応募要項

応募要項

1 名称

第9回 静岡国際オペラコンクール

2 趣旨

「静岡国際オペラコンクール」は、静岡県ゆかりのプリマドンナ三浦環をたたえ、没後50年にあたる1996年から3年ごとに開催しています。
このコンクールは、次代を担う声楽界の人材を発掘・育成し、また、国際交流を通じ内外との連携を深め、世界に広がる“しずおか文化”を創造することを目的としています。

三浦 環(みうら たまき)

世界に認められた最初の日本人オペラ歌手と呼ばれている。世界各地でオペラ「蝶々夫人」の主役として2,000回以上舞台に立ち、作曲者プッチーニから「マダム・バタフライは、彼女のために書かれたようなもの」と絶賛された。
両親と夫が静岡県出身。環本人も一時期静岡県で暮らした。

3 審査委員(姓名ABC順 敬称略)

委員長 木村 俊光 (日本)
委員 チェ・サンホ (韓国)
デイヴィッド・ガウランド (イギリス)
浜田 理恵 (日本)
ウェルナー・ヒンク (オーストリア)
伊原 直子 (日本)
三浦 安浩 (日本)
フランソワーズ・ポレ (フランス)
レノーレ・ローゼンバーグ (アメリカ)
シェリル・ステューダー (アメリカ)

4 開催期日

第1次予選 2023年10月28日(土曜日)、10月29日(日曜日)、10月30日(月曜日)
第2次予選 2023年11月1日(水曜日)、11月2日(木曜日)
本選 2023年11月5日(日曜日)
表彰式 2023年11月5日(日曜日)
(注)入賞者のこれ以降のスケジュールについては、「17 入賞者記念テレビ番組」を参照。

5 会場

アクトシティ浜松 大ホール(静岡県浜松市中区板屋町111-1)

6 応募資格

年齢36歳まで(1986年10月28日以降に出生した者)
(注)この応募資格の年齢は、第9回コンクールにのみ適用される。

7 応募方法

(1)郵送の場合

以下の6点を送付すること。

1.参加申込書

参加申込書[PDF:80KB]

  • 参加申込書に記載された注意事項に従って記入すること。
2.審査曲目表

審査曲目表[PDF:77.7KB]

  1. 第1次予選及び本選「自選曲」各々1曲と、「選定曲」4曲の計6曲のアリアはすべて異なること。
  2. 第2次予選は「自選役リスト」から選択すること。
  3. 「1」の6曲は、第2次予選「自選役」の歌うすべてのアリアと異なること。
  4. 全登録曲(「自選曲」、「自選役」、「選定曲」)には最低2か国語の歌詞が含まれていること。
  5. オラトリオアリア、カンタータアリア及びコンサートアリアは不可とする。
  6. 作曲者名、オペラ名、アリア名、役名及び演奏開始箇所の歌詞は、すべて原語で記入すること。また、調性、時間も記入すること。
  7. 参加者から事務局に提出された審査曲目の変更は不可とする。
3.予備審査録音証明書

予備審査録音証明書[PDF:78.5KB]

  • 予備審査録音証明書に記載された注意事項に従って記入すること。
4.写真
  • 申込日から6か月以内に撮影した光沢仕上げの写真。
  • 上半身正面、横4cm×縦5cmを3枚。裏面に氏名を明記。うち1枚は参加申込書に貼付する。
  • 著作権による制限のないもの。
  • 提出された写真は、公式プログラムやその他の広報媒体に掲載する。
  • データでの提出も可。(300dpi以上、CDで盤面に氏名を明記)
5.身分証明書
  • パスポートのコピーもしくは氏名、国籍、誕生日が記載された公的書類のコピー。
6.予備審査用音源
  • オペラアリア2曲(オラトリオアリア、カンタータアリア及びコンサートアリアは不可)を録音したCD。以下の点に注意し、録音すること。
  1. 2022年7月1日以降に録音したもの。
  2. 審査曲目表に記入した曲との重複は、可。
  3. すべて原調・原語で歌うこと。例外:慣習的に移調で歌われるもの及び他言語で歌われるものは可とする。
  4. (注)「15  審査の〈注意事項等〉(1)」を参照。
  5. 録音された音源は、いかなる編集・加工もされていないこと。
  6. 提出するCDは1つとする。(複数提出は不可)(注)予備審査録音証明書に記入されたオペラアリア2曲のみ録音されていること。
  7. 音源をデータとして提出する際は、1ファイル1曲とする。(注)録音状態が粗悪なものや、過度の残響のあるものは、失格となる場合もある。

(2)オンライン申込みの場合

公式ウェブサイトの注意事項をよく読み、申込みを行う。

公式ウェブサイト「申込案内」ページ
URL: https://www.suac.ac.jp/opera/competition/application/
※ページ下にある茶色のボックス「オンライン参加申込」をクリックし、次のページの紫色のボックス「参加申込フォーム」よりオンラインでの申込が可能。

1.参加申込書
2.審査曲目表
3.予備審査録音証明書
ウェブサイトの各ページに記載された注意事項に従って入力すること。
4.写真
5.身分証明書
6.予備審査用音源
データとしてアップロードするか、郵送する。

※申込み完了後、自動返信メールが届く。申込み後24時間以内に返信メールが届かなかった場合、事務局に連絡すること。

(3)申込先

〒430-0929 静岡県浜松市中区中央2-1-1
静岡文化芸術大学内 静岡国際オペラコンクール実行委員会事務局

(4)申込受付期間

2023年1月5日(木曜日)から5月1日(月曜日)必着
オンライン申込みの場合は、2023年1月5日(木曜日)昼12:00(日本時間)から受付を開始し、2023年5月1日(月曜日)昼12:00(日本時間)締め切りとする。

(5)注意事項

  1. 提出書類は、返却しない。
  2. 申込は個人単位とすること。(複数の者が同一封筒で申し込むことを禁ずる。)
  3. 日本国外在住者は送付期間を考慮して、余裕をもって申し込むこと。(税関検査等により、提出物が申込期間に届かない場合がある。)
  4. 参加申込書と審査曲目表は、各自コピーを取っておくこと。
  5. 連絡先などで変更がある場合は、速やかに事務局まで申し出ること。
  6. 「自選曲」及び「選定曲」に関するリストの用意はない。要項の条件を満たせば、自由に選択することが可能。
  7. 第2次予選自選役は、「自選役リスト」内で1役を選択すること。

8 予備審査

送られた音源をもとに、予備審査を行う。予備審査の結果は、2023年6月30日(金曜日)までにすべての参加者に通知する。

9 楽譜提出

参加承認の通知を受け取った者は、事務局宛に楽譜を郵送すること。
(1) 送付楽譜(全6曲)
 ①第1次予選及び本選「自選曲」各々1曲
 ②「選定曲」4曲
(2) 提出期限
  2023年8月7日(月曜日)
(3) 注意事項
 ①必ず郵送すること。メールでの提出は不可。
 ②「自選役」の楽譜は、送付しないこと。
 ③楽譜は製本せずに、1曲1曲のアリアが区別できるようにして送ること。
 ④カット等ある場合は、その旨書き込んだ楽譜を提出すること。
 ⑤伴奏者を同伴する場合は提出不要。

10 参加料

参加承認の通知を受け取った者は、参加料として日本円で20,000円を2023年8月7日(月曜日)までに別途参加承認者あてに通知する方法で支払うこと。
*参加料の支払いにかかる手数料はすべて参加者の負担とする。
*参加料はいかなる理由があっても返還しない。

11 査証取得

日本への入国査証が必要な場合は、参加者本人が、居住地を管轄する日本大使館・総領事館へ申請し、取得すること。
査証取得のため、招へい理由書等を日本大使館等から求められた場合は、直ちに、事務局へ申請すること。

12 ピアノ伴奏者

主催者は公式伴奏者を用意する。
参加者の希望により伴奏者同伴も可。

13 出場順

出場順はすべて抽選により決定する。

(1) 第1次予選

参加承認された者の出場順は、実行委員会によって、無作為抽選を行い、決定される。
なお、第1次予選出場日は、予備審査の結果と共に通知する。

(2) 第2次予選・本選

出場者本人のくじ引きにより決定する。

14 練習

(1)公式伴奏者との練習

第1次予選 60分の伴奏合わせが2回可能。
第2次予選 90分の伴奏合わせが1回可能。

※練習スケジュールは事務局で決定し、出場者に通知する。

(2)本選出場者の練習

  1. 指揮者とのピアノ・リハーサルを11月3日(金曜日)に行う。
  2. オーケストラ・リハーサルを11月4日(土曜日)に本選会場で行う。

(3)個人練習

ピアノを備えた練習室を、第1次予選出場日の2日前から、1日につき60分間無償提供する。なお、伴奏者同伴の出場者には、前記のほかに1日につき60分間、同伴伴奏者のみに無償提供する。その部屋に、出場者が入ることはできない。

15 審査

審査は別に定める審査規定に基づき行われる。

(1)第1次予選[ピアノ伴奏]

「自選曲」1曲と、「選定曲」から当日審査委員会が指定する1曲の合計2曲を演奏すること。
※2曲の演奏時間は合計10分以内とする。ただし、時間を超える場合は、出場者の判断で演奏の一部を省略することができる。また、10分を経過しても演奏が終了しない場合、審査委員の判断で演奏を終了させることがある。
※2曲の演奏順は自由とする。

(2) 第2次予選[ピアノ伴奏]

「自選役」のオペラ全曲中から、第1次予選通過後に審査委員会が指定する箇所を演奏すること。
※重唱部分が指定された場合は、「自選役」のパートのみを演奏すること。

(3) 本選[オーケストラ伴奏]

指    揮:髙橋 直史
オーケストラ:東京交響楽団

「自選曲」1曲と、「選定曲」から第2次予選通過後に審査委員会が指定する1曲の合計2曲を演奏すること。
※2曲の演奏順は出場者の自由とする。
※オーケストラスコアが入手困難な場合、曲目の変更を求めることがある。

注意事項等
1. すべて原調、原語、暗譜で歌うこと。ただし、慣習的に移調で歌われるもの及び他言語で歌われるものは可とする。
【例】
ロッシーニ作曲「セビリャの理髪師」
第1幕のロジーナのアリア
“今の歌声は”≪原調はE-DurだがF-Durに移調≫

フロトー作曲「マルタ」
第3幕のライオネルのアリア
“ああ、かくもすなおで愛らしい”≪原曲はドイツ語だが一般にイタリア語≫
2.審査の都合により、演奏を途中で打ち切ることがある。
3.すべての演奏は一般公開とする。

16 賞

入賞者は、第1位、第2位、第3位までとし、それ以外の本選出場者を入選とする。

(1)賞および賞金

第1位 賞金 300万円 トロフィー 賞状
第2位 賞金 150万円 トロフィー 賞状
第3位 賞金 75万円 トロフィー 賞状
入選 賞金 40万円 賞状
オーディエンス賞 賞状 副賞

※賞金には日本の税法に基づく税金が含まれる。
※同位入賞者が複数の場合等に、賞金を按分することがある。

(2)三浦環特別賞

日本国籍者で将来性のある出場者に、技術力向上に必要な経費に対する助成金を授与する。

(3)副賞

コンクールの趣旨に賛同する団体や個人から提供された副賞を入賞者等に授与することがある。

17 入賞者記念テレビ番組

第1位、第2位、第3位及び三浦環特別賞受賞者には、テレビ番組への出演を義務付けることがある。ただし出演料は支払われない。

(1)収録日

2023年11月6日(月曜日)から11月8日(水曜日)のうち主催者が指定した日

(2)滞在費及び交通費

主催者負担

18 旅費補助

出場者の旅費は、原則として本人負担とする。ただし、第1次予選で演奏した者に対して、主催者が参加者として決定した時点の居住地により規定の旅費を補助する。本人同伴のピアノ伴奏者は、旅費補助の対象とならない。

(1) 日本国外在住の外国籍出場者

1.アジア地域に居住する出場者1人に対し、 50,000円
2.アジア地域以外に居住する出場者11人に対し、 100,000円

(2) 日本国外在住の日本人出場者

上記補助額の半額を補助する。

(3) 日本に居住する出場者

旅費補助の対象とならない。

(4)支給時期

第1次予選後にコンクール会場で事務局から支給する。

(5)その他

上記補助額には、日本の税法に基づく税金が含まれる。

19 滞在費補助

出場者の滞在費は、以下の期間中、主催者が定める宿舎に限り、主催者が宿泊費のみを負担する。(本人同伴のピアノ伴奏者は含まない。)
(1)第1次予選出場者:第1次予選出場日の2日前から10月31日(火曜日)午前10時まで
(2)第2次予選出場者:第1次予選出場日の2日前から11月3日(金曜日)午前10時まで
(3)本選出場者:第1次予選出場日の2日前から11月6日(月曜日)午前10時まで

20 保険・損害補償

本コンクール期間中及びコンクールに付随する事業の開催期間中における出場者の身体的、物質的若しくは精神的な損害及び加害に対して、主催者は補償しない。各出場者の責任において保険加入すること。

21 その他

(1)応募要項の変更

主催者は応募要項発表後も条項の追加・削除又は変更する権利を保有する。

(2)著作権

本コンクール出場及び入賞者記念テレビ番組出演に伴うすべての演奏の録音、録画及び写真撮影並びにそれらを使用した著作物の販売、頒布、放送、配信等に関する諸権利は、主催者に帰属する。

(3)個人情報の保護

本コンクールで収集した応募者及び出場者の個人情報は、日本の法律に基づき主催者が管理し、本コンクールの運営のみに使用する。


(4)法律の準拠

応募要項に関して発生する問題については、日本語の本要項に基づき、かつ日本国の法律に準拠して解決される。
 

(5)その他

応募要項に明記されていない事項について問題が生じた場合は、主催者の決定に従うこと。

22 組織(姓名ABC順 敬称略)

静岡国際オペラコンクール実行委員会

会長 川勝 平太  静岡県知事
名誉顧問 都倉 俊一  文化庁長官
藪田 宏行  静岡県議会議長
委員長 出野  勉  静岡県副知事
副委員長 木村 俊光  桐朋学園大学名誉教授
鈴木 康友  浜松市長
委員 花井 和徳  公益財団法人浜松市文化振興財団代表理事
池上 重弘  静岡県教育委員会教育長
河合 弘隆  株式会社河合楽器製作所代表取締役会長兼社長
木苗 直秀  静岡県文化協会会長
中田 卓也  ヤマハ株式会社取締役代表執行役社長
落合  徹  公益財団法人静岡県文化財団専務理事
坪内 秀樹  静岡県議会文化観光委員会委員長
横山 俊夫  静岡文化芸術大学学長
監事 石垣 昭彦  公益財団法人静岡県国際交流協会業務執行理事兼事務局長
松田 隆広  あおば法律事務所 弁護士

企画運営委員会

委員 藤野 公之  公益財団法人新国立劇場運営財団常務理事
浜田 理恵  声楽家
花井 和徳  公益財団法人浜松市文化振興財団代表理事
出野  勉  静岡県副知事
伊原 直子  東京藝術大学名誉教授
金山 茂人  公益社団法人日本演奏連盟常任理事
木村 俊光  桐朋学園大学名誉教授
岸  純信  オペラ研究家
三浦 安浩  演出家
大仁田雅彦  元昭和音楽大学教授
下野 竜也  広島交響楽団音楽総監督、京都市立芸術大学音楽学部教授
鈴木 康友  浜松市長


事務局・問合せ先

〒430-0929 静岡県浜松市中区中央2丁目1番1号
静岡文化芸術大学内 静岡国際オペラコンクール実行委員会事務局
TEL. 053-457-6446 FAX. 053-457-6447
e-mail opera@suac.ac.jp
公式ウェブサイト http://www.suac.ac.jp/opera/

第2次予選 自選役リスト