審査委員

カルメン・サントーロ
イタリア/ベルカント・オペラ・フェスティバル・イン・ジャパン芸術監督、ウェックスフォード・フェスティバル・オペラ音楽監督 等
同世代で最も重要な声楽指導者の一人。東京で開催している「ベルカント・オペラ・フェスティバル」の芸術監督。
2009年からは、チューリッヒ歌劇場、フィレンツェのテアトロ・デル・マッジョ・フィオレンティーノ、ウィーン国立歌劇場、マルティナ・フランカのヴァッレ・ディトリア音楽祭で、ファビオ・ルイージの音楽アシスタントを務め、オペラ作品の音楽監督を務める。
マルティナ・フランカの「ロドルフォ・チェレッティ」ベルカント・アカデミーでは、音楽学習コーディネーター兼ファビオ・ルイージ音楽監督の助手を務める。
彼女は現在、世界中で多岐にわたる業務に携わっている。
副指揮者としては、リヨン国立歌劇場、ザルツブルク音楽祭、エクス=アン=プロヴァンス音楽祭、ララ・オペラ・レーベル(ロンドン)、ペトルッツェッリ劇場(バーリ)、ロッシーニ・オペラ・フェスティバル(ペーザロ)などで、ダニエレ・ルスティオーニについている。さらに、ロッシーニ・オペラ・フェスティバル、マルティナ・フランカのヴァッレ・ディトリア音楽祭、アントワープのフラームス歌劇場などでは、アルベルト・ゼッダについている。
ヴォーカル・コーチや音楽アシスタントとしては、テアトル・ラ・モネ- デ・ムント(ブリュッセル)、ウィーン国立歌劇場、ボリショイ劇場(モスクワ)、ソフィア王妃芸術宮殿(バレンシア)、リヨン国立歌劇場、ジュネーヴ大劇場、ザンクトガレン劇場(スイス)、リトアニア国立歌劇場、フィレンツェ五月音楽祭劇場、ボローニャ市立劇場、サン・カルロ劇場(ナポリ)、レージョ劇場(パルマ)、 トスカニーニ財団(パルマ)、ザルツブルク音楽祭、エクス=アン=プロヴァンス音楽祭、ロッシーニ・オペラ・フェスティバル(ペーザロ:15年以上)、ヴァッレ・ディトリア音楽祭(マルティナ・フランカ:25年以上)、ウェックスフォード・フェスティバル・オペラ(音楽監督、20年以上)、ドニゼッティ音楽祭(ベルガモ)などで務めている。
教育機関では、ロンドン王立音楽大学(ロンドン)、メトロポリタン歌劇場ヤング・アーティスト・プログラム、ボリショイ劇場ヤング・アーティスト・プログラム、チューリッヒ歌劇場国際オペラスタジオ、プロジェクト・クレッシェンド(スペイン)、マドリード王立劇場、ソフィア王妃芸術宮殿芸術センター(バレンシア)、トロント大学音楽学部(カナダ)、日本オペラ振興会ヤング・アーティスト・プログラム(日本)、マッジョ・ムジカーレ・フィオレンティーノ音楽アカデミー(フィレンツェ)、ルネンバーグ・アカデミー(カナダ)、ボローニャ市立劇場オペラ学校(ボローニャ)、アカデミア・デル・ベルカント「ロドルフォ・チェレッティ」(マルティナ・フランカ)、マスカーレード・オペラ・スタジオ(フィレンツェ)、サルッツォ・オペラ・アカデミー(イタリア)などで教鞭を執っている。また、日本では1999年より昭和音楽大学の客員教授を務め、同大学より「名誉教授」の称号を授与されている。
彼女は数多くの著名な芸術家との共演をしてきた。代表的な人物として、ルチアーノ・パヴァロッティ、プラシド・ドミンゴ、モンセラート・カバリェ、マリリン・ホーン、ダニエラ・デッシ、マリエッラ・デヴィーア、ディアナ・ダムラウ、リゼット・オロペサ、ファン・ディエゴ・フローレス、マーリス・ペーターゼン、ジョン・オズボーン、プリティ・イェンデ、ジョイス・ディ・ドナート、ダニエラ・バルチェッローナ、ミケーレ・ペルツィ、ルカ・サルシ、フランチェスコ・メーリ、ローレンス・ブラウンリー、ハビエル・カマレナ、リュドヴィック・テジェなどが挙げられる。
録音レーベルとの契約をヌオーヴァ・エラ、ダイナミック、ボンジョヴァンニ、オペラ・ラーラ・ロンドンなどと結んでいる。
これまでに師事してきた代表的な人物としては、アルベルト・ゼッダ、アントニオ・トニーニ(ミラノ・スカラ座音楽部長、マリア・カラスの声楽コーチ)、ロドルフォ・チェレッティ(音楽学者、音楽評論家、声楽教師、作家)が挙げられる。
今シーズンは、副指揮者としての活躍が多く、パオロ・カリーニャ指揮『椿姫』(ジュネーヴ大劇場)、ミケーレ・スポレッティ指揮『アルジェのイタリア女』(ジュネーヴ大劇場)、カルロ・ゴールドスタイン指揮(ブリュッセル・モネ劇場)、セスト・クアトリニ指揮『タンクレディ』(ヴァッレ・ディトリア音楽祭)、ジェレミー・ロアール指揮『スティッフェーリオ』(ウィーン国立歌劇場)で予定している。
