み受付期間
10 参加申込み方法
公式ウェブサイト(https://www.suac.ac.jp/opera/)からオンライン申込サービ ス”Muvac(https://www.muvac.com/)”にアクセスし、以下の内容を登録し、申込む。詳細については、公式ウェブサイトのマニュアルを参照すること。
※Muvac以外の方法による申込みは不可。
【1】Muvacアカウント登録(事前登録可能)
必要記入項目、注意事項等 | |
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(1)基本情報 | 氏名、居住国、生年月日、出身地、電話番号、居住地の住所、国籍、使用言語 |
(2)プロフィール | 職業、最終学歴、受賞歴 |
(3)写真、身分証明書 |
写真・申込日から6か月以内に撮影した上半身正面の写真(解像度300dpi以上)。・著作権による制限のないもの。 ・提出された写真は、公式プログラムやその他の広告媒体に掲載する。 身分証明書・パスポートのコピーもしくは氏名、国籍、生年月日が日本語または英語で記載された公的書類のデータファイル。 |
【2】コンクール申込登録(申込み受付期間のみ登録可能)
申込内容 | |
(1)氏名(日本人のみ) | 日本人は漢字で氏名を記入する。 |
(2)声種 | 自身に適する声種を選択する。 |
(3)伴奏者 | 「15 ピアノ伴奏者について」を必ず確認の上、記入すること。 |
(4)予備審査用動画 | [1] 応募者は任意のオペラアリア2曲を撮影し、提出する。 [2] 審査曲目で登録するオペラアリアと重複しても良い。 [3] すべて原調、原語で歌うこと。ただし、慣習的に移調で歌われるもの及び他言語で歌われるものは可とする。 [4] オラトリオアリア、カンタータアリア及びコンサートアリアは不可とする。 [5] 歌唱は暗譜で行わなくても良い。 [6] ライブのピアノ又はオーケストラ伴奏でなければならない。 [7] 2025年7月1日以降に撮影したもの。 [8] 高品質で高音質な動画とし、音源のみは不可とする。 [9] 応募者本人が演奏したものであり、著作権の制限がないと保証できるもの。 [10]顔と上半身が常にはっきりと映っているものであること。 [11]各動画は、異なる場所・日時で録画されたものでも良い。 [12]動画内に出場者の名前が出てこないこと。 [13]録画された動画は、いかなる編集・加工もされていないこと。 [14]動画ファイルの形式はMP4を推奨する。また、1曲1ファイルとし、計2曲2ファイルを提出する。 |
(5)録画証明 | 「(4)予備審査用動画」として提出するオペラアリア2曲の詳細のほか、撮影日、撮影場所を記入する。 |
(6)審査曲目 | [1] 審査内容については「13 予選・本選審査」を確認すること。 [2] 第1次予選及び本選で歌唱するオペラアリアに関するリストの用意はない。 [3] 計6曲のアリアはすべて異なること。 [4] 第2次予選は、「オペラ役リスト(P20からP25)」から1役選択すること。 [5] [3]の6曲のアリアは、[4]で選んだ役が歌うすべてのアリアと異なること。 [6] 審査曲として提出したオペラアリア及び第2次予選で選んだ役には最低2か国語の歌詞が含まれていること。 [7] すべて原調、原語、暗譜で歌うこと。ただし、慣習的に移調で歌われるもの及び他言語で歌われるものは可とする。 [8] オラトリオアリア、カンタータアリア及びコンサートアリアは不可とする。 [9] 作曲者名、オペラ名、アリア名、役名及び演奏開始箇所の歌詞は、すべて原語で記入すること。また、調性、時間も記入すること。 [10] 予備審査用動画として提出したオペラアリアと、審査曲目で登録するオペラアリアは重複しても良い。 [11] 審査曲目で登録した審査曲目は必ず自身で控えておくこと。 |
【3】注意事項
・Muvacアカウント登録、コンクール申込登録のそれぞれの完了時にMuvacから申込み完了メールが自動配信されるので、必ず確認すること。
・コンクール申込登録完了後の内容変更はできないので注意すること。
・内容不備等について主催者から問い合わせることがあるため、Muvacからのメッセージを常に確認すること。
・Muvacのアップデート等によりシステムに変更が生じた場合、公式ウェブサイトにて説明を掲載することがある。
11 予備審査(非公開)
提出された予備審査用動画をもとに、予備審査を行う。予備審査の結果は、2026年6月30日(火曜日)までにすべての参加者にMuvacを通じて通知する。※第9回コンクールの本選に出場した者は予備審査を免除する。受験する場合は公式ウェブサイトから主催者に問い合わせること。
12 予備審査通過後の手続き
予備審査通過の通知を受け取った者は、以下の通り手続きを行う。
(1)楽譜の提出
申込時に審査曲目として登録した計6曲のPDF化した楽譜(ピアノ伴奏)データを2026年8月7日(金曜日)までに主催者から指定された方法により提出すること。
(2)参加料の支払い
*参加料はいかなる理由があっても返還しない。
(3)査証取得
13 予選・本選審査(公開)
審査は別に定める審査規定に基づき行われる。また、すべての演奏は442Hzで行う。
出場者は、申込時に任意のオペラアリア6曲を登録する。そのうち1曲を1次予選演奏曲、別のもう1曲を本選用演奏曲として指定する。
その他、第2次予選で演奏するオペラの1役を、「オペラ役リスト(P21~26)」の中から選び、登録する。
(1)第1次予選[ピアノ伴奏]
出場者は2曲のオペラアリアを演奏する。1曲は出場者が申込時に指定したもので、もう1曲は出場者が申込時に第1次予選及び本選用として指定しなかった4曲の中から当日審査委員が指定する。
*2曲の演奏時間は合計10分以内とする。ただし、時間を超える場合は、出場者の判断で演奏の一部を省略することができる。また、10分を経過しても演奏が終了しない場合、審査委員の判断で演奏を終了させることがある。
*2曲の演奏順は出場者の自由とする。
(2) 第2次予選[ピアノ伴奏]
「オペラ役リスト」から選んだ役がオペラ全曲の中で歌唱する場面(アリア、重唱、レチタティーヴォ、作品によってはセリフも含まれる)から、第1次予選通過後に審査委員が指定した複数箇所を演奏すること。
*指定箇所の演奏時間の合計は20分程度。
*重唱部分が指定された場合は、選んだ役のパートのみを演奏すること。
*セリフのある作品については「Peters版」「Bärenreiter版」に記載されている原語のテキストに準ずる。
(3) 本選[オーケストラ伴奏]
指 揮:髙橋 直史オーケストラ:東京交響楽団
出場者は2曲のオペラアリアを演奏する。1曲は出場者が申込時に指定したもので、もう1曲は出場者が申込時に第1次予選及び本選用として指定しなかった4曲の中から第2次予選通過後に審査委員が指定する。
*2曲の演奏順は出場者の自由とする。
*オーケストラは舞台上に配置される。
*オーケストラスコアが入手困難な場合、曲目の変更を求めることがある。
14 出場順
(1) 第1次予選
主催者の無作為抽選によって決定される。なお、第1次予選出場日は、予備審査の結果と共に通知する。
(2) 第2次予選・本選
出場者本人のくじ引きにより決定する。
15 ピアノ伴奏者について
主催者は、第1次予選及び第2次予選の伴奏者として公式ピアノ伴奏者を用意している。担当する公式ピアノ伴奏者は主催者が決定することとし、出場者が選択することはできない。また、出場者は、公式ピアノ伴奏者の代わりに自身のピアノ伴奏者を同伴させることができる。その場合、同伴ピアノ伴奏者に対する旅費・滞在費の補助はないので注意すること。同伴ピアノ伴奏者は、第1次予選及び第2次予選両方の伴奏をしなければならず、途中で主催者が用意する公式ピアノ伴奏者に変更することはできない。ただし、本選のために行われる指揮者とのピアノ・リハーサルについては、主催者が用意する公式ピアノ伴奏者によるものとする。
16 個人練習・伴奏合わせ
(1)第2次予選までの練習
個人練習 | 伴奏合わせ | |
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公式ピアノ伴奏者と演奏する場合 | 1日につき60分間(要予約) | 第1次予選:60分間を2回* 第2次予選:90分間を1回* |
同伴ピアノ伴奏者と演奏する場合 | 1日につき60分間(要予約) ※同伴ピアノ伴奏者が使用しても良い。 |
1日につき60分間(要予約) |
*公式ピアノ伴奏者との伴奏合わせの予定は主催者が決定し、出場者に通知する。
(2)本選出場者のリハーサル
1. 指揮者とのピアノ・リハーサルを11月20日(金曜日)に行う。2. オーケストラ・リハーサルを11月21日(土曜日)に本選会場で行う。
17 旅費補助
出場者の旅費は、原則として本人負担とする。ただし、第1次予選で演奏した者に対しては、予備審査結果通知時の住所により、旅費の一部を補助する。なお、出場者自身が同伴するピアノ伴奏者は、旅費補助の対象とならない。
(1)日本国外在住者(日本人及び外国人出場者)
1.アジア地域に居住する出場者1人に対し、 50,000円
2.アジア地域以外に居住する出場者1人に対し、 100,000円
(2)日本に居住する出場者
旅費補助の対象とならない。
(3)支給時期
第1次予選演奏後にコンクール会場で実行委員会事務局が支給する。
(4)その他
上記補助額には、日本の税法に基づく税金が含まれる。
18 滞在費補助
出場者の滞在費は、以下の期間中、主催者が定める宿舎に限り、主催者が宿泊費のみを負担する。なお、出場者が自身で同伴するピアノ伴奏者は含まない。
(1)第1次予選出場者:第1次予選出場日の2日前から11月17日(火曜日)午前10時まで
(2)第2次予選出場者:第1次予選出場日の2日前から11月20日(金曜日)午前10時まで
(3)本選出場者:第1次予選出場日の2日前から11月23日(月曜日)午前10時まで
19 保険・損害補償
本コンクール期間中及びコンクールに付随する事業の開催期間中における出場者の身体的、物質的若しくは精神的な損害及び加害に対して、主催者は補償しない。各出場者の責任において保険加入すること。
20 その他
(1)応募要項の変更
主催者は応募要項発表後も条項の追加・削除又は変更する権利を保有する。
(2)著作権
本コンクール出場に伴うすべての演奏の録音、録画及び写真撮影並びにそれらを使用した著作物の販売、頒布、放送、配信等に関する諸権利は、主催者に帰属する。
(3)個人情報の保護
本コンクールで収集した応募者及び出場者の個人情報は、日本の法律に基づき主催者が管理し、本コンクールの運営のみに使用する。
(4)法律の準拠
応募要項に関して発生する問題については、日本語の本要項に基づき、かつ日本国の法律に準拠して解決されることとする。
(5)その他
応募要項に明記されていない事項について問題が生じた場合は、主催者の決定に従うこと。
21 組織(姓名ABC順 敬称略)
静岡国際オペラコンクール実行委員会
会長 | 鈴木 康友 静岡県知事 |
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名誉顧問 | 木村 俊光 桐朋学園大学名誉教授 竹内 良訓 静岡県議会議長 都倉 俊一 文化庁長官 |
委員長 | 平木 省 静岡県副知事 |
副委員長 | 中野 祐介 浜松市長 |
委員 | 花井 和徳 公益財団法人浜松市文化振興財団代表理事 池上 重弘 静岡県教育委員会教育長 河合健太郎 株式会社河合楽器製作所代表取締役社長 鬼頭 宏 静岡県文化協会会長 中田 卓也 ヤマハ株式会社取締役会長 落合 徹 公益財団法人静岡県文化財団専務理事 杉山 淳 静岡県議会文化観光委員会委員長 横山 俊夫 公立大学法人静岡文化芸術大学学長 |
監事 | 神戸 重敏 公益財団法人静岡県観光協会専務理事 松田 隆広 あおば法律事務所 弁護士 |
企画運営委員会
委員 | 藤野 公之 公益財団法人新国立劇場運営財団常務理事 浜田 理恵 声楽家、新国立劇場オペラ研修所ヴォーカルコーチ 花井 和徳 公益財団法人浜松市文化振興財団代表理事 平木 省 静岡県副知事 広上 淳一 指揮者、東京音楽大学教授 井内 美香 オペラ・キュレーター 加納 悦子 声楽家、国立音楽大学教授 岸田 生郎 昭和音楽大学客員教授、公益社団法人日本演奏連盟常任理事 森 雅史 名古屋音楽大学教授 中野 祐介 浜松市長 八木 清市 舞台監督、昭和音楽大学教授 |
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第2次予選 オペラ役リスト
第2次予選 参考楽譜リスト
ダウンロード
静岡県 静岡県教育委員会 浜松市 静岡文化芸術大学 静岡国際オペラコンクール実行委員会
【共催】
公益財団法人浜松市文化振興財団 公益財団法人浜松・浜名湖ツーリズムビューロー
【後援】
外務省 文化庁 菊川市 袋井市 掛川市 御前崎市 牧之原市 山中湖村 台東区 長崎市 浜松市教育委員会 袋井市教育委員会 国際交流基金 公益社団法人日本演奏連盟 一般社団法人日本音楽著作権協会 一般社団法人中部経済連合会 静岡県文化協会 静岡県地域文化団体連絡協議会、公益財団法人静岡県文化財団 公益社団法人静岡県観光協会 一般財団法人静岡県教職員互助組合 浜松商工会議所 袋井商工会議所 朝日新聞静岡総局 産経新聞社静岡支局 静岡新聞社・静岡放送 中日新聞東海本社 毎日新聞静岡支局 読売新聞静岡支局 共同通信社静岡支局 時事通信社静岡総局 NHK静岡放送局 テレビ愛知 テレビ静岡 静岡朝日テレビ 静岡第一テレビ K-mix FM Haro! 浜松ケーブルテレビ
【特別協賛】
株式会社河合楽器製作所 モーストリー・クラシック 株式会社音楽之友社 ローランド株式会社 ヤマハ株式会社
事務局・問合せ先
静岡国際オペラコンクール実行委員会事務局
〒430-0929 静岡県浜松市中央区中央2丁目1番1号
静岡文化芸術大学内
e-mail opera@suac.ac.jp