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オペラ「夕鶴」出演者紹介~髙田智士さん

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2012.11.5

オペラ「夕鶴」出演者紹介、第2回目は髙田智士さんです。

運ず(バリトン): 髙田智士さん

静岡県富士市出身。国立音楽大学音楽学部声楽学科卒業。同大学大学院音楽研究科歌曲専攻(ドイツ歌曲コース)修了。新国立劇場オペラ研修所で第8期生として3年間研修した。

オペラではチマローザ作曲『秘密の結婚』ロビンソン伯爵役、モーツァルト作曲『フィガロの結婚』フィガロ役、『魔笛』パパゲーノ役、『コシ・ファン・トゥッテ』グリエルモ役、『ドン・ジョヴァンニ』レポレッロ役、プッチーニ作曲『ラ・ボエーム』ショナール役、ブリテン作曲『アルバート・ヘリング』シド役、三木稔作曲『うたよみざる』山一役等を演じてきた。舞台姿は存在感があり、輝かしい声とともに見るものを魅了する歌手として定評を得ている。

また、ベートーベン作曲「第九」、ハイドン『戦時のミサ』、フォーレ作曲『レクイエム』、ロッシーニ作曲『Petit Messe Solennelle』等コンサートソリストとしても活躍。

2008年より2012年までドイツに留学、Akademie für Tonkunst Darmstadtのオペラ科を修了。現地においてもダルムシュタット州立劇場ロックオペラ『Jesus Christ Superstar』使徒役での出演をきっかけに数多くの演奏会に出演。

2012年に帰国、これからの活躍が期待される。二期会会員。

オペラ「夕鶴」公演に向けてのコメント:

『夕鶴』は日本人に最も親しまれている日本のオペラの一つです。馴染み深い物語であり、どこか懐かしい旋律がちりばめられていて、僕はこのオペラをとても身近に感じていました。そんな『夕鶴』に初めて、しかも静岡で出演させていただく事ができ、とても嬉しく思っております。

私の演じる運ずという役は少し気の弱い悪人。彼の気持ち、悪と弱さを十分に表現し、素晴らしい共演者とともに、来てくださる方の思い出に残るような舞台にしたいと思います。

たくさんの方々に来ていただけると幸いです。